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内申点が「何点から高い」と言えるかは、9教科45点満点なら36点前後(オール4相当)が一つの目安です。
これは私が相談の場で高めの目安として説明している水準であり、全国共通の公式基準ではありません。
30点や32点、40点、45点の位置づけも、この記事の中で順に整理します。
あわせて、オール3(27点)は平均なのか、内申点から偏差値は分かるのか、という疑問にも答えます。
大切なのは、「一般的に高い」ことと「志望校に対して十分」であることを分けて考える点です。
通知表を受け取った直後は数字だけを見て一喜一憂しがちですが、その数字を入試でどう使うかまで整理できれば、次に調べることが見えてきます。
記事のポイント
- 内申点36点前後が高めの目安
- 30・32・40点の位置がわかる
- 内申点と偏差値の違いがわかる
- 志望校での内申点の見方がわかる
内申点はどこから高い?オール4・36点前後が一つの目安

45点満点のどこから「高い」と言えるのかを、先に結論からお伝えします。
36点前後は一つの高めの目安ですが、その数字だけで安心したり落ち込んだりする必要はありません。
高校受験では、地域の入試制度や志望校での扱いまで見て判断します。
9教科45点満点では36点前後が高めの目安
内申点は、9教科それぞれの5段階評定を合計すると、45点満点になります。
オール4なら、4×9教科=36点
です。
私は相談の場でも、36点(オール4)を一つの高い目安として説明しています。
これは進路を考える際の現場上の目安です。
文部科学省などが定めた全国共通の基準ではありません。
地域や志望校によって、同じ36点でも受け止め方は変わります。
「36点に届いていないから低い」と決めつける必要はありません。
まずは自分の点数が45点満点の中でどのあたりにあるのかを知り、その後に志望校の基準と照らしていくことが大切です。
40点以上は高水準でも全国共通の基準ではない
40点は、例えば評定5が4教科、評定4が5教科という組み合わせなら到達します。
私が相談で説明するときも、40点は高い水準の一つとして扱っています。
40点を超えていれば、どの志望校でも十分というわけではありません。
高校によって、
- 内申点をどの程度重視するか
- 学力検査をどの程度重視するか
- どの程度の内申点を持つ受験者が集まるか
が異なるためです。
「40点以上なら高い」というのも、36点と同じく一つの目安です。
公式の合格ラインではないため、数字の高さと入試での有利さは分けて考える必要があります。
高い内申点と志望校に十分な内申点は別
ここまでの36点・40点は、45点満点の中で見た一般的な高さの目安です。
志望校に対して十分かどうかは、別の物差しで見ます。
例えば、同じ内申点でも、調査書点の比重が大きい高校と学力検査の比重が大きい高校では、合否への影響が変わります。
志望校を受ける生徒に高い内申点の人が多ければ、36点や40点を持っていても、それだけで大きな差がつくとは限りません。
一般的に高いか
↓
志望校ではどう評価されるか
の順で考えることが大切です。
志望校での見方は「志望校で内申点を見る3段階|合計点だけで判断しない方法」で詳しく説明します。
内申点30・32・36・40・45点はどのくらい?

ここでは、30点・32点・36点・40点・45点について、一般的な位置と注意点を比べます。
偏差値への換算値は載せていません。内申点と偏差値は別の指標であり、直接換算できないためです。
|
内申点 (45点満点) |
評定のイメージ | 一般的な見方 | 志望校を考えるときの注意点 |
|---|---|---|---|
| 30・32点 | 例:評定3を中心に4が複数ある構成など | 36点前後という高めの目安より下の点数帯。高い・低いを点数だけで決めることはできない | 志望校の内申点の扱いと、学力検査との配点バランスを確認して判断する |
| 36点前後 | オール4なら36点。ほかの評定の組み合わせで合計36点になる場合もある | この記事では、高めの水準を考える一つの目安としている | 全国共通の合格ラインではない。志望校の選抜方法や受験者層によって意味が変わる |
| 40点 | 例:評定4・5を中心とした構成など | 相談時に高い水準の一つとして説明している点数帯 | 高水準でも合格を保証する点数ではない。学力検査の比重が高い高校では当日点も重要 |
| 45点 | オール5 | 9教科45点満点での満点 | 満点でも合格を保証するものではない。志望校の選抜では学力検査なども含めて判断される |
| (参考)27点 | オール3 | 評定3が9教科そろった合計 | 評定3が5段階の中央でも、27点が実際の平均内申点を意味するわけではない |
※評定の組み合わせは一例です。同じ合計点でも教科ごとの評定構成は異なります。36点前後・40点を高めの目安として示していますが、全国共通の公式な「高い・低い」の基準や合格ラインではありません。高校受験では、都道府県の制度や志望校の選抜方法と合わせて判断してください。
表の「一般的な見方」はあくまで目安です。
自分の点数の位置を確認したら、点数帯ごとの考え方も見ていきましょう。
内申点30・32は高い?現在地を確認
30点や32点は、例えば評定3を中心に4が含まれる組み合わせなどで到達します。
同じ合計点でも教科ごとの評定構成は異なります。
36点前後という高めの目安よりは下ですが、それだけで「低い」と決められるものでもありません。
私が受けてきた相談でも、30~32点前後について尋ねられることが多くあります。
「この内申点で志望校を目指せるのか」「もっと上げないと厳しいのか」と、不安を感じている生徒や保護者もいます。
この点数帯では、志望校によって意味が大きく変わります。
学力検査の比重が高い高校なら、当日点も含めて受験の見通しを考えます。
反対に、内申点の比重が大きい高校なら、現在の内申点と志望校の水準との差を確認する必要があります。
30~32点は、単純に「高い・低い」と判断するより、志望校に対してどの位置にいるかを見ることが重要な点数帯です。
内申点36はオール4で高めの目安
36点は、9教科すべてが4なら到達する点数です。
前の章で説明したとおり、私は進路相談では高めの一つの目安として扱っています。
30点台前半から36点へ上げるには、例えば評定3の教科を4にするなど、合計点を積み上げる必要があります。
オール4なら9教科すべてが4ですが、合計36点は5や3などを含む別の組み合わせでも成立します。
志望校の受験者に36点以上の生徒が多ければ、その集団の中では突出した数字にならないこともあります。
「一般的には高め」と「志望校の受験者の中で有利」は同じではないという点を押さえてください。
内申点40・45は高水準でも志望校基準は別
40点は高い水準の一つで、45点はオール5の満点です。
高い内申点を取っていても、それだけで合格が決まるわけではありません。
学力検査の比重が大きい高校では、当日の得点も合否へ大きく影響します。
内申点の比重が大きい高校では、高い内申点を持つ受験者同士で競うケースも考えられます。
そのため、40点・45点であっても、
「高いから安心」ではなく「志望校の選抜ではどう扱われるか」
まで確認する必要があります。
オール3(27点)は平均?内申点の平均との違い

「オール3なら平均だから安心」と考えて相談されることがあります。
評定3が5段階評価の中央にあることと、実際の生徒の平均内申点が27点であることは別です。
ここでは、現在地を判断するために必要な範囲に絞って整理します。
オール3は27点でも実際の平均とは同じ意味ではない
オール3の合計は、3×9教科=27点
です。
評定3は5段階評価の中央にあたりますが、27点が実際の生徒の平均内申点を意味するわけではありません。
現在の評定は、目標に準拠した評価をもとに付けられます。
評定1~5が均等に付くわけではありません。
実際の評定分布は、地域や学校などによって異なります。
私は「オール3なら平均だから安心」と考えて相談される場合に、27点という計算上の数字と実際の評定分布は分けて考えるよう説明しています。
「オール3=実際の平均」と決めつけないことが大切です。
中学生の内申点平均は公的データを参考に判断する
地域の評定水準を知りたいときは、教育委員会が公表する評定状況の資料が参考になります。
例えば、東京都教育委員会は中学校等卒業予定者の評定状況に関する調査結果を公表しています。
ただし、公表資料によって分かる範囲は異なります。
評定1~5の割合が分かっても、個々の生徒の9教科合計点がどのように分布しているかまでは分からない場合があります。
そのため、公的データは地域の評定傾向を見るための参考資料として利用するのが適切です。
27点・30点と平均の関係を詳しく知りたい方は、「中学生の内申点平均は何点?27点・30点の違いと偏差値との関係」で詳しく解説しています。
内申点30・32・36・40から偏差値は出せない|模試との違い

「内申点30なら偏差値はいくつ?」「内申点40なら偏差値60くらい?」と考える方もいます。
結論から言うと、内申点から偏差値を直接計算することはできません。
両者は評価しているものが違うためです。
内申点と偏差値は評価するものが違う
内申点と偏差値は、同じ物差しではありません。
内申点は、学校での学習状況を評価した結果です。
偏差値は、同じ模試などを受けた集団の中で自分がどの位置にいるのかを表します。
そのため、
「内申点30=偏差値○」
「内申点40=偏差値○」
という一律の換算表は作れません。
私は「内申点が高ければ偏差値も高いはず」と考えている生徒や保護者にも、両者は別の評価軸として見るよう説明してきました。
内申点は学校での学習状況を評価する数値
内申点のもとになる評定は、観点別学習状況の評価を総括して付けられます。
現在の中学校では、次の3観点があります。
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
定期テストだけで一つの観点が決まるわけではありません。
問題の内容によっては、定期テストも「知識・技能」だけでなく「思考・判断・表現」の評価資料になります。
教科や学習内容によって、レポート、発表、授業中の学習活動などが評価資料になることもあります。
「主体的に学習に取り組む態度」は、単に提出物を出したか、授業態度が良かったかだけを見るものではありません。
粘り強く学習に取り組み、自分の学習を調整しようとしているかという側面も含めて評価されます。
▶文部科学省「児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」
偏差値は模試などの母集団での位置を示す
偏差値は、同じ試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを見るための指標です。
偏差値は、その模試を受けた集団の平均を50として、自分の位置を示す数値です。
同じ得点であっても、受験者の得点分布が変われば偏差値も変わります。
偏差値を見るときは「どの模試で出た偏差値なのか」も確認する必要があります。
内申点は学校での学習状況、偏差値は模試の受験者集団の中での位置を見るものとして、分けて考えてください。
内申点が高くても模試の偏差値が高いとは限らない
内申点と模試の結果が一致しないケースはあります。
私は相談の中でも、内申点が高くても模試や当日点が同じように高いとは限らず、反対に内申点は控えめでも模試では力を発揮する場合があると説明してきました。
学校での評価と模試では、評価するものが異なります。
内申点だけを見て学力を判断したり、模試の偏差値だけを見て学校での評価を判断したりするのは適切ではありません。
両方を別々に見ながら、
- 内申点が高くても、模試や過去問で当日点の力を確かめる
- 模試の結果が良くても、通知表ではどの観点が評価されているかを見る
というように、受験判断の材料として補い合って使います。
志望校で内申点を見る3段階|合計点だけで判断しない方法

進路アドバイザーとして内申点の相談を受ける際、私は合計点だけでは判断しません。
次の3段階で確認しています。
- 都道府県の配点ルールと対象学年
- 通知表の3観点
- 志望校の内申点と学力検査の比率
「一般的に高いか」という判断から、「自分の志望校ではどうなのか」へ進むための手順です。
1.都道府県の配点ルールと対象学年を確認
最初に見るのは、住んでいる都道府県の入試制度です。
高校入試で使う成績の学年や、実技4教科の扱いは地域によって異なります。
例えば東京都立高校では、学力検査を5教科で実施する場合、5教科の評定を1倍、実技4教科の評定を2倍して、65点満点の換算内申を算出します。
神奈川県の第1次選考では、第2学年の9教科評定45点と、第3学年の9教科評定45点の2倍を合計した135点満点を基礎に、100点満点へ換算して利用します。
このように、通知表で見る45点満点の内申点が、そのまま入試で使われるとは限りません。
制度は地域や年度によって異なるため、受験年度の教育委員会や高校の入試要項を基準にしてください。
何年生の成績が使われるかを詳しく知りたい方は、「高校受験の内申点はいつの成績?中1〜中3・何学期まで?」で解説しています。
▶神奈川県教育委員会「令和9年度公立高校入学者選抜募集案内」
2.通知表の3観点から評定の理由を確認
次に見るのは、通知表の観点別評価です。
各教科には、
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
の3観点があります。
ここでの目的は、「内申点を上げる方法」を一から考えることではありません。
なぜ現在の評定になっているのかを整理することです。
例えば評定3の教科でも、どの観点の評価が伸びていないのかによって、振り返る内容は変わります。
定期テストも、設問によって「知識・技能」や「思考・判断・表現」の評価資料になる場合があります。
「主体的に学習に取り組む態度」は、粘り強く学習に取り組み、自分の学習を調整しようとしているかという側面も含めて評価されます。
まずは通知表の3観点を見て、どこが現在の評定につながっているのかを整理します。
具体的な改善方法は、「中学生の内申点の上げ方|今からできる方法と本当に使える裏ワザ」で詳しく扱っています。
3.志望校の内申点と学力検査の比率を確認
最後に見るのが、志望校で内申点と学力検査がどのように扱われるかです。
ここで判断基準を、
「一般的に高いか」から「志望校に対して十分か」
へ切り替えます。
学力検査の比重が大きい高校なら、内申点だけで受験の見通しは決まりません。
調査書点の比重が大きい高校では、内申点の差が総合得点に与える影響も大きくなります。
私は相談の際、自分の内申点で出願した場合に、学力検査でどの程度補う必要があるのかを考える材料として選抜比率を見ています。
比率は学校や年度によって変わる場合もあるため、最新の入試要項を基準に判断します。
進路相談で多い内申点の3つの勘違い

内申点の相談では、似た思い込みについて質問を受けることがあります。
ここでは、私が実際の相談で確認してきた範囲から、代表的な3つを整理します。
オール3なら平均だから安心とは限らない
「オール3なら平均だから安心」と考えて相談されることがあります。
評定3が5段階評価の中央にあるため、そう考えやすいのですが、27点が実際の平均を意味するわけではありません。
さらに、仮に平均に近かったとしても、それだけで志望校に十分とは判断できません。
必要なのは、
平均との比較だけではなく、志望校の基準との比較
まで行うことです。
相談経験から見える「オール3なら安心」という考え方と、公的データが示す評定分布は分けて考える必要があります。
内申点36・40なら志望校も安心とは限らない
36点や40点は、私が相談時に高め・高い水準の一つとして説明する点数です。
志望校の合格を保証する数字ではありません。
内申点と学力検査の両方で選考する高校なら、当日の試験結果も合否に影響します。
志望校の受験者に高い内申点を持つ生徒が多ければ、内申点だけでは大きな差がつかない場合もあります。
「内申点が高いから当日点対策は後でよい」と考えず、志望校の配点を見ながら受験勉強の優先順位を決めることが大切です。
テストの点数が上がっても評定は上がるとは限らない
通知表の返却後に、「定期テストの点数は上がったのに、内申点が上がらない」という相談を受けることがあります。
評定は、定期テストの点数だけで決まるものではありません。
3観点の評価を総括して付けられます。
定期テストについても、問題の内容によって「知識・技能」だけでなく「思考・判断・表現」の評価資料になる場合があります。
ほかの観点の評価が変わらなければ、テストの得点が上がっても最終的な評定が変わらないケースもあります。
点数だけを見るのではなく、通知表の観点別評価を見て、どこが現在の評定につながっているのかを整理してください。
内申点が分かった後に確認する受験判断

自分の内申点の位置が分かったら、次は受験での意味を整理します。
見るべきなのは、
- 志望校で必要な内申点の水準
- 通知表の3観点
- 内申点と当日点の優先順位
の3つです。
志望校で必要な内申点の水準を確認する
志望校にどの程度の内申点が必要なのかを考えるときは、一般的な36点・40点という目安だけでは不十分です。
中学校の進路資料や、模試の実施団体が発行する進学資料などに、過去の受験者・合格者データをもとにした目安が掲載される場合があります。
こうした資料と自分の内申点を照らし合わせます。
私なら、
- 志望校の目安と現在の内申点にどの程度の差があるか
- 学力検査の比重はどの程度か
- 当日点で補う余地があるか
を整理します。
合格者データや選抜方法は年度によって変わる可能性があるため、できるだけ新しい資料を使うことが重要です。
評定に疑問があれば通知表の3観点を確認する
「テストは取れているのに評定が上がらない」
「なぜこの教科が3なのか分からない」
という場合は、観点別評価が手がかりになります。
3観点のうち、どの評価が現在の評定につながっているのかを見ます。
ただし、通知表だけから学校側の評価過程をすべて判断できるわけではありません。
疑問が残る場合は、観点別評価を確認したうえで、学校の先生に評価の理由や今後の学習で意識する点を聞くのも一つの方法です。
ここでは原因確認までに留め、具体的な上げ方は「中学生の内申点の上げ方|今からできる方法と本当に使える裏ワザ」で解説しています。
内申点と当日点のどちらを優先するか整理する
内申点と当日点のどちらを優先するかは、全員同じではありません。
判断材料になるのは、
- 志望校の選抜比率
- 現在の内申点
- 内申点をまだ上げられる時期か
- 入試までの残り期間
です。
内申点を上げる余地があり、まだ評価に反映される時期なら、学校での学習にも継続して取り組む必要があります。
内申点がおおむね固まり、志望校が学力検査を重視する場合は、過去問や模試など当日点対策へ比重を移す判断も考えられます。
私はどちらか一方だけを見るのではなく、地域の制度→観点別評価→志望校の選抜比率で集めた情報と残り時間を合わせて考えます。
内申点や当日点を伸ばすには、自分に必要な学習を整理して続けることが大切です。
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【Q&A】内申点でよくある疑問

本文の主線では扱いきれなかった、内申点について残りやすい疑問に答えます。
Q. 内申点は何点くらいから低いと考えますか?
A. 全国共通の「何点未満なら低い」という基準はありません。
オール3なら27点ですが、それだけで高い・低いとは決められません。
自分の内申点が低いかどうかは、地域の入試制度や志望校で必要とされる水準、学力検査との配点バランスを合わせて判断します。
「何点から低いか」だけを見るより、自分の点数が志望校の選抜でどのように扱われるかを見ることが大切です。
Q. 中1の内申点もオール4なら高いですか?
A. 一般的な位置を見る目安としては、オール4(36点)は高めの水準です。
ただし、「高いか」と「高校入試で中1の成績が使われるか」は別の話です。
公立高校入試で何年生の成績を使うかは、都道府県によって異なります。
中1の成績が選抜資料に含まれる地域もあれば、ほかの学年を中心に扱う地域もあります。
詳しくは「高校受験の内申点はいつの成績?中1〜中3・何学期まで?」で解説しています。
Q. 高校生もオール4なら高いと考えますか?
A. 評定平均4.0は5段階評価の中央である3を上回りますが、大学入試で『高い』かどうかは、大学・学部・選抜方式によって異なります。
学校推薦型選抜や総合型選抜でも、評定を出願条件にする大学・学部がある一方、基準は一律ではありません。
この記事は中学生の高校受験を中心にしているため、高校生の場合は志望大学の最新の募集要項を基準にしてください。
まとめ:内申点どこから高い?

内申点は、点数の高さだけを見るのではなく、その数字を高校受験でどう使うかまで考えることが大切です。
内申点は36点前後が高めの一つの目安
9教科45点満点では、36点前後(オール4相当)が、私が相談時に説明している高めの一つの目安です。
40点はさらに高い水準の一つで、45点は満点です。
いずれも全国共通の公式合格基準ではありません。
オール3は27点ですが、評定3が5段階評価の中央にあることと、実際の生徒の平均内申点が27点であることは別です。
内申点と偏差値も直接換算できません。
自分の点数がどの位置にあるかを知ったら、次は志望校での扱いへ視点を移します。
最後は地域・観点別評価・志望校の3段階で確認する
自分の内申点が志望校に十分かを考えるとき、私は次の順番で確認しています。
- 都道府県の配点ルールと対象学年
- 通知表の3観点
- 志望校の内申点と学力検査の比率
一般的に高い点数であっても、志望校で十分とは限りません。
反対に、36点に届いていないからといって、それだけで志望校をあきらめる必要もありません。
まずは自分の地域の入試制度を確認し、通知表の評価と志望校の選抜方法を照らし合わせて、次に何を優先するか整理してください。
執筆者プロフィール

※この記事は、進路アドバイザー資格を持つ朝倉美緒が執筆しています。高校受験や学校選び、内申点対策に関する知識をもとに、進路選びに役立つ情報を記事に反映しています。
朝倉美緒は、高校受験や学校選び、内申点対策について、生徒や保護者の進路相談に役立つ情報をわかりやすく整理・解説しています。
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