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理科が「なぜか急にできなくなった」と感じたら、原因を一つに決めつけないでください。
私は学習塾で小学生の理系科目を指導してきましたが、理科の苦手は暗記不足だけが原因ではありません。
答案の間違い方を見れば、暗記・理解・計算のどこで止まっているかが分かります。
まずはそこから一緒に確認していきましょう。
直近の答案の「間違い方」を、まず見てください。
| 答案の間違い方 | 考えられるつまずき | 最初にすること |
|---|---|---|
| 用語が出てこない・取り違える | 暗記不足 | 用語と意味をセットで確認する |
| 用語は知っているが図や理由を説明できない | 理解不足 | 教科書の図・実験・現象へ戻る |
| 公式は知っているが立式できない | 計算・作図のつまずき | 図に条件・数値を書き込む |
この3タイプのどれに近いかで、次にやるべきことが変わります。
「理科が苦手=とにかく暗記」と考えてしまうと、実は理解不足や計算のつまずきだった場合に、時間をかけても点数が伸びません。
記事のポイント
- テストの間違い方から苦手の原因がわかる
- 学年に合わせた理科の確認ポイントを整理
- 教科書とワークを中心にした4つの勉強手順
- 教える負担を減らす家庭サポートの工夫
小3・4と小5・6で変わる理科のつまずき

理科のつまずき方は、学年によって傾向が変わります。
指導現場での傾向をお伝えします。▶文部科学省「平成29・30・31年改訂学習指導要領」
小3・4は「覚えたのに説明できない」に注意
小3・4では、一問一答はすらすら解けても、聞き方を少し変えると答えられなくなる生徒がいます。
例えば、次のようなケースです。
- 「おしべ」「めしべ」などの用語は答えられるが、役割や違いを説明できない
- 豆電球がつく条件は覚えているが、自分で回路図を描くと配線を間違える
- 食塩が水に溶けた後の変化を、理由まで説明できない
- 月の名前は覚えていても、位置関係や見え方を図で説明できない
このような場合は、用語を覚えていても、現象そのものを十分に理解できていない可能性があります。
小学校の理科では、学年が上がるにつれて、覚えた知識を使って理由を考えたり、条件の違いを比べたりする力も求められます。
そのため、点数が伸び悩んでいるときは、暗記量を増やす前に、次の3点を確認してみてください。
ポイント
なぜそうなるのかを自分の言葉で説明できるか
図にして表せるか
問い方や条件が変わっても答えられるか
すべての小3・4生に当てはまるわけではありませんが、「覚えているのに説明できない」状態が見られるなら、暗記より先に理解の確認へ戻る方がよいでしょう。

小5・6は算数とのつながりも確認する
小5・6になると、暗記だけでは対応しにくい問題が増えてきます。
特に、計算やルールが関わる単元でつまずく生徒が見られます。
例えば、次のようなケースです。
- 小4まではカラーテストで80〜90点を取れていたのに、小5以降に点数が下がる
- 振り子やてこの問題で、公式は覚えていても立式できない
- 水溶液の問題で、割合や比を使って数値を整理できない
- 電流の問題で、条件が変わるとどの数値を使えばよいか分からなくなる
小5・6では、振り子、ものの溶け方、電流、てこ、水溶液など、算数で学ぶ割合・比・比例の考え方と結びつけて考える場面が増えます。
そのため、計算問題で点数を落としている場合は、理科の暗記量を増やすだけでは改善しにくいことがあります。
特に確認したいのは、次の3点です。
ポイント
問題文の条件や数値を図に整理できるか
どの数値とどの数値を比べるのか分かっているか
割合・比・比例の考え方を使って式を立てられるか
てこのつり合いや水溶液の計算では、公式を知っていても、算数の考え方が十分につながっていないと立式で止まることがあります。
割合・比・比例につまずきが見られる場合は、理科の問題を繰り返すだけでなく、算数の学習内容まで戻って確認することも必要です。
学年ごとの代表的なつまずきを整理すると、次のようになります。
| 学年 | 起こりやすいつまずき | 答案の特徴 | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 小3・4 | 現象理解 | 用語は答えられるが説明できない | 図・理由・実験 |
| 小5・6 | 計算・ルールとの接続 | 計算・作図で失点する | 割合・比・比例も確認 |
これはあくまで代表的な傾向であり、すべての生徒に当てはまるわけではありません。
小3・4では「なぜそうなるのかを説明できるか」、小5・6では「算数の考え方を理科でも使えているか」を確認する。
この違いを意識すると、必要な対策を選びやすくなります。
理科の計算問題で立式や数値の整理に苦戦している場合は、「算数の文章問題を解くコツとつまずき原因の見分け方」を参考に、文章から条件を読み解く手順を振り返ってみましょう。
答案から暗記・理解・計算のつまずきを見分ける

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい内容です。
答案の間違い方から、原因を切り分ける方法を具体的にお話しします。
答案を手元に置いて、次の3点だけ確認してください。
- □ 用語そのものが空欄・取り違え
- □ 用語は書けるが図や理由が書けない
- □ 公式は書けるが立式できない
用語が出ないなら「暗記不足」を確認する
答案の空欄が目立つ場合や、似た用語を取り違える場合は、素直に暗記不足を疑ってよい状態です。
「子房(しぼう)」と「胚珠(はいしゅ)」、「おしべ」と「めしべ」など、似た用語を取り違える生徒もいます。
この場合は、用語の意味とセットで反復するのが有効です。
用語だけを単独で覚えさせても、また混同してしまいます。
理科の苦手すべてを暗記不足だと決めつけてしまうと、次にお話しする理解不足を見逃してしまいます。
用語が正しく書けているのに点数が伸びない場合は、暗記の問題ではない可能性が高いと判断します。

図や理由を説明できないなら「理解不足」を疑う
用語は正しく答えられているのに、図を描いたり理由を説明したりできない場合は、理解不足の可能性があります。
私が生徒の理解度を確認するときは、用語を覚えているかだけでなく、次のような点も見ています。
- 回路のつながりを自分で図に描けるか
- 水に溶けた食塩がどうなったのか説明できるか
- 月・太陽・地球の位置関係を図で表せるか
- 「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明できるか
例えば、回路の問題では、豆電球の位置や乾電池の向きを覚えていても、自分で回路図を描くと配線を間違える生徒がいます。
導線がつながっていないのに、回路が完成していると思い込んでしまうケースもあります。
このような場合は、電流を水の流れ、乾電池をポンプ、豆電球を水車のように置き換えて考えると、回路全体のつながりを整理しやすくなります。
食塩が水に溶ける問題でも、「食塩がなくなった」と考えてしまう生徒がいます。
月の名称は覚えていても、太陽・月・地球の位置関係を図にできない生徒もいます。
こうしたつまずきを見つけるには、質問の仕方を少し変えてみてください。
「答えは何?」と聞くだけではなく、次のように質問します。
- 「どうしてそうなると思う?」
- 「図に描いて説明できる?」
- 「教科書のどの図を見ると分かりそう?」
- 「条件が変わったらどうなる?」
答えをすぐに教えるのではなく、生徒自身に説明してもらうことで、どこまで理解できているのかを確認しやすくなります。
説明できないところが見つかったら、問題を繰り返す前に、教科書の図や実験の手順まで戻って確認してみてください。

▶国立教育政策研究所「令和8年度 全国学力・学習状況調査 小学校理科」
立式できないなら「計算・作図」を確認する
公式は覚えているのに、問題を解こうとすると、どの数字を使えばよいのか分からない。
これは計算・作図でつまずいている可能性があります。
例えば、てこのつり合いや水溶液の計算では、公式を言えても立式できない生徒がいます。
このような場合は、公式を覚え直す前に、次の点を確認します。
- 問題文から必要な数値を見つけられるか
- 数値や条件を図に書き込めるか
- どの数値とどの数値を比べるのか分かっているか
- 割合や比の考え方を使えるか
条件が少し変わっただけで手が止まる場合は、公式の暗記だけで問題を解こうとしている可能性があります。
私はこうした生徒には、すぐに式を立てさせるのではなく、問題文に出てくる数値や条件を図に書き込んでもらいます。
そのうえで、「どの数値とどの数値を比べている?」と確認します。
ここで答えられなければ、理科ではなく割合や比など算数の理解につまずいている場合もあります。
問題数を増やす前に、図で条件を整理できるか、必要な算数の考え方が身についているかを確認してみてください。
3つのつまずき方と対策を整理すると、次のようになります。
| 間違い方 | 原因候補 | 家庭で確認すること | 対策 |
|---|---|---|---|
| 用語が出ない | 暗記不足 | 用語の意味を言えるか | 用語と意味をセットで確認 |
| 図・理由を説明できない | 理解不足 | 自分の言葉で説明できるか | 教科書・図・動画で確認 |
| 立式できない | 計算・作図 | 条件を図に整理できるか | 作図+算数の理解を確認 |
どこから対策すればよいか迷ったら、答案を見ながら「用語が出ない」「図や理由を説明できない」「立式できない」のどこで止まっているかを確認してください。
間違えた問題の数だけを見るのではなく、「どう間違えたか」を見ることが、必要な勉強法を選ぶポイントです。
理科の計算以前に、割合や比、小数の計算そのものに不安があるときは、「小学生の算数の勉強法と苦手の原因を見つけてやり直す手順」に沿って算数の基礎単元からやり直すのが効果的です。
分野に合わせて理科の勉強法を変える

つまずきの原因が分かったら、次は分野ごとの勉強の進め方です。
理科は分野によって、有効なアプローチが変わります。
物理・化学は図に数値と条件を書き込む
てこ、電流、水溶液。
これらの単元では、公式を覚えるだけでは太刀打ちできません。
指導では、次の順番を徹底しています。
- 図を描く(または問題の図を確認する)
- 数値と条件を書き込む
- 関係性を確認する
- 式を立てる
公式にいきなり数字を当てはめようとすると、条件が変わった問題に対応できなくなります。
てこの問題であれば、支点からの距離とおもりの重さを、図の上に一つずつ書き込ませます。
電流の問題でも、回路図に電流の向きと大きさを書き込ませてから式を立てさせます。
公式を思い出すことより、まず「何と何を比べているのか」を整理することを優先しています。
物理・化学分野で計算につまずいている場合は、まずこの手順を試してみてください。

生物・地学は用語と図・動きを結びつける
植物、人体、天体、天気。これらの分野は、用語だけを切り離して暗記すると、すぐに忘れてしまいます。
指導で意識しているのは、「用語+場所+働きや現象」をセットで確認することです。
例えば、道管であれば、「茎のどこにあるか」「何を運ぶか」までセットで説明できるかを確認します。
名称だけを暗記していても、テストで問い方が変わると答えられません。
天体や天気のように、動きを伴う単元では、静止画だけでは理解しづらい場合があります。
こうした単元では、短い動画を補助的に使うことをおすすめしています。
分野ごとの勉強法の違いを整理しておきます。
| 分野 | 主な学び方 | 注意すること |
|---|---|---|
| 生物 | 用語+図・働き | 用語だけ暗記しない |
| 地学 | 図+位置・動き | 静止画だけで理解できない場合がある |
| 物理 | 図+条件+計算 | 公式だけ覚えない |
| 化学 | 実験+変化+数値 | 結果だけ暗記しない |
分野によって、確認すべきポイントは変わります。
共通しているのは、用語を単体で終わらせず、図や現象とセットで確認する姿勢です。
家庭学習は4ステップで進める

ここまでの診断を踏まえて、実際に家庭でどう進めるかをお話しします。指導で使っている手順は、この4ステップです。
家庭では、次の順番を崩さずに進めます。
- 教科書で理由確認
- 学校ワークで基本確認
- 苦手単元だけ追加
- 1週間後に自力で再挑戦
ステップ1|教科書で「なぜ」を確認する
最初に使うのは教科書です。
太字の用語を覚えるだけではなく、図や実験と結びつけながら内容を確認します。
特に見てほしいのは、次の4点です。
- 図や写真から何が分かるか
- 実験をどのような手順で行ったか
- 実験の結果はどうなったか
- なぜその結果になったのか
例えば、実験の結果を覚えている生徒には、「なぜこの結果になったと思う?」と聞いてみてください。
答えられなければ、結果だけを暗記している可能性があります。
このとき、保護者がすぐに答えを説明する必要はありません。
「この実験では何が起きたの?」「この図を見ると何が分かる?」などと質問し、生徒自身に説明してもらいます。
うまく説明できないところが見つかったら、そこが教科書で確認し直すポイントです。
保護者が教えるのではなく、生徒に説明してもらう。
この使い方をすると、教科書が理解不足を見つけるための教材にもなります。

ステップ2|学校ワークで基本問題を解く
教科書で内容を確認したら、学校ワークで基本問題を解きます。
この段階で大切なのは、問題集の冊数を増やすことではありません。
まずは、今使っている学校ワークをきちんと解ける状態にします。
学校ワークでは、次の順番で進めてください。
- 最初は教科書を見ずに自力で解く
- 丸付けをして、間違えた問題を確認する
- 正解を書き写すだけで終わらせない
- 解説を読み、「なぜ間違えたのか」を確認する
- 分からなければ教科書の該当部分へ戻る
例えば、用語を間違えたのであれば、正しい言葉を覚えるだけでなく、その意味まで確認します。
図や理由を問う問題で間違えた場合は、教科書の図や実験まで戻り、生徒自身が説明できるか確かめてみてください。
学校のカラーテスト対策であれば、問題集を何冊も追加するより、学校ワークを一冊しっかり使い切ることを優先します。

ステップ3|苦手な単元だけドリルで補強する
学校ワークを一通り解いても苦手が残る場合は、市販ドリルを使って補強します。
ただし、最初から一冊すべてを解く必要はありません。
「てこだけ」「水溶液だけ」のように、苦手な単元に絞って使います。
ドリルを追加する前に、次の点を確認してください。
- どの単元で間違いが多いか
- 用語を覚えられていないのか
- 図や理由を説明できないのか
- 計算や作図でつまずいているのか
- 学校ワークだけでは演習量が足りないのか
例えば、水溶液の用語は答えられるのに計算問題だけ間違える場合は、理科全体のドリルをやり直す必要はありません。
水溶液の計算問題に絞って補強します。
苦手の原因が分からないまま複数のドリルを買い足すと、やるべき問題が増えるだけになってしまうことがあります。
「苦手な原因を確認する→必要な単元だけ補強する」という順番で進めると、必要以上に教材や演習量を増やさずに済みます。
「市販ドリルだけでは家庭学習を続けにくい」という場合は、学校の勉強に合わせて取り組める進研ゼミ小学講座も選択肢の一つです。
ステップ4|1週間後に何も見ず解き直す
最後は、間違えた問題の解き直しです。
その場で答えを書き写して終わると、本当に理解できたのか、答えを覚えただけなのか判断できません。
私は、間違えた問題を1週間ほど空けて、もう一度何も見ずに解いてもらいます。
解き直すときは、次の点を確認してください。
- 教科書や解説を見ずに解けるか
- 用語を正しく答えられるか
- 図や理由を自分で説明できるか
- 計算問題なら、自分で式を立てられるか
- 前回と同じ間違いをしていないか
例えば、1週間後に正解できても、理由を説明できなければ、答えだけを覚えている可能性があります。
その場合は、教科書の図や実験、解説まで戻って確認します。
反対に、何も見ずに考え方まで説明できれば、内容が身についているかを判断する一つの材料になります。
「1週間後」は、すべての生徒にとって唯一の正解というわけではありません。
私が、間違えた問題をその場限りにしないための目安として使っている期間です。
教科書→学校ワーク→苦手な単元だけ補強→1週間後に解き直す。
新しい教材を増やす前に、まずはこの4ステップを一通り試してみてください。
親が教え込まなくてもできる理科のサポート

理科のサポートというと、実験や専門知識が必要だと感じる方が多いのですが、実際はそうではありません。
動画と図鑑は目的を分けて使う
動画は、動きや変化を確認するために使います。
天体の動きや植物の成長など、静止画では伝わりにくい現象に向いています。
図鑑や資料集は、疑問が出たときの知識確認に使います。
最初から通読させる必要はありません。
動画を長時間見せること自体を勉強だと思わないでください。
動画を見ただけでは、理解したかどうかは確認できません。

家庭実験は無理に準備しなくてよい
家庭で実験の環境を用意しなければいけないと考えている方も多いのですが、そう考える必要はありません。
親御さんが実験器具や材料をすべて揃えて、指導まで抱え込む必要はありません。
この負担感が、家庭学習を続けるうえでのハードルになっているケースを、指導現場ではよく耳にします。
料理をしている最中に、「どうして溶けるんだろう」と話す程度でも、十分に興味づけになります。
大がかりな家庭実験を、必須条件にしないでください。
サポートツールの役割を整理しておきます。
| 方法 | 主な役割 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 動画 | 動き・変化を見る | 天体・植物・気体など |
| 図鑑・資料集 | 知識確認 | 疑問が出たとき |
| 日常体験 | 興味・実感 | 料理など身近な場面 |
| ワーク | 問題演習 | 理解できたか確認 |
すべてのツールを揃える必要はありません。
答案から見えたつまずきに合わせて、必要なものだけを選んで使ってください。
公式サイトで講師を検索して、
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【Q&A】小学生の理科の勉強法に関するよくある質問

小学生の理科の勉強法について、保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
教材の選び方や家庭でのサポート方法など、疑問の解消にお役立てください。
Q.無料ドリルや理科アプリは使ったほうがいい?
必須ではありません。
まずは答案で苦手のタイプを確認し、学校教材だけでは演習が不足する場合の補助として使うのがおすすめです。
『ビノバ 理科』のような無料アプリは、学年ごとに問題が収録されており、4択形式でスキマ時間の用語確認に向いています(収録数や配信状況は最新のアプリストア情報でご確認ください)。
関連する無料プリントサイトも、同じように補助教材として位置づけると使い分けがしやすくなります。
記述や作図、計算問題の対策には限界があります。教科書や学校ワークと併用することを前提に考えてください。

計算問題の演習量を補うために市販の教材を検討される場合は、やみくもに冊数を増やさず「小学生の計算力向上ドリルと原因別の選び方」を参考に目的に合う1冊を選んでみてください。
Q.参考書や市販問題集は何冊必要?
冊数を増やす必要はありません。
基本は、教科書と学校ワークで十分です。
家庭用の教科書準拠教材には、文理『小学教科書ワーク 理科』などがあります。
補強が必要な単元だけ、Z会『グレードアップ問題集』のような市販ドリルを1冊追加する、という考え方をおすすめしています(価格や仕様は改訂により変動するため、購入前に各社の公式サイトでご確認ください)。
市販教材の選び方をより詳しく比較したい場合は、教材比較を扱った記事もあわせて参考にしてください。
Q.中学受験の理科勉強法とは何が違う?
この記事でお伝えしているのは、学校の授業とカラーテスト対策、家庭学習を前提にした内容です。
中学受験の理科は、学校の範囲を超えた知識や、複合的な計算問題への対応が必要になります。
目的も学習範囲も異なるため、切り分けて考えてください。

Q.親が理科を苦手でもサポートできる?
できます。
ここでお伝えしたいのは、親御さん自身が答えを知らなくても大丈夫、ということです。
分からない問題があっても、正解を調べて教える必要はありません。
子どもと一緒に教科書を開いて、「どこに書いてあるかな?」と探すだけでも十分な役割になります。
「これ、図にして説明してくれる?」と聞いてみるのも一つの方法です。
親御さんが理解できているかを確認するのではなく、子ども自身が説明できるかを確認する時間にしてみてください。
まとめ:小学生の理科勉強法|答案の間違い方でわかる苦手の原因と対策手順

本記事のポイント
理科の苦手は、一つの原因にまとめられません。
学年によってつまずき方が変わり、答案の間違い方によって暗記不足なのか、理解不足なのか、計算・作図のつまずきなのかが変わります。
小3・4は現象を理解できているか、小5・6は算数とのつながりが使えているか。
この視点を持つだけで、対策の方向がはっきりします。
家庭学習は、教科書、学校ワーク、苦手な単元だけの追加演習、1週間後の解き直し。追加教材が必要かを判断する前に、まずこの順番を一通り試してみてください。
迷ったときの判断基準とやるべきこと
どこから手をつければいいか迷ったら、まずは直近のカラーテストを1枚用意してください。
間違えた問題を、「用語が出ない」「図や理由が書けない」「立式できない」の3タイプに分けてみます。
このタイプ分けができれば、次にやるべきことは自然と決まります。
まずは手元にある直近のテストの間違い方を仕分けることから、一歩ずつ進めてみてください。
家庭で答案を見直してもどこが原因か分からず、学習の進め方にお悩みのときは、プロの視点でつまずきを分析してくれる「小学生向けおすすめオンライン家庭教師」を検討してみるのも一つの手段です。
執筆者プロフィール

※この記事は、算数・数学・理科の指導経験が豊富な葛城健吾が執筆しています。学習塾での指導経験をもとに、教育現場の知見を記事に反映しています。
葛城健吾は、学習塾で小学生・中学生を対象に、算数・数学・理科を指導してきました。基礎から応用まで「なぜそうなるのか」を大切にした指導を得意としています。
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