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お子さんの通知表を手に、「鳥取県の内申点はどう計算すればいいのだろう」「この点数で志望校に届くのか」と不安を感じていませんか。
実は、鳥取県の公立高校入試では「中学3年のみの評定が対象になること」や「実技4教科が5教科の2倍で重く計算されること」を知らず、誤った計算で焦ってしまうご家庭が少なくありません。
一般選抜と特色選抜でも確認すべきポイントが大きく異なります。
この記事では、鳥取県教育委員会の最新要綱に基づき、正確な計算手順やオール3・オール4の具体的な計算例、間違えやすい落とし穴を分かりやすく解説します。
正しい持ち点を正しく把握し、納得のいく受験戦略を立てる第一歩として、まずは計算前のチェックポイントから確認していきましょう。
記事のポイント
- 鳥取県の内申点は中学3年の成績だけで計算できる
- 実技4教科は2倍されて合計点へ大きく影響する
- 志望校ごとの倍率で変わる正確な計算手順がわかる
- 一般選抜と特色選抜の違いや注意点が整理できる
鳥取県の内申点計算方法を最初に確認

鳥取県の内申点計算でつまずきやすいのは、対象学年と実技教科の扱いです。
ここでは一般入学者選抜の基本ルールを確認します。
- 内申点は中3の9教科のみが対象
- 実技4教科は学校倍率の2倍計算
- 素の内申点は65点満点が土台
一般選抜は中学3年の9教科が対象
鳥取県の一般入学者選抜では、内申点(調査書の合計評定)の対象は中学3年の9教科評定のみです。
中1・中2の評定は加算されません。
家庭で概算するときは、手元にある中学3年の通知表を使って計算するのが基本です。
学校が作成する正式な調査書の評定がいつの時点でどう決まるかは、中学校によって確認が必要な部分もあります。
指導現場でも、「中1・中2の成績が悪かったので、もう内申点で挽回できない」と相談される保護者が少なくありません。
ですが鳥取県の場合、対象は中3の評定だけなので、この時点で計算のやり直しが必要になるケースが多くあります。
最終的な数値は、受験年度の実施要項と中学校からの案内で確認してください。

実技4教科は5教科に掛ける倍率の2倍
鳥取県の調査書点は、学力検査を実施しない実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定に対して、学力検査実施教科に掛ける倍率の「2倍」を掛けて算出します。
これは単純に「実技教科の点数を2倍にする」という意味ではありません。
学校ごとに設定された倍率(2倍・3倍・4倍など)を、実技4教科にはその2倍の重みで適用するという計算構造です。
5教科の定期テスト結果にばかり目が行き、音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定を見落としてしまう家庭は珍しくありません。
通知表を開いたら、9教科すべての評定を横に書き出してみてください。

「運動や絵が得意ではないのに評価が上がらない」「提出物は出しているのに成績が3のまま」とお悩みの場合は、実技4教科の内申点の付け方や評定がつかない原因と対策を合わせて確認しておくと、具体的な改善ポイントが見えてきます。
5教科検査の場合は基本65点満点
学校指定倍率を掛ける前の基礎点は、5教科と実技4教科をそれぞれ計算して合計します。
※以下は、原則5教科の学力検査を実施する高校・課程の計算例です。3教科検査を実施する一部の高校・課程は計算方法が異なります。
5教科(国語・社会・数学・理科・英語):5段階評定×5教科=25点満点
実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭):5段階評定×4教科×2倍=40点満点
基本点:25点+40点=65点満点
原則5教科の学力検査を実施する高校・課程では、学校指定倍率を掛ける前の基本点は65点満点です。
一部の3教科検査を実施する高校・課程では、学力検査を実施しない教科の扱いが異なるため、公式一覧表を確認して計算してください。

学校指定倍率で130・195・260点になる
基本点65点満点に、学校が定める指定倍率(2・3・4など)を掛けると、志望校ごとの調査書点満点が決まります。
倍率2なら130点満点、倍率3なら195点満点、倍率4なら260点満点です。
一般選抜の学力検査は、原則国語・社会・数学・理科・英語の5教科で実施し、合計得点は250点満点(50点×5教科)です。
ただし鳥取緑風高校、および倉吉東高校・米子東高校・米子白鳳高校の各定時制課程では、3教科での実施となります。
計算する前に確認しておきたい項目を、結論として整理します。
| 確認項目 | 一般入学者選抜の基本ルール |
|---|---|
| 対象学年 | 中学3年 |
| 対象教科 | 9教科 |
| 5教科 | 学校指定倍率を掛ける |
| 実技4教科 | 学校指定倍率の2倍を掛ける |
| 基本点 | 65点満点 |
| 換算後 | 130・195・260点など(学校指定倍率により変動) |
| 学力検査 | 原則5教科・250点満点(一部の高校・課程は3教科) |
この表で押さえておきたいのは、「65点満点」と「換算後の点数」は別のものだという点です。
ネット上には両方の説明が混在しているため、どちらの数字を見ているのか意識して確認してください。
本記事は令和9年度「鳥取県立高等学校募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」をもとに解説しています。
受験年度によって内容が変更される可能性があるため、最新資料もあわせてご確認ください。
通知表を使った内申点の計算手順

実際に手元の通知表を使って、内申点を計算する手順を示します。
数式に評定を当てはめるだけなので、電卓があればすぐに計算できます。
- 9教科を5教科と実技4教科に分類
- 65点満点の基本点を計算する
- 志望校の学校指定倍率を掛ける
5教科と実技4教科の評定を分ける
通知表の9教科の評定を、「5教科」と「実技4教科」の2つのグループに書き出してください。
- 5教科:国語・社会・数学・理科・英語
- 実技4教科:音楽・美術・保健体育・技術家庭
計算ミスの多くは、この分類の段階で実技教科を混ぜて合計してしまうことから起こります。
2つのグループに分けて書き出す作業から始めてください。

65点満点の基本点を計算する
分類した評定を、次の式に当てはめて基本点を出します。
基本点=5教科の評定合計+(実技4教科の評定合計×2)
例えば5教科の評定合計が20点、実技4教科の評定合計が15点であれば、20+(15×2)=50点が基本点になります。
この時点ではまだ学校指定倍率を掛けていないため、どの志望校でも共通して使える数字です。

志望校の学校指定倍率を掛ける
65点満点の基本点に、志望校の学校指定倍率を掛けると、その学校での調査書点が出ます。
この倍率は、鳥取県教育委員会が発表する「募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」の各校の欄に記載されています。
ここで注意したいのは、入試の「志願倍率(志願者数÷募集人員で算出される、いわゆる何倍の倍率か)」と、調査書点算出に使う「学校指定倍率」は、まったく別のものだという点です。
この2つを混同したまま計算してしまう家庭は少なくありません。
一覧表の該当欄が示しているのは、あくまで調査書点を算出するための倍率です。

オール3・オール4の場合を計算する
評定パターンごとに、基本点と学校指定倍率別の換算後の点数がどう変わるか、具体例で確認します。
- オール3:5教科15点+(実技4教科12点×2)=39点(基本点)
- オール4:5教科20点+(実技4教科16点×2)=52点(基本点)
- オール5:5教科25点+(実技4教科20点×2)=65点(基本点)
この基本点に学校指定倍率を掛けると、次のようになります。
| 評定状況 | 基本点(65点満点) | 指定倍率2倍(130点満点) | 指定倍率3倍(195点満点) | 指定倍率4倍(260点満点) |
|---|---|---|---|---|
| オール3 | 39点 | 78点 | 117点 | 156点 |
| オール4 | 52点 | 104点 | 156点 | 208点 |
| オール5 | 65点 | 130点 | 195点 | 260点 |
自分の評定パターンに近い行を見つけて、志望校の学校指定倍率の列と照らし合わせてください。
実際の評定は教科ごとにばらつきがあるはずなので、この表は目安として使い、正確な数字は自分の通知表で計算し直してください。
鳥取県の内申点 自動計算ツール
鳥取県の内申点 自動計算ツール
中学3年の通知表から、9教科の評定を選択してください。 5教科と実技4教科を分けて計算します。
5教科の評定合計+(実技4教科の評定合計×2)
1.5教科の評定 国語・社会・数学・理科・英語
2.実技4教科の評定 音楽・美術・保健体育・技術家庭
3.志望校の学校指定倍率
「学校指定倍率」は、志願者数を示す「志願倍率」とは異なります。
計算結果
学校指定倍率別の換算結果
中3で内申点をしっかり伸ばすなら「オンライン個別指導」も選択肢
鳥取県の内申点アップで最も効果的なのは、学校の「定期テスト」で点数を引き上げることです。
1教科でも評価が上がれば調査書点は大きく伸びます。
内申点計算で家庭が間違えやすい4つの点

内申点の計算相談を受けていると、同じパターンの間違いが繰り返し出てきます。
代表的な4つの失敗例を確認してください。
- 中1や中2の成績を加えてしまう
- 5教科のみで内申点を計算する
- 実技4教科を5教科と同倍率にする
- 算出した内申点のみで合否を判断
中学1・2年の評定まで加えてしまう
他県の制度や古い情報をもとに、中1〜中3の3年間の評定を合計して計算してしまうケースがあります。
都道府県によっては3年間の評定を対象とする制度もあるため、混同が起こりやすい部分です。
「中1・中2を足して計算していたが、対象は中3のみだと分かって計算をやり直した」というケースは実際によくあります。
鳥取県の一般選抜では、対象は中学3年の評定のみです。
3年間分を合計してしまうと、本来の内申点と大きくずれた数字になります。

5教科だけで内申点を計算してしまう
定期テストの結果に意識が向きやすいため、9教科のうち5教科だけで内申点を計算してしまう家庭があります。
この場合、実技4教科分の点数が丸ごと抜け落ちてしまいます。
「5教科だけを見て内申点が不足していると判断していたが、実技4教科を加えて再計算したら数字が変わった」というケースも見られます。
鳥取県の一般選抜では9教科すべての評定が対象で、実技4教科は5教科より重い倍率で計算されます。
通知表を見返して、9教科すべての評定がそろっているか確認してください。

実技4教科を5教科と同じ倍率にする
実技4教科の存在に気づいていても、5教科と同じ倍率で計算してしまう間違いもよく見られます。
傾斜配点のルールを知らないまま、9教科をそのまま等倍で合計してしまうパターンです。
実技4教科には、学校指定倍率の2倍を掛ける必要があります。
等倍で計算すると、実際の調査書点より低い数字になってしまい、志望校判断を誤る原因になります。
実技4教科の評定を書き出したら、必ず「×2」の計算を忘れずに行ってください。

算出した点数だけで合否を判断する
内申点を正しく計算できたとしても、その点数だけで「合格できる」「もう難しい」と結論づけてしまうご家庭もありますが、不安になるのは自然ですが、この段階で結論を出す必要はありません。
一般選抜の合否は、調査書点と学力検査点(当日点)の合計、さらに面接など各校の選抜資料をあわせた総合的な判定で決まります。
内申点は判断材料のひとつです。学力検査点、志願倍率、学校ごとの選抜条件とあわせて考えてください。
失敗例と、その予防アクションを一覧で整理します。
| 失敗例 | 主な原因 | 予防するための行動 |
|---|---|---|
| 中1・2年の評定を含める | 他県の制度や古い情報との混同 | 中3の通知表評定のみを使って計算する |
| 5教科のみで計算する | 定期テスト重視による見落とし | 音・美・保体・技家の評定を必ず抽出する |
| 実技教科を等倍で計算する | 傾斜配点の理解不足 | 実技4教科は指定倍率の2倍を掛けて計算する |
| 内申点のみで合否判断する | 総合判定の仕組みを未確認 | 学力検査点(当日点)との合計で考える |
この4つは、いずれも「計算式を知らない」というより「確認すべき前提を飛ばしてしまう」ことで起こります。
計算を始める前に、この表の左列を一度読んでから作業に入ると、同じ間違いを防ぎやすくなります。
志望校の幅を広げて冷静に判断したい方は、高校受験における内申点の扱いや公立・私立ごとの影響度の違いを参考に、全体像を整理してみてください。
一般選抜と特色選抜の内申点の違い

鳥取県には一般入学者選抜のほかに、特色入学者選抜という枠があります。
この2つを同じ計算方法だと思い込んでいる家庭は少なくありません。
- 一般選抜は調査書点と当日点で判定
- 特色選抜は高校ごとに出願要件設定
- 評定目安は合格保証の点数ではない
一般選抜は調査書点と学力検査点で判定
一般入学者選抜では、ここまで説明してきた調査書点(学校指定倍率で算出した130・195・260点など)と、学力検査点(原則250点満点)などの結果をもとに選抜されます。
面接を含む検査内容や、各資料の扱いは高校・課程によって異なるため、志望校の最新一覧表で確認する必要があります。
この確認作業が一般選抜を理解する出発点になります。

特色選抜は高校ごとに出願要件が異なる
特色入学者選抜は、一般選抜のような統一計算式ではなく、高校・学科ごとに出願要件や評定の目安、実施検査内容が個別に設定されています。
例えば出願要件には、英語運用能力や理数分野の実績を求める高校もあれば、部活動や生徒会活動の実績を求める高校、スポーツ活動の実績を求める高校もあります。
実施検査も、面接に加えて学力検査(教科は学校が指定)、作文、小論文、プレゼンテーションなど、高校によってさまざまです。
「一般選抜の計算方法をそのまま特色選抜にも当てはめて考えてしまう」という相談は、実際によく受けます。
特色選抜を検討している場合は、一般選抜の計算式は参考程度にとどめ、志望校の特色入学者選抜の実施要項を個別に確認してください。

評定の目安は合格を保証する点数ではない
特色選抜の資料には、「出願する際の評定の目安」として、9教科の評定合計や評定平均の数字が示されている高校があります。
例えば評定合計が30程度、評定平均が3.0以上といった形です。
この「評定の目安」は、入学後の学習を円滑に進めるための、出願時の判断材料として示されているものであり、満たしていれば合格が保証される基準ではありません。
ただし、出願できるかどうかは、評定以外の条件も含めた各高校・学科の出願要件によって決まります。
「評定の目安」と「出願要件」は別のものとして分けて考え、目安を満たしていない場合でも出願の可否は志望校の実施要項で個別に確認してください。

重視教科や評定の扱いも学校別に確認する
高校や学科によっては、「調査書で重視する教科」が設定されている場合や、特定教科の評定を通常より重く扱う場合があります。
例えば、実用英語技能検定を保有していると英語の評定を5として扱ったり、特定教科の評定を2倍にして選抜資料とする高校もあります。
こうした個別の扱いは、志望校の実施要項を直接確認しないと分かりません。
一般選抜の計算式だけを覚えていても、特色選抜ではまったく違う評価軸が使われている可能性があります。
一般選抜と特色選抜の違いを、比較しやすい形で整理します。
| 比較項目 | 一般入学者選抜 | 特色入学者選抜 |
|---|---|---|
| 評定の扱い | 学校指定倍率で調査書点を算出 | 高校・学科ごとに異なる |
| 学力検査 | 原則5教科・250点満点 | 実施の有無・教科は学校別 |
| 出願要件 | 通常の出願資格を確認 | 活動実績・資格など学校別条件あり |
| 評定の目安 | 学校別の調査書点へ換算 | 出願時の目安として示される場合あり |
| 確認先 | 年度別一覧表 | 高校・学科別の出願要件 |
この表から分かるのは、一般選抜は「計算すれば数字が出る」仕組みであるのに対し、特色選抜は「高校ごとの個別条件を読み込む」必要がある仕組みだという違いです。
特色選抜を検討している場合は、この段階で志望校の実施要項を手元に用意しておくと、次の確認がスムーズになります。
計算前に確認する5項目チェックリスト

ここまでの内容を踏まえて、実際に計算を始める前に確認しておきたい項目を整理します。
1つでも未確認なら、先に公式資料を確認してから計算を始めてください。
- 受験する選抜区分を事前に確定
- 通知表で中3の9教科評定を用意
- 学校指定倍率や高校別条件を確認
受験する選抜区分を確認する
一般入学者選抜と特色入学者選抜のどちらを受験するのか、最初に確定させてください。
選抜区分によって、参照すべき計算ルールや出願条件が根本的に異なります。
中学3年の9教科評定を用意する
一般選抜の計算には、中学3年の9教科評定が必要です。
9教科すべての評定がそろっているか、通知表で確認してください。
志望校の学校指定倍率を確認する
鳥取県教育委員会が公開する「募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」から、志望校の学校指定倍率(2倍・3倍・4倍など)を確認します。
学校ごとに数字が異なるため、志望校の欄を個別に確認してください。
特色選抜は高校別条件を確認する
特色選抜を検討している場合は、志望校が求める生徒像、出願要件、評定の目安、実施される面接や検査内容を、志望校ごとに確認する必要があります。
全県共通の基準ではないため、一般選抜の情報だけで判断するのは避けましょう。
必ず最新年度の公式資料と照合する
計算方法や倍率、出願要件は年度によって変わる可能性があります。
検索結果に表示される記事の中には、古い年度の情報や他県の制度に基づいた説明が混在していることもあります。
最終的な確認は、必ず受験する年度の鳥取県教育委員会の公式資料で行ってください。
5項目をまとめて確認できるよう、一覧にまとめます。
| 確認項目 | 見る資料 | 確認できたらチェック |
|---|---|---|
| 選抜区分(一般か特色か) | 志望校の募集要項 | □ |
| 中3の9教科評定 | 中学3年の通知表 | □ |
| 学校指定倍率 | 募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表 | □ |
| 特色選抜の個別条件 | 志望校の特色入学者選抜実施要項 | □ |
| 受験年度の公式資料 | 鳥取県教育委員会の最新発表資料 | □ |
この5項目は、計算方法そのものではなく「どこを見て確認するか」の手順です。
計算式を覚えるより先に、この順番で確認作業を進めてください。
計算した内申点を志望校判断に使う方法

内申点が計算できたら、次にその数字をどう受け止めるかが重要になります。
ここでは志望校判断への使い方を整理します。
- 調査書点と当日点の比率を確認
- 高校別合格ラインは過去の参考値
- 内申点確定後は当日点対策に集中
調査書点と学力検査点の比率を確認する
学校指定倍率によって、調査書点と学力検査点の相対的な重みは次のように変わります。
| 学校指定倍率 | 調査書点満点 | 学力検査点満点 | 調査書点の構成割合(およそ) |
|---|---|---|---|
| 2倍 | 130点 | 250点 | 3.4:6.6 |
| 3倍 | 195点 | 250点 | 4.4:5.6 |
| 4倍 | 260点 | 250点 | 5.1:4.9 |
学校指定倍率が高い学校ほど、調査書点の比重が相対的に大きくなります。
志望校の倍率が何倍かによって、当日の学力検査でどこまで挽回する必要があるかの前提が変わってきます。
志望校の倍率を確認したら、この比率も一緒に把握しておいてください。
高校別合格ラインは参考値として見る
進学塾や教育情報サイトが公表している「米子東高校の内申点は〇〇点」といった高校別の数字は、合格者アンケートなどをもとにした過去の参考データです。
鳥取県教育委員会が公式に発表している確定ボーダーラインではありません。
このような目安を見た保護者には、「その点数は合格を保証する数字ではありません。
最新の公式資料を確認したうえで、残りの期間に当日点をどう伸ばすかを考えましょう」とお伝えしています。
進学塾のデータは目標設定の目安として有効ですが、合格を100%保証する公式基準ではない点に注意して活用してください。

内申点だけで合格可能性を決めない
内申点を計算した時点で、「もう届かない」「もう安心」と結論づけてしまう家庭がありますが、実際の合否は、調査書点に加えて、当日の学力検査点、志願倍率の動向、面接の結果などを合わせた総合的な判定で決まります。
内申点はあくまで判断材料のひとつです。計算結果に一喜一憂するより、志望校の配点と現在の得点力を照らし合わせて、次の対策を考えてみてください。

内申点が不安なら当日点対策へつなげる
内申点の計算が終わって数字が確定に近づいたら、次は当日の学力検査(原則5教科250点満点)でどこまで得点できるかを考える段階に移ります。
実技4教科の評定が低くても、それだけで合否は決まりません。
当日点でどの程度補う必要があるかは、志望校の配点と現在の得点力によって異なります。
調査書点を計算した後は、過去問や模試の結果とあわせて、目標点を考えてみてください。
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【Q&A】鳥取県の内申点の計算方法で残りやすい疑問

鳥取県の内申点計算に関する疑問をQ&A形式で解説します。
中1・中2の成績の影響や実技教科の重要性、志望校の必要内申点など、誤解しやすいポイントや気になる疑問の解決に役立ててください。
Q.中1・中2の成績は入試に関係ない?
一般選抜の調査書点の算出対象としては、中1・中2の評定は含まれません。
対象は中学3年の9教科評定のみです。
ただし、中1・中2で学んだ内容は、中3の評定や当日の学力検査の土台になります。
調査書点として直接加算されないからといって、中1・中2の学習内容が受験に影響しないわけではない、という点は理解しておいてください。

各活動の評価方法や一般的な評価時期の考え方については、高校受験における内申点の評価時期や部活動・資格の評価基準で詳しく整理しています。
Q.実技教科の評定が低いと不利になる?
実技4教科は学校指定倍率の2倍で計算されるため、実技教科の評定1点分の影響は、5教科の評定1点分より大きくなります。
この点は事実として押さえておく必要があります。
実技4教科の評定が低くても、それだけで合否が決まるわけではありません。
学力検査点は原則250点満点あり、当日点でどこまで補う必要があるかは、志望校の配点と現在の得点力によって変わります。
実技教科の評定が低いことを心配するより、9教科すべての評定を正確に確認したうえで、過去問や模試の結果と照らし合わせてみてください。

Q.米子東・鳥取東の必要内申点は分かる?
鳥取県教育委員会は、特定の高校の合格に必要な内申点や、絶対的な合格ボーダーラインを公式には公表していません。
進学塾などが公表している数字は、あくまで過去の合格者データに基づく参考値です。
「この点数なら合格できます」といった断定的な情報を見かけた場合も、それが公式情報なのか民間の参考データなのかを区別して受け止めてください。

Q.特色選抜の評定条件は全校共通?
特色入学者選抜の評定の目安や出願要件は、全県共通の基準ではありません。
高校・学科ごとに個別に設定されています。
ある高校では9教科の評定平均が3.0以上を目安としている一方、別の高校では評定合計が30程度を目安としているなど、基準の示し方自体が学校によって異なります。
志望校が決まったら、その高校の特色入学者選抜の実施要項を個別に確認してください。
まとめ:鳥取県の内申点計算方法|対象学年・実技倍率・選抜別の注意点

鳥取県の内申点計算で重要なポイント
鳥取県の一般選抜における内申点計算は、対象学年、9教科の扱い、実技4教科の倍率という3つのポイントを押さえることが出発点になります。
- 対象学年:中学3年の評定のみ(中1・中2は含まれない)
- 対象教科:9教科すべて(5教科+実技4教科)
- 実技4教科の扱い:学校指定倍率の2倍を掛ける
- 基本点:65点満点、学校指定倍率を掛けると130・195・260点などに換算
- 学力検査:原則5教科・250点満点(一部の高校・課程は3教科)
一般選抜と特色選抜では計算方法も出願要件もまったく異なるため、自分がどちらの選抜区分を受験するのかを最初に確定させることが欠かせません。
迷ったときの確認先と次の行動
計算方法に迷ったときや、数字の解釈に自信が持てないときは、鳥取県教育委員会が発表する最新年度の「募集生徒数及び入学者選抜検査内容等一覧表」、および特色入学者選抜を検討している場合は志望校の実施要項を確認してください。
計算した内申点は、志望校の合否を決める唯一の材料ではありません。
学力検査点との比率を確認し、残りの期間で当日点をどこまで伸ばせるかを、過去問や模試の結果とあわせて考えてみてください。
今からできる評価アップの工夫を知りたい方は、中学生の内申点を効率よく上げるための具体的な行動アプローチもぜひ参考にしてみてください。
執筆者プロフィール

※この記事は、進路アドバイザー資格を持つ朝倉美緒が執筆しています。高校受験や学校選び、内申点対策に関する知識をもとに、進路選びに役立つ情報を記事に反映しています。
朝倉美緒は、高校受験や学校選び、内申点対策について、生徒や保護者の進路相談に役立つ情報をわかりやすく整理・解説しています。
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