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「本当にずっと0円なの?」「あとから高い料金を請求されないかしら」
お子さまから「Try IT(トライイット)を使ってみたい」と言われたとき、無料で使える理由がわからず不安になる保護者は少なくありません。
結論からお伝えすると、Try ITは有料サービスへの集客を兼ねた合理的な仕組みで運営されているため、怪しい罠はなく動画視聴自体は永久に無料です。
しかし、多くの人が陥りがちなのが「無料だからこれだけで十分」「動画がわかりやすいから成績が上がる」という勘違いです。
実は、ただ動画を観るだけで終わる子と、その後の問題演習につなげられる子で成果は大きく分かれます。
この記事では、Try ITで無料で使える範囲や有料になるケース、わが子が動画学習で失敗しないために保護者が確認すべきポイントを中立的に整理しました。まずは無料で足りるかどうかの判断基準を、一緒に確認していきましょう。
記事のポイント
- Try ITが永久0円で動画を見放題の仕組み
- テキストや問題集を無料ダウンロードできる範囲
- 有料のサポートや個別指導が必要になるケース
- 動画を観たあとに成果を出すための正しい使い方
Try ITはなぜ無料なのか最初に結論を解説

まずは結論から伝えます。Try ITが無料である理由と、その背景にある仕組みを簡潔に確認しておきましょう。
あとから料金が発生する場面も併せて見ていきます。
- 有料塾への集客を兼ねた合理的な仕組み
- 予備校経験のあるプロ講師の高品質な授業
- スマホの通信費や製本テキスト代は自己負担
無料で使える理由は有料サービスへの接点
Try ITが無料で使えるのは、運営する株式会社トライグループの集客戦略によるものです。
無料で授業を体験してもらい、質問対応や個別指導が必要になった家庭が有料サービスを検討する仕組みになっています。
これは多くの教育サービスでも使われている考え方で、基本となる授業を無料にし、より深いサポートを有料で提供するというものです。
裏に怪しい請求や罠があるわけではなく、合理的な仕組みとして無料公開されていると理解しておくと安心です。
まずはこの仕組みを知ることが、無料で使える範囲を冷静に判断する第一歩になります。

無料でも質が低いと決めつけなくてよい理由
「無料だから質が低いのでは」と感じる保護者もいますが、その心配は当てはまりません。
Try ITの授業は1回あたり約15分で、要点を凝縮した構成になっています。
講師には大手塾や予備校での指導経験を持つ人材が起用され、教科書準拠の内容を中心に作られています。
学校の定期テスト対策や日々の予習・復習であれば、十分なクオリティだといえます。
ただし、難関校対策など高度な応用力が必要な場面では、別の学習手段との併用を検討した方がよい場合もあります。
無料であることと、品質が低いことは別の話だと整理しておきましょう。

あとから料金が発生しやすい場面を確認
Try ITのアプリ利用自体に料金はかかりませんが、まったく費用が発生しないわけではありません。
動画視聴には通信費がかかり、利用規約でも通信費用は利用者の自己負担と定められています。
PDFの無料テキストではなく製本されたテキストを希望する場合は、1冊あたり約3,000円の購入費が発生します。
動画だけでは理解が進まず、自分で解決できなくなった場合は、有料の個別指導への移行費用が発生する可能性があります。
「無料だから一切お金がかからない」と思い込まず、これらのケースを事前に把握しておくと安心です。
Try ITで無料利用できる範囲と注意点

無料の仕組みがわかったところで、次に確認したいのは具体的な範囲です。
どこまで無料で使えるのか、学年や科目、利用方法の違いを見ていきましょう。
- 授業動画やPDF教材がすべて永久0円
- 中1から高3までの主要科目を幅広く網羅
- 進み具合を管理できる無料の専用アプリ
授業動画やテキストで無料利用できる範囲
Try ITでは、授業動画に加えて学習に必要な教材も無料で利用できます。
各授業に対応した要点まとめノートや、理解度を確認するための確認テスト、問題用紙はPDFで無料ダウンロードと印刷が可能です。
つまり、動画を見るだけでなく、その場で演習までつなげられる教材が最初から無料の範囲に含まれているということです。
製本されたしっかりしたテキストを希望する場合のみ、1冊あたり約3,000円の有料オプションになります。
まずは無料のPDF教材で、動画後に手を動かす習慣をつけることから始めてみましょう。

対象学年・科目・レベル感を短く確認
Try ITは中学1年生から高校3年生まで、幅広い学年をカバーしています。
科目は中学では英語・数学・国語・理科・社会の主要5教科、高校では文系・理系に分かれた科目が用意されています。
教科書は東京書籍や啓林館など、主要出版社の内容に準拠して作られています。
レベルとしては、学校の定期テスト対策や教科書内容の基礎固めに向いている構成です。
難関校受験のような高度な応用問題への対応は想定されていないため、その点は事前に理解しておくとよいでしょう。

アプリ・YouTube・会員登録の違い
Try ITの動画は、YouTubeでも一部視聴することができます。
ただし、YouTubeでは単元ごとに検索して視聴する形になり、学習の進み具合を管理する機能はありません。
無料の会員登録をして専用アプリを利用すると、教科書準拠での学習や、視聴した範囲の進捗を記録する機能が使えるようになります。
ピンポイントで1単元だけ見たい場合はYouTube、計画的に学習を進めたい場合は会員登録とアプリ、という使い分けが現実的です。
登録自体に料金はかからないため、まずは目的に合わせて使い方を選んでみましょう。
Try ITで有料になる可能性があるケース

無料で使える範囲を確認したら、次は逆のケースを見ていきます。
どのような場面で有料サービスの検討が必要になるのかを整理します。
- わからない問題を質問できる添削機能は終了
- 自分で予定を立てて進める学習管理の難しさ
- 料金や無料体験の詳細は別の専門記事へ案内
質問や個別サポートが必要になった場合
以前のTry ITには、スマホを振って質問できる添削サービスがありましたが、この機能は2020年5月31日をもって完全に終了しています。
現在は一方通行の映像授業のみで、わからない問題をその場で質問することはできません。
疑問をすぐに解決したい場合は、トライのオンライン個別指導塾のような、リアルタイムで質問できる有料サービスを検討する必要があります。
無料動画を見て「わからない」を放置してしまうと、苦手が積み重なりやすくなるため注意が必要です。
参考として、主なサービスの違いを簡単に整理しておきます。
| サービス名 | 月額費用 | 質問対応 | 学習管理機能 |
|---|---|---|---|
| Try IT | 完全無料 | なし(2020年5月終了) | 自己記録のみ |
| スタディサプリ ベーシック | 月額2,178円(一括時1,815円) | 上位プラン契約で対応 | 進捗履歴・保護者向け報告メール |
| YouTube | 完全無料 | なし | なし |
| トライのオンライン個別指導塾 | 別記事参照 | リアルタイムで質問可能 | 教育プランナーによる管理 |
質問対応や学習管理まで必要かどうかが、無料と有料を分ける大きな判断軸になります。
学習管理や苦手分析まで求める場合
映像授業は良い面もありますが、誰からも管理されない環境で学習を継続するのは想像以上に難しいものです。
見たい時に見られる自由さは、裏を返せば「先延ばしにしやすい」というリスクでもあります。
苦手分析や目標管理をプロに任せたい場合は、最初から学習管理がセットになった有料サービスを選んだ方が、結果的に遠回りにならないこともあります。
お子さまが自分で計画を立てて進められるタイプか、管理してもらった方が伸びるタイプかを、まずは見極めてみましょう。

料金や無料体験の詳細は別記事で確認
トライのオンライン個別指導塾の具体的な料金や無料体験の流れについては、本記事では深く取り上げません。
料金で迷っている場合は、関連記事「トライのオンライン個別指導塾の料金で迷う中学生の親が見るべき判断軸」で詳しく整理しています。
無料体験を検討している場合は、「トライのオンライン個別指導塾無料体験で流されない親の3つの確認軸」もあわせてご覧ください。
まずはTry ITの無料範囲を理解した上で、必要になったタイミングで詳細記事を確認するという流れがおすすめです。
無料でも安心して使える子と注意が必要な子

無料か有料かよりも大切なのは、お子さまの使い方です。
安心して任せられる子と、注意が必要な子の違いを見ていきましょう。
- 視聴したあとに自力で問題演習ができる子
- 観るだけでわかった気になりやすい子の盲点
- お子さまの使い方を確かめる保護者の確認軸
動画後に問題演習まで進められる子
Try ITが特に向いているのは、動画を見た後にお子さま自身で問題演習へ進められる子です。
学習効果を高めるには、インプットとアウトプットの比率が3対7程度になることが望ましいとされています。
動画を見ながら要点まとめノートに書き込み、視聴後すぐに確認テストへ取り組める子は、無料の範囲だけで十分に伸びていく可能性があります。
逆にいえば、動画は理解のきっかけにすぎず、力がつくのはその後の演習の時間だということです。
お子さまが視聴後にどんな行動をとっているか、一度観察してみてください。

見るだけで終わりやすい子の失敗例
現場でよく見られる失敗が、動画を見ただけで「わかった気」になってしまうケースです。
1日に何本も動画を視聴し、勉強した気分にはなっていても、実際のテストでは手が止まってしまうことがあります。
これは映像授業特有の「わかったつもり」と呼ばれる状態で、演習を伴わない学習では起こりやすい現象です。
白鴎大学教育学部の赤堀侃司教授も、映像授業は学習意欲を引き出しやすい一方で、暗記内容の定着には別の工夫が必要だと指摘しています。
動画を流し見するだけでは、エンタメ動画を見ているのとそれほど変わらないこともあります。
見た本数よりも、解けるようになったかどうかに注目することが大切です。

保護者が確認すべき学習の進み具合
お子さまがTry ITを使いこなせているかは、視聴本数だけでは判断できません。
保護者が確認したいポイントを、チェックリストとして整理しました。
- □ 動画を見た後に、確認テストや問題を解いているか
- □ わからない問題をそのまま放置していないか
- □ 進み具合を保護者が把握できているか
- □ 定期テスト前に使う単元を自分で決められているか
「何本見たか」ではなく「観た部分を解けるようになったか」を確認することが、見るだけ学習を防ぐ一番のポイントです。
当てはまらない項目が多い場合は、使い方を見直すタイミングかもしれません。
Try ITだけで足りるか判断する基準

ここからは、Try ITだけで学習を進めて大丈夫か、判断するための具体的な基準を見ていきます。
- 数字や条件を変えた類題をヒントなしで解く
- わからない原因を自分で過去の単元に戻る力
- テスト範囲に合わせた計画を自分で立てる力
類題を自力で解けるかを確認する
1つ目の基準は、動画で理解した内容を使って、類題を自力で解けるかどうかです。
解説を見れば理解できても、数字や条件を変えた問題になると手が止まってしまう場合があります。
これは、理解はできているものの、まだ自分の力として定着していない状態を示しています。
学校のワークや問題集で類題を解いてみて、ヒントなしで正答できるかどうかを確認してみましょう。
自力で解けない状態が続く場合は、質問できる環境を検討する目安になります。

わからない単元を自分で戻れるかを見る
2つ目の基準は、わからない原因を自分で過去の単元までさかのぼれるかどうかです。
たとえば中3の関数が苦手な場合、原因が中2の内容にあることも少なくありません。
Try ITは無学年で動画を探せる仕組みになっていますが、どこに戻ればよいかを自分で見つけるには、ある程度のメタ認知力が必要です。
これを一人で行うのは、中学生・高校生にとって簡単なことではありません。
うまく戻れていないようであれば、一緒に振り返る時間を作ってあげてください。

定期テスト前に使う単元を決められるか
3つ目の基準は、テスト前の計画を自分で立てられるかどうかです。
テスト範囲表が配られた時点で、どの動画をいつ見て、ワークを何周するかを決められる子は、学習を自走できているといえます。
一方で、計画を立てられず、前日に動画を慌てて流し見してしまう子もいます。
動画があるだけでは計画は自動的に進まず、先延ばしにつながりやすいという点に注意が必要です。
計画作りが苦手な様子であれば、保護者が一緒にスケジュールを組んでみるのも一つの方法です。
Try ITを使う前に保護者が見るポイント

最後に、Try ITを使い始める前に、保護者として確認しておきたいポイントを整理します。
- 登録する前に何のために使うか目的を決める
- 観たその日のうちに学校のワークで演習する
- 管理が難しいときや結果が出ない場合の切り替え
無料で始める前に目的を決めておく
無料だからといって、目的を決めずに登録すると、形だけの利用で終わってしまうことがあります。
「今週はこの単元を理解する」など、具体的な目標を親子で決めておくことが、継続のポイントになります。
目的があいまいなまま始めると、ログインしなくなったり、視聴が止まったりしやすくなります。
「とりあえず無料だから」という理由だけで始めるのではなく、何のために使うのかを先に決めておくと、無料の効果を最大限に活かせます。
登録前の数分で、簡単に話し合っておくとよいでしょう。

動画視聴後に学校ワークで確認する
Try ITを最も効果的に使う方法は、学校のワークと連動させることです。
動画を見たら、その日のうちに学校ワークの対応ページを開き、基礎問題を数問解いてみます。
これができれば、内申点に直結する提出物対策にもなり、定期テストの理解度確認にもなります。
新しい参考書を買う必要はなく、学校のワークを「解ける状態にするための補助」としてTry ITを使うのが効率的です。
動画と演習をセットにする習慣を、早めに作ってあげてください。

有料サポートを検討するタイミング
無料でしばらく様子を見ても結果が出ない場合は、有料サポートへの切り替えを検討するタイミングです。
具体的には、自力で類題が解けない、わからない単元に戻れない、計画が立てられないといった状態が続く場合です。
保護者が毎日の管理に疲れてしまい、家庭の雰囲気がぎくしゃくしてきた場合も、見直しのサインといえます。
無料のツールにこだわり続けることが、必ずしもお子さまのためになるとは限らない点も知っておきましょう。
詳しい料金や無料体験については、「トライのオンライン個別指導塾の料金で迷う中学生の親が見るべき判断軸」を参考にしてください。
【Q&A】Try ITに関するよくある質問

ここでは、Try ITに関してよく寄せられる質問を、中立的な視点でまとめました。
Q.Try ITは本当にお金がかかりませんか
はい、Try ITの利用自体に料金はかかりません。
授業動画の視聴や、テキストのダウンロード・印刷をどれだけ行っても、追加料金が発生する仕組みはありません。
会員登録の際にクレジットカード情報を求められることもないため、気づかないうちに有料プランへ移行してしまうような仕組みは存在しないと考えられます。
ただし、動画視聴にかかる通信費や、製本テキストを購入する場合の費用は、利用者の負担になります。
無料の範囲を正しく理解した上で、利用を始めてみてください。

Q.退会できないという不安はありますか
退会の手続きが複雑だったり、引き止められたりするのではという不安を持つ方もいます。
実際の手順はシンプルで、マイページにログインし、利用者情報のページから「退会はこちらから」を選択します。
その後「利用停止・登録削除する」を選び、パスワードを再入力すれば、登録情報の削除が完了します。
コールセンターへの電話や、複雑な手続きは必要なく、Web上で数ステップで完了する仕組みです。
不要になったタイミングで、気軽に削除できる点も覚えておくとよいでしょう。

Q.Try ITがわかりにくい場合はどうしますか
動画がわかりにくいと感じる場合、まず試したいのは再生速度の調整です。
理解が追いつかない場合は等倍や低速に、逆に余裕がある場合は最大1.4倍速まで上げて効率よく復習することもできます。
それでも理解が難しい場合は、説明そのものが悪いのではなく、前提となる単元の理解が抜けている可能性があります。
その場合は、無学年で視聴できる仕組みを使い、前の学年の該当単元に戻ってみましょう。
動画の使い方を少し調整するだけで、理解しやすくなることもあります。

Q.トライはやめたほうがいいと言われる理由は
「Try ITはやめたほうがいい」という声を見かけることもあります。
その多くは、授業内容そのものへの不満ではなく、動画を眺めるだけで演習も質問もせず、結果的に成績が上がらなかったという使い方の問題に起因しています。
映像授業は、どの教材を使っても、見るだけで終わらせてしまうと効果が出にくいという共通の特徴があります。
ネガティブな声を見た時は、内容そのものより、どんな使い方をした結果なのかを確認してみてください。
使い方を見直すことで、印象が変わる場合も少なくありません。

Q.Try ITの口コミはどう見ればよいですか
Try ITの口コミには、「成績が上がった」という声と、「効果がなかった」という声の両方があります。
これは、自分で演習まで進められる子と、見るだけで止まってしまう子の差が反映されているためです。
他の家庭の口コミだけで判断するのではなく、お子さま自身が動画の後に自力で演習を進められるかどうかを基準に考えることが大切です。
口コミの詳しい傾向や見極め方については、関連記事「トライのオンライン個別指導塾の口コミ評判|点数で選ばない4つの見極め方」でも整理しています。気になる場合はあわせて確認してみてください。
まとめ:Try ITはなぜ無料?仕組みと無料範囲・有料になるケース

最後に、ここまでの内容を振り返り、無料範囲の理解と次の行動について整理します。
無料範囲を理解して使い方を決めよう
Try ITは、株式会社トライグループが運営する完全無料の映像授業サービスです。
無料なのは、有料の個別指導サービスへの入口として位置づけられているためで、怪しい仕組みではなく合理的なビジネスモデルだと理解しておくと安心です。
動画やテキストは無料で利用できますが、質問機能は2020年5月31日に終了しており、わからない部分を自分で解決する力が必要になります。
無料で足りるかどうかは、動画後に演習まで進められるかどうかで決まるといえます。
まずは無料の範囲でお子さまの様子を確認し、必要に応じて有料サポートも検討してみてください。
Try ITはなぜ無料を解説した執筆者のプロフィール

※この記事は、大手個別指導塾の出店開発部門で25年以上にわたり市場調査・競合分析に携わってきた芹沢隆臣が執筆しています。全国800教室以上の新規開校をサポートした経験をもとに、現場で培った知見を記事に反映しています。
芹沢隆臣は、大手個別指導塾の出店開発部門で25年以上、市場調査や競合分析を担当してきました。全国800教室以上の新規開校をサポートした経験をもとに、塾選びに役立つ情報を中立的な立場でわかりやすく解説しています。
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