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秋田県の公立高校受験を控え、「自分の通知表なら内申点は何点になるの?」と気になっている中学生・保護者も多いでしょう。
秋田県では、5教科の評定と実技4教科の評定を使い、1学年65点、3年間195点満点で計算します。
この記事では、計算式だけでなく、どの評定を使うのか、計算した点数を入試でどう捉えるのかまで分かりやすく解説します。
記事のポイント
- 実技4教科は2倍して3年間195点満点で計算
- 中3は12月末までの学習状況を総括的に評価した5段階評定を使う
- 9教科の評定をそのまま合計せず、実技4教科は2倍して計算
- 内申点だけで合否を決めつけず入試全体を見据える
秋田県の内申点の計算方法|3年間で195点満点

秋田県の内申点を計算するときは、まず1学年分を「5教科+実技4教科×2」で算出します。
中1・中2・中3を同じ方法で計算し、3学年分を合計すると195点満点です。
1学年は「5教科+実技4教科×2」で65点満点
秋田県の公立高校入試では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科の評定を使います。
計算式は次のとおりです。
ポイント
5教科の評定合計+実技4教科の評定合計×2=1学年の内申点
| 教科区分 | 対象教科 | 計算方法 | 1学年の満点 |
|---|---|---|---|
| 5教科 | 国語・社会・数学・理科・英語 | 評定をそのまま合計 | 25点 |
| 実技4教科 | 音楽・美術・保健体育・技術家庭 | 評定の合計×2 | 40点 |
| 合計 | 9教科 | 5教科+実技4教科×2 | 65点 |
実技4教科は、評定の合計を2倍するのがポイントです。評定がすべて「5」なら、5教科は25点、実技4教科は20×2=40点となり、合計65点です。
この記事では分かりやすく「内申点」と表現しますが、秋田県の実施要項では、各学年について算出した値を「調整評定値」、その合計を「調査書点」として扱います。
秋田県の内申点自動計算ツール
中1・中2・中3の9教科の評定を選ぶと、各学年の調整評定値と 3年間の合計を自動計算します。
9教科の評定をすべて選択してください。
このツールは、入力した評定をもとに調整評定値を計算するものです。 実際に高校へ提出される調査書の評定と異なる場合があります。
特に中3は、12月末までの学習状況を総括的に評価した5段階評定が使われます。 「2学期の通知表の評定がそのまま使われる」という意味ではありません。
また、計算結果だけで高校の合否を判定することはできません。
中1・中2・中3の3年間で195点満点
秋田県では、中1・中2・中3の3学年分を使います。
1学年の満点は65点なので、
65点×3学年=195点
となります。
| 学年 | 満点 |
|---|---|
| 中1 | 65点 |
| 中2 | 65点 |
| 中3 | 65点 |
| 3年間合計 | 195点 |
中3だけではありません。
中1・中2の評定も含めて計算するため、3学年分をそろえて考える必要があります。
通知表から内申点を計算する具体例
実際の計算方法を、架空の評定を使って見てみましょう。
ある学年の評定が次のとおりだったとします。
| 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 音楽 | 美術 | 保健体育 | 技術家庭 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 4 | 3 |
まず、5教科を合計します。
4+3+4+3+4=18点
次に、実技4教科を合計します。
3+4+4+3=14点
実技4教科は2倍するため、
14×2=28点
です。
最後に5教科と実技4教科を合計します。
18+28=46点
この学年の計算結果は、65点満点中46点です。
同じ方法で中1・中2・中3をそれぞれ計算し、3学年分を足せば195点満点中の点数を求められます。
オール3なら内申点は何点?
9教科すべてが評定「3」の場合も計算してみましょう。
5教科は、
3×5教科=15点
実技4教科は、
3×4教科×2=24点
です。
したがって、1学年では、
15+24=39点
3年間すべてオール3だった場合は、
39×3学年=117点
となります。
つまり、オール3なら計算上は195点満点中117点です。
ただし、117点は秋田県の平均点や合格ラインを示す数字ではありません。
あくまで計算方法を理解するための例として考えてください。
「オール3は一般的にどのくらいの位置なのか」と気になる場合は、中学生の内申点平均と27点・30点の違いも確認しておくと、評定の見方を整理できます。
秋田県の内申点はどの成績を使う?

進路相談では、計算式そのものだけでなく、「通知表のどの成績を使えばいいのか分からない」という質問を受けることがあります。
秋田県については、中1・中2と中3で公式資料の記載が異なるため、分けて整理しておきましょう。
中1・中2は5段階評定を使う
中1・中2については、生徒指導要録に記載された5段階評定を使います。
そのため、1学期や2学期など、特定の学期の通知表だけを選んで計算するものではありません。
手元の通知表から自分で概算するときと、高校入試の調査書に記載される評定は区別して考える必要があります。
秋田県固有の扱いについては、秋田県教育委員会が公表している「令和9年度秋田県公立高等学校入学者選抜実施要項」を根拠にしてください。令和9年度の実施要項は2026年9月15日に公開されています。(秋田県公式サイト)
中3は12月末現在の評定を使う
中3については、見出しの「12月末現在」を「2学期の通知表」と同じ意味で捉えないことが大切です。
令和9年度の入試では、12月末までの学習状況を総括的に評価した5段階評定が使われます。
調査書は令和8年12月31日現在で作成されます。
つまり、
「2学期の通知表に書かれた評定=高校入試で使う評定」
と単純に置き換えるのは適切ではありません。
自分で内申点を計算するときに中3の評定が分からない場合は、通知表だけから入試で使われる調査書の評定を断定しないようにしましょう。
秋田県の扱いは受検年度の公式資料で確認する必要がありますが、高校受験全般について「いつの成績が内申点に関係するのか」を整理したい方は、高校受験の内申点はいつの成績が使われるのかも確認できます。
通知表と高校へ提出する調査書の違い
私は進路相談の中で、「通知表のどの成績が高校に送られるのですか?」という相談を実際に受けたことがあります。
ここで混同しやすいのが、通知表などで確認する各教科の評定と、高校入試で使われる「調査書点」は別のものという点です。
通知表には各教科の評定が記載されます。
秋田県の高校入試では、その評定をもとに実技4教科を2倍して「調整評定値」を算出し、3学年分を合計した「調査書点」を選抜資料として扱います。
| 学年 | 調査書で使われる評定 | 調整評定値の満点 |
|---|---|---|
| 中1 | 生徒指導要録に記載された5段階評定 | 65点 |
| 中2 | 生徒指導要録に記載された5段階評定 | 65点 |
| 中3 | 12月末までの学習状況を総括的に評価した5段階評定 | 65点 |
| 合計 | 3学年分 | 195点 |
9教科の評定をそのまま合計するのではなく、秋田県では実技4教科を2倍して調整評定値を算出します。
秋田県の内申点で間違えやすい3つのポイント

進路相談では、内申点の計算方法や考え方を勘違いしているケースを実際に見てきました。
秋田県の計算で特に注意したいのは、「実技4教科の2倍」「3学年分の計算」「内申点と合否の違い」の3点です。
実技4教科を2倍せず計算しない
よくある計算ミスの一つが、9教科の評定をそのまま合計してしまうことです。
5教科はそのまま合計しますが、実技4教科は、
ポイント
音楽+美術+保健体育+技術家庭の合計×2
で計算します。
2倍を忘れると、1学年45点、3年間135点という別の数字になってしまいます。
実技4教科を2倍せず9教科をそのまま合計すると、満点を1学年45点、3年間135点と誤って計算してしまいます。
秋田県では1学年65点、3年間195点です。「計算したのに満点が135点になった」という場合は、まず実技4教科の2倍を忘れていないか見直してください。
評定そのものの考え方を知りたい場合は、実技4教科の内申点がどのように付けられるのかを確認しておきましょう。
中3の通知表だけで判断しない
もう一つ注意したいのが、中3の成績だけで内申点を考えてしまうケースです。
実際の進路相談でも、中3の1年分だけを見て判断しようとしている生徒・保護者に対応することがあります。
秋田県では、中1・中2・中3の3学年分を使います。
中1・中2を除外すると、3学年分を合計した195点満点の調査書点にはなりません。
中3についても「2学期の通知表の評定をそのまま使う」と決めつけないことが大切です。
内申点だけで合否を判断しない
内申点を計算すると、「195点中○点なら、この高校に合格できますか?」と考えたくなるかもしれません。
私も、計算した内申点だけで志望校の合否を判断しようとする生徒・保護者に対応した経験があります。
内申点を計算することと、合否を判定することは別です。
この記事では、自分の内申点を正しく把握するところまでを目的にしてください。
志望校について考えるときは、その学校の選抜方法と学力検査など、ほかの選抜資料も合わせて見る必要があります。
内申点を計算して「志望校に届くか不安」「当日点をもっと伸ばしたい」と感じた場合は、受験勉強の進め方を一度相談してみるのも方法の一つです。
高校受験で内申点がどのように関係するのかも整理しておくと、内申点だけで志望校を判断することを避けやすくなります。
秋田県の高校入試で内申点はどう使われる?

195点満点の点数を出せたら、次は「入試でどのように使われるのか」を整理しましょう。
一般選抜と特色選抜では扱い方が異なるため、計算結果だけから合否を考えないことがポイントです。
▶【秋田県教育委員会】新しい公立高等学校入学者選抜制度について
一般選抜は学力検査と調査書などで選抜
秋田県の一般選抜では、内申点だけを使って合否を決めるわけではありません。
令和9年度の実施要項に基づいて、年度ごとの具体的な選抜方法を確認することが重要です。
秋田県教育委員会は、令和9年度の実施要項を公式の入学者選抜情報ページで公開しています。
一般選抜では、学力検査の得点と調査書点をもとにした相関表に加え、調査書の記載内容や面接の評価に関する資料などを踏まえて総合的に選抜します。
したがって、195点満点の調査書点は重要な選抜資料ですが、それだけで合否が決まるわけではありません。
特色選抜は高校ごとに選抜方法が異なる
特色選抜は、一般選抜と同じ考え方で一律に判断できません。
高校・学科や出願条件によって、学力検査、調査書、面接、活動報告書など、評価に用いる資料や配点が異なるためです。
実際に秋田県教育委員会が公表する学校別資料では、特色選抜について複数の評価資料と配点を組み合わせる例が確認できます。
特色選抜を考えている場合は、志望校が公表している「求める生徒像及び選抜方法等」を読み、自分が受ける高校・学科の条件を基準にしてください。

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【Q&A】秋田県の内申点計算でよくある疑問

ここからは、計算が終わったあとに残りやすい疑問を3つ取り上げます。
特に「用語の違い」「何点なら合格なのか」「高校によって計算式が違うのか」は混同しやすいところです。
Q.内申点と調査書点・調整評定値の違いは?
A. この記事では、検索する方に伝わりやすいように「内申点」という言葉を使っています。
秋田県の公式資料では、5教科の評定と2倍した実技4教科の評定から算出する各学年の値を「調整評定値」と呼びます。
1学年の上限は65点です。
中1・中2・中3の調整評定値を合計した195点満点の数値が「調査書点」です。
そのため、
評定 → 調整評定値 → 3学年分を合計した調査書点
という順番で考えると整理しやすくなります。
Q.内申点195点中何点なら合格できる?
A. 「195点中○点なら合格」という一律の基準はありません。
一般選抜では調査書点だけでなく、学力検査や調査書の記載内容、面接の評価なども選抜に使われるためです。
そのため、「117点だから合格・不合格」といった判断はできません。
この記事で計算した点数は、まず自分の調査書点を把握するための数字として使いましょう。
志望校については、その高校の最新の選抜方法と合わせて考える必要があります。
Q.秋田県の内申点は高校ごとに計算方法が違う?
A. 一般選抜の調査書点は、中1・中2・中3の調整評定値を合計して195点満点で算出します。
特色選抜では高校・学科などによって調査書を含む評価資料の配点や扱いが異なります。
5教科の評定合計+実技4教科の評定合計×2=1学年65点満点
これを3学年分合計して195点満点です。
特色選抜では、高校・学科によって調査書などの評価方法や配点が異なります。
「内申点の基本的な算出方法」と「志望校がその資料をどう選抜に使うか」を分けて考えると、混同しにくくなります。
Q. 秋田県の高校入試では内申点と当日点のどちらが重要ですか?
A. 秋田県の一般選抜では、内申点だけ、または学力検査の当日点だけで合否が決まるわけではありません。
学力検査の得点と調査書点をもとにした相関表に加え、調査書の記載内容や面接の評価などを踏まえて総合的に選抜されます。
自動計算ツールで調査書点の目安を把握したら、志望校に向けた学力検査の得点力もあわせて考えましょう。
まとめ|秋田県の内申点は3年間195点満点

秋田県の内申点は、5教科の評定と実技4教科の評定を使って計算します。
基本式は、
5教科の評定合計+実技4教科の評定合計×2
です。
1学年65点、中1・中2・中3の3学年を合計して195点満点になります。
調査書では、中1・中2は生徒指導要録に記載された5段階評定、中3は12月末までの学習状況を総括的に評価した5段階評定が用いられます。
秋田県の内申点計算の重要ポイント
計算するときは、次の4点を押さえてください。
- 5教科の評定はそのまま合計する
- 実技4教科の評定は合計して2倍する
- 1学年65点、3年間195点満点で計算する
- 中1・中2・中3の3学年分を使う
特に実技4教科の2倍を忘れると、計算結果が大きく変わります。
中3については「2学期の通知表をそのまま使う」と考えず、令和9年度の公式要項に示された評定の扱いを基準にしてください。(秋田県公式サイト)
迷ったときの判断基準と次の行動
まずは3学年分について、
5教科+実技4教科×2
で計算し、自分の点数を195点満点で把握しましょう。
そのうえで、「この点数なら受かる」と内申点だけから結論を出さないことが大切です。
一般選抜を受けるなら学力検査などを含む選抜方法、特色選抜を受けるなら志望校・学科が公表する選抜方法へ進みます。
年度によって制度や資料が更新される可能性があるため、受検する年度の情報は秋田県教育委員会の公式ページを基準にしてください。
執筆者プロフィール

※この記事は、進路アドバイザー検定(大学新聞社・進路アドバイザー検定委員会)を2021年11月に取得した編集員、朝倉美緒が執筆しています。高校受験や学校選び、内申点対策に関する知識をもとに、進路選びに役立つ情報を記事に反映しています。
朝倉美緒は、高校受験や学校選び、内申点対策について、生徒や保護者の進路相談に役立つ情報をわかりやすく整理・解説しています。
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