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子どもが提出物を出さない。
先生から注意された。
このままでは成績や内申点が下がってしまうのではないか——そんな不安を感じていませんか。
結論からお伝えすると、中学生が提出物を出さないと内申点は確実に下がります。
ただし、正しい対処をすれば、今からでも十分に挽回できます。
中学校の成績はテストの点数だけでは決まりません。
提出物や授業への取り組み方も評価されるため、提出物を出さない状態が続くと、思っている以上に評定に影響します。
実際に、塾で多くの中学生を見てきましたが、提出物の未提出が原因で評定を1段階落としているケースは少なくありません。
「何度言っても直らない」「厳しく言いすぎて逆効果では」と悩む保護者の方も多いです。
提出物の問題は、やる気の問題だけではなく、習慣や管理の仕組みが関係していることがほとんどです。
この記事では、提出物を出さないと成績にどのくらい影響するのかを具体的に解説しながら、なぜ出せないのか、親としてどう対応すればよいのかをわかりやすく整理します。
読み終えたときに、「今から何をすればいいか」がはっきりわかる内容になっています。
記事のポイント
提出物はテスト点数と同じ「内申点の柱」であると認識する
「出せない原因」をタイプ別に切り分けて仕組みで解決する
期限を過ぎても「0点」を回避するために必ず提出させる
「将来への不安」をぶつけるのをやめ、親は伴走者に徹する
Contents
- 1 結論:中学生が提出物を出さないと内申点は下がるが今からでも挽回できる
- 2 中学生が提出物を出さないと成績はどうなる?内申点へのリアルな影響
- 3 【どれくらい下がる?】提出物と内申点の具体的な関係
- 4 なぜ出せない?提出物を出さない中学生の心理と原因
- 5 提出物を出さない子に見られる特徴と注意すべきサイン
- 6 「お先真っ暗」は間違い?将来を不安視する親に伝えたいこと
- 7 叱る前に知っておきたい親のNG対応と正しい関わり方
- 8 【タイプ別】提出物を出せるようになる具体的な改善方法
- 9 提出物を出せるようにする家庭での仕組みづくり
- 10 まだ間に合う!提出物の遅れを取り戻し成績を挽回する方法
- 11 それでも改善しない場合の対処法
- 12 【Q&A】「中学生が提出物を出さないと成績は下がる」に関するよくある質問
- 13 まとめ:中学生が提出物を出さないと成績は下がる?
- 14 執筆者のプロフィール
結論:中学生が提出物を出さないと内申点は下がるが今からでも挽回できる

提出物を出さないと、内申点は下がります。
場合によっては、評定が1段階下がることもあります。ただし、正しい対処をすれば今からでも十分に回復できます。
焦る前に、まず仕組みを理解することが大切です。
提出物は、成績の評価項目である「主体的に学習に取り組む態度」に直接関わります。
テストの点数がよくても、この項目の評価が低いと、最終的な内申点は思ったよりも低くなることがあります。
ただ、多くの保護者の方が「もう手遅れでは」と思い込んでいますが、そんなことはありません。
提出物の問題は、原因を正しく把握して、家庭で仕組みをつくることで改善できます。
この記事を読み終わったとき、「うちの子に何が起きているか」「自分が今日から何をすればいいか」が、はっきりわかるようになります。
まずは今日、お子さんの鞄の中を確認してみてください。
中学生が提出物を出さないと成績はどうなる?内申点へのリアルな影響

提出物の未提出が成績にどう響くか、具体的なイメージを持てていない保護者の方は多いです。
まずは評価の仕組みを知ることが、正しい対処の第一歩です。
- 主体的に学習に取り組む態度の評価に直接関わる
- テストが良くても提出物がないと評定3以下になる
- 1回の忘れが学期全体の評価に大きく響く
観点別評価の仕組みと「主体的に学習に取り組む態度」の落とし穴
中学校の成績は、現在「観点別評価」という仕組みで決まります。
評価の柱は次の3つです。
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
この3つの観点がそれぞれA・B・Cで評価され、その組み合わせで最終的な5段階の評定が決まります。
提出物が深く関わるのは、3つ目の「主体的に学習に取り組む態度」です。
この項目では、授業をまじめに受けているかどうかだけでなく、次のような点が評価されます。
- 提出物を期限内に出しているか
- 解き直しや振り返りをしているか
- 学習に自分から取り組んでいるか
つまり、提出物はお子さんが「自分で学習を管理できているか」を示す証拠として機能しています。
塾運営に携わってきた経験の中で、「主体的に学習に取り組む態度」がCになっているお子さんのほぼ全員が、提出物の未提出か、提出の遅れを繰り返していました。
この観点だけでも、最終評定に大きな差が出ます。

テストが良くても「1」や「2」がつく?提出物未提出の代償
「テストで80点を取っているのに、なぜ評定が3なの?」という声は、保護者の方からよく聞きます。
その答えは、観点別評価の仕組みにあります。
たとえば、知識・技能と思考・判断・表現でAをとっていても、主体的に学習に取り組む態度がCであれば、最終評定は「3」どまりになることがあります。
| 知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的な態度 | 最終評定 |
|---|---|---|---|
| A | A | A | 5 |
| A | A | B | 4 |
| B | B | A | 4 |
| B | B | B | 3 |
| C | C | B | 2 |
提出物を出さないことは、テストの点数を無駄にする行為とも言えます。
せっかく勉強して高得点をとっても、提出物がなければ評定に反映されないのです。
提出物を1回忘れただけで減点?先生が評価を決めるタイミング
「たった1回くらい…」と思いがちですが、1回の未提出が与える影響は想像以上に大きいです。
たとえば1学期に提出物が5回あるとします。そのうち1回を出し忘れると、提出率は80%になります。
内容が薄かったり、期限より遅れて出したりすると、達成率は70%を下回ることもあります。
「主体的に学習に取り組む態度」でA評価を得るには、提出率と内容の両方が高水準である必要があります。
先生が評価をまとめるのは学期末の通知表作成前です。
印象は日々積み重なっています。
「この子はいつも出さない」という認識が先生の中にできると、他の観点の評価にも無意識に影響することがあります。

中3三学期の提出物未提出は致命傷?志望校選びへの影響
中3の『1・2学期』の成績が高校受験の内申点にそのまま反映される学校がほとんどです。
この時期の提出物未提出は、志望校選びに直接影響します。
特に公立高校の場合、内申点と当日点の両方で合否が決まります。
内申点が1ポイント下がるだけで、受けられる学校の選択肢が狭まることもあります。
「中3になってから頑張ればいい」と思っているなら、今すぐ習慣を変えることが必要です。
中1・中2の今から取り組むことで、中3になったときの余裕がまったく違います。
【どれくらい下がる?】提出物と内申点の具体的な関係

「どのくらい影響があるの?」と気になる方のために、具体的な関係をわかりやすく整理します。
数字で見ると、提出物の重要性がよりはっきり見えてきます。
- 未提出は評価ゼロだが遅れて出せば点数はつく
- 提出物の内容次第で思考や判断の観点も底上げできる
- 先生との信頼関係を維持するためにも提出は必須
提出物はどの評価項目に影響するのか
提出物が影響するのは、主に「主体的に学習に取り組む態度」の項目です。
ただし、提出物の内容によっては「知識・技能」や「思考・判断・表現」にも関わることがあります。
| 評価項目 | 提出物との関係 |
|---|---|
| 知識・技能 | 解き直しの内容で評価される |
| 思考・判断・表現 | 記述の内容で評価される |
| 主体的に学習に取り組む態度 | 提出状況が最重要 |
つまり、提出物はただ「出す」だけでなく、「どう取り組んだか」も見られています。
実際に担任の先生にヒアリングすると、提出物の評価では次の3点を確認している先生が多いです。
- 提出しているか
- 丸付けをしているか
- 解き直しをしているか
提出物の内容まで丁寧に仕上げることが、評価を底上げする確実な方法です。

「提出物遅れ」と「未提出」の評価の違い
未提出と遅れて提出することは、どちらも評価に影響しますが、影響の大きさが違います。
| 状態 | 評価の目安 |
|---|---|
| 期限内に提出 | 高評価(A〜B) |
| 遅れて提出 | 減点あり(B〜C) |
| 未提出 | 評価なし(C相当) |
未提出は0点です。遅れて提出した場合は、減点はあっても点数はつきます。
期限に遅れても出すことの方が、何も出さないよりはるかにマシです。
「もう遅いから出さなくていいか」と諦めてしまうお子さんが多いですが、期限後でも提出することに意味があります。
遅れて持って行くことへの気まずさから、出さずにいるケースもよく見かけます。
そこは親が一言「遅くても出した方がいいよ」と背中を押してあげることが大切です。

学校・先生によって差が出る理由
提出物の評価の比重は、学校や先生によって異なります。
厳密にルール化されている学校もあれば、先生の裁量に任されている部分が大きい学校もあります。
塾での指導経験や現場調査の傾向として、「主体的に学習に取り組む態度」の評価のうち、提出物が30〜50%程度を占めるケースが多く見られます。
この比率は学校・教科・担当教員によって異なります。
学校によって違うからこそ、担任の先生や教科の先生に「提出物はどう評価されていますか?」と直接聞くことが、最も確実な対策になります。

今から出しても評価は回復するのか
はい、今から出しても回復できます。
ただし、学期末が近いほど時間的な余裕が減るため、早いほどよいのは確かです。
評価は学期単位でリセットされます。
今学期の失点を完全には取り戻せなくても、次の学期から立て直すことは十分可能です。
先生に「今後は必ず出します」と伝えて実際に行動で示すことで、印象も変わります。
評価は数字だけでなく、人との信頼関係でもある部分を忘れないでください。
なぜ出せない?提出物を出さない中学生の心理と原因

「なぜうちの子は出せないんだろう」と悩む前に、まず原因のタイプを知ることが大切です。
原因によって対策がまったく変わります。
- 後でやるが口癖の子は期限の把握ができていない
- 完璧主義な子は白紙を嫌い逆に出せなくなる
- 怠慢ではなく脳の特性で管理できないケースがある
「後でやる」が命取りに。期限が間に合わない子の共通点
提出物を出せない子に多いのが、「後でやればいい」という先送り癖です。
出さない「意思」があるわけではなく、ただ後回しにし続けた結果として未提出になっています。
このタイプの共通点は次の通りです。
- 締め切りを漠然としか把握していない
- 「まだ時間がある」と思い込んでいる
- 課題の量を過小評価している
- 期限を意識する習慣がない
「後でやる」が「永遠にやらない」になるのが、このタイプの特徴です。
本人に悪意はありませんが、結果として未提出を繰り返します。

勉強ができないから?それとも完璧主義?タイプ別の心理分析
提出物を出せない理由は一つではありません。
大きく分けると、次のタイプがあります。
- 先送りタイプは、やる気はあるのに行動に移せない。課題を後回しにしているうちに期限が来てしまいます。
- 完璧主義タイプは、完璧にできないなら出したくないという心理が働きます。全問埋まっていないと出せない、字が汚いと出したくない、といった子に多いです。
- 意味を感じないタイプは、「なんでこれをやるの?」という納得感がないと動けません。理由を理解してから行動するタイプで、指示だけでは動きません。
お子さんがどのタイプかを見極めることが、解決策を選ぶ際のカギになります。

提出物を出さない「頭がいい子」や「女子」に潜む意外な理由
実は、成績が比較的よい子や真面目に見える女子でも、提出物が出せないケースがあります。
頭がいい子の場合、すでに理解している内容を繰り返すワーク類を「意味がない」と感じ、取り組む気力が起きないことがあります。
完璧主義から「中途半端なものは出したくない」という気持ちが強く働くことも。
真面目に見える女子の場合、友達との関係や学校でのストレスが影響していることがあります。
表面上はしっかりしているように見えても、内側では余裕をなくしていることがあります。
外から見えにくいだけで、苦しんでいることもあります。
叱る前に「最近しんどくない?」と聞いてみることも大切です。

「出したいのに出せない」場合に考えられる発達障害や特性
本人はちゃんと出したいと思っているのに、どうしても出せない——そういうケースも少なくありません。
その場合、発達特性が関係していることがあります。
ADHD(注意欠如・多動症)の特性がある子は、プリントをもらってから提出するまでの過程でつまずくことが多いです。
もらったことを忘れる、鞄の奥に入れたまま忘れる、やったのに出し忘れる、といったことが繰り返されやすい傾向があります。
症状の現れ方や程度には個人差があり、適切なサポートや本人の工夫によって対処できるケースも多くあります。
これは「怠け」ではなく「脳の特性」によるものです。
本人も困っていることが多く、叱るだけでは解決しません。
「なんでできないの」という言葉は、本人が最も自分に向けている言葉でもあります。
まずは否定せずに話を聞いてみてください。
提出物を出さない子に見られる特徴と注意すべきサイン

提出物が出せない状態が続くとき、その背後にある生活習慣や精神状態のサインを見逃さないことが大切です。
- 出せない状態は不登校や意欲低下のサインの場合がある
- 学習習慣がないと提出作業が特別な負担になる
- 答えを写すだけの勉強法が評価の悪循環を招く
不登校になりやすい中学生との共通点
提出物を出せない状態が続く子には、不登校になりやすい子と重なる特徴が見られることがあります。
具体的には、「学校に居場所を感じていない」「先生や友達との関係がうまくいっていない」「学校に行くこと自体がストレスになっている」などです。
提出物を出せないことが原因ではなく、学校への気持ちが冷めてきているサインとして、提出物の未提出が起きていることがあります。
「最近元気ないな」「朝が辛そうだな」と感じたら、提出物の話ではなく、まず子どもの状態を確認してあげてください。

勉強ができない子に共通する習慣の問題
提出物を出せない子の多くは、学習習慣そのものが身についていないことが多いです。
毎日決まった時間に勉強する習慣がない、やることを自分で把握していない、終わったことを確認する習慣がない——こうした積み重ねが、提出物の未提出につながります。
習慣がないと、提出物は「特別なこと」になってしまいます。
特別なことは忘れやすく、面倒になりやすい。習慣化することが、根本的な解決策です。

やってはいけない勉強法が招く悪循環
「提出物を出さなきゃいけないから、とにかく答えを写す」という対応をしている子も少なくありません。
答えを写すだけの提出物は、先生から見ればすぐにわかります。
内容の評価が下がるだけでなく、学力も上がらないという二重の損失になります。
「とりあえず出す」だけを目的にした取り組み方は、学習への姿勢全体に悪影響を与えます。
提出物を「こなすもの」ではなく「学びの記録」として位置づけ直すことが必要です。
「お先真っ暗」は間違い?将来を不安視する親に伝えたいこと

提出物が出せないことで、わが子の将来が心配になるのは自然なことです。
その不安の伝え方によっては逆効果になることがあります。
- 厳しく叱りすぎると子供は心を閉ざして動けなくなる
- 不安を煽るよりも具体的な一歩を提示する方が効果的
- 出席日数や提出物だけで人生が決まるわけではない
知恵袋でも多い「厳しく言い過ぎて後悔」への考え方
Yahoo!知恵袋やSNSには「厳しく言いすぎて子どもが心を閉ざした」「毎日怒り続けて、親子関係がぎくしゃくした」という声が多く見られます。
厳しく言い続けること自体が悪いわけではありませんが、言葉の内容と頻度が重要です。
「なんでできないの」「このままじゃ高校どこにも行けないよ」という言葉を毎日聞かされると、子どもは萎縮するか、聞こえないふりをするようになります。
叱ることとサポートすることは、別のことです。
怒りをぶつけることがサポートになるとは限りません。

将来の不安を伝えすぎると逆効果になる理由
「このままでは将来困る」という話を繰り返しすることで、子どもはどうなるでしょうか。
多くの場合、耳が慣れて「また同じ話か」と流してしまうか、逆に強いプレッシャーで動けなくなります。
どちらも、保護者の望む行動にはつながりません。
将来の話をするなら、脅すのではなく「なりたい自分に近づくために今できること」という前向きな角度から伝えることが効果的です。

中学生は何日休むとやばい?出席日数と進路の関係
高校受験において、出席日数は内申点と並んで重要な要素です。
一般的に、年間欠席日数が30日を超えると、入試の審査で不利になる学校があります。
出席日数が少なくても受験できる通信制高校や、欠席に関して柔軟に対応している学校もあります。
大切なのは「まだ選択肢はある」という事実を知っておくことです。
提出物の問題も、出席の問題も、「もう終わり」ではありません。
何日休んでも、何枚出せなくても、今日からリスタートできます。
叱る前に知っておきたい親のNG対応と正しい関わり方

どう声をかけるかで、子どもの行動は大きく変わります。
まず、やってしまいがちなNG対応を整理しておきましょう。
- 感情的に責めたり他人と比較したりするのは逆効果
- 親が管理しすぎず子供が自走できる仕組みを重視する
- 責める姿勢を寄り添う姿勢に変えるだけで行動は変わる
逆効果になる声かけとNG対応
保護者の方が無意識にやってしまいがちな対応があります。
- 「なんで出せないの!」と感情的に責める
- 「〇〇ちゃんはちゃんとやってるのに」と比べる
- 「将来どうするの」と不安をあおる
- 毎日同じことを繰り返し注意する
子どもを動かすどころか、動けなくさせる言葉です。
責められると、人は防衛のために動きを止めます。
特に思春期の中学生は、親への反発心も強いため、逆効果になりやすいです。

子どものやる気を下げる関わり方とは
親が細かく管理しすぎることも、長期的には逆効果です。
「宿題やった?」「提出物は?」と毎日確認し続けると、子どもは自分で考えることをやめます。
親が確認してくれるから、自分で動かなくていい——という習慣がついてしまいます。
管理するのではなく、自分で動ける仕組みをつくること。
これが、長続きする解決策につながります。

正しい声かけで行動が変わる理由
声かけの仕方を少し変えるだけで、子どもの反応は変わります。
「なんで出せないの」ではなく、「一緒に考えよう。何が難しい?」と聞く。
「やらないとまずい」ではなく、「一つだけやってみたら、あとは楽になるよ」と背中を押す。
「責める」から「寄り添う」に変えるだけで、子どもは動きやすくなります。
正しい声かけは、子どもの安心感をつくり、行動のきっかけになります。
【タイプ別】提出物を出せるようになる具体的な改善方法

原因のタイプが違えば、対策も変わります。
お子さんに合った方法を選ぶことが、最短の近道です。
- 忘れ型の子にはクリアファイル等で管理を視覚化する
- 後回し型の子には最初の一歩のハードルを極限まで下げる
- 完璧主義の子には8割の出来で出す許可を与えてあげる
忘れ型の子への対策(管理が苦手)
プリントをもらっても管理できず、鞄の中に眠らせてしまうタイプです。
効果的なのは、「仕組みで管理する」ことです。
教科ごとに色分けしたクリアファイルを用意し、もらったその場でファイルに入れるルールをつくります。
「考えない」「迷わない」ことが大切で、行動をできるだけシンプルにします。
提出期限をスマートフォンのリマインダーに設定する習慣もおすすめです。
期限の前日と当日に通知が来るように設定すれば、忘れにくくなります。

後回し型の子への対策(やる気が続かない)
「あとでやる」が口ぐせで、気づいたら期限が来ているタイプです。
このタイプに有効なのは、「小さく始める」ことです。
「ワークをやれ」ではなく「教科書とワークを机に出してみよう」というように、行動のハードルを極限まで下げます。出すことができたら、その日はそれでOKとします。
最初の一歩さえ踏み出せれば、続けやすくなります。
親が「それだけでも十分だよ」と認めてあげることが、次の行動のエネルギーになります。

完璧主義型の子への対策(終わらない)
「全部きれいに仕上げなければ出せない」という思考が強いタイプです。
このタイプには、「完璧でなくていい」という許可を与えることが最も大切です。
「空欄があっても出していい」「わからないところは正直に書いて出す方がいい」という事実を伝えます。
実際、空欄だらけでも提出しない0点よりは、提出した方が評価されます。
「80点で出す」という目標設定を教えてあげると、完璧主義の子でも行動しやすくなります。
提出物を出せるようにする家庭での仕組みづくり

意志の力に頼るのではなく、仕組みで解決することが長続きのコツです。
家庭でできる具体的な方法を紹介します。
- リビングなど見える場所に期限一覧を掲示する
- 帰宅後のルーティンに鞄の確認を組み込んで習慣化する
- 親は管理ではなく困った時の相談役という立ち位置を守る
期限を守れるようになる「見える化」の方法
提出期限を「見える場所」に貼ることが、最もシンプルで効果的な方法です。
リビングや勉強机の前に、今週の提出物一覧を貼るだけで、「忘れていた」という状態を防ぎやすくなります。
カレンダーに書き込む、スマートフォンのメモに入力するなど、子どもが使いやすいツールを選んでください。
大切なのは、親が管理するのではなく、子ども自身が「自分で確認できる状態」をつくることです。

習慣化させるスモールステップ
習慣化するには、毎日同じ流れの中に「提出物の確認」を組み込むことが効果的です。
たとえば「帰宅したらまず鞄を開けて、もらったプリントをファイルに入れる」という動作を毎日のルーティンにします。
最初の1週間は親が一緒に確認して、慣れてきたら子どもだけでできるようにしていきます。
小さな習慣を積み上げることが、大きな変化につながります。
完璧にできなくても、「続けている」こと自体を褒めてあげてください。

親が管理しすぎないためのコツ
最初のうちはサポートが必要ですが、長期的には子ども自身が動けるようにすることが目標です。
親がすべてを管理すると、子どもは「自分でやらなくてもいい」と感じてしまいます。
「確認は子ども、困ったときは相談」という役割分担を決めておくことで、子どもの自律性が育ちます。
うまくいった日は一緒に喜ぶ。失敗した日は責めずに「次はどうする?」と聞く。
この繰り返しが、子どもの自信をつくります。
まだ間に合う!提出物の遅れを取り戻し成績を挽回する方法

「もう遅い」と思っているとしたら、それは間違いです。
今からできることは必ずあります。
- 期限を過ぎていても諦めずに先生へ提出する
- 遅れた理由と今後の改善を添えて先生に誠実に相談する
- 次の学期で完璧な実績を作るための逆算計画を立てる
期限を過ぎた提出物は出すべき?正しい判断
結論として、期限を過ぎていても出すべきです。
未提出のまま放置するよりも、遅れて提出する方が評価としては上になります。
先生によっては「遅れたけど出してくれた」という姿勢を評価してくれることもあります。
「もう遅いから出しても意味ない」と判断してしまうのが、最ももったいない行動です。
たとえ満点がもらえなくても、0よりは必ずよい結果になります。

先生への相談・謝り方のポイント
期限を過ぎた提出物を出す際は、一言添えることが大切です。
「遅くなってしまい申し訳ありません。今後は気をつけます」というひと言だけで、先生の受け取り方はかなり変わります。
保護者として「家でも管理の仕方を見直しています」と担任の先生に連絡を入れることも有効です。
先生を敵ではなく味方にする姿勢が、子どもへの評価にもよい影響をもたらします。

次のテストで評価を上げるための逆算戦略
今学期の失点を取り戻す最善策は、次の学期に完璧な提出実績をつくることです。
次の提出期限を今すぐ確認し、逆算して取り組みスケジュールを立てます。
テスト2週間前には提出物の目処をつけ、1週間前には完成させることが理想です。
テストの点数を上げると同時に、提出物を完璧に出すことで、両方の観点から評定を底上げすることができます。
どちらかではなく、両方に取り組むことが最短の挽回策です。
それでも改善しない場合の対処法

家庭でできることに取り組んでも、なかなか改善しないことがあります。
そのときは、一人で抱え込まず外部のサポートを借りることを考えてください。
- 解決が難しい場合は早めに担任や専門家に相談する
- 塾や家庭教師など外部の目を利用して習慣化を促す
- お子さんの特性に合わせて学習環境そのものの見直しも検討する
学校への相談タイミング
「もっと深刻になってから相談しよう」と思いがちですが、相談は早いほど解決が早くなります。
「家で取り組んでいるのですが、なかなか改善しなくて…」という姿勢で担任の先生に話すと、先生も協力しやすくなります。
提出物のリマインドを学校側でも対応してもらえることもあります。
特に発達特性が疑われる場合は、スクールカウンセラーや支援コーディネーターへの相談も選択肢に入れてください。

塾や家庭教師を検討すべきケース
家庭だけでの管理に限界を感じたとき、塾や家庭教師を検討する価値があります。
特に、提出物の管理や学習習慣の形成をサポートしてくれる塾であれば、学習面だけでなく生活習慣の改善にもつながります。
ただし、塾に任せるだけでなく、家庭と塾が連携することが最も効果的です。
塾で習慣をつくり、家庭で維持するという役割分担を明確にしてください。

環境を変えるべき判断基準
どれだけ対処しても改善が見られない場合は、環境そのものを見直す必要があることもあります。
学校との相性、クラスの人間関係、通学の負担など、環境が原因となっているケースも少なくありません。
学校を変えることや、通信制という選択肢も、「逃げ」ではなく「戦略」です。
子どもにとって安心して学べる環境を選ぶことが、長期的な成長につながります。
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【Q&A】「中学生が提出物を出さないと成績は下がる」に関するよくある質問

提出物と成績の関係について、多くの保護者様が抱く疑問に塾講師の視点から回答します。
「1回忘れたら?」「テストが良くてもダメ?」といった切実な不安に対し、内申点の仕組みに基づいた具体的な事実をお伝えし、今すぐできる挽回策を整理しました。
Q.提出物を1回忘れただけで内申は下がる?
1回の未提出がすぐに内申点を大きく下げるわけではありませんが、影響はあります。
特に、1学期の提出回数が少ない教科では、1回の未提出でも達成率が大きく落ち、評定が1段階下がることもあります。
「たった1回」が積み重なると、評定に影響する水準になるため、早めに対処することが大切です。

Q.提出物を出さないのにテストが良ければ問題ない?
問題があります。
テストの点数がよくても、「主体的に学習に取り組む態度」の評価が低ければ、最終評定は期待より低くなります。
評定5を目指すなら、提出物とテストの両方が高水準である必要があります。
テストだけで成績が決まる時代は終わっています。

Q.提出物が出せないのは発達障害の可能性がある?
可能性としてはあります。
発達障害でなくても、同様のつまずきを抱える子は多くいます。
「出したくて出せない」状態が続くなら、特性の有無にかかわらず、仕組みによるサポートが必要です。
専門家への相談を検討する場合は、スクールカウンセラーや小児科医に話してみてください。

Q.今から提出しても成績は回復する?
回復できます。
期限を過ぎていても提出することで、0点から点数がつく状態になります。
次の学期から完璧な提出実績をつくることで、評定は着実に上がっていきます。
「遅い」という理由で諦めることが、最もマイナスな判断です。
今日から動き始めることが、最善の策です。
おすすめ塾
まとめ:中学生が提出物を出さないと成績は下がる?

中学生の提出物問題は、本人の怠けや親の育て方の問題ではありません。仕組みと関わり方を変えることで、必ず改善できます。
この記事でお伝えしたことを振り返ります。
- 提出物の未提出は内申点の「主体的に学習に取り組む態度」に直接影響する
- テストの点数がよくても、提出物が出せなければ評定は上がりにくい
- 出せない原因には「忘れ型」「後回し型」「完璧主義型」「発達特性型」がある
- 叱るより、仕組みと声かけを変えることが解決の近道
- 期限を過ぎた提出物でも、出すことに意味がある
今すぐできることは、お子さんの鞄の中を一緒に確認することです。
未提出のプリントが出てきたら、「見つかってよかったね」と声をかけてあげてください。
責めるのではなく、一緒に解決する姿勢が、子どもを動かす最大の力です。
27年以上にわたり学習塾・予備校の現場に携わり、800以上の教室を調査してきた経験から断言できます。
提出物が出せないお子さんで、適切なサポートを受けて改善しなかった子は、ほとんどいません。
あなたが今日この記事を読み、行動しようとしていること。それが、挽回の第一歩です。
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】

【執筆・監修】塾オンラインドットコム編集部
塾オンラインドットコム編集部は、学習塾業界で27年以上の指導経験を持つ専門家が中心となって運営しています。これまでに800以上の教室を調査・分析し、オンライン塾の運営経験も持つ実務家チームです。記事は、公式サイト・最新パンフレット・担当者取材などの一次情報を確認のうえ執筆し、必要に応じて内容を更新しています。小学生・中学生とその保護者が安心して判断できるよう、不安をあおらず、事実を整理する編集方針を大切にしています。(※情報確認基準:2026年2月時点)
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