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神奈川県の公立高校の入試制度が知りたい
神奈川県の公立高校の入試制度について説明します。

神奈川県の公立高校入試について知りたくありませんか?
この記事で紹介する「神奈川県の公立高校入試制度について詳しくまとめた記事」を読むと、神奈川県の公立高校の入試制度がわかる内容になっています。
なぜなら、進路に詳しい進路アドバイザーが書いた記事だからです。
この記事では、神奈川県の公立高校の入試制度を網羅した内容になっていますので、この記事を読み終えると神奈川県の公立高校の入試制度が理解できるはずです。
読み終えるとわかること
神奈川県の入学者選抜制度
選抜の検査について
選考方法について
通学区域について
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Contents
神奈川県の公立高校入試制度について


神奈川県の公立高校の入試の制度についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
- 共通選抜
- 定通分割選抜
- 二次募集
神奈川県の共通選抜とは
共通選抜とは,第1次選抜と第2次選抜と2段階に分かれて行われる選抜方式です。
第1次選抜で募集人員の90%を決め,第2次選抜で残りを決める2段階選抜です。
神奈川県内のすべての高校の全日制の課程、定時制の課程及び通信制の課程で実施されています。
・全日制の課程では、定員の100%を募集します。
・定時制の課程及び通信制の課程では、定員の80%を募集します。
ただし、県立横浜明朋高校、県立川崎高校、県立厚木清南高校、県立相模向陽館高校、横浜市立横浜総合高校及び川崎市立川崎高校の定時制の課程では、定員の100%を募集します。
・募集は、各学校の課程、学科別に行い、志願はひとつの課程、学科、コース等に限ります。
・志願変更が期間中に1回できます。
・共通選抜と同日程で連携募集、特別募集及び中途退学者募集を行います。
神奈川県の定通分割選抜とは
定通分割選抜は、定時制と通信制高校は入試の機会が2回あります。
共通選抜とこの定通分割選抜です。
定員の80%を共通選抜で,残りの20%を定通分割選抜で選抜します。
共通選抜で,募集人員に満たない場合は,その分定通分割選抜に上乗せされます。
ただし、県立横浜明朋高校、県立川崎高校、県立厚木清南高校、県立相模向陽館高校、横浜市立横浜総合高校及び川崎市立川崎高校の定時制の課程では実施しません。
・国公私立の高校(高等専門学校も含みます。)に合格している人は志願できません。
・定員の20%を募集します。(共通選抜で募集人員に満たなかった学校はその分を定通分割選抜の募集人員に加えます。)
・募集は、各学校の課程、学科別に行い、志願はひとつの課程、学科、コース等に限ります。
・志願変更が期間中に1回できます。
二次募集
欠員等があった場合、選抜の終了後、必要に応じて実施します。
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神奈川県の公立高校の選抜方式

公立高校の選抜方式について説明します。
以下ポイントです。
- 全日制の課程及び定時制の課程
- 通信制の課程
神奈川県の全日制課程及び定時制課程
「学力検査」と「面接」を共通の検査として実施されます。
「特色検査」を実施する学校もあります。(クリエイティブスクールでは学力検査は実施しません。)
特色検査は学力検査や面接でわからない受検生の能力や特性をみるために行われ,「実技検査」と「自己表現検査」の2種類あります。
・「学力検査」は課程ごとに問題が異なります。
全日制の課程の学力検査は、国語・社会・数学・理科・外国語(英語)の5教科を原則とします。
特色検査を実施する学校では、3教科にまで減らすことがあります。
定時制の課程の学力検査は、国語、数学、外国語(英語)の3教科を原則とします。
理科や社会を実施する学校もあります。
・「面接」は、個人面接を実施します。
・「特色検査」は、実技検査及び自己表現検査又はそのいずれかを実施します。
通信制の課程
「作文」を実施します。(「学力検査」及び「面接」は実施しません。)
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神奈川県の公立高校の選考方法について


神奈川県の公立高校の選考方法について説明します。
以下ポイントです。
- 全日制の課程及び定時制の課程
- 調査書の評定
- 学力検査
- 面接結果
- 特色検査
- S1値の算出
- S2値の算出
全日制の課程及び定時制の課程(クリエイティブスクール,県立横浜国際高校及びフロンティアスクールを除く。)
学力検査と中学校から提出された調査書の評定を活用して総合的に選考されます。
神奈川県の調査書の評定
A=(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)×2
調査書の満点は、135点です。
例)
中学2年生の成績がオール3の場合、27点
中学3年生の成績がオール3の場合、54点
合計81点が内申点となります。
※教科ごとの評定合計を一定の範囲(3教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。
・Aを100点満点に換算した数値を(a)とします。
学力検査の結果の扱い
B=学力検査(3から5教科)の各教科の得点合計
※教科ごとの得点を一定の範囲(2教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。
・Bを100点満点に換算した数値を(b)とします。
面接の結果の扱い
C=観点ごとの得点合計
・Cを100点満点に換算した数値を(c)とします。
特色検査の結果の扱い
D=観点ごとの得点合計
・Dを100点満点に換算した数値を(d)とします。
第1次選考…次の数値S1により募集人員の90%まで選考します。
合計数値S1の算出式
調査書の評定:(A) = ( 2年9科 ) + ( 3年9科 ) × 2 ( 135点満点 )
学力検査の結果:(B) = (3から5科)×100(300~500点満点)
面接の結果:(C) = 面接点
特色検査の結果:(D) = 特色検査点
(A)(B)(C)(D)をそれぞれ100点満点に換算し(これをa,b,c,dとする),各高校が決めた数値(f,g,h,i)を掛けて合計数値S1を求めます。
S1=(a)×f+(b)×g+(c)×h (f、g、hは合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)
※特色検査を実施した場合は、S1’=(a)×f+(b)×g+(c)×h+(d)×i (iは1以上5以下の整数)
第2次選考…「第1次選考」及び「資料の整わない者の選考」において合格となっていない者の中から次の数値S2により募集人員まで選考します。

合計数値S2の算出式
S2値は,共通選抜の第2次選考で使用される数値です。
選考は,値の高い者から順に決めていきます。S2値は次のように求めます。
第1次選考と異なり,第2次選考では調査書を使用しません。
S2=(b)×g'+(c)×h' (g'、h'は合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)
※特色検査を実施した場合は、S2’=(b)×g'+(c)×h'+(d)×i' (i' は1以上5以下の整数)

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通学区域について


通学区域について説明します。
以下ポイントです。
- 県立及び横須賀市立の高校
- 横浜市立及び川崎市立の高校
- 横浜市立の高校
- 川崎市立の高校
県立及び横須賀市立の高校
県内どこからでも志願できます。
横浜市立及び川崎市立の高校
それぞれの市内を学区としている学校・学科があります。(ただし、学区のある学校においては、学区外からでも募集定員の一定の割合まで入学できる枠を設けています。)
横浜市立の高校
一部の学校・学科を除き、横浜市内が学区となります。
※学区のない学校・学科・コース
横浜商業高校・全学科及び別科
横浜サイエンスフロンティア高校・理数科
戸塚高校・全日制の課程普通科音楽コース
戸塚高校・定時制の課程普通科
川崎市立の高校
普通科(全日制・定時制の課程)は川崎市内が学区となります。
◎特別募集及び中途退学者募集においては、学区はありません。
ただし、インクルーシブ教育実践推進校特別募集においては、志願に係る通学地域を定めています。
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まとめ:神奈川県の公立高校入試制度について詳しくまとめた記事


最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回の記事、「神奈川県の公立高校入試制度について詳しくまとめた記事」は参考になりましたでしょうか?
神奈川県の公立高校の入試制度について理解しました。

以上、「神奈川県の公立高校入試制度について詳しくまとめた記事」でした。
まとめ
神奈川県の入学者選抜制度
選抜の検査について
選考方法について
通学区域について