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高校受験の入試制度がわかりません。
入試制度の概要について教えて下さい。
高校受験の入試制度を理解することはとても大切!
今回は、高校入試制度の概要について説明します。

高校入試制度について理解することはとても大切!
今回紹介する、「【高校受験】入試制度の概要について知る!わかりやすく3分で解説」を読めば、高校の入試制度がわかります。
しかし、高校の入試制度は都道府県によって異なるため、各都道府県の教育委員会のホームページを参照願います。
ここでは、一般的な高校受験の入試制度について解説いたします。
読み終えるとわかること
公立高校の入試制度について
私立高校の入試制度について
公立高校と私立高校の違いについて
Contents
【高校受験】入試制度の概要について知る!わかりやすく3分で解説


最初は、公立高校の入試制度についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明します。
- 公立高校の入試について
- 公立高校の入試の種類
- 内申点の算出と学力検査点との配点について
- 公立高校の面接、小論文・作文の実施について
公立高校の入試について
公立高校の入試は、当日の試験と内申点で合否を決める一般選抜以外にも、推薦入試や特色選抜・前期選抜など別の判断基準によって選抜する仕組みを採用している都道府県もあります。
公立高校入試の実施回数は1回、または2回です。
1回方式の場合は学力検査が実施され、2回方式ではタイプの異なる選抜方法で合格者が選ばれるようになっています。
また2回方式の場合の募集定員の配分は、1回目を少なくし、2回目を多くするケースが多いようです。
2回方式を採用している地域も多いですが、近年では入試を一本化(2回方式から1回方式に)する高校もあります。
入試制度が昨年と違う場合もありますので、必ず確認しましょう。
ここでは、全国的に共通する枠組みを説明しているので、詳細な実施方法は各都道府県で公表されている実施要項を確認してください。
公立高校の入試の種類
公立高校の受験機会は、大きく分けて下記4種類があり、都道府県によって違います。
推薦選抜 | 中学校長の推薦がもらえる場合にのみ受験可能な場合と、校長推薦が不要な自己推薦方式と2種類あります。 |
特色選抜 | 一部の学科やコースで、面接や小論文•作文、実技検査などを重視した入試制度になります。 |
前期選抜・一般選抜 | もっとも多くの受験者が受ける一般入試のことになります。 |
後期選抜・二次選抜 | 全ての高校で2回目の受験機会として実施される場合と、定員に満たない高校、学科のみが実施する場合など、都道府県によって違います。 |
大きく分けると上記パターンの中から、都道府県によって定められており、受験機会が事実上1回の場合と、2回にわたって実施される複数受験制度に分かれます。
毎年、夏頃に最終的な入試制度の詳細が各都道府県で公表されますので、まずは自分が居住する都道府県の入試制度をしっかり確認しましょう。
内申点の算出と学力検査点との配点について
公立高校入試においては、内申点が合否に大きく影響します。
内申点の計算方法は各都道府県によって異なり、中学1年生からの3年間が内申点としてつく場合や、3年生のみが2倍になる場合、3年生の2学期のみ成績が内申点となる場合があります。
学力検査の点数も各都道府県によって異なり、1教科100点満点の5教科で合計500点満点の場合や、50点×5教科の250点満点の場合があります。
また内申点と学力検査点が同等に加算されて総合点となる場合や、内申点重視、学力検査重視の場合などは、高校や学科•コースによって定められている場合があります。
ホームページ等で自分の行きたい高校の、内申点と学力検査の点数の計算方法を確認してください。公立高校の場合、内申点が合否を分ける大切な役割を果たすため、内申点対策を頭に入れて、受験勉強に励んでください。
公立高校の面接、小論文・作文の実施について
近年、一般選抜でも面接や小論文•作文を実施する都道府県や高校が増加傾向にあります。
面接や小論文•作文の結果によって、合否が決まる場合がありますので、実施の有無を確認して対策してください。
あわせて読みたい
参考記事:【高校受験】一般入試と推薦入試どっちの選択が中学生にとってベスト
参考記事:【高校受験】志望校を下げるな!行きたい高校を選ぶ!20のチェックポイント
私立高校の入試制度について


次に私立高校の入試制度についてまとめてみました。
以下のポイントを参考にしてください。
- 私立高校の入試について
- 私立高校の一般入試
- 私立高校の推薦入試
私立高校の入試について
私立高校の入試日程は、高校ごとに定められています。
私立高校の特色は、独自の伝統と校風を備えていること。
私立高校の入試には一般入試と推薦入試があります。
「一般入試」
公立高校の推薦や前期、一時選抜よりも前に実施されます。
「推薦入試」
基本的に専願のみで、1月中旬に実施される学校が多い。
私立高校の入試では、学力検査で実施される試験教科も高校ごとに違い、私立高校の試験は、英数国の3教科が主流ですが、2教科や試験を実施している高校もあります。
自分の得意科目に絞って、自分に有利な条件で試験を受けることで、行きたい高校を幅広く探せるでしょう。
また私立高校の場合は学区がないため、都道府県こだわらず、通学が可能な距離であれば受験できるのです。
広い通学範囲で志望校を調べていくと、自分の得意教科や、うまく他の受験と日程のかぶらない入試日程の高校が見つかる場合もあります。
私立高校の一般入試
私立高校の一般入試の選考は、入学試験、調査書、学校によっては面接、作文、実技試験があります。
受験科目は、英語、数学、国語がほとんどで、各高校で独自に作成された試験問題です。
ただし、私立高校の一般受験の中には、併願優遇制度を設けいている場合もあります。
併願優遇制度とは、
東京都の場合、私立高校の一般入試制度に「併願優遇制度」があります。
併願優遇制度とは、私立高校を受験する際に、他の高校が第一志望だが、不合格だった場合は、その私立高校に進学することを条件に、一般受験よりも優先して合格できる制度のことです。
併願優遇制度には、内申の基準を各校が定めており、ほとんどの場合、推薦基準より高めに設定されています。
この制度を利用するには、12月に入試相談が必要となります。
私立高校の推薦入試
私立高校の推薦入試制度は、「その高校が第一志望であり、他の高校へは進学しない」ことを条件に一般受験の生徒よりも優先して入学できる制度です。
推薦入試制度を利用するには、12月に志望する私立高校との入試相談が必要となり、各高校が定めた推薦基準を満たす生徒が受験できます。
私立高校の推薦基準
1.その学校が第一指導であり、合格した場合、必ず入学すること。
2.推薦基準を満たすこと。
3.高校の示す受け入れ基準(評定・生活状況)に適合している。
推薦基準の具体例
A高校:5教科18、欠席各学年6日以内、遅刻6回以内
B高校:9教科29、5科16、3教科各3、欠席各学年10日以内
c高校:9教科男34、女36、3教科男女12、9教科に1は不可、英検・漢検・数検3級は、プラス1点
スポーツ推薦
スポーツ活動で著しい成果を収め優れた資質を備えていることを基準にした推薦制度。
あわせて読みたい
参考記事:体育・音楽・美術・技術家庭の実技4教科の内申点を上げる!
参考記事:中学生の内申点の付け方を知る!これで内申点対策はバッチリ!
公立高校と私立高校の違い


最後に公立高校と私立高校の違いについてまとめてみました。
以下のポイントを参考にしてください。
- 高校の種類について知る
- 公立高校と私立高校では費用が違う
- 公立高校と私立高校の違い:授業内容のスピートが違う
高校の種類について知る
高校は、運営している団体によって大きく分けると私立高校・公立高校・国立高校の3種類の学校があります。
各高校を理解して、自分に適していの高校を考慮して志望校を決めることが大切です。
公立高校
都道府県や市区町村が運営している学校を公立高校といいます。
公立高校は学校数も多く、学科やコース、入試の難易度も様々なので、選択の幅が広がります。
さらに、公立高校は、私立高校に比べて学費も非常に安くなります。
また、都道府県によって多少異なりますが、公立高校はどこも、当日の一般入試だけでなく、中学校での成績を評価する「内申点」もあわせて選考材料とします。
内申点の計算方法は各都道府県によって異なりますが、中学入学時から授業態度や定期テストなど内申点を意識して取り組みましょう。
私立高校
私立高校は、民間の団体が設立した学校のこと。
独自の伝統があり、指導内容、理念、校風が公立高校とは大きく異なり、重視しているポイントも大きく異なります。
学校説明会に足を運び、校風も含めてその雰囲気を自ら感じることが大切といえるでしょう。
また、入試制度も多種多様です。当日の学力で合否が決まる一般入試、学力試験がなく面接や作文などの評価で決まる推薦入試、ま
中学校のテストで一定の成績を取っていれば、ほぼ合格が保証される単願(専願)入試や併願入試などがあります。
国立高校
国立高校は、国立大学の付属校であり、ほとんどの国立高校が進学校となります。
名前に「付属校」とはついているものの、内部推薦がありエスカレーター式で進学できるわけではありません。
国立高校の入試は、5教科で行われ、その難易度が高いことで知られています。また、国立高校は普通科が多くて、校風が自由であることが特徴です。
公立高校と私立高校では費用が違う
公立高校と私立高では年間で約50万円の費用の差があると言われています。
文部科学省公表の「平成30年度子供の学習費調査」によると、学習費総額は、公立高校45万7,380円、私立高校96万9,111円、差額51万2,531万円と、私立高校の方が約2.1倍という結果が出ています。
公立高校では、以前は完全に授業料が無償で行われていましたが、法律が改正された平成26年4月以降、高等学校等就学支援金は世帯年収に限度が設けられた制度に変わりました。
私立高校においても高等学校等就学支援金の限度額が上がり、世帯年収に応じて、家庭の負担が軽減されます。
しかし、授業料以外でも私立高校は公立高校より費用がかかる傾向にあります。
公立高校は、公費(地方自治体)での運営のため施設は同じ水準です。
公立高校の施設は、入学金等授業料以外も費用負担が少ない分、施設は必要なものに限られています。
一方、私立高校は学校法人など民間経営のため、学校によって特色があります。
私立高校の施設は、入学金、海外研修、学校への寄附金など授業料以外も費用はかさみますが、教科に特化した施設等が充実しています。
学費等の詳細については、各自治体のホームページおよび各学校のホームページを参考にしてください。
公立高校と私立高校の違い:授業内容のスピートが違う
公立と私立では、授業数や内容、授業のスピードが違います。
公立の場合は、全国一律の授業数で、学習指導要領に沿った同じようなカリキュラムで授業が行われます。
私立の場合は、学校によってさまざまで、授業日数の多いところが多く、学校独自のカリキュラムで授業が進みます。
受験対策が進む学校では、授業のスピードがはやく、公立の学校では行わない難しい内容まで行われることもあります。
具体的には、私立の場合、高校2年で3年間の勉強を終わらせて、高校3年生は受験勉強に集中するといった学校もあります。
公立高校と私立高校の違いについて詳しく知りたい方:公立高校と私立高校の違いを比較してみました【徹底解説】
私立高校の中にも、進学校の私立高校と大学付属の私立高校があります。
また、公立高校と私立高校ではカリキュラムや授業方針などが違うことを説明してきました。
満足のいく高校生活を送るためには、特徴を抑え、ご自分に合った高校を選ぶことが何よりも大切です。
高校選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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まとめ:【高校受験】入試制度の概要について知る!わかりやすく3分で解説


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回の記事、「【高校受験】入試制度の概要について知る!わかりやすく3分で解説 」は参考になりましたか?
入試制度について理解できました。
自分に有利な入試制度を利用したいです。

以上、【高校受験】入試制度の概要について知る!わかりやすく3分で解説 でした。
まとめ
公立高校の入試制度について
私立高校の入試制度について
公立高校と私立高校の違いについて
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