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「速さ=道のり÷時間」は覚えているのに、40分や10秒が出ると急に分からなくなる。子どもに聞かれても、どう説明すればよいか迷う保護者は少なくありません。
時速の問題で大切なのは、公式を覚え直すことではなく、先に単位をそろえることです。
特に「5kmを40分」で5÷40としたり、40分を0.4時間と考えたりするミスは、時間の単位換算が原因です。
この記事では、時速の意味から、40分や秒速を含む問題の解き方、×60・÷60で迷わない考え方、はじきの使い方まで3ステップで整理します。
まずは「1時間あたり」という時速の意味から確認していきましょう。
記事のポイント
- 40分を時間に直す単位換算のコツが分かる
- 公式に入れる前の3ステップで迷わず解ける
- かけるか割るかで迷わない考え方が身につく
- 計算前の見積もりでケアレスミスを予防できる
小学生でも分かる時速を求める公式と計算の基本

時速を求めるための基本公式と、「時速」がそもそも何を表しているのかを確認します。
ここが曖昧なままだと、後の単位換算でつまずきやすくなります。
時速を出す基本公式は「時速=道のり÷時間」
時速は「道のり÷時間」で求めます。
例えば120kmの道のりを2時間で進んだ場合、120÷2=60となり、時速60kmです。
この公式自体はシンプルで、覚えている小学生も多いはずです。
問題は、時間の数値が「1時間」「2時間」のようにきりのよい形で出てこないときです。
30分や40分のように「分」で与えられると、ここで手が止まる生徒がいます。
なぜ止まるのか、次の章で具体的に見ていきます。

時速とは「1時間あたりに進む距離」のこと
公式を丸暗記する前に、時速の意味を確認しておきましょう。
時速とは「1時間で進む距離」のことです。
文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編』でも、速さは単位量あたりの大きさに関わる内容として扱われています。
1時間・1分・1秒といった決まった時間あたりで、どれだけ進むかを比べる考え方が土台になります。
実際の指導現場では、公式を先に教えるより「1時間だったらどれだけ進む?」と聞くところから始めています。
40分や10秒のように半端な時間が出てきたときも、「1時間あたりに直したらいくつになるか」という視点に戻れば、迷いにくくなります。
この「1時間あたり」という感覚は、この後のステップでも繰り返し使います。
公式を知っていても間違える2つの原因

「速さ=道のり÷時間」を暗記していても間違えるのは、公式そのものではなく、公式に入れる前の処理でつまずいているケースが多いためです。代表的な2つの失敗を確認します。
同じ「時速が解けない」でも、間違い方を見ると直す場所が分かります。
まずは全体像を整理します。
| よくある誤り | 出てしまう答え | 原因 | 直すポイント |
|---|---|---|---|
| 5kmを40分で5÷40と計算 | 時速0.125km | 単位が「分」のまま計算している | 40分を時間に直してから計算する |
| 40分を0.4時間と誤認 | 時速12.5km | 1時間を100分と考えてしまっている | 40分は1時間の40/60、つまり2/3時間と考える |
「5kmを40分」で5÷40と計算してしまう
学習塾では、単位を揃えないまま数字だけを式に入れてしまうミスが最も多く見られました。
「5kmを40分」という問題で、そのまま5÷40と計算し、時速0.125kmとしてしまう生徒がいます。
これは電卓で5÷40を計算しても同じ数値が出るため、一見正しそうに見えてしまいます。
5÷40で求まるのは「1分あたりに進む距離」であり、時速ではありません。
- 失敗の起点:時間の単位が「分」のまま公式に入れてしまう
- 見た目の落とし穴:電卓で計算しても数値自体は正しく出る
- 気づきにくい理由:単位がずれているだけなので、計算ミスには見えにくい
時速を求めるときは、時間の単位が「時間」になっているかを、計算前に確認します。

40分を「0.4時間」と勘違いしてしまう
もう一つの典型的な失敗が、40分を0.4時間と考えてしまうミスです。
これは10進法の感覚から起きる誤解です。
1時間は60分です。
40分は1時間の40/60なので、約分すると2/3時間と表せます。
0.4時間で計算すると5÷0.4=12.5となり、正しい答えとは異なる時速12.5kmが出てしまいます。
学習塾の指導現場では、「1時間は100分ではなく60分」という前提を、口頭で確認してから計算に入るようにしています。
本記事では、小数で割り切れない時間も扱いやすいよう、分数で考える方法を採用します。
40分や10秒でも迷わない時速の求め方3ステップ

ここまでの2つの失敗は、どちらも公式に数字を入れる前の準備が原因でした。
時間の単位が何であっても迷わず計算できるよう、3つのステップに整理します。
時速の問題で手が止まったら、計算をやり直す前に次の点を順番に確認してください。
- 答えの単位を確認したか
- 時間は時間単位になっているか(分や秒なら換算が必要)
- 必要な単位換算をしたか
- 公式へ入れて計算したか
- 答えの大きさは見積もりと大きくずれていないか
ステップ1:単位と求めるものを確認する
最初に確認するのは、問題文に出てくる単位と、何を求める問題なのかです。
私が指導するときは、いきなり式を立てるのではなく、問題文の「km・m・時間・分・秒」などを丸で囲ませています。
特に、次の3点を順番に確認します。
- 道のりの単位:kmなのか、mなのか
- 時間の単位:時間なのか、分・秒なのか
- 求めるもの:速さ・道のり・時間のどれなのか
例えば、「5kmを40分で走ると時速何kmですか」なら、「5km」「40分」「時速」に注目します。

ステップ2:分や秒を必要な単位へ直す
時速を求めるとき、時間が「分」や「秒」で書かれていたら、そのまま公式に入れず、必要な単位へ直します。
基本となる換算は、次の2つです。
- 分を時間に直す:「分÷60」で考える
- 秒を時間に直す:「秒÷3600」で考える
例えば、40分なら、40/60時間です。
約分すると2/3時間になります。
私が指導するときは、「先に単位をそろえて、公式はその後」という順番を繰り返し確認しています。
分数の計算が苦手な場合は、無理に2/3時間を使う必要はありません。
次のような別の解き方もあります。
- 分が出てきた問題:先に分速を求めてから時速へ直す
- 秒が出てきた問題:先に秒速を求めてから時速へ直す

ステップ3:公式で計算して答えを確認する
単位をそろえたら、「時速=道のり÷時間」の公式に数字を当てはめて計算します。
分数の割り算になる場合は、割る数の逆数をかけて計算します。
計算するときは、次の順番で確認するとミスを見つけやすくなります。
- 公式を確認する:時速=道のり÷時間になっているか
- 単位を確認する:道のりと時間の単位がそろっているか
- 答えを確認する:予想した大きさと大きくずれていないか
学習塾では、答えを出して終わりにせず、「この速さは本当に自然かな?」と確認させています。
例えば、「40分で5km」なら、1時間では5kmより長く進むはずです。
計算結果が5kmより小さければ、単位換算や式を見直すきっかけになります。
このように、「単位をそろえる→公式で計算する→答えを見積もりと比べる」ところまでを一つの流れとして考えてください。
速さの計算以前に、問題文から必要な数値や条件を読み取って整理するのが苦手な場合は、「算数の文章問題を解くコツとつまずき原因の見分け方」を参考に立式前の整理手順を確認してみてください。
【問題別】時速の計算手順を具体例で確認

3ステップの考え方を、実際の問題に当てはめてみます。
数字の入れ方だけでなく、単位をそろえる手順の流れを追ってみてください。
5kmを40分で走る場合は時速7.5km
「5kmを40分で走ると時速何kmになるか」を、先ほどの3ステップに沿って解いてみます。
計算の流れは次のとおりです。
- 40分を時間に直す
40分=40/60時間=2/3時間 - 「時速=道のり÷時間」の公式に当てはめる
5÷2/3=5×3/2=7.5 - 答えの単位を確認する
答えは時速7.5kmです。
ポイントは、いきなり「5÷40」と計算しないことです。
時速を求めるため、40分を「時間」に直してから公式に当てはめます。
分数の計算が苦手な場合は、先に分速を求める方法でも計算できます。
- 5÷40=0.125 → 分速0.125km
- 0.125×60=7.5 → 時速7.5km
こちらは「1分で0.125km進むなら、60分ではその60倍進む」と考える方法です。
どちらの方法でも答えは時速7.5kmになります。
分数で計算しにくい場合は、分速を求めてから時速へ直す方法を使ってもかまいません。

立式の考え方は分かっていても分数や小数の計算ミスで失点してしまう場合は、「小学生の計算力向上ドリルと原因別の選び方」からお子さまの弱点に合う教材で計算の正確さを補強しておきましょう。
100mを10秒で走る場合は時速36km
「100mを10秒で走ると時速何kmになるか」のように、距離と時間の両方で単位が違う問題も確認しておきましょう。
この場合は、一度にすべてを換算せず、順番に考えると分かりやすくなります。
- 100mを10秒で走る秒速を求める
100÷10=10
→ 秒速10m - 1秒から1時間に直す
1時間=3600秒なので、
10×3600=36,000
→ 時速36,000m - mをkmに直す
1km=1000mなので、
36,000÷1000=36
→ 時速36km
まとめて計算すると、10×3600÷1000=36となります。
ここで大切なのは、「秒速から時速は×3.6」と数字だけを覚えることではありません。
- 秒→時間:1時間は3600秒なので「×3600」
- m→km:1000mで1kmなので「÷1000」
この2つを順番に行った結果、3600÷1000=3.6になると考えると理解しやすくなります。
したがって、100mを10秒で走る速さは時速36kmです。
単位が2つ違う問題では、「今は時間と距離のどちらを直しているのか」を確認しながら、一つずつ換算してみてください。

単位が2つ違う問題は一つずつそろえる
道のりと時間の単位が同時にずれている問題では、一度に処理しようとしないことが大切です。
距離と時間の単位が両方違う場合は、一度に処理せず、一つずつそろえると計算過程を整理しやすくなります。
- 避けたい進め方:距離と時間の単位を同時に頭の中で処理しようとする
- おすすめの進め方:まず速さを求め、その後で単位を一つずつそろえる
- 確認のコツ:今どちらの単位を処理しているか、その都度言葉にする
先ほどの「100mを10秒」の例でも、最初に秒速を求め、その後で時間の単位、距離の単位と順番に処理しました。
一度に全部を揃えようとせず、段階を分けることが、単位が2つ違う問題を解くときの基本になります。
時速・分速・秒速の換算で迷わない考え方

時速・分速・秒速の換算は、×60や÷60という数字だけを覚えると、どちらを使うか迷いやすくなります。
時間の長さと進む距離の関係から判断する考え方を確認します。
分速から時速は「時間が伸びるから60倍」
距離の単位が同じなら、分速を時速に直すときは「60」をかけます。
例えば、分速100mを時速に直す場合は、次のように考えると分かりやすくなります。
- 1分間に進む距離:100m
- 1時間は60分:1分の60倍
- 60分間に進む距離:100×60=6,000m
- 答え:時速6,000m
実際の指導現場でも、「1分で進む距離が分かっているなら、60分ではどれだけ進む?」と考えてもらいます。
「分速から時速は×60」と丸暗記するより、1分から60分へ時間が60倍になるため、進む距離も60倍になると考えると迷いにくくなります。
ただし、距離の単位まで変える場合は注意が必要です。

時速から分速は「60分を1分にするから÷60」
距離の単位が同じなら、時速から分速に直すときは60で割ります。
km/hからm/minのように距離の単位も変える場合は、kmからmへの換算が別に必要です。
1時間、つまり60分間で進む距離が分かっている状態から、1分間あたりの距離を求める作業です。
60分間分の距離を、1分間分に縮めて考えるので、60で割るという判断になります。
「かけるか割るか」で迷ったときは、対象にしている時間が長くなる方向か、短くなる方向かを先に考えてみてください。
- 時間が長くなる方向(分速→時速など):距離の単位が同じならかける
- 時間が短くなる方向(時速→分速など):距離の単位が同じなら割る
この判断軸があると、換算表を丸暗記しなくても対応しやすくなります。

時速・分速・秒速の違いを一覧で確認
×60・÷60だけを見ると混乱しやすいため、時間の単位と距離の単位を分けて整理します。
時速・分速・秒速は、それぞれ基準にしている時間の長さが異なります。
| 呼び方 | 意味 | 代表的な単位 | 時間だけを換算する考え方 | 距離単位も変える例 |
|---|---|---|---|---|
| 時速 | 1時間あたりに進む距離 | km/h | 1時間を60分に分けると考える | 時速60km→分速1000m(60×1000÷60) |
| 分速 | 1分間あたりに進む距離 | m/min | 1分を60秒に分けると考える | 分速1000m→時速60km(1000×60÷1000) |
| 秒速 | 1秒間あたりに進む距離 | m/s | 1秒を基準にする | 秒速10m→時速36km(10×3600÷1000) |
この表から分かるのは、時間の単位だけを換算する場合と、距離の単位まで一緒に変える場合とでは、かける数・割る数が変わるという点です。
分速1000m/minを時速に直す場合、時間の単位だけなら×60ですが、mからkmに直す÷1000も必要になるため、実際には×60÷1000という計算になります。
距離の単位が違う換算では、時間と距離の両方を確認してから計算する習慣をつけてください。
「はじき」は単位を揃えた後に使う

「はじき」は速さの3公式を整理する図として広く使われていますが、使う順番を間違えると誤答につながります。
正しい位置づけを確認します。
単位が違うまま「はじき」に入れると失敗する
「はじき」は、道のり・速さ・時間の関係を図で整理できる便利な方法です。
ただし、単位が揃っていない状態で数字を当てはめると、誤答の原因になります。
「5kmを40分」で止まったら、公式を思い出す前に40分の単位を見ます。
実際に、単位を確認せずに上段へ5、下段へ40をそのまま入れ、5÷40としてしまうケースがよくありました。
これは時速0.125kmという誤った答えにつながります。
「はじきに数字を入れる前に、時間の単位を見た?」と聞くと、そこで初めて単位のずれに気づく生徒は少なくありません。
「はじき」自体が間違っているのではなく、単位が揃っていない状態で使ってしまうことが原因です。

「はじき」は最後の確認用として使う
「はじき」を否定する必要はありませんが、使う順番を見直しておくと安心です。
葛城健吾の指導現場では、「はじき」を、単位を揃えた後に「かけるか割るか」を最終確認するためのツールとして位置づけています。
先に時間の単位を時間へ揃え、道のりと時間がどちらも正しい単位になっている状態を作ってから、「はじき」で式の形を確認する、という順番です。
- 1番目に行うこと:時間の単位を確認し、必要なら換算する
- 2番目に行うこと:道のりと時間の単位が揃っているか確認する
- 3番目に行うこと:「はじき」で式の形(かけるか割るか)を最終確認する
この順番を守ると、「はじき」を使っていても、単位のずれによる誤答を防ぎやすくなります。

迷ったら「1時間あたり」に戻って考える
換算や「はじき」の使い方で混乱してしまったときは、テクニックから一度離れることをおすすめします。
戻る先は、時速の本来の意味である「1時間で進む距離」です。
「この問題は、結局1時間だったらどれだけ進むかを聞かれている」と言い換えてみると、どの数字を何で割ればよいか、整理しやすくなります。
葛城健吾の指導現場でも、公式や図の使い方で手が止まった生徒には、まずこの「1時間あたり」という原点に戻ってもらうようにしています。
複雑に見える問題ほど、基本の意味に立ち返ることで解決の糸口が見えることがあります。
速さの土台となる「単位量あたりの大きさ」や小数・分数の計算までさかのぼって復習したい方は、「小学校の算数をやり直す手順と効率的な復習の進め方」を参考に前提単元を確認してみましょう。
時速の計算ミスは答えの見積もりで防ぐ

計算そのものができていても、答えが合っているかどうかを自分で判断できないと、ミスに気づけないまま終わってしまいます。
計算前に答えの大きさを予想する習慣を紹介します。
計算前に答えの大きさを予想する
学習塾で特に大切にしているのが、計算を始める前に答えの大まかな大きさを予想することです。
いきなり公式に数字を入れるのではなく、「答えはだいたいこのくらいになりそう」と見当をつけてから計算します。
確認するポイントは、次の3つです。
- 計算前に予想する:答えがどのくらいの大きさになりそうか考える
- 公式を使って計算する:単位をそろえてから数字を当てはめる
- 予想と答えを比べる:大きくずれていたら、単位や式を見直す
例えば、「40分で5km進む」なら、1時間では5kmより長く進むはずです。
そのため、計算結果が0.125kmなど5kmより小さくなった場合は、「どこかで間違えているかもしれない」と気づくきっかけになります。
見積もりだけで正解かどうかを判断することはできません。
計算後の大きなずれを見つけるためのチェック方法として役立ちます。
「予想する→計算する→答えを比べる」までを、一つの流れにしてみてください。

40分で5kmなら1時間では5kmより多い
「5kmを40分で進む」という問題を使って、答えを見積もる方法を確認してみましょう。
計算する前に、時間と距離の関係を次の順番で考えます。
- 40分と1時間を比べる:40分は1時間(60分)より短い
- 進む距離を考える:同じ速さなら、60分では40分より長い距離を進む
- 答えを予想する:時速は「5kmより大きくなる」と見積もれる
学習塾では、すぐに計算させるのではなく、「40分で5km進んだなら、1時間では5kmより多い?少ない?」と質問することがあります。
ここで「5kmより多くなる」と予想できれば、計算後の答えを確認する基準ができます。
実際に計算すると時速7.5kmです。もし0.125kmなど5kmより小さい答えが出たら、最初の予想と合いません。
このように、「計算前に予想する→計算する→予想と比べる」という流れを作ると、単位や式の間違いに気づくきっかけになります。

不自然な答えなら単位と式を見直す
見積もりを立てておくと、計算結果と照らし合わせる作業ができます。
「5kmより大きくなるはず」と予想していたのに、計算結果が0.125kmのような小さい数字だった場合、その時点で単位か式のどこかが間違っていると判断できます。
- 見積もりと大きくずれていない場合:次に式と単位を確認する
- 見積もりより大幅に小さい・大きい場合:単位換算を見直す
- 見積もり自体を立てていなかった場合:先に見積もりから確認する
見積もりは、答えが正しいことを保証するものではありません。
ただし、大きな計算ミスや単位のずれに自分で気づく手がかりにはなります。
計算して終わりにせず、見積もりと照らし合わせるところまでを、一つの作業として扱ってください。
時速の問題では、公式ではなく「分を時間に直す」「単位をそろえる」といった部分でつまずくことがあります。
家庭で何度説明しても理解が進まない場合は、どこで手が止まっているのかを1対1で確認してもらう方法もあります。
オンライン個別指導のトウコベは、小学生にも対応しており、オンラインで1対1の指導を受けられます。
算数だけを受講することも可能です。
「公式が分からないのか」「単位換算で止まっているのか」など、家庭では判断しにくい場合に検討できる選択肢の一つです。

【Q&A】時速の求め方でよくある質問

本文で扱いきれなかった、周辺の疑問をまとめて確認します。
Q.電卓やWeb計算機を使ってもいいですか?
電卓やWeb上の計算機は、検算の道具として使うぶんには問題ありません。
ただし、電卓が行うのはあくまで入力された数字の計算だけです。
40分を2/3時間に直すといった単位換算の判断は、電卓では行われません。
先ほど紹介した「5÷40=0.125」のように、単位を揃えないまま電卓に入力すると、そのまま誤った数値が出てきてしまいます。
電卓は計算の確認に使い、単位をそろえる判断は自分で行うようにしてください。

Q.分速や道のり、時間の公式はどう違いますか?
時速以外にも、速さに関する公式はいくつかあります。
本記事の内容と混同しないよう、簡単に整理しておきます。
| 求めたいもの | 公式 |
|---|---|
| 速さ(時速・分速・秒速) | 道のり÷時間 |
| 道のり | 速さ×時間 |
| 時間 | 道のり÷速さ |
分速を求める場合も、基本の考え方は時速と同じで、「道のり÷時間」の時間の部分を分単位で揃えて計算します。
どの公式を使う場合も、単位を揃えてから計算するという順番は共通しています。

Q.km/hと「時速○km」は何が違いますか?
km/hという表記を見かけて、時速との違いが気になる方もいるかもしれません。
km/hの「/」は割り算を表し、hはhour、つまり「時間」を意味する英語の頭文字です。
km/hは「1時間あたりに進むkm数」を表し、「時速○km」と同じ内容を示します。
表記が違っていても、表している内容は同じだと理解しておけば、どちらの表記に出会っても戸惑わずに済みます。

Q.子どもが40分で止まったら何と声をかける?
子どもが「5kmを40分」のような問題で手が止まったとき、どう声をかければよいか悩む保護者は少なくありません。
「公式を忘れたの?」と聞いてしまうと、実際には公式を覚えているのに、原因を見誤ってしまうことがあります。
葛城健吾の指導現場でおすすめしているのは、「まず、40分を時間に直してみよう」という、単位に焦点を当てた声かけです。
- 避けたい声かけ:「公式をもう一度覚えて」
- おすすめの声かけ:「まず40分を時間に直してみよう」
- 次に続けたい声かけ:「1時間だったらどれくらい進みそう?」
指導現場では、公式そのものより、時間の単位換算で止まるケースが最も多く見られました。
声をかける方向を単位換算へ絞ることで、子ども自身も「何を直せばよいか」に気づきやすくなります。
親が教えても単位換算や速さの感覚がつかめず行き詰まってしまうときは、マンツーマンでつまずきを丁寧にフォローしてくれる「小学生向けおすすめオンライン家庭教師」を頼るのも一つの選択肢です。
まとめ:時速の求め方と公式|40分や秒速が混ざる計算も迷わない3ステップ

記事の重要ポイント
時速は「1時間あたりに進む距離」を表しており、公式は時速=道のり÷時間です。
葛城健吾の指導現場では、公式を覚えていても、時間の単位換算で止まるケースが最も多く見られました。
40分は0.4時間ではなく、40/60時間、約分すると2/3時間になります。
時速・分速・秒速の換算では、距離の単位が同じなら、時間が長くなる方向はかける、短くなる方向は割ると考えられます。距離の単位まで変わる場合は、その換算も別に確認します。
「はじき」は、単位を揃えた後の最終確認として使うと、誤答を防ぎやすくなります。
計算前に答えの大きさを予想しておくと、計算後の不自然な結果に自分で気づきやすくなります。
迷ったときの判断基準と次の行動
時速の問題に出会ったら、次の順番で確認してみてください。
- 求められている単位を確認する
- 道のりと時間の単位が揃っているか確認する
- 分や秒であれば、必要な単位へ換算する
- 単位を揃えた状態で公式に当てはめて計算する
- 計算前の見積もりと、出てきた答えを照らし合わせる
文章題の読み取り方そのものに不安がある場合は、文章問題全般の読み方を扱った記事を参考にしてください。
算数全般の苦手を見直したい場合は算数全体の勉強法を扱った記事、小学6年生でつまずいている単元を総合的に確認したい場合は小6算数のつまずき診断を扱った記事が参考になります。
執筆者プロフィール

※この記事は、算数・数学・理科の指導経験が豊富な葛城健吾が執筆しています。学習塾での指導経験をもとに、教育現場の知見を記事に反映しています。
葛城健吾は、学習塾で小学生・中学生を対象に、算数・数学・理科を指導してきました。基礎から応用まで「なぜそうなるのか」を大切にした指導を得意としています。
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