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この記事でわかること
- 中学生が国語を苦手にする主な原因
- 本を読んでも国語の点数が伸びにくい理由
- 国語が苦手な子に多いつまずきポイント
- 今日からできる苦手克服の勉強法
- 保護者が家庭でできるサポート
「本を読んでいるのに、国語の点数が上がらない」
「文章は読めているつもりなのに、問題になると答えられない」
このように悩む中学生や保護者は少なくありません。
国語は、数学や英語と違って勉強法が見えにくく、「何をすれば点数につながるのか」がわかりにくい教科です。
中学生が国語を苦手にする原因は、読書量や才能だけではありません。
多くの場合、語彙力の不足、設問の読み違い、本文から答えの理由を見つける練習不足、記述問題の答え方を知らないことが関係しています。
学習相談の現場でも、「本を読ませているのに国語だけ伸びない」「高校受験までに間に合うか不安」という声は多く寄せられます。
国語は正しい読み方と答え方を身につければ、少しずつ改善できる教科です。
この記事では、中学生が国語を苦手にする原因、読書だけで点数が伸びにくい理由、今日からできる苦手克服の方法、保護者が家庭でできるサポートまでわかりやすく解説します。
記事のポイント
「読書」と「テスト」の読み方は別物と割り切る
自分の感情を捨てて「本文の根拠」のみで答える
接続語と指示語を印にして「文章の構造」を掴む
「設問の語尾」を確認して正しい形で回答する
Contents
中学生が国語を苦手にする原因とは?センスや読書量だけでは決まらない

国語が苦手な中学生は、才能や読書量の問題ではなく、テストで点数を取るための読み方・答え方を知らないことがほとんどです。
- センスではなくテストの解法を知らないことが原因
- 数学や英語と違い明確な勉強手順が共有されていない
- 小学校までの感覚的な解き方が通用しなくなっている
国語が苦手なのは「才能がない」からではない
国語が苦手な中学生の多くは、才能や頭の良さの問題ではありません。
国語のテストで点数を取るには、「本文に書かれている根拠をもとに答える」という特有のルールがあります。
このルールを知らないまま感覚で解いていると、どれだけ本を読んでいても点数には結びつきません。
学習塾の現場でも、「国語はセンスだからどうしようもない」とあきらめている中学生に出会うことがあります。
しかし、読み方と答え方の練習を重ねることで、着実に点数が上がる教科でもあります。
才能ではなく、正しい手順を知っているかどうかが、国語の点数を分ける最大の要因です。

数学や英語と違って国語は勉強法が見えにくい
数学や英語は、「公式を覚える」「単語を覚える」という勉強の手順がはっきりしています。
国語は「何を覚えればよいのかわからない」「どう練習すればよいのかわからない」と感じやすい教科です。
国語の勉強法が見えにくい理由は、「答えを出す手順」が明確に教えられていないことにあります。
実際には、接続語に注目する、指示語が指す内容を確認する、設問で何を聞かれているかを確かめるなど、具体的な手順があります。
この手順を知って練習することが、国語の苦手克服の第一歩です。

中学生で国語が難しいと言われやすい理由
中学生になると、国語の文章は小学生のころより格段に長く、複雑になります。
説明文では筆者の主張と根拠の関係を正確に追う力が求められ、小説文では登場人物の心情の変化を細かく読み取る力が必要になります。
古文・漢文の本格的な読解や体系的な文法など、新しい学習内容も加わります。
小学校のうちは感覚で解けていた問題が、中学校では通用しなくなることが多く、これが急に国語の点数が下がったと感じる原因のひとつです。
中学生になってから国語が急に苦手になったと感じる場合は、文章の難しさへの対応が追いついていない可能性があります。

国語だけできないと感じる中学生に多い共通点
数学や英語は問題ないのに、国語だけが苦手という中学生には、次のような共通点がよく見られます。
- 文章は読めているつもりでも、設問になると答えられない
- 選択肢を選ぶときに、本文を確認せず何となく選んでいる
- 記述問題で何を書けばよいかわからず、手が止まってしまう
- 答えの理由を本文から探す習慣がない
- 自分の感想や思い込みで答えを選んでしまう
これらは、読む力がまったくないというより、本文の内容をもとに答えるルールを身につけていないことが原因です。
国語のテストでは、「何となくそう思う」ではなく、本文のどこに答えの理由があるのかを確認する必要があります。
国語だけ点数が取れない場合は、まず「文章が読めない」のではなく、「答え方を知らない状態ではないか」を確認してみてください。
▶OECD生徒の学習到達度調査(PISA2022)の結果:国立教育政策研究所
国語が苦手な中学生に多い7つのつまずきポイント

国語が苦手な中学生には、共通したつまずきのパターンがあります。
どこでつまずいているかを把握することが、苦手を克服するための第一歩です。▶国語の点数を上げる方法はこちら
| つまずきポイント | よくある状態 | 最初にやること |
|---|---|---|
| 語彙力不足 | 言葉の意味がわからない | 教科書の語句を確認する |
| 長文に慣れていない | 最後まで集中して読めない | 短い文章から始める |
| 接続語・指示語を見落とす | 話の流れを読み違える | 接続語に印をつける |
| 主張や気持ちが読めない | 筆者や登場人物の意図を外す | 本文の言葉を根拠にする |
| 設問を読み違える | 聞かれていることと違う答えを書く | 設問の語尾を見る |
| 記述の型を知らない | 何を書けばよいかわからない | 文末の形をそろえる |
| 知識問題を後回しにする | 漢字・文法で失点する | 毎日少しずつ覚える |
語彙力・読解・設問理解・記述でつまずく
国語のつまずきは、大きく次の4つに分けて考えるとわかりやすくなります。
- 言葉の意味がわからない「語彙力不足」
- 文章の流れをつかめない「読解のつまずき」
- 何を聞かれているかわからない「設問理解のつまずき」
- 何を書けばよいかわからない「記述のつまずき」
語彙力が不足すると、文章の内容を正しく理解できません。
接続語や指示語を見落とすと、話の流れを読み違えてしまいます。
設問の語尾を見ないまま答えると、聞かれていない内容を書いてしまうことがあります。
まずは、自分がどこでつまずいているのかを確認しましょう。

漢字・文法・古文などの知識問題を後回しにしている
読解問題に時間をかけすぎて、確実に点が取れる漢字・文法・古文の問題を後回しにしてしまう中学生は少なくありません。
知識問題は練習すれば必ず点が取れる分野であり、後回しにすることは大きな損失につながります。
漢字や文法は、テスト直前に大量に詰め込んでも定着しません。
毎日5〜10分の練習を継続することで、確実に点数になる力が積み上がります。
読解の勉強と並行して、知識問題の練習を日課にすることが、国語全体の得点を底上げする最も確実な方法です。

自分の苦手タイプを確認する
国語が苦手な原因は、中学生によって異なります。以下の状態に当てはまるものを確認して、自分の苦手タイプを把握してみてください。
- 知らない言葉が多く、説明文を読むと内容がわからなくなる → 語彙力不足タイプ
- 長い文章を最後まで読めず、テストで時間が足りなくなる → 長文読解が苦手なタイプ
- 答え合わせで「こんなことを聞いていたのか」と気づくことが多い → 設問を読み違えるタイプ
- 記述問題で何を書けばよいかわからず、空欄にしてしまう → 記述で止まるタイプ
- 選択肢がどれも正しく見えて、感覚で選んでしまう → 選択肢で迷いやすいタイプ
当てはまるタイプが見えてくると、最初に取り組むべき対策が具体的になります。
テストの答案を見て、どの種類の問題で失点しているかを確認することが、苦手タイプを把握する最も確実な方法です。
▶学習指導要領・中学生国語:文部科学省
「本を読めば国語ができる」は本当?読書だけで点数が伸びない理由

「本をたくさん読んでいるのに点数が上がらない」という相談は、保護者からよく寄せられます。
読書は大切な習慣ですが、テストで点数を取る力とは別の練習が必要です。
- 読書で伸びる楽しむ力とテストを解く力は別物である
- 自分の感想を捨てて本文の根拠のみで答える
- 設問の読み方と根拠の探し方をセットで練習する
読書で伸びる力とテストで必要な力は違う
普段の読書では、物語の世界に入り込み、自由なペースで楽しみながら読みます。
読み方は言葉に親しむうえでとても大切です。
国語のテストでは、自分の感想を一切混ぜず、本文の言葉だけを手がかりに、制限時間内で答えを探す力が求められます。
この2つは、取り組み方がまったく違います。
下の表で、読書で伸びる力とテストで必要な力の違いを確認してください。
| 読書で伸びやすい力 | テストで必要な力 |
|---|---|
| 語彙力 | 設問を正しく読む力 |
| 文章に慣れる力 | 本文から根拠を探す力 |
| 内容を楽しむ力 | 選択肢を比べる力 |
| 想像する力 | 記述で答える力 |
| 読む習慣 | 時間内に解く力 |
読書は無駄ではありませんが、テスト対策には読書とは別の練習が必要です。
国語の問題は自分の感想ではなく本文の根拠で答える
国語のテストで間違える最も多いパターンは、「本文に書かれていないことを答えに書いてしまう」ことです。
選択肢を選ぶときも、記述問題に答えるときも、必ず本文のどこかに根拠がなければなりません。
「なんとなく合っていそう」「主人公はきっとこう感じているはず」という感覚で選んだ答えは、たとえ内容として正しく感じても、本文に根拠がなければ正解にはなりません。
問題を解くたびに「この答えの根拠は本文のどこにあるか」を確認する習慣が、国語の得点力を高める最も効果的な練習です。
学習相談の現場でも、本を読む習慣があるのに国語のテストで点数が伸びない中学生は少なくありません。
設問の読み方と根拠の探し方を練習することで、点数が伸びるケースが多く見られます。

本を読んでいるのに国語が苦手な子が見直すべきポイント
読書習慣があるにもかかわらず国語が苦手な場合は、問題の解き方そのものを見直すことが大切です。
次の3点を確認してみてください。
- 問題を解くとき、本文のどこに根拠があるかを確認しているか
- 設問の語尾を読んで、何を・どんな形で答えるかを確認してから答えているか
- 選択肢を比べて、本文と違う部分を消す作業をしているか
この3つの習慣がなければ、どれだけ本を読んでも国語のテストで点数は上がりにくいです。
読書は続けながら、問題を解く際の手順を意識して練習することが、苦手を克服する近道です。
中学生の国語の苦手克服に向けた5つのステップ

国語の読解問題は、手順を決めて取り組むことで正解率が上がります。
以下の5ステップを問題集でも定期テストでも使える基本の手順として身につけましょう。
- 本文に書かれていることをそのまま読む
- 接続語と指示語に印をつける
- 設問で聞かれていることを確認する
- 答えの根拠を本文から探す
- 選択肢を本文と比べて消す
STEP1:本文に書かれていることをそのまま読む
まずは、自分の感想や思い込みを入れず、本文に書かれている内容をそのまま読みます。
最初から完全に理解しようとせず、「どんな話か」を大まかにつかむことを意識しましょう。
線を引きすぎると時間がかかるため、気になる部分に軽く印をつける程度で十分です。

STEP2:接続語と指示語に印をつける
「しかし」「だから」「つまり」などの接続語は、文章の流れをつかむ手がかりです。
「これ」「それ」などの指示語は、前に書かれた内容を指しています。
接続語と指示語に印をつけながら読むと、話の流れを読み違えにくくなります。

STEP3:設問で聞かれていることを確認する
設問を読んだら、「何を」「どんな形で」答えるのかを確認します。
「なぜですか」なら理由を、「どういうことですか」なら説明を答えます。
設問の語尾を見ずに答えると、聞かれていない内容を書いてしまうため、答える前に必ず確認しましょう。

STEP4:答えの根拠を本文から探す
設問の内容を確認したら、答えの理由が本文のどこにあるかを探します。
国語の答えは、自分の考えではなく本文の中にあります。
根拠になる部分に線を引いてから答えを作ると、本文とずれた内容を書きにくくなります。

STEP5:選択肢を本文と比べて消す
選択肢問題では、本文と合わない部分を見つけて消していきます。
どれも正しそうに見える場合は、選択肢を短く区切り、本文の内容と一つずつ比べましょう。
「なんとなく」で選ばず、本文と合っているかを確認することが大切です。
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国語が苦手な中学生が最初に取り組む勉強法

国語の苦手を克服するには、難しい問題集から始めるのではなく、効果が出やすい基礎から積み上げることが大切です。
最初に取り組みやすく、点数につながりやすい勉強法を紹介します。
- 毎日10分の漢字練習で得点の土台を確実に固める
- 答えを覚えずに正解の根拠を本文で確認し直す
- 記述は模範解答と自分の答えを比較して不足を補う
漢字・語句で取りやすい点を増やす
漢字や語句の問題は、練習すれば必ず点数になります。
毎日5〜10分の短い時間でも、継続して練習することで確実に失点を減らせます。
まずはここから取り組むことで、テストの点数を安定させる土台ができます。
国語のテストでは、漢字・語句問題は配点が決まっており、練習した分だけ確実に点数になる分野です。
読解の勉強を始める前に、毎日の漢字練習を習慣にすることが、国語全体の得点を底上げする最初の一歩になります。
語句は教科書や問題集に出てきた言葉の意味をノートに書き留め、定期的に見返す習慣も効果的です。

短い文章から読解問題に慣れる
いきなり長い文章の問題集に取り組むと、難しさと量に圧倒されてしまいます。
最初は短い文章で読解問題の形式に慣れることが大切です。
解説がくわしい問題集を選ぶと、間違えた問題の根拠を確認しやすくなります。
短い文章から始めることで、接続語に印をつける、設問の語尾を確認する、根拠を本文から探すという5つのステップを1問ずつ丁寧に練習できます。
この手順を短い文章で体に覚えさせてから、徐々に長い文章へ移行することが、確実に力をつける順番です。

間違えた問題は答えではなく根拠を確認する
問題を間違えたとき、答えだけを確認して終わりにするのは効果が低いです。
「なぜその答えが正解なのか」「本文のどこにその根拠があるのか」を確認することで、次の問題に活かせる力がつきます。
特に選択肢問題では、正解の選択肢だけでなく、なぜ他の選択肢が不正解なのかも確認しましょう。
ひっかけ選択肢のパターンが見えてくることで、次に同じ形の問題が出たときに対応できます。
問題を10問解いて解きっぱなしにするより、3問解いて根拠を確認する方が、国語の力は着実に伸びます。

記述問題は模範解答と自分の答えを比べる
記述問題は、模範解答と自分の答えを見比べて、何が違うかを確認することが大切です。
使っている言葉・答えの形・含まれている要素のどれが不足しているかを確認することで、次の記述問題に活かせます。
模範解答を見るときは、「どの本文の言葉を使っているか」「文末の形はどうなっているか」に注目することがポイントです。
自分の答えと比べながら不足している要素を一つずつ把握していくことで、記述問題の書き方が少しずつ身についていきます。
記述問題は書き続けることで必ず上達します。
白紙のまま出す習慣をなくすことが最初の目標です。
中学生がやってはいけない国語の勉強法

努力しているのに点数が伸びない場合、勉強の方法そのものに問題があることがあります。
よく見られるNG行動を確認して、取り組み方を見直してみましょう。
- 読書だけで満足せず問題形式の演習を並行する
- 解きっぱなしを避け一問ずつ丁寧に復習する
- 根拠のない自分なりのイメージで選択肢を選ばない
本を読むだけでテスト対策を終わらせる
読書はとても大切ですが、本を読むだけではテストの点数には直結しません。
テストで点数を取るには、設問の形に合わせて本文の根拠から答える練習が必要です。
読書は続けながら、問題集で解き方の練習も並行して行いましょう。
「本を読んでいるから国語は大丈夫」と考えてテスト対策をしないでいると、読む力はあっても答え方を知らないまま試験に臨むことになります。
読書習慣を点数に生かすためにも、テスト形式での練習を並行することが欠かせません。

問題集を解きっぱなしにする
問題を解いた後、答え合わせだけして終わりにするのは、国語の力が伸びにくい勉強法のひとつです。
間違えた問題の根拠を本文で確認し、なぜ正解なのかを理解してから次に進むことが重要です。
解きっぱなしでは、同じ種類の問題で何度も失点を繰り返すことになります。
間違えた問題から根拠を確認する習慣が身につくと、問題を解く量が少なくても着実に力がつきます。
時間をかけて多くの問題を解くより、1問を丁寧に分析する方が国語の実力を伸ばします。

自分の感想で答えを選ぶ
「この登場人物は絶対こう感じているはず」「この選択肢の方が正しそうな気がする」という感覚で答えを選ぶことは、国語で失点するパターンとして最も多いもののひとつです。
答えの根拠は、必ず本文の中から探す習慣をつけてください。
自分の感想で答えを選ぶ習慣が身についてしまうと、問題を解く量を増やしても正解率が上がりません。
「なぜその答えを選んだか」を常に本文で確認する訓練を積み重ねることが、この習慣を改善する唯一の方法です。

難しい長文読解問題集から始める
苦手克服のために難しい問題集を選ぶと、難しさに圧倒されて続かないことがあります。
まずは解説がくわしく、自分のレベルに合った短めの文章の問題集から始めることが大切です。
難しい問題集に挑戦する前に、基本的な読み方と答え方の手順を短い文章で練習する段階を省略すると、何度解いても同じ間違いを繰り返すことになります。
レベルに合った問題集で基礎を固めてから、徐々にステップアップする順番を守ることが確実な上達につながります。
定期テスト・高校受験で国語が足を引っ張らないための対策

定期テストと高校受験では、出題される内容や求められる力が異なります。
それぞれの場面に合わせた対策を早めに始めることが大切です。
| 目的 | 優先する対策 | 注意点 |
|---|---|---|
| 定期テスト | 教科書本文・ノート・学校ワーク | 授業で扱った内容を優先する |
| 高校受験 | 初見の文章・時間配分・過去問 | 教科書本文の暗記だけでは足りない |
| 共通対策 | 漢字・語句・文法 | 毎日少しずつ続ける |
| 記述対策 | 本文の言葉を使って答える | 空欄にしない |
定期テストは教科書本文・ノート・学校ワークを優先する
定期テストの国語は、授業で扱った文章や教科書の本文がそのまま出題されることがほとんどです。
授業のノートや学校から配布されているワークを繰り返し確認することが、最も点数につながる対策です。
市販の問題集に取り組む前に、まずは授業のノートと学校ワークを優先しましょう。
授業中に先生が強調した箇所や、板書でまとめた内容は定期テストに出題される可能性が高いです。
教科書本文を音読しながら内容を確認することも、得点につながる有効な練習です。

高校受験では初見の文章と時間配分に慣れる
高校受験の国語では、見たことのない文章を読んで問題を解く力が求められます。
定期テストとは異なり、教科書の内容は出題されません。
入試形式に近い問題集で、初見の文章を読む練習を早めに始めることが大切です。
入試では制限時間内にすべての問題を解き終える必要があります。
大問ごとに使う時間の目安を決め、時間を測って問題を解く練習を繰り返すことで、本番でも落ち着いて時間配分できるようになります。
中学2年生の後半から、少しずつ入試形式の練習を取り入れていくことをおすすめします。

問題集は目的に合ったものを選ぶ
問題集選びを間違えると、続かなかったり効果が出なかったりすることがあります。
苦手な原因や目的に合った問題集を選ぶことが、最も効率よく力をつける近道です。
| 目的 | 選ぶ問題集 | 注意点 |
|---|---|---|
| 語彙力を増やしたい | 漢字・語句の問題集 | 毎日短時間で続ける |
| 読解が苦手 | 短文読解の問題集 | いきなり長文を選ばない |
| 記述が苦手 | 解説が詳しい問題集 | 模範解答と比べる |
| 定期テスト対策 | 教科書準拠の問題集 | 学校ワークを優先する |
| 高校受験対策 | 入試形式の問題集 | 基礎が固まってから使う |
直近のテストの答案を見て、どの分野で失点しているかを確認してから問題集を選びましょう。
おすすめの問題集については、別記事で詳しく解説しています。
▶全国学力・学習状況調査 報告書【中学校/国語】:文部科学省
保護者ができる国語嫌いな子へのサポート

保護者ができるサポートは、子どもが安心して国語に向き合える環境をつくることです。
声かけの内容や関わり方を少し変えるだけで、子どもの取り組みやすさが変わります。
- 本を読ませるだけでなく内容を話す機会を作る
- ルールを知らないだけで能力不足ではないと理解する
- 自力で解決できない場合は早めに専門家へ相談する
「本を読みなさい」だけで終わらせない
前述のとおり、読書だけでは国語のテストの点数には直結しません。
「本を読みなさい」だけで終わらせるのではなく、読んだ内容について「どんな話だった?」「主人公はどうして〇〇したと思う?」など、内容を話す機会をつくることも力になります。
読んだ内容を言葉にする練習は、文章を読んで内容を整理する力を育てます。
保護者が聞き手になることで、子どもが自分の言葉で内容をまとめる機会が自然につくれます。
「何が面白かった?」と気軽に聞くだけでも、読んだ内容を振り返る習慣になります。

子どもの苦手タイプを一緒に確認する
まずはどの部分でつまずいているかを一緒に確認しましょう。
テストの答案を見て、どの問題で失点しているかを確認することが第一歩です。
語彙力なのか、長文なのか、設問の読み方なのかによって、最初に取り組む対策が変わります。
テスト答案を見るとき、点数だけを見るのではなく「漢字で落としたのか」「記述問題が白紙だったのか」「選択肢で迷って間違えたのか」を確認することが、的確なサポートにつながります。
苦手タイプが見えてくると、次の対策も具体的になります。

国語だけできない場合もすぐに決めつけない
国語だけが苦手だからといって、すぐに特別な問題があると決めつける必要はありません。
国語だけが苦手な中学生は珍しくなく、ほとんどの場合は答え方のルールを知らないことが原因です。
まずは「どこでつまずいているのか」を一緒に探す姿勢が大切です。
文字を読む速さが遅い、行を飛ばして読んでしまう、同じ行を繰り返して読んでしまうといった状態が続く場合は、読むこと自体に難しさがある可能性があります。
練習量を増やすだけでは改善しにくいこともあるため、学校の先生に相談することで、子どもに合ったサポートの方向が見えてきます。

必要に応じて学校・塾・家庭教師に相談する
家庭で取り組んでも苦手な原因がわからない場合や、読解問題の解き方を一人で身につけられない場合は、専門家のサポートを検討する時期です。
国語は特に、どこでつまずいているかが見えにくい教科であるため、第三者の目が有効なことが多いです。
特に高校受験まで時間が限られている場合は、自分で試行錯誤するより、効果的な方法を専門家に教えてもらう方が時間を有効に使えます。
学校のスクールカウンセラーや担任の先生に状況を伝えることも、サポートを得る第一歩になります。
国語は、苦手な原因が見えにくい教科です。どこでつまずいているかを一度見てもらうと、対策が立てやすくなります。
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【Q&A】中学生の国語が苦手な場合によくある質問

国語の苦手克服に関するよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
センスの有無や具体的な伸ばし方、家庭での向き合い方など、多くの中学生や保護者が抱える不安に対する解決のヒントを専門的な視点でお答えします。
Q.中学生が国語を苦手にする一番の原因は何ですか?
中学生が国語を苦手にする一番の原因は、本文の内容を正しく読み取ったうえで、設問に合わせて答えるという練習が不足していることです。
文章を読む力はあっても、「本文のどこに根拠があるか」を探して答える習慣がないと、テストで点数になりません。

Q.中学生が国語力を伸ばす方法は何ですか?
中学生が国語力を伸ばすためには、以下の3つの手順を繰り返し練習することが効果的です。
- 文章の流れをつかむ: 接続語や指示語を意識して、話の展開を正確に把握する。
- 設問の意図を確認する: 設問を正しく読み、何について、どんな形で答えるべきかを確認する。
- 本文から根拠を探す: 自分の感想ではなく、必ず本文の中に書かれている答えの証拠を見つける。
問題を解きっぱなしにせず、間違えた原因が「本文のどこに書かれていたか」を毎回確認する習慣をつけることで、着実に実力が積み上がります。

Q.中学生がやってはいけない国語の勉強法は何ですか?
中学生が避けるべき「成績が伸び悩む勉強法」として、以下の3点に注意が必要です。
- 読書だけで対策を終わらせる: 「読む力」はついても、テスト特有の「解く手順」が身につかない。
- 問題集を解きっぱなしにする: 丸つけだけで終わると、自分の間違った思考回路を修正できない。
- 自分の感想で答えを選ぶ: 本文の言葉ではなく、自分の思い込みや想像で選択肢を選んでしまう。
特に、本文に書かれていないことを勝手に推測して回答する「感想で答える」習慣は、失点の最大の原因となります。
常に「答えの根拠は本文のどこにあるか」を指で指し示す練習を行いましょう。

Q.国語だけできない場合は障害の可能性がありますか?
国語だけが苦手な中学生は珍しくなく、ほとんどの場合は答え方のルールを知らないことが原因です。
文字を読むこと自体に特別な難しさがある場合や、言葉の意味の理解に一貫した困難がある場合は、学校の先生やスクールカウンセラーに相談することをおすすめします。
家庭だけで判断せず、必要に応じて専門家に話を聞いてもらうことが大切です。
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まとめ:中学生の国語は苦手な原因を見つければ克服できる

国語が苦手なのは、才能がないからでも、読書量が足りないからでもありません。
本文の読み方、設問の見方、答えの根拠の探し方を知らないことが主な原因です。
まずは、次の3つから始めてみてください。
- 間違えた問題の根拠を本文から探す
- 漢字や語句を毎日5〜10分練習する
- 記述問題は模範解答と自分の答えを比べる
学習塾で多くの中学生を見てきた経験からも、苦手な原因が明確になった生徒ほど、対策を進めやすくなります。
どこでつまずいているかさえわかれば、国語の苦手を克服しやすくなります。
家庭で取り組んでも原因がわからない場合は、学校の先生や塾・家庭教師に相談し、どこでつまずいているかを確認してもらうことも一つの方法です。
正しい方向で練習を続ければ、国語の苦手は克服できます。
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】

【執筆・監修】塾オンラインドットコム編集部
塾オンラインドットコム編集部は、学習塾業界で27年以上の指導経験を持つ専門家が中心となって運営しています。これまでに800以上の教室を調査・分析し、オンライン塾の運営経験も持つ実務家チームです。記事は、公式サイト・最新パンフレット・担当者取材などの一次情報を確認のうえ執筆し、必要に応じて内容を更新しています。小学生・中学生とその保護者が安心して判断できるよう、不安をあおらず、事実を整理する編集方針を大切にしています。(※情報確認基準:2026年2月時点)
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