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読書感想文の書き出しで手が止まっていませんか?
「最初の一行が思いつかない」これが中学生に一番多い悩みです。
結論から言うと、読書感想文の書き出しは型を使えばすぐに決まります。
難しく考える必要はありません。
実際に、これまで多くの中学生を見てきましたが、書き出しで止まる原因のほとんどは「考えすぎ」です。
この記事では、そのまま使える書き出し例文20個とテンプレートを紹介します。
どれか一つ選べば、今日中に書き出しが完成します。
さらに、
- 書き出しで失敗しないコツ
- やってはいけないNG例
- 書き出しのあとに続く書き方
もわかりやすくまとめています。
「これを書けばOK」と迷わず進める状態になるので、最後まで読めば読書感想文が一気に進みます。
記事のポイント
迷わず選べる「最初の一行」例文20選
小学生と差がつく「中学生らしい」語彙の言い換え術
最短15分で完成する「型」を使った構成法
AI・コピペがバレるリスクと回避する独自の書き方
Contents
- 1 【結論】読書感想文の書き出しはこの一行でOK(中学生向け例文つき)
- 2 【中学生専用】読書感想文の書き出し例文・最初の一行テンプレ20選
- 3 タイプ別で選べる!中学生らしい読書感想文の書き始め
- 4 「私は~という本を読みました」はダメ?中学生が失敗しない書き出しのコツ
- 5 やってはいけないNGな書き出し例(減点されるパターン)
- 6 脱・「思いました」地獄!文章を大人っぽくする言い換え
- 7 【最短15分】書き出しの後は「型」で埋めるだけ!読書感想文の書き方
- 8 注意!コピペ・AIはなぜバレる?読書感想文のNG対策
- 9 入賞作品に共通する書き出しの特徴
- 10 【Q&A】読書感想文の書き出しでよくある質問
- 11 まとめ:読書感想文の書き出し例(中学生向け)最初の一行テンプレ+使える例文20選
- 12 執筆者のプロフィール
【結論】読書感想文の書き出しはこの一行でOK(中学生向け例文つき)

読書感想文の書き出しは、この3パターンのどれかを選ぶだけでOKです。
「何を書けばいいかわからない」と悩む中学生でも、この記事の例文をそのまま使えば、最初の一行がすぐに決まります。
読書感想文で一番つまずくのが、最初の一行です。
塾オンラインドットコム編集部のこれまでの学習塾での指導経験の中で、「書き出しで30分以上止まった」という中学生は非常に多くいました。
でも、書き出しには「型」があります。
その型さえ知れば、迷う時間はゼロになります。
今すぐ使える書き出しの3大パターンはこちらです。
- ①問いかけ型:「もし、あなたが主人公の立場だったら、どうしますか?」
- ②セリフ引用型:「『〇〇』。この一言が、私の心に深く刺さりました。」
- ③感情ストレート型:「この本を読み終えた後、私はしばらく言葉が出ませんでした。」
この3パターンをベースに、この記事ではそのまま使える例文を20個用意しました。
自分に合う一行を選んで、今日中に書き出しを終わらせましょう。
【中学生専用】読書感想文の書き出し例文・最初の一行テンプレ20選

書き出しの例文は、選ぶだけで使えます。
20パターンの中から、自分の本や気分に合うものを一つ選んでください。
どれも中学生らしい自然な文体で書かれています。
- 20個の例文から本に合うものを選ぶ
- 穴埋めテンプレで自分流にアレンジ
そのまま使える!書き出し例文早見表(全20パターン)
迷ったら1番上の例文を使えばOKです。
〇〇の部分に本のタイトルや登場人物名を入れるだけで、そのまま書き出しとして使えます。
- 「この本を読み終えた後、私はしばらくの間、天井を見つめたまま動けませんでした。」
- 「『〇〇』。作中で語られるこの言葉が、今も頭から離れません。」
- 「もし自分が主人公の立場だったら、同じ選択ができただろうかと、何度も考えました。」
- 「正直に言うと、最初はあまり読む気がしませんでした。でも、読み始めた瞬間から引き込まれました。」
- 「私がこの本を手に取ったのは、タイトルの一言が気になったからです。」
- 「読み終えた瞬間、友達にすぐ勧めたいと思いました。」
- 「この本には、私が去年経験したことと、とても似た場面が出てきます。」
- 「〇〇という主人公の行動は、最初は理解できませんでした。でも読み進めるうちに、その気持ちがわかってきました。」
- 「この本を読んで、私は自分の考えが変わりました。」
- 「もし未来の自分に一冊だけ本を贈れるとしたら、私はこの本を選びます。」
- 「表紙を見た瞬間、何か引き寄せられるような感覚がありました。」
- 「この物語の舞台は、私が毎日過ごしている場所と同じ『学校』です。でも、描かれていた世界は全く違いました。」
- 「読み終えた後、私は思わず最初のページに戻りました。」
- 「この本は、読む前の私と読んだ後の私を、はっきりと変えてくれました。」
- 「主人公の〇〇は、私が今一番悩んでいることと同じ問題を抱えていました。」
- 「教科書で名前だけ知っていたこの人物が、本の中では一人の人間として生きていました。」
- 「世界には、自分が知らないことがまだこんなにあるのかと、この本を読んで気づきました。」
- 「最後のページを閉じたとき、私の中で何かが決まりました。」
- 「この本のテーマは『友情』ですが、私が受け取ったメッセージは少し違いました。」
- 「何度も読み返したくなる本に、初めて出会いました。」

コピペOK!「最初の一行」穴埋めテンプレート
穴埋め形式のテンプレートを使えば、例文をアレンジして自分らしい書き出しが完成します。
【テンプレート①:感情ストレート型】
「この本を読み終えた後、私は( 感情 )という気持ちになりました。これほど( 形容詞 )な読書は、初めての経験でした。」
記入例:「この本を読み終えた後、私は胸が苦しくなるような気持ちになりました。これほど心に残る読書は、初めての経験でした。」
【テンプレート②:セリフ引用型】
「『( 本の中の印象的な言葉 )』。( 登場人物名 )がこう言った瞬間、私は思わず読む手を止めました。」
記入例:「『本当の勇気とは、怖くても前に進むことだ』。主人公がこう言った瞬間、私は思わず読む手を止めました。」
【テンプレート③:自分ごと化型】
「( 自分の体験 )という経験が、私にはあります。この本の主人公も、同じような場面に直面していました。」
記入例:「部活動でミスをして、チームに迷惑をかけてしまったという経験が、私にはあります。この本の主人公も、同じような場面に直面していました。」
▶文部科学省の読書活動の取り組み:文部科学省
タイプ別で選べる!中学生らしい読書感想文の書き始め

書き出しのタイプは5種類あります。
自分がどのタイプの書き出しを書きたいかによって、最適なスタートの仕方が変わります。
ここでは5つのタイプを詳しく解説します。
- 初心者は選んだきっかけから書く
- 評価狙いならセリフ引用から入る
- 個性を出すなら自分の悩みと比べる
本を選んだ「きっかけ」から書く(初心者向け)
「なぜこの本を選んだか」から書くのは、最も書きやすい書き出しです。
書き出しに困ったら、まずこのパターンを試してください。
「きっかけ」として書ける内容は、たとえば以下のようなものです。
- 本を選んだ理由:(タイトルが気になった、表紙に引かれた、など)
- 出会った場所:(図書館で偶然見つけた、本屋で平積みになっていた、など)
- 気になったポイント:(帯のコピーが面白そうだった、友人や先生に勧められた、など)
書き出し例: 「図書館で偶然手に取ったこの本のタイトルに、私はすぐに引き寄せられました。」 「友人が『絶対に読んで』と渡してくれたのが、この本との出会いです。」
このタイプが初心者向けな理由は、自分の体験をそのまま書けばいいからです。
難しいことを考えなくても、上の3つのどれかを正直に書くだけで、自然な書き出しが完成します。
編集部がこれまで指導してきた中学生の中にも、「きっかけ型」で書き始めたことで、そのあとスラスラと感想が書けるようになったケースが多くありました。
最初の一文さえ決まれば、不思議と次の言葉が出てくるものです。

印象的な「セリフ・名言」から書く(インパクト重視)
本の中で一番刺さったセリフを最初に持ってくる書き方は、読み手の心をつかむ力が強いです。
実践するときのポイントは以下の3つです。
- 印象に残ったセリフを選ぶ:(本を読みながら付箋や線を引いておくと選びやすい)
- 1つだけ使う:(複数のセリフを並べると焦点がぼやける)
- 長すぎない言葉を選ぶ:(一文以内に収まるものが書き出しに向いている)
書き出し例: 「『失敗したって、やり直せばいい』。この言葉は、今の私に一番必要なものでした。」 「『誰かのために生きることが、自分のために生きることになる』。この一文を読んだとき、私は思わずページを閉じました。」
セリフ引用型は、書き手がしっかり本を読み込んでいることが伝わるため、先生や審査員からの評価が高くなりやすいです。

読み終えた後の「率直な感情」から書く(共感型)
「読み終えた直後に感じたこと」をそのまま書き出しにするのが、共感型です。
このタイプで気をつけたいのは、言葉の選び方です。
- NG:「感動しました」→ 何に感動したかが伝わらない
- OK:「涙が出ました」→ 感情が具体的に伝わる
- さらに良い:「最後のページで、思わず涙が出ました」→ いつ・どう感じたかが伝わる
書き出し例: 「この本を読み終えた後、私はしばらく次の行動ができませんでした。」 「最後のページを読んだとき、思わず涙が出ました。こんな経験は初めてでした。」
「どう感動したか」「何が心に残ったか」を一言加えるだけで、中学生らしい深みのある書き出しになります。

今の「自分の悩み・日常」と比較して書く(オリジナリティ)
自分の日常や悩みと本の内容をつなげる書き方は、世界に一つだけのオリジナルな書き出しになります。
この書き方を実践するためのステップは以下の3つです。
- 自分の体験を書く:(部活、友人関係、家族、学校生活など、どんな小さなことでもOK)
- 本の内容とつなげる:(主人公の悩みや場面と、自分の体験の共通点を探す)
- 正直に書く:(「こんなこと書いていいかな」と思うような素直な気持ちが、一番評価される)
書き出し例: 「新しいクラスになじめず、一人でいることが多かった今年の春。この本の主人公が感じていた孤独は、私の気持ちと重なりました。」 「部活でレギュラーになれず悔しかった去年の経験が、この本を読むきっかけになりました。」
自分の体験を正直に書けば書くほど、読み手に伝わる力が増します。
これが5つのタイプの中で最も差別化できる書き方です。

「もし~だったら」という仮定から書く(個性的)
「もし自分が主人公だったら」という仮定から入ると、個性的で読み手を引き込む書き出しになります。
書き出しまでの手順はシンプルです。
- 主人公の状況を考える:(何に悩んでいるか、どんな選択を迫られているか)
- 自分ならどうするかを考える:(同じ状況に置かれたら、どう行動するか)
- それをそのまま書く:(「自分なら〇〇する」「同じ選択ができるかわからない」など)
書き出し例: 「もし自分が同じ状況に置かれたとき、主人公と同じ選択ができるだろうかと、ずっと考えながら読みました。」 「もしこの本が描く未来が本当に来たとしたら、私はどう生きるべきか。読み終えた今も、答えは出ていません。」
「もし~だったら」という言葉は、読み手にも同じ問いを考えさせる力があります。
書き出しで読み手を巻き込めると、文章全体の印象が大きく変わります。
「私は~という本を読みました」はダメ?中学生が失敗しない書き出しのコツ

「私は〇〇という本を読みました」という書き出しが悪いわけではありません。
この一文だけでは書き手の個性が伝わらないため、評価が上がりにくいのが事実です。
ここでは、よくある疑問に答えながら失敗しないコツを解説します。
- 最初の一行に自分の感情を込める
- 選んだ理由に自分なりの意思を出す
- 理由を添えて小学生レベルを卒業する
知恵袋でも多い疑問「何から書けばいい?」の答え
「何から書けばいいかわからない」という場合は、「本を読んで一番印象に残ったこと」から書き始めるのが正解です。
Yahoo!知恵袋などでもよく見られるこの質問に、多くの回答が「あらすじから書く」「感想から書く」とバラバラに答えていますが、実際に評価される書き出しには共通点があります。
それは、最初の一文で「書き手がどんな気持ちでこの本を読んだか」が伝わることです。
本の内容の説明は2段落目以降でできます。
最初の一行は「自分の気持ち」のためにだけ使いましょう。

「本を選んだ理由」から書くのはOK?NG?
「本を選んだ理由」から書き始めるのはOKです。ただし、「宿題だから読みました」はNGです。
「宿題だったので読みました」という書き出しは、書き手の主体性がまったく伝わりません。
先生が何十枚もの感想文を読む中で、この書き出しが続くと評価が下がる可能性があります。
同じ「選んだ理由」でも、こう変えるだけで印象が変わります。
- NG:「夏休みの宿題のために、この本を読みました。」
- OK:「課題図書の一覧を見たとき、このタイトルが一番気になりました。」
「宿題だったから」という事実は同じでも、「自分がこの本を選んだ」という主体性を書き出しに入れるだけで、文章の質が変わります。

小学生と差がつく!中学生らしい書き出しのポイント
中学生らしい書き出しにするには、「感じたこと」に「なぜそう感じたか」を一言加えるだけでOKです。
| レベル | 書き方の特徴 |
|---|---|
| 小学生 | 「感じたこと」だけを書く |
| 中学生 | 「感じたこと」+「なぜそう感じたか」を書く |
- 小学生レベル:「この本を読んで、感動しました。」
- 中学生レベル:「この本を読んで、自分が当たり前だと思っていたことが、実はそうではなかったと気づきました。」
「何を感じたか」に加えて、「なぜそう感じたか」を一言添えるだけで、書き出しのレベルが一段階上がります。
難しい言葉は必要ありません。
やってはいけないNGな書き出し例(減点されるパターン)

書き出しには「やってはいけないパターン」があります。
NGパターンに当てはまる書き出しは、読んだ瞬間に評価が下がる可能性があります。
先生が何十枚もの感想文を採点する中で、思わずため息をつく書き出しが実際に存在します。
| NG例 | なぜダメか | 改善例 |
|---|---|---|
| 「この本を選びました」 | 書き手の気持ちがまったく伝わらない | 「このタイトルに引き込まれました」 |
| あらすじの説明から始まる | 感想がなく、本の紹介文になっている | テーマや感情から入る |
| 「面白かったです」だけ | 抽象的で何も伝わらない | 「ページをめくる手が止まりませんでした」 |
「この本を選びました」から始める書き出し
「私はこの本を選びました」だけで終わる書き出しは、書き手の気持ちがまったく伝わらないため評価が下がります。
このパターンは「本の説明」になっており、感想文の書き出しとしての機能を果たしていません。
- NG例:「私は夏休みの宿題のために、この本を読みました。」
- 改善例:「夏休みの課題図書の中で、このタイトルだけが気になって仕方ありませんでした。」
改善例では、同じ「課題図書として読んだ」という事実を伝えながら、「自分が選んだ」という主体性が伝わる書き出しになっています。

あらすじを書きすぎるパターン
書き出しでいきなりあらすじを書き始めると、感想文ではなく本の紹介文になってしまいます。
あらすじは「なか」のパートで書くものです。
書き出しでやってしまいがちなのが、「この本は〇〇が〇〇して、〇〇になる話です」という説明から入るパターンです。
- NG例:「この本は、主人公の田中くんが転校してきた学校でいじめに遭い、友達を作ることができずに悩む話です。」
- 改善例:「居場所のない孤独さとは、どんな気持ちなのか。この本を読んで、私は初めてその重さを理解できた気がします。」
改善例では、あらすじを直接書かずに、本のテーマを自分の言葉で表現することで、書き手の視点が伝わる書き出しになっています。

内容が浅くなる書き出し
「すごいと思いました」「面白かったです」だけの書き出しは、内容が浅く見えてしまい評価が上がりません。
「すごい」「面白い」は気持ちを表す言葉ですが、「何がすごいのか」「なぜ面白いのか」が伝わらないため、読み手に何も伝わりません。
- NG例:「この本を読んで、とてもすごいと思いました。面白かったです。」
- 改善例:「ページをめくるたびに、次が気になって止まらなくなりました。こんな経験は初めてでした。」
改善例では、「面白い」という気持ちを直接使わずに、「ページをめくる手が止まらない」という具体的な行動で表現することで、読み手に臨場感が伝わります。
脱・「思いました」地獄!文章を大人っぽくする言い換え

「思いました」「感じました」を繰り返すと、文章が単調になります。
言い換え表現を一つ覚えるだけで、文章の印象が大きく変わります。
難しい言葉を使う必要はありません。
- 思いましたを多様な言葉に変換する
- 言い換えリストで単調さを解消する
「思いました」の言い換え表現一覧
「思いました」は以下の表現に変えるだけで、文章がグッと豊かになります。
| 基本表現 | 言い換え表現 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| 思いました | 気づきました | 新しい発見があったとき |
| 思いました | 感じました | 心が動いたとき |
| 思いました | 考えさせられました | 深く考えたとき |
| 思いました | 確信しました | 強く信じたとき |
| 思いました | 痛感しました | 強く反省したとき |
| 感動しました | 胸が熱くなりました | 感情が高まったとき |
| すごいと思いました | 圧倒されました | 才能や行動に驚いたとき |
| 悲しかったです | 胸が締め付けられました | 悲しい場面での感想 |
| 驚きました | 目を疑いました | 予想外の展開に驚いたとき |
| 面白かったです | 引き込まれました | 物語に没入したとき |
感情を伝える語彙の増やし方
語彙を増やす一番の方法は、「自分の体の反応」を言葉にすることです。
難しい言葉を覚えなくても、「読んだとき体にどんな変化が起きたか」を書くだけで、感情が豊かに伝わります。
体の反応を言葉にする例:
- 「思わず手が止まりました」(驚き・感動)
- 「胸がドキドキしました」(緊張・期待)
- 「目頭が熱くなりました」(感動・悲しみ)
- 「ページを閉じてしばらく考えました」(深く考えさせられた)
- 「読み終えた後、外の景色が違って見えました」(価値観の変化)
編集部がこれまで多くの国語教育の現場を見てきた中で気づいたのは、評価が高い感想文を書く中学生ほど、「自分の体の反応」を文章に落とし込む習慣があるということです。
「面白かった」という言葉の代わりに、「読んでいる間、ご飯を食べるのも忘れていた」と書けば、面白さが何倍も伝わります。
【最短15分】書き出しの後は「型」で埋めるだけ!読書感想文の書き方

書き出しが決まったら、あとは「型」に沿って書くだけです。
読書感想文は「はじめ・なか・おわり」の3パートに分けて書けば、最短15分で完成します。
- 3つのパートで役割を整理する
- 自分の体験談を混ぜて差別化する
- 最初と最後をリンクさせて締める
はじめ(導入):書き出し+本を選んだ理由
「はじめ」のパートは、書き出しの一文と「この本を選んだ理由」だけでOKです。全体の約10〜15%の量が目安です。
書くべき内容:
- この記事で選んだ書き出しの一文
- なぜこの本を選んだか(1〜2文)
例: 「この本を読み終えた後、私はしばらく言葉が出ませんでした。(書き出し)図書館で偶然目に入ったタイトルに引き寄せられて手に取ったのが、この本との出会いでした。(理由)」
「はじめ」は短くて大丈夫です。
「はじめ」が長くなると、一番大事な「なか」のパートが短くなってしまいます。

なか(本論):あらすじ+体験+考え
「なか」のパートが読書感想文の中心です。全体の約60〜70%の量をここに使います。
| 内容 | 目安の文数 |
|---|---|
| あらすじ | 2〜3文 |
| 印象に残ったシーン | 3〜4文 |
| 自分の体験との比較 | 3〜5文 |
「なか」のパートで一番大切なのは、自分の体験との比較です。
ここに自分だけのエピソードを入れることで、他の誰とも違うオリジナルな感想文になります。
おわり(結論):学びとこれから
「おわり」のパートは、この本を読んで自分が変わったことと、これからどう行動するかを書きます。全体の約15〜20%の量が目安です。
書くべき内容:
- この本を読んで気づいたこと・変わったこと(1〜2文)
- これからの自分の行動や目標(1〜2文)
例: 「この本を読んで、私は『諦めることは逃げることではない』という考えが変わりました。これからは、もう少し粘り強く物事に向き合ってみようと思います。」
「おわり」のコツは、書き出しで使ったキーワードや疑問に対する答えで締めくくることです。
書き出しで「もし自分が主人公だったら」と書いたなら、「おわり」で「主人公の選択を通じて、自分ならこうすると気づきました」と答えると、文章全体に一貫性が生まれます。
注意!コピペ・AIはなぜバレる?読書感想文のNG対策

コピペやAIで書いた文章は、先生にすぐにわかります。
バレるリスクを知った上で、自分の言葉で書くことが大切です。
記事の例文はそのまま使えますが、その後の文章は必ず自分の言葉で書き加えてください。
- AI特有の不自然な語彙に注意する
- ネットの例文は既視感でバレる
- 自分のエピソードを必ず1つ足す
チャットGPTの文章がバレる理由
ChatGPTで書いた文章がバレやすい理由は、主に以下の3点です。
- 体験がない:AIはあなたのプライベートな体験を自発的に知ることができないため、詳しく指示しない限り、あなた自身のリアルなエピソードが文章に入らない
- 語彙が急に難しくなる:普段の作文や授業での語彙レベルと、AIが生成する文章の間には明らかな差が出やすく、先生はすぐに気づく
- 全員が同じような文章になる:同じ本でAIに感想文を書かせると、似たような構成・表現の文章が出来上がるため、複数の生徒が同じパターンで提出するとバレやすい
先生は普段の作文や授業の発言から、生徒一人ひとりの文体や語彙レベルを把握しています。
普段「思いました」「感じました」と書いている生徒が、突然「深い感銘を受け、価値観の転換を迫られた」という文章を提出すると、すぐに違和感を覚えます。
現在は「Turnitin」などのAI検知ツールが一部の教育現場で使われ始めており、AI生成文章を統計的に判定する精度が上がっています。
誤判定の可能性もゼロではないため、最終的には普段の文体との違いなど、先生の総合的な判断に委ねられます。

ネットの例文・入賞作品が見破られる理由
ネットからコピペした文章も、検索すればすぐに元の文章が見つかるため、先生には簡単にバレます。
特に「読書感想文 例文」「読書感想文 入賞作品」で上位に出てくる文章は、毎年多くの生徒がそのままコピペして提出します。
先生は同じ文章を何度も目にしているため、見た瞬間に気づきます。
入賞作品は書き手の実体験が入っているからこそ評価されたものです。
体験ごとコピペしても、「自分の体験」として説得力が出ません。

自分の言葉に変えるコツ
AIやネットの例文を参考にする場合は、「自分のエピソードを1つ追加する」だけで、オリジナルの文章になります。
手順はシンプルです。
- ステップ①:例文や参考文章を読んで、「自分もこんなこと感じたな」という部分を一つ見つける
- ステップ②:その気持ちを感じた「自分の体験」を思い出す
- ステップ③:例文の表現を参考にしながら、自分の体験に合わせて言葉を変える
この記事の例文をそのまま書き出しに使うのはOKです。
その後の「なか」のパートは必ず自分の体験を入れてください。
そうするだけで、コピペ判定を避けられるだけでなく、評価が上がる感想文になります。
入賞作品に共通する書き出しの特徴

青少年読書感想文全国コンクールなどで入賞する作品には、書き出しに共通するパターンがあります。
「何か特別なことを書いた」のではなく、「自分の言葉で正直に書いた」という点が共通しています。
- 上手さより正直な言葉を優先する
- 読者が次を読みたくなる工夫をする
評価される書き出しの共通点
評価される書き出しには、多くの場合、『書き手の視点』が効果的に盛り込まれています。
入賞作品の書き出しを分析すると、以下の特徴が共通して見られます。
- ①最初の一文で書き手の「立場」がわかる:誰が、どんな気持ちで読んだかが伝わる
- ②本の内容を説明していない:最初の一文はあらすじではなく、自分の感情や疑問から始まる
- ③読み手に「次を読みたい」と思わせる:問いかけ・驚き・共感のどれかが含まれている
- ④借り物でない言葉が使われている:難しい言葉よりも、書き手らしい自然な表現が選ばれている
編集部がこれまで多くの中学生を指導してきた中で、評価が高い感想文を書く生徒に共通していたのは、「上手に書こうとしていない」という点でした。
正直に、自分の気持ちをそのまま言葉にした文章の方が、難しい言葉を使った文章よりもずっと評価されます。

点数が上がるポイント
書き出しで点数を上げるための一番のポイントは、「最初の一文で自分の気持ちを出すこと」です。
点数が上がる書き出しのチェックリストです。
- 「私は〇〇という本を読みました」だけで終わっていない
- 最初の一文に「自分の気持ち」が入っている
- あらすじから始まっていない
- 「すごい」「面白い」だけの感想になっていない
- 自分だけの体験やエピソードが含まれている(または「なか」に含まれる予定がある)
このチェックリストに全部当てはまれば、書き出しとして合格です。
【Q&A】読書感想文の書き出しでよくある質問

読書感想文の書き出しについて、中学生からよく寄せられる質問に答えます。
迷ったときはこのQ&Aを確認してください。
Q.中学生の読書感想文の書き始めは何を書けばいい?
書き始めは「本を読んで一番印象に残ったこと」を一文で書くのがおすすめです。
「何を書けばいいかわからない」という場合は、次の質問に答えてみてください。
「この本の中で、一番心が動いた場面はどこですか?」その答えが、書き出しのネタになります。
難しく考えず、「一番気になったこと」から書き始めましょう。

Q.最初の一行がどうしても思いつかないときは?
最初の一行が思いつかないときは、「本を読んで感じたことを箇条書きにする」ところから始めてください。
原稿用紙を前にして考え込むのではなく、まず裏紙やメモ帳に「この本を読んで感じたこと・気になったこと」を箇条書きにします。
書いてみると、その中に書き出しのヒントが必ず見つかります。
書き出しを最初に考えようとするから止まるのであって、書きたいことを先に書き出してから、一番伝えたいものを書き出しにする方がスムーズです。

Q.小学生・高校生との書き出しの違いは?
中学生の書き出しは、小学生よりも「なぜそう感じたか」を入れる点が違います。高校生との違いは、論文的な構成よりも体験との比較を重視する点です。
小学生の書き出しは「感じたこと」を書ければOKです。
中学生はそこに「なぜそう感じたか」を一言加えることで、レベルが上がります。
高校生になると、テーマを抽象化して社会問題などと結びつける書き方が求められますが、中学生は自分の体験との比較を中心にすれば十分です。

Q.書き出しが決まった後に続かないときはどうする?
書き出しの後に続かないときは、「一番印象に残った場面」→「なぜそう思ったか」→「自分の体験と比較」の順に書くと、自然に続きます。
書き出しが決まったのに続かない場合、「何を書くか」が決まっていないことが多いです。
書き出しを書く前に、「一番印象に残ったシーン」と「自分のエピソード」を一つずつ決めておきましょう。
2つが決まっていれば、書き出しの後の文章は自然と続いていきます。
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まとめ:読書感想文の書き出し例(中学生向け)最初の一行テンプレ+使える例文20選

読書感想文の書き出しは、この記事の例文と型を使えば、迷わずに決まります。
書き出しの3大パターンをもう一度確認しましょう。
- ①問いかけ型:「もし自分が主人公の立場だったら、どうしますか?」
- ②セリフ引用型:「『〇〇』。この一言が、私の心に深く刺さりました。」
- ③感情ストレート型:「この本を読み終えた後、私はしばらく言葉が出ませんでした。」
NGパターンも覚えておいてください。
- 「私は〇〇という本を読みました」だけで終わる書き出し
- いきなりあらすじから始まる書き出し
- 「すごい」「面白い」だけの書き出し
全体の構成は「はじめ・なか・おわり」の3パートで書くだけです。
書き出しが決まれば、あとは型に沿って埋めていくだけで完成します。
この記事で紹介した例文は、そのまま書き出しに使えます。
例文を選んで、その後に自分の体験を一つ加えれば、世界に一つだけの読書感想文が完成します。
塾オンラインドットコム編集部は、これからも中学生の学習に役立つ情報をお届けします。
読書感想文で困ったときは、この記事をまた開いてみてください。
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】

【執筆・監修】塾オンラインドットコム編集部
塾オンラインドットコム編集部は、学習塾業界で27年以上の指導経験を持つ専門家が中心となって運営しています。これまでに800以上の教室を調査・分析し、オンライン塾の運営経験も持つ実務家チームです。記事は、公式サイト・最新パンフレット・担当者取材などの一次情報を確認のうえ執筆し、必要に応じて内容を更新しています。小学生・中学生とその保護者が安心して判断できるよう、不安をあおらず、事実を整理する編集方針を大切にしています。(※情報確認基準:2026年2月時点)
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