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高校入試の国語で点数を上げるには、小説文と論説文を同じ読み方で解かないことが大切です。
小説文は登場人物の心情変化、論説文は筆者の主張を読み取る問題が中心になります。
この記事では、27年以上学習塾に携わってきた編集部の知見をもとに、中学生が高校入試国語の長文読解で点数を取りやすくするための解き方をわかりやすく解説します。
時間が足りない、文字が頭に入らない、塾で習った通りに解いても点数が伸びない人は、まず小説文と論説文で「見る場所」を変えることから始めましょう。▶文部科学省の中学校学習指導要領解説・国語編
記事のポイント
小説文と論説文で「脳の切り替え」を徹底する
接続詞・描写・設問先読みで「読む場所」を絞る
主観や感想を捨てて「本文の証拠」だけで解く
過去問の「根拠への線引き直し」で復習を自動化する
Contents
- 1 小説文と論説文は同じ解き方では伸びない!高校入試国語の長文読解対策
- 2 なぜ時間が足りない?中学生が高校入試国語の長文読解でつまずく原因
- 3 説明文・論説文の解き方|高校入試国語で筆者の主張を見抜く7つのマーク
- 4 小説文・物語文の解き方|高校入試国語で心情問題を攻略する手順
- 5 制限時間をクリア!高校受験国語の長文を速く正確に読むための仕組み
- 6 選択肢・記述・抜き出し問題で確実に得点化する実戦テクニック
- 7 高校入試国語の長文読解問題を無料で練習する方法と教材活用
- 8 【Q&A】中学生向け|小説文・論説文の解き方に関するよくある質問
- 9 まとめ:中学生は小説文と論説文の解き方を分ければ高校入試国語で得点しやすくなる
- 10 執筆者プロフィール
小説文と論説文は同じ解き方では伸びない!高校入試国語の長文読解対策

高校入試の国語では、小説文・物語文、説明文・論説文が出題されることが多くあります。
多くの中学生が「どちらも同じように読めばいい」と思い込んでいるため、点数が伸び悩んでいます。
この2つは読むときに注目すべきポイントが根本的に異なります。
読み方を切り替えるだけで、解くスピードも正確さも大きく変わります。
- ジャンルに合わせて着眼点を180度切り替える
- 見るポイントを変えて時間切れと失点を防ぐ
小説文は心情変化、論説文は筆者の主張に注目すると速く正確に解ける
小説文では「登場人物がどう感じたか・なぜそう感じたか」を問う問題が中心です。
一方、論説文では「筆者が最終的に何を言いたいのか」を問う問題が大半を占めます。
| 文章の種類 | 注目すべきポイント | 主な設問の種類 |
|---|---|---|
| 小説文・物語文 | 登場人物の心情変化・行動・情景 | 心情の理由・変化の説明 |
| 説明文・論説文 | 筆者の主張・対比の構造・結論 | 主張の根拠・要旨の把握 |
この違いを意識するだけで、読みながら「どこに線を引くか」が自然に決まるようになります。
高校受験国語で点数を上げるには「読む場所」と「見るポイント」を変える
長文全体を均等に読もうとすると時間が足りなくなります。
小説文なら場面の切り替わり・セリフ・行動の描写、論説文なら接続詞の直後と段落の最初と最後に絞って読むことが得点への近道です。
塾オンラインドットコム編集部がこれまで多くの受験生の学習を見てきた中で、点数が安定しない生徒に共通するのは「全部を同じ力で読もうとしている」ことでした。
読む力が高くても、読む場所を間違えると正解にたどり着けません。
文章の中で「どこが大事か」を判断する目を養うことが、高校入試国語の得点力を左右します。
なぜ時間が足りない?中学生が高校入試国語の長文読解でつまずく原因

「時間が全然足りなかった」「問題を解き終わる前にタイムアップになった」という悩みは、高校受験を控えた中学生の中でもとくに多い声です。
時間不足の原因は「読むのが遅い」だけではありません。
読み方のクセや問題へのアプローチに原因が隠れていることがほとんどです。
- 焦りによる文字の滑りを物理的な工夫で防ぐ
- 脇役である具体例の深追いをやめて結論に集中する
- 主観や共感を捨て本文の客観的描写を根拠にする
文字を目で追うだけで内容が頭に残らない「目が滑る」状態の正体
文字を読んでいるのに内容が全く頭に入ってこない、読み終わったのに何も覚えていないという状態は「目が滑っている」状態です。
この状態は集中力の問題だけでなく、脳が一度に処理できる情報量を超えてしまうこと(認知的な負荷)も大きな原因の一つです。
語彙の不足や背景知識のなさも重なると、さらに起きやすくなります。
この状態を防ぐには、問題冊子の表紙の白い部分などを使って読んでいる行の下を隠しながら読む方法が有効です。
1行ずつ確認しながら読むことで、視線の迷子を防げます。
【塾オンラインドットコム編集部の視点】
私が指導してきた中で、現代文も英語も点数が取れない生徒の多くが、まさにこの「目が滑る」状態でした。猛勉強しているのに結果が出ない子ほど、初見の長文をただ「記号」として眺めてしまい、脳がパニックを起こしているのです。
そんな生徒たちに、次の一行を紙で隠す物理的な解き方を教えたところ、視線が固定されて文字が滑らなくなり、短期間で読解スピードが劇的に改善した事例がいくつもあります。
具体例やたとえ話を読み込みすぎて筆者の主張を見失う
論説文の本文には、筆者の主張を補足するための具体例やたとえ話が多く含まれています。
具体例は「主張の説明」であり、それ自体が答えになることはほとんどありません。
ところが、多くの中学生が具体例の部分を丁寧に読みすぎて、肝心の「筆者が結論として何を言いたいのか」を読み落とします。
「たとえば」「例えば」という言葉が出てきたら、その段落を軽く流して次の段落の最初に注目する習慣をつけることが重要です。

小説文を自分の主観や感情で読み、本文の根拠から離れてしまう
小説文の心情問題で「なんとなく主人公の気持ちはわかった」と思って選択肢を選んでも、正解できないケースが頻繁に起きます。
入試の心情問題は「自分だったらこう感じる」という共感ではなく、本文に書かれた描写を根拠に答える問題です。
主人公の気持ちは、本文中のセリフ・行動・身体の反応(「拳を握る」「声が出なくなる」など)から客観的に読み取る必要があります。
自分の感想を根拠にした答えは、ほぼ確実に不正解になります。

設問を意識せずに本文を読み始めて、探すべき情報を見失う
本文を最初から最後まで全部読んでから設問に取りかかる読み方では、「どこに何が書いてあったか」を思い出すための時間が余計にかかります。
設問に関係ない部分にも同じ力を使ってしまい、時間を大量に消費します。
本文を読む前に設問を先に確認し、「何を探しながら読むか」を決めてから本文を読み始めることで、必要な箇所に素早くたどり着けます。
説明文・論説文の解き方|高校入試国語で筆者の主張を見抜く7つのマーク

論説文は、筆者が「自分の考え」を読者に伝えるために書かれた文章です。
筆者の主張は文章全体に均等に散らばっているわけではなく、特定の接続詞の直後や段落の結びに集中しています。
この7つのサインを押さえることで、長い文章の中から筆者の言いたいことを素早く見つけられます。
まず、7つのマークの全体像を確認してください。▶国語の文章問題を解くコツはこちら
| マークする言葉 | 見るポイント |
|---|---|
| しかし・だが・ところが | 筆者の本当の主張 |
| つまり・要するに・すなわち | 結論・まとめ |
| なぜなら・から・ため | 理由の説明 |
| たとえば・例えば | 具体例(深追い不要) |
| 〜ではなく | 対比・筆者が肯定する内容 |
| 第一に・第二に・また | 根拠の順番と数 |
| 〜だろうか・〜とは何か | 文章のテーマ・問い |
「しかし」の直後に注目して筆者の真の主張をつかむ
「しかし」「だが」「ところが」などの逆接の接続詞は、筆者が「一般的に思われていること」を否定して自分の本当の主張を打ち出す合図です。発見したら直後の文に必ず線を引いてください。
論説文では「〇〇だと言われている。しかし、実際には〜」という流れが頻繁に登場します。
「しかし」の前は一般論・常識、「しかし」の後が筆者の主張です。
構造を知っているだけで、問題のヒントになる文を素早く特定できます。

「つまり」「要するに」をチェックして結論を押さえる
「つまり」「要するに」「すなわち」は、それまでの内容を筆者がわかりやすくまとめ直すサインです。
この直後には、難しい議論を圧縮した結論が書かれています。
記述問題や選択肢問題で「筆者の主張を答えよ」と問われたとき、「つまり」の直後の文がそのまま解答の核心になることが多くあります。
見つけたら丸で囲んでおくと、解答時に迷わず戻れます。

「なぜなら」「から」で理由説明問題のヒントを確認する
「なぜ〇〇なのですか」という理由を問う設問では、本文中の「なぜなら」「〜だから」「〜ため」という表現の周辺に答えが書かれています。
理由の記述問題は、この表現を起点に解答のパーツを集めると効率よく正解できます。
傍線部の直前・直後だけでなく、同じ段落内の「なぜなら」「〜ため」を探す習慣をつけてください。

「たとえば」は深追いせず、具体例として整理する
「たとえば」「例えば」「具体的には」の後に続く内容は、直前の主張をわかりやすく説明するためのエピソードや数値です。
答えの根拠は基本的にここには書かれていません。
読む際は「ここは具体例」と頭の中で整理しながら流し読みし、時間を節約してください。
問題で問われたときだけ戻れば十分です。
【塾オンラインドットコム編集部の視点】
授業で教わった通りに「丁寧に精読しなさい」と大真面目に取り組んでいる生徒ほど、実は入試の制限時間に間に合わなくなっています。真面目な子ほど「たとえば」の後のエピソードを熟読し、頭のメモリを使い果たしてタイムアップを繰り返すのです。
そこで「具体例は流し読みでいい、勝負は次の段落の結論だ」とメリハリを教えたところ、時間が5分以上余るようになり、合格点へ滑り込めた受験生が毎年後を絶ちません。

「〜ではなく」の直後にある本当に言いたいことを読む
「〇〇ではなく、△△である」という表現は、筆者が否定したいことと肯定したいことを一文でセットにして示すパターンです。
「ではなく」の前は筆者が否定する内容、直後が筆者の本当の主張です。
この表現は対比問題の出題ポイントになりやすいため、見つけたら「ではなく」の前後に線を引いておくと整理しやすくなります。

第一に・第二にのナンバリングで段落の流れを整理する
「第一に」「第二に」「また」「さらに」というナンバリングや列挙の表現は、筆者が複数の根拠を順序立てて説明している合図です。
いくつの理由が挙げられているかを余白にメモしておくと、記述問題の解答要素の見落としを防げます。

問いかけと答えをセットで見つけて文章のテーマをつかむ
論説文では「〜とはどういうことだろうか」「なぜ〜なのか」という問いかけが文中に登場し、直後の段落でその答えが示される構造が頻出します。
問いかけを見つけたら丸を付け、答えの段落に矢印を引くことで、文章全体の論理の流れが視覚的に整理できます。
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小説文・物語文の解き方|高校入試国語で心情問題を攻略する手順

小説文の問題では、「登場人物の気持ちを答えなさい」という設問が繰り返し登場します。
この問題は感想ではなく、本文に書かれた「行動・セリフ・情景」を証拠として積み上げて答える論理的な作業です。
手順を知っていれば、苦手な生徒でも得点できるようになります。
小説文を読むときに確認すべきポイントを、先に整理しておきます。
| 確認するポイント | 具体的に見る表現 |
|---|---|
| 場面の変化 | 「翌朝」「放課後」「家に帰ると」などの転換ワード |
| セリフ・心内語 | 「」内の発言、心の中の言葉 |
| 行動・身体反応 | 「拳を握る」「視線をそらす」「喉が熱くなる」 |
| 情景描写 | 天気・光・色の変化 |
時間や場所が切り替わる場面の変化を押さえる
小説文では、時間や場所が切り替わる場面の区切りで登場人物の気持ちが大きく動くことがほとんどです。
「翌朝」「放課後」「家に帰ると」などの時間・場所の転換ワードを見つけたら、前後の変化に注目してください。
場面の切り替わりを押さえておくと、心情変化がどのタイミングで起きたかを正確に特定できます。
セリフ・行動・表情から登場人物の感情を読み取る
登場人物の心情は、直接「悲しかった」と書かれることは少なく、セリフ・行動・身体反応という間接的な形で表現されています。
口に出した言葉と心の中で思ったこと(心内語)の違い、「拳を握る」「視線をそらす」「声が震える」などの反応がどんな感情を表しているかを考えながら読んでください。
これらを本文から探し、「なぜこの行動をしたのか」を考えることが心情読解の基本です。

情景描写や色の表現が暗示する心情を考える
天気・光・色の描写は、登場人物の内面を間接的に表す技法として高校入試で頻繁に使われます。
「どんよりした空」「冷たい雨」は憂鬱・不安、「光が差し込む」「金色に輝く」は安堵・希望を暗示することが多いです。
この技法を知っておくと、情景描写が問題として出たときに「登場人物の心情を表している」とすぐ気づけます。

小説文で頻出する「傍線部のときの心情変化と理由」の解き方
心情変化を問う問題は、次の3つの要素を本文から集めることで解答を組み立てます。
- 【前提・背景】:その出来事が起きる前の状況や人間関係
- 【きっかけ】:心情が動いた原因となる出来事
- 【証拠】:行動・セリフ・身体反応など本文に書かれた具体的な描写
解答の型:「〇〇という状況で、△△が起きたため、□□という気持ちになった。」
この型に沿って、本文から要素を当てはめてください。証拠を本文から抜き出して使うことが、高得点への最短ルートです。

自分の感想ではなく本文の描写を根拠に答える
心情問題で最もやってはいけないことは、「主人公の気持ちは自分と同じだから〇〇だと思う」という主観で答えることです。
入試の採点基準は「本文に書かれているかどうか」だけです。
どれだけ共感できても、本文に根拠がなければ不正解になります。
解答を書く前に「この心情の根拠は本文のどこにあるか」を必ず確認してください。
制限時間をクリア!高校受験国語の長文を速く正確に読むための仕組み

高校入試の国語は50分という制限時間の中で、長文を複数読みながら問題も解かなければなりません。
スピードと正確さを両立するには、読む前の準備と読み方の工夫が不可欠です。
ここでは時間管理に直結する具体的な方法を紹介します。▶国語の点数を上げる方法はこちら
- 本文を読む前に設問を先読みしてゴールを決める
- 各段落の読み終わりで余白に超短いメモを残す
- 指示語はその場で指す内容を確認して矢印で結ぶ
本文を読む前に設問を先読みして探すべき情報を決める
本文を読む前に設問を確認し、「何を探せばいいか」を頭に入れてから読み始める方法を「先読み」と呼びます。
先読みをすることで、関係ない部分は軽く読み、重要な部分で集中して読む判断ができるようになります。
設問に「第3段落の傍線部について」などの条件がある場合は、本文中にあらかじめ印をつけておくと探す時間を省けます。

段落の横に数語で内容を書き残す「1行メモ」のやり方
各段落を読み終えるたびに、余白に「5文字〜10文字以内の超短いメモ」を書く習慣をつけてください。
「AIの弊害」「身体性の回復」など、内容の核心だけをメモするイメージです。
丸写しは時間の無駄です。「主語+一言」の形で書くことを徹底してください。
メモがあると、後から問題の根拠を探すときに本文全体を読み直す必要がなくなります。

指示語はその場で直前の内容と矢印で結ぶ
「これ」「それ」「このような」などの指示語は、読んだその場で直前の内容と矢印で結ぶことが基本です。
指示語を曖昧にしたまま読み進めると、後で文脈を見失って読み直しが発生します。
指示語の内容は、多くの場合、直前の1〜2文に書かれています。
見つけたら必ず止まり、「この言葉が指しているのは何か」を確認してから次に進んでください。

解けない問題に時間を使いすぎない
1問に時間をかけすぎると後半の問題が全部解けなくなります。
「1問あたり最大2〜3分」を目安に、解けないと感じたら一度飛ばして次に進む判断力も、時間管理の重要なスキルです。
余った時間で戻って考えることは問題ありません。
全体を解き終えてから見直す習慣をつけてください。
選択肢・記述・抜き出し問題で確実に得点化する実戦テクニック

問題の種類によって、正解を見つけるアプローチが異なります。
「なんとなく合っていそう」という直感での選択から卒業し、根拠を持って解答できる技術を身につけることが、入試本番での安定した得点につながります。
問題形式ごとに基本の手順を確認してください。
| 問題形式 | 基本の手順 | 注意点 |
|---|---|---|
| 選択肢問題 | 読点で区切り、パーツごとに本文と照合 | 文末を先に確認して方向性を判定 |
| 記述問題 | 本文のキーワードを組み合わせて答える | 文末は「〜から。」「〜こと。」で締める |
| 抜き出し問題 | 一字一句・句読点まで本文通りに写す | 写し間違いは必ず照合して確認 |
選択肢問題は読点ごとに区切って正誤を判定する
長い選択肢を一気に読んで選ぶのは最も危険な解き方です。
次の手順で機械的に判定してください。
- 選択肢を読点「、」や意味の切れ目で区切る
- 区切ったパーツごとに本文と照合し、合う部分に○、違う部分に×をつける
- ×が1つでもある選択肢を消去する
- すべてのパーツが○の選択肢を正解とする
前半がどれだけ正しくても、1つでも本文と違うパーツがあれば消去するのが鉄則です。

文末表現に注意して選択肢のズレを見抜く
日本語の文は文末で意味が決まります。
選択肢を読むとき、最初に「選択肢の文末(最後の10〜15文字)」だけを先に確認してください。
文末が筆者の立場と逆になっていれば、前半を読まずに消去できます。
「絶対に」「すべて」「常に」「例外なく」という極端な言葉が入っている選択肢は、本文に同じ強さで書かれていない限りほぼ不正解です。

記述問題は本文中のキーワードを組み合わせて答える
記述問題の解答は「自分の言葉で自由に書く作文」ではありません。
本文中に使われているキーワードを拾い上げ、設問の条件に合わせて組み合わせて答えるのが基本です。
解答は「〜という状況で(背景)、〜があったことで(きっかけ)、〜という気持ちになった(心情)」の型を使い、文末は設問に合わせて「〜から。」「〜こと。」で終わることを確認してください。

抜き出し問題は一字一句と句読点まで本文通りに写す
「本文中から〇文字で抜き出せ」という問題は、自分の言葉に言い換えてはいけません。
本文の文字を一字一句、句読点も含めてそのまま書き写すのが正解です。
書き写した後は必ず本文と照らし合わせて確認してください。写し間違いは0点になります。
高校入試国語の長文読解問題を無料で練習する方法と教材活用

市販の問題集を買わなくても、公立高校の入試過去問は無料で入手・活用できます。
問題を解くだけでは実力はつきません。
解いた後の復習のやり方が、得点力の伸びを大きく左右します。
- 本文公開に注意し公立高校の過去問をダウンロードする
- 問題の量ではなく解説の詳しさを基準に教材を選ぶ
- 解いた後はすべての設問の解答の根拠に線を引き直す
都道府県の公立高校入試過去問を活用する
各都道府県の教育委員会のウェブサイトや受験情報サイトで、公立高校入試の過去問をPDF形式で無料ダウンロードできます。
国語の長文問題(特に小説・現代文)は著作権の都合上、ウェブ公開版では本文が非公開になっている場合があるため注意が必要です。
本文が読めない場合は、市販の過去問集や図書館の蔵書を活用してください。
自分の志望校がある都道府県だけでなく、近隣の都道府県の問題も活用すると、問題のバリエーションを広げられます。

無料問題は解説の詳しさを基準に選ぶ
無料で使える問題サイトや教材を選ぶときは、「答えの根拠が本文のどこにあるか」まで丁寧に説明している解説があるものを選ぶことが重要です。
| 良い解説の特徴 | 避けたい解説の特徴 |
|---|---|
| 正解の根拠が本文のどこにあるか明示されている | 答えの番号だけが書いてある |
| 誤答選択肢のどこが間違いかまで説明している | 「〇が正解です」で終わっている |
| 記述問題の採点基準(要素)が示されている | 模範解答の例文のみ載っている |
解説の質が教材選びの最重要ポイントです。

自分の語彙レベルより少し上の文章を精読する
論説文の読解力を上げるには、自分が少し読みにくいと感じるレベルの文章を、わからない言葉を調べながら丁寧に読む「精読」が効果的です。
読んだ後に「この文章は何を言いたかったのか」を一言でまとめる練習を加えると、筆者の主張をつかむ力が着実についていきます。

解いた後は本文中の根拠に線を引き直す
過去問を解いた後は、答え合わせだけで終わらせないことが大切です。
正解・不正解に関わらず、すべての設問について「解答の根拠になる本文の箇所」に蛍光ペンで線を引き直す作業を行ってください。
この作業を繰り返すことで「出題者は本文のどこから問題を作っているか」というパターンが見えてきて、初見の文章でも正解に近い箇所を素早く見つけられるようになります。

無料プリントやオンライン教材は復習用に活用する
無料の国語プリントやオンライン教材は、弱点補強や復習の用途に向いています。
インターネットには無料の国語読解プリントが多く公開されています。
これらは新しい内容を学ぶよりも、習ったことを繰り返し確認する復習用として活用するのがおすすめです。
短時間で取り組めるため、すき間時間の学習にも適しています。
タブレット学習もおすすめです。
【Q&A】中学生向け|小説文・論説文の解き方に関するよくある質問

高校受験を控えた中学生や保護者から寄せられる、国語の長文読解に関するリアルな悩みや疑問を一問一答形式でまとめました。
本番直前まで役立つ実戦的なアドバイスばかりですので、ぜひ参考にしてください。▶中学生の国語の定期テスト対策はこちら
Q. 国語だけでなく、英語の長文読解も苦手な場合はどうすればよいですか?
国語と英語の長文読解は、根本的な読み方の考え方が共通しています。
接続詞に注目する・指示語を確認する・筆者や作者の言いたいことを探すという読解の基本手順は、どちらにも共通して使えます。
国語で正確な読み方を身につけてから英語に応用する順序が、理解しやすく効率的です。

Q. 塾で習った通りに解いても、文字が滑って内容が頭に入らないときの対策は?
内容が頭に入らないときは、問題冊子の白い余白や表紙の裏面などを読んでいる行の下に置き、1行ずつ隠しながら読む方法が有効です。
一度に目に入る情報量を減らすことで、文字が滑る状態を物理的に防ぐことができます。
各段落の余白に一言メモを書き残すことで、脳の記憶の負担が減り、内容を保持しやすくなります。

Q. 高校入試の国語長文では、どんなテーマの文章が出題されますか?
近年の公立高校入試の論説文では「科学技術・AIと人間らしさ」「個人と社会・コミュニティの関係」「グローバル化と地域文化・母語の問題」という3つのテーマが繰り返し出題される傾向があります。
これらのテーマに共通するのは「効率や標準化を重視する近代的なシステム」と「人間的・文化的な豊かさ」を対比する構造です。
テーマの傾向を事前に知っておくことで、初めて読む文章でも筆者の主張の方向性を予測しやすくなります。

Q. 高校入試国語の小説文と論説文はどちらを優先して対策すべきですか?
どちらを優先するかは、現在の得点状況によって異なります。
論説文は解き方の型がはっきりしているため、先に対策すると点数に結びつきやすいです。
接続詞マーキングや筆者の主張の見つけ方を習得してから、小説文の心情読解に取り組む順番が効率的です。
おすすめ塾
国語に特化した!貴重な塾
東大生オンライン個別指導!
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まとめ:中学生は小説文と論説文の解き方を分ければ高校入試国語で得点しやすくなる

高校入試の国語で点数を上げるために、最も重要なことは「小説文と論説文の読み方を明確に切り替えること」です。
- 論説文は、接続詞7つのサインを使って筆者の主張を素早く特定する
- 小説文は、本文の行動・セリフ・情景描写を証拠として心情変化を読み取る
- 選択肢は読点で区切って1パーツずつ本文と照合し、文末から先に確認する
- 過去問は解いた後に本文の根拠に線を引き直す復習まで行う
これらの手順は、センスや読書量に関係なく、正しく練習すれば誰でも身につけられるものです。
塾オンラインドットコム編集部では、現場の指導経験をもとに、受験生が実際の試験で使いやすい形に絞って紹介しました。
まずは今回紹介した接続詞マーキングや1行メモを、手元にある過去問1題で試してみてください。
読み方が変わると、解くスピードと正確さが同時に変わっていくことを実感できるはずです。
執筆者プロフィール

※この記事は、学習塾で国語指導を長年担当してきた田中彩乃が担当しています。
小説文・論説文・古文・漢文・作文対策まで幅広く指導し、読解力を伸ばす実践的な学習法を発信しています。
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