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子どもが計算プリントの前で何度も鉛筆を止めていると、「もっと計算問題をやらせたほうがいいのでは」と心配になるかもしれません。
しかし、計算が遅い子と、計算ミスが多い子では、必要な練習が違います。
学習塾で小学生・中学生の算数・数学を指導してきた私は、計算が苦手な生徒を見るとき、正答率だけで判断していませんでした。
九九や基本計算で手が止まる場所、筆算の桁、途中式の書き方まで確認し、その原因に合わせて練習方法を変えていました。
この記事では、子どもの計算のつまずきを見分ける方法から、反復型・学び直し型・無料プリント・学校教材・アプリまで、子どもの状態に合った計算ドリルの選び方を紹介します。
記事のポイント
- 正答率より手元の動きでつまずき原因を見分ける
- 計算が遅い子とミスが多い子は練習方法を変える
- 今の学年で迷うなら前の学年の基礎に戻って確認
- 人気順ではなく子どもの状態に合うドリルを選ぶ
ドリル選びの前に!手元から計算のつまずき原因を見分ける

新しい計算ドリルを買う前に、一度だけ子どもが問題を解いている様子を見てみてください。
「何問正解したか」だけでなく、どの計算で手が止まり、どのように数字を書いているかを見るのがポイントです。
九九の停滞や筆算の桁崩れから見る子どものサイン
葛城健吾が指導現場で確認していたのは、主に次のような点です。
- 基本計算で手が止まる:九九や簡単な足し算・引き算で長く迷っていないか
- 筆算の桁がずれる:一の位、十の位、百の位が縦にそろっているか
- 途中の計算を飛ばす:繰り上がり・繰り下がりなどを頭の中だけで処理していないか
- 前に習った計算で迷う:今の単元より前の基本計算につまずきがないか
同じ点数を取っている子でも、間違える原因は同じとは限りません。
例えば、九九で何度も手が止まる子と、九九はすぐ答えられるのに筆算で桁をずらしてしまう子では、必要な練習が違います。
そのため、「計算が苦手だから、とにかく問題数を増やす」と決める前に、どこで止まっているのかを見ることが大切です。
複数のサインが見られる場合も、いきなりドリルを買い替えるのではなく、まず原因を絞ってみてください。

「計算が遅い子」と「計算ミスが多い子」は原因が違う
「計算に時間がかかる」と「計算ミスを繰り返す」は、分けて考えます。
私も実際の指導では、この2タイプで練習方法を変えていました。
| 子どもの状態 | 見られやすい様子 | 向いている練習 |
|---|---|---|
| 正確だが遅い | 解き方は分かるが答えまで時間がかかる | 同じ形式を繰り返す反復練習 |
| ミスが多い | 桁ずれ・写し間違い・途中式の省略がある | 途中式や筆算を丁寧に書く練習 |
正確に解けているものの時間がかかる場合は、基本計算を繰り返す練習が候補になります。
ミスが多い子に速さばかり求めると、急いで数字を書いたり、途中の計算を省いたりする可能性があります。
ミスが残っている段階では、タイムよりも「正しく書いて正しく解けるか」を先に確認するほうがよいでしょう。
今の学年で詰まるなら前学年の基礎も確認する
計算は、前に習った内容を使いながら次の内容へ進んでいきます。
文部科学省の「小学校学習指導要領解説 算数編」でも、「数と計算」の内容は学年ごとに段階的に設定され、整数の計算を土台として、小数や分数などへ学習が広がる構成になっています。
そのため、今習っている単元で手が止まっていても、原因がその単元だけにあるとは限りません。
例えば、割り算の筆算で何度も止まる場合、割り算の手順だけでなく、
- 九九をすぐ思い出せるか
- 引き算で頻繁にミスをしていないか
- 位をそろえて数字を書けているか
まで戻って確認する必要があります。
葛城健吾も、現在の学年の計算につまずいている子に対して、必要に応じて前の学年まで戻して練習させていました。
前の学年へ戻るのは「遅れているから」ではなく、今のつまずきにつながっている部分を確認するためです。
どこまで戻ればよいか分からない場合は、「小学校の算数をやり直すならどこから?」の記事で、具体的な戻り方を確認してください。
タイプ別!小学生の計算力を伸ばすドリルの選び方

子どもの状態が分かったら、教材の種類を絞ります。
人気ランキングから選ぶのではなく、次の対応表から考えると選びやすくなります。
| 子どもの状態 | 向いている教材 | 選ぶときに見るポイント |
|---|---|---|
| 正確だが遅い | 反復型 | 同じ形式を繰り返し練習できるか |
| ミスが多い | 書き込みやすい教材 | 筆算や途中計算を書く場所があるか |
| 基礎に穴がある | 学び直し型 | 前の学年から確認できるか |
| なかなか続かない | 少量で区切られた教材 | 1回分の負担が大きすぎないか |
「多くの人が買っているか」より、今の子どもが困っている原因に合っているかを優先してください。
正確だが遅い子は反復しやすい計算ドリルを選ぶ
解き方を理解していて、ミスも少ない。それでも答えが出るまで時間がかかる場合は、同じ形式の基本計算を繰り返せる教材が向いています。
葛城健吾も、こうした子には反復型の教材を使っていました。
代表例が、小学館の「陰山メソッド 徹底反復 百ます計算 新装版」です。
小学館の公式情報では、たし算・ひき算・かけ算を同じ形式で繰り返し練習し、その後に余りのある割り算へ進む構成になっています。
2026年3月発売の新装版はB5判・128ページです。
ただし、百ます計算は「誰にでも最初にやらせるドリル」ではありません。
筆算の桁ずれや基本的な計算ミスが多い場合は、速さを求める前に正確さを整えるほうを優先してください。

計算ミスが多い子は途中式を書きやすい教材を選ぶ
ミスが多い子の場合、「何問入っているか」よりも途中の計算を書きやすいかを確認します。
選ぶ際は次の3点を見てみてください。
- 筆算を書けるスペースがある
- 1ページに問題が詰まりすぎていない
- 間違えた場所をあとから確認しやすい
学校教材にも、この考え方に合うものがあります。
例えば、学研の「計算ターボドリル」シリーズは、1回1ページで取り組みやすく、基本的な計算を繰り返し練習できる構成です。小学1~6年の計算に対応した教材もあり、基礎計算を身につけたい子や、計算スピードを上げたい子の反復練習に活用できます。
「写し間違える」「見落としが多い」など、計算そのもの以外にも気になる点がある場合は、三輪書店の「コグトレドリル やさしいコグトレ」も候補になります。
このシリーズは「覚える・数える・写す・見つける・想像する」という5つの力に働きかけるドリルで、公式情報では各巻A4判・ワークシート40枚程度です。
コグトレは一般的な計算問題集とは目的が異なるため、単純に「計算速度を上げたい」という場合ではなく、写し間違いなども含めて学習の土台を確認したい場合の選択肢として考えるとよいでしょう。
基礎に穴がある子は簡単なレベルから始める
今の学年の問題で何度も間違えるなら、学年表示にこだわる必要はありません。
私が指導していた時も、今の単元を何度も解かせるより、必要なところまで戻したほうがよいケースがありました。
「小学生の算数おさらい計算ドリル」は、小学校6年間の計算を学年別に復習でき、診断テストでつまずきを確認できる構成です。B5判128ページで、子ども学力向上研究会著、浜田経雄監修として刊行されています。
「どの学年から分からなくなったのか判断できない」という場合に、候補にしやすい教材です。
計算以外にも文章題や図形でつまずいている場合は、「小学生の算数の勉強法」や「小学校の算数をやり直すならどこから?」の記事へ進んでください。

続かない子は1回分の負担が少ない教材を選ぶ
計算以前に「ドリルを開くこと自体を嫌がる」場合は、内容だけでなく量も確認します。
1回分が多すぎる教材より、
- 1回分の区切りが分かりやすい
- 終わりが見える
- 子どもが一人でも始めやすい
といった教材のほうが取り組みやすいことがあります。
この段階では「難しい問題まで解けること」より、計算練習を始められる状態をつくることを優先して構いません。
慣れてきたら、反復型や学び直し型へ切り替えれば十分です。
【目的別】小学生におすすめの計算力向上ドリル

ここでは、単純に冊数を増やすのではなく、この記事で説明してきた「どんな子に合うか」を基準に代表的な教材を整理します。
| 教材 | 発行元 | 主な特徴 | 向いている子 |
|---|---|---|---|
| 陰山メソッド 徹底反復 百ます計算 新装版 | 小学館 | 同じ形式の基本計算を反復 | 正確だが計算に時間がかかる |
| 6年分を総復習!小学生の算数おさらい計算ドリル | メイツユニバーサルコンテンツ | 6年間の計算を学年別に復習 | 前の学年に抜けがありそう |
| コグトレドリル やさしいコグトレ | 三輪書店 | 数える・写すなど5つの力を練習 | 写し間違い・見落としが気になる |
| くりかえし計算ドリル | 新学社 | 授業の進度に合わせて基礎を反復 | 学校で習った計算を復習したい |
| 無料計算プリント | ちびむすドリルなど | 必要な単元だけ印刷できる | 特定の計算だけ追加練習したい |
反復練習向け|陰山メソッド徹底反復「百ます計算」
正確に解けているものの、九九や基本計算で時間がかかる子には、反復型が候補になります。
小学館の「陰山メソッド 徹底反復 百ます計算 新装版」は、たし算・ひき算・かけ算を同じ形式で繰り返す構成です。
葛城健吾が指導していた「正確だが遅い子には反復型を使う」という考え方にも合います。
反対に、計算ミスが多い段階では、タイムを縮めることを優先せず、書き方や途中計算を確認してください。
基礎の復習向け|小学生の算数おさらい計算ドリル
「今の学年の計算を繰り返しているのに伸びない」という場合は、前の内容を確認できる教材が向いています。
「6年分を総復習! 小学生の算数おさらい計算ドリル」は、学年別のステップで小学校6年間の計算を振り返り、診断テストでつまずきを確認できる構成です。
特定の学年だけではなく、「どこに穴があるのか分からない」という場合に使いやすいでしょう。
問題量重視|トコトン算数の計算ドリル
計算方法をすでに理解しており、あとは演習量を確保したい場合には、問題量のある計算ドリルが選択肢になります。
文英堂の「トコトン算数」には学年別の計算ドリルがあり、例えば、「小学6年の計算ドリル」はB5判96ページで刊行されています。
間違え方そのものに問題がある子には、問題数を増やすだけでは不十分です。
「基礎は理解できている」「同じ種類のミスを繰り返していない」と確認してから使うほうがよいでしょう。
楽しく続けたい子向け|取り組みやすさを重視したドリル
計算問題を見るだけで嫌がる場合は、反復量より「始めやすいか」を優先しても構いません。
イラストや達成の目印がある教材、1回分が少なく区切られた教材など、子どもが取りかかりやすいものを選びます。
例えば、文響社の「うんこドリル」シリーズは、イラストや遊びの要素を取り入れながら学習できるため、一般的な計算ドリルではなかなか机に向かえない子の選択肢になります。
ここでの目的は、難しい問題まで一気に進めることではありません。
まず「計算練習を始める」というハードルを下げ、学習習慣がついてきたら、子どもの課題に合わせて反復型や学び直し型のドリルへ切り替えていきましょう。
写し間違い・見落としが気になる子|コグトレドリル
計算のやり方は分かっているのに、数字を写し間違える、問題を見落とす、といった様子がある場合は、「コグトレドリル やさしいコグトレ」も候補になります。
三輪書店によると、このシリーズは「覚える・数える・写す・見つける・想像する」という認知機能に対応する5つの力を扱っています。
一般的な計算ドリルとは目的が異なるため、単純なスピード練習の代わりではありません。
計算ミスの背景に「写す」「見つける」といった作業上のつまずきもありそうな場合に検討すると位置づけるのが適切です。
無料プリント・学校教材・アプリはどう使い分ける?

計算力を伸ばす教材は、市販ドリルだけではありません。
無料プリント、学校教材、アプリにもそれぞれ使いやすい場面があります。
無料計算ドリルは苦手単元の反復に使いやすい
無料プリントは、「割り算の筆算だけ」「九九だけ」など、練習したい内容がはっきりしている場合に便利です。
ちびむすドリルでは小学生向け算数プリントを無料で公開しており、ぷりんときっずでも学年や授業内容に対応した算数プリントを選べます。
無料プリントが向いているのは、
- 苦手な計算がすでに分かっている
- その単元だけ追加練習したい
- 保護者が必要なプリントを選べる
という場合です。
逆に、「何が苦手なのか分からない」という段階では、市販の学び直し教材などで順番に確認するほうが選びやすいでしょう。

学校の計算ドリルは授業の復習にまず活用する
新しい教材を買う前に、学校から配られた計算ドリルも確認してください。
例えば、学年別・単元別に分かれた市販の計算ドリルなら、学校で習った範囲に合わせて復習できます。
授業で習った計算をその日のうちに解き直したり、苦手な単元だけ繰り返したりしたい子に向いています。
まだ十分に解き直していないのであれば、追加の市販教材を買う前に、
「学校のドリルで同じ間違いを繰り返していないか」
を確認してみてください。
計算ドリルアプリは自動採点を生かして使う
丸付けの負担を減らしたい家庭では、自動採点できる計算アプリも選択肢になります。
ただし、アプリによって学習方法は異なります。
暗算中心のアプリであれば、筆算の位をそろえて書く練習や途中式を書く練習は別に必要です。
そのため、「アプリか紙か」の二者択一ではなく、何を練習したいのかで使い分けるのが分かりやすいでしょう。
暗算や繰り返し練習はアプリ、筆算や途中式の確認は紙、と役割を分ける方法もあります。
市販ドリルは子どもの弱点に合わせて選びやすい
市販ドリルの利点は、目的に合わせて教材を絞りやすいことです。
「計算が遅い」なら反復型。
「前の学年に抜けがある」なら学び直し型。
「途中式を書かずミスが多い」なら、書き込みスペースを確認する。
このように、子どもの状態から教材を逆算して選ぶと、何冊も買い替える失敗を減らせます。
市販ドリルだけでは子ども一人で継続するのが難しかったり、丸付けや間違い直しのサポートに親が限界を感じたりする場合は、マンツーマンで併走してくれる「小学生向けおすすめオンライン家庭教師ランキング」を活用するのも手です。
量を解いても計算力が伸びないときの3つの見直し

毎日ドリルをやっているのに計算が安定しないなら、教材を増やす前に今の取り組み方を確認してください。
ページを終わらせることが目的になっていないか確認する
葛城健吾が指導してきた中でも、ドリルを進めること自体が目的になり、間違えた理由を確認しないまま次へ進んでいるケースがありました。
「今日は何ページできたか」だけではなく、
「今日はどの計算で間違えたか」
を見るようにします。
ページ数は少なくても、同じミスを一つ減らせれば、その練習には意味があります。

ドリルによる計算練習だけでなく、家庭での算数全体の教え方や学習の進め方を根底から見直したい方は、「小学生の算数勉強法と家庭で苦手をやり直す手順」で全体の学習ステップをご確認ください。
間違えた理由を確認してから解き直す
丸付けのあと、正しい答えを書いて終わりにしないことも大切です。
葛城健吾は、間違えた問題について、
「なぜこの数字になったと思う?」
と問いかけ、本人に原因を説明してもらう指導をしていました。
例えば、
- 繰り上がりを足し忘れた
- 数字を写し間違えた
- 九九を間違えた
- 桁をずらした
と原因が分かれば、次に何を注意すればよいかも具体的になります。
問題数を増やす前に、同じ種類の間違いを繰り返していないかを確認してください。

難しすぎるならドリルのレベルを一度下げる
今使っているドリルでほとんど手が進まない場合、同じレベルを繰り返すだけでは負担が大きくなります。
葛城健吾の指導でも、必要に応じて前の学年へ戻していました。
無理なく自力で解けるところまで戻り、
「ここは分かる」
「ここから迷う」
という境目を探してみてください。
その境目が、次に練習する内容を決める手がかりになります。
計算力ドリル選びで避けたい3つの失敗

教材を選ぶ前に、次の3つは避けたいところです。
人気ランキングだけでドリルを選ぶ
売れ筋の教材が、子どものつまずきに合うとは限りません。
反復が必要な子と、途中式を丁寧に書く練習が必要な子では、選ぶ教材が変わります。
ランキングを見る前に、
「遅いのか」「ミスが多いのか」「前の計算で止まっているのか」
を確認してください。

ミスが多いのに速さばかり求める
ミスが多い子に対しては、速さより正確さを先に見ます。
桁をずらしていないか、途中式を飛ばしていないかを確認し、安定して解けるようになってから必要に応じて速さの練習へ進みます。
「計算力=タイム」だけで判断しないことがポイントです。

間違い直しより問題数を優先する
問題数が多い教材を選んでも、同じ間違いを繰り返していては、練習の狙いがずれてしまいます。
問題量とあわせて、
- 解答を確認しやすいか
- 間違えた場所に戻りやすいか
- 途中の計算を書けるか
も確認してください。
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【Q&A】小学生の計算力ドリルでよくある質問

小学生の計算ドリルについて、保護者の方からよく寄せられる疑問にお答えします。
Q.計算ドリルは毎日やらないと効果がありませんか?
毎日長時間取り組む必要はありません。
子どもが無理なく続けられる量にし、間違えた問題を確認する時間も残してください。
「何分やったか」「何ページ進んだか」だけでなく、昨日と同じところで間違えていないかを見るほうが、家庭では判断しやすいでしょう。

Q.無料プリントだけでも計算力は伸ばせますか?
苦手な計算がはっきりしている場合は、無料プリントでも十分に練習できます。
例えば、「割り算の筆算だけ追加したい」といったケースです。
どの学年・単元につまずきがあるのか分からない場合は、順番に確認できる市販ドリルのほうが使いやすいことがあります。

Q.学校の計算ドリルだけで足りないのはどんな子ですか?
まずは学校のドリルで、習った内容を安定して解けているか確認してください。
新学社の「くりかえし計算ドリル」のように、学校教材には授業の復習や反復を目的に作られているものがあります。
学校教材を繰り返しても、
- 基本計算で何度も止まる
- 同じ計算ミスを繰り返す
- 前に習った計算まで戻る必要がある
といった場合は、その原因に合う教材を追加することを検討します。

Q.ドリルアプリだけで計算練習しても大丈夫ですか?
アプリの内容によります。
自動採点や暗算練習には便利ですが、筆算を紙に書かないタイプでは、桁をそろえる練習や途中計算を書く練習を別に行う必要があります。
子どもの課題が「計算速度」なのか「筆算の書き方」なのかを確認し、紙とアプリを使い分けてください。
まとめ:小学生の計算力向上ドリル!遅い・ミスが多い原因別の選び方

記事の重要ポイント
小学生の計算力を伸ばしたいときは、ドリルを増やす前にどこでつまずいているかを確認します。
見るポイントは、
- 基本計算で手が止まるか
- 筆算の桁がそろっているか
- 途中の計算を飛ばしていないか
- 前に習った計算で迷っていないか
です。
正確だけれど遅いなら反復型、ミスが多いなら丁寧に書ける教材、前の内容に穴があるなら学び直し型というように、子どもの状態から選ぶ教材を決めます。
問題数だけを増やすのではなく、間違えた理由を確認して解き直すことも忘れないでください。
迷ったときの判断基準と次の行動
新しい計算ドリルを買う前に、一度だけ子どもが問題を解く様子を横から見てみてください。
九九で止まるのか。
筆算で桁がずれるのか。
途中の計算を頭の中だけで済ませているのか。
ここが分かれば、「もっとたくさん解かせるべきか」「丁寧に書く練習が必要か」「前の学年へ戻るべきか」を判断しやすくなります。
人気のドリルを探すことより、今の子どもに必要な練習を見つけること。
それが、計算ドリル選びで最初に確認したいポイントです。
計算力の土台が整い、次のステップとして文章問題の立式や読み取りの克服へ進みたい場合は、「算数の文章問題を解くコツとつまずき原因の見分け方」を参考に次の学習へステップアップしましょう。
執筆者プロフィール

※この記事は、算数・数学・理科の指導経験が豊富な葛城健吾が執筆しています。学習塾での指導経験をもとに、教育現場の知見を記事に反映しています。
葛城健吾は、学習塾で小学生・中学生を対象に、算数・数学・理科を指導してきました。基礎から応用まで「なぜそうなるのか」を大切にした指導を得意としています。
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