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小学6年生の子どもが「算数が全然わからない」と言うと、「小1から全部やり直した方がいいのでは?」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、小学1年生からすべて復習する必要があるとは限りません。
まず確認したいのは、計算・数の意味・数量関係・立式のどこで手が止まっているかです。原因がわかれば、復習する範囲を必要な単元まで絞れます。
※この記事は、学習塾で小学生・中学生の算数・数学を指導してきた葛城健吾の指導経験をもとに監修しています。
記事のポイント
- 小1から全部やり直す必要はない
- 4段階チェックで苦手の原因を発見
- つまずいた単元まで戻って効率よく復習
- 家庭で使える声かけと教え方を紹介
小学6年生の算数は小1から全部やり直さなくていい

「算数が苦手」と聞くと、基礎からすべて復習した方がよいように感じます。
ところが、実際の指導では、学年ではなくどの段階で解けなくなっているかを先に確認していました。
まず「苦手な学年」より手が止まる場所を確認する
「うちの子は算数が全然できない」と感じても、小1の教科書から順番に復習する必要があるとは限りません。
葛城健吾の指導では、最初に次のような点を確認していました。
- 小数や分数を正確に計算できるか
- 問題に出てくる数字の意味がわかるか
- 数量の関係を図や表にできるか
- なぜその式になるのか説明できるか
小学6年生では、特に比・比例・反比例で手が止まったり、それまでに学習した割合や速さを使う問題で苦戦したりする生徒が見られます。
計算自体はできるのに、文章中の数字が何を表しているのか整理できていないケースも少なくありません。
計算そのものができない子と、計算はできても文章題になると式を作れない子では、戻る場所が違います。
「算数が苦手」という言葉だけで判断せず、どの作業で止まるのかを見ることが最初の一歩です。

できない原因につながる単元だけ戻るのが基本
実際の指導では、小6で比や割合を使う問題につまずいた生徒に、小1からではなく、小4の割り算や小5の小数・分数、単位量あたりの大きさまで戻ることがありました。
必要なところだけ戻る理由はシンプルです。
学年ごと全部復習すると、すでに理解できている単元にも時間を使ってしまうからです。
例えば、割合を使う問題で手が止まっていた生徒に、小5の「単位量あたりの大きさ」や分数、小4の割り算まで絞って復習した例があります。
このケースでは、関連する単元を2〜3週間ほど確認したあと、割合の立式ができるようになりました。
これは一人の指導例であり、同じ期間ですべての子が改善するわけではありません。
大切なのは期間ではなく、「今解けない問題につながっている単元まで戻った」ことです。
戻る場所は、例えば次のように考えます。
- 比で止まる → 小5の割合・単位量あたりの大きさ・分数を確認
- 比例・反比例で止まる → 小5で学ぶ簡単な比例や表の読み取りを確認
- 速さを使う問題で止まる → 小5の速さ・単位量と、それ以前の割り算を確認
現行の小学校学習指導要領では、割合・速さ・簡単な比例は主に第5学年、比・比例・反比例は第6学年で扱います。
小6の算数は、それまでに習った内容を使って考える場面が増えるため、前学年の理解不足が表面に出ることがあります。

問題集を増やす前に苦手の原因を分ける
算数が苦手になると、「問題集をもう1冊増やそう」と考えがちです。
問題数を増やす前に原因を確認した方がよいケースがあります。
葛城健吾の指導では、「解き方そのものを知らない」というより、問題に書かれた情報を整理できずに手が止まっている子が多く見られました。
まず、次のどこに当てはまるか確認してください。
- 計算そのものでミスが続く
- 数字が何を表しているか説明できない
- 文章の内容を図や表にできない
- 式を選んだ理由を説明できない
計算ミスが原因なら計算練習が必要です。
数量関係を整理できない子に計算ドリルを増やしても、つまずいている部分は変わりません。
問題数を増やす前に、何が原因で解けないのかを分けることが先です。
小学6年生の算数は4段階でつまずきを診断する

「算数が全然わからない」と言う子には、次の4段階で確認すると、戻る場所を見つけやすくなります。
葛城健吾が指導で最初に確認していたのは、計算が正確にできるか、問題を図や表へ書き出せるかの2点です。
そこから、数の意味や立式の理由まで確認します。
| つまずき段階 | 家庭で確認すること | 次に行う勉強 |
|---|---|---|
| ①計算 | 小数の割り算や分数の通分・約分ができるか | 関連する計算まで戻る |
| ②数の意味 | 数字が何を表しているか言えるか | 簡単な数で関係を確認する |
| ③数量関係 | 問題の内容を図や表にできるか | 紙に情報を書き出す |
| ④立式 | なぜその計算を選んだか説明できるか | 式を選んだ理由を確認する |
上から順番に確認すれば、「何年生まで戻るか」ではなく、何を直せばよいかが見えてきます。
①小数・分数を含む計算を正確にできるか
最初は計算力を確認します。
特に見ておきたいのは、小数の割り算や分数の通分・約分です。
例えば、
- 小数点の位置を間違える
- 通分するときに分母だけ変える
- 約分を忘れる
- 分数の割り算で逆数にする場所を間違える
といったミスが続くなら、文章題より先に計算を確認します。
文章題で正しい式を作れていても、計算で間違えば答えにはたどり着きません。
この段階でつまずいている場合は、小数・分数など必要な計算に絞って復習しましょう。

②数値が何を表すか説明できるか
計算はできるのに文章題になると止まる場合、問題に出てくる数字の意味を確認します。
子どもに、
「この数字は何を表している?」
と聞いてみてください。
例えば割合なら、
- もとにする量
- 比べる量
- 割合
のどれなのかを、自分の言葉で説明できるか確認します。
葛城健吾の指導でも、「1にあたる大きさはどれ?」などと質問し、数字の意味を説明してもらうことを重視していました。
親が最初から式を教えると、この理解を確認しないまま問題を解けてしまいます。
計算できるかだけでなく、数字の意味を説明できるかも見てください。

③数量の関係を図や表にできるか
計算も数字の意味もわかるのに文章題で止まるなら、情報整理を確認します。
葛城健吾の指導では、文章題で手が止まる生徒に、解き方を教える前に問題の内容を紙へ書き出してもらっていました。
例えば、
- わかっている数字を丸で囲む
- 求めるものを確認する
- 線分図や関係図にする
- 表に整理する
といった方法です。
重要なのは、きれいな図を書くことではありません。
頭の中にある情報を紙の上へ出せるかを見ることです。
図や表にできない場合は、まだ数量関係を整理できていない可能性があります。
文章問題そのものの詳しい解き方は「算数の文章問題を解くコツ」で解説しているため、本記事ではつまずき診断に必要な範囲に絞ります。

④なぜその式になるか説明できるか
最後は、式を選んだ理由を確認します。
計算も数量関係の整理もできるのに式を間違える場合は、
「どうして掛け算にしたの?」
「なぜ割り算なの?」
と聞いてみてください。
「はじき」「くもわ」などの図は整理に役立つこともありますが、数字を入れる場所だけ覚えていると、問題文が少し変わっただけで式を作れなくなることがあります。
指導でも、正解かどうかだけではなく、なぜその式を選んだかを説明してもらっていました。
理由を説明できなければ、公式の前に数量関係へ戻ります。
つまずいた段階で小学6年生の勉強法を変える

診断できたら、止まっている段階に合わせて勉強方法を変えます。
全員に同じ問題集をやらせるのではなく、原因に合わせて必要な練習を選びます。
計算で止まるなら小数・分数まで戻る
小数の割り算や分数の通分・約分で止まるなら、文章題を増やす前に計算を確認します。
この場合は、計算ドリルを使う方法もあります。
全部の計算を最初からやり直す必要はありません。
例えば分数の通分だけで間違えるなら、そこへ絞って練習します。
計算ドリルを優先するのは、4段階診断の「①計算」で止まっているときです。
数の意味や立式で止まっている場合は、計算量を増やすより別の対策を優先します。

手前の学年の計算や特定単元までさかのぼって効率よくやり直したい方は、「小学校の算数をやり直すための7つの重要単元」を参考に復習範囲を特定してみてください。
数の意味で止まるなら簡単な数で考える
小数や分数が出てくると急に状況がわからなくなる子には、同じタイプの関係がわかる簡単な数字で考えてみます。
目的は、元の問題を別の問題に変えることではありません。
- 「何を基準にしているのか」
- 「どちらが何倍なのか」
といった数量の関係をつかむためです。
簡単な数字で関係がわかったら、元の小数や分数へ戻ります。
簡単な数で理解する→元の問題でもう一度考えるという順番で確認してください。

数量関係で止まるなら紙に書き出す
頭の中だけで考えて止まっている子には、紙へ書き出してもらいます。
このとき、途中の図や式は消させない方が原因を確認しやすくなります。
例えば、
- 「ここで数を読み間違えている」
- 「比べる量ともとにする量が逆になっている」
- 「求めるものが途中で変わっている」
といったことが、途中式から見えることがあります。
間違ったらすぐ消すのではなく、どこで考え方が変わったのか確認してみてください。

立式で止まるなら公式より理由を確認する
立式で止まる子には、公式をもう一度覚えさせる前に、
「なぜその計算なの?」
と聞きます。
葛城健吾の指導でも、「なんで掛け算にしたの?」と質問することで、理解できていない場所を確認していました。
正解した問題でも理由を聞くと、理解して解いているのか、手順を覚えて解いているだけなのかを見分けやすくなります。
割合・比・速さは「解き方」より原因を見つける

割合・速さは主に小5で学び、比・比例・反比例は小6で学びます。
学習指導要領でも、小5で割合・速さ・簡単な比例を扱い、その理解を土台に、小6では比や比例・反比例へ学習を広げていきます。
そのため、小6になって比や比例・反比例でつまずいたとき、原因が小5までの内容にあることもあります。
ここでは詳しい解法ではなく、原因を見つけるポイントに絞ります。▶文部科学省の小学校学習指導要領
割合・比は「もとになる量」を説明できるか
割合を使う問題では、最初に「何を1と考えているのか」を確認します。
例えば、公式を教える前に、
「今回、もとになっている量はどれ?」
「何と何を比べている?」
と聞きます。
ここで答えられないなら、計算式より先に数量関係を確認した方がよいでしょう。
割合の公式や「どっちで割るの?」と迷う場合の詳しい考え方は、関連記事「小学生にわかりやすく割合の求め方を解説」で確認できます。

比例・反比例は2つの量の関係を確認する
比例・反比例では、式を作る前に2つの量がどう変わるかを確認します。
学習指導要領でも、小6では表・式・グラフなどを使って二つの数量の変化や対応の特徴を考えることが重視されています。
例えば表を見ながら、
「片方が2倍になったら、もう片方はどうなる?」
と聞いてみます。
ここで関係を説明できなければ、式を覚えるより表の読み取りから確認します。

速さは3つの量を整理できるか確認する
速さを使う問題では、
- 速さ
- 道のり
- 時間
の3つを整理できているか確認します。
「はじき」の図に数字を入れる前に、
「わかっているものはどれ?」
「何を求める問題?」
と聞いてみてください。
3つの量を整理できないまま公式だけ覚えると、単位換算や文章の形が変わった問題で迷いやすくなります。
具体的な公式や単位換算は、関連記事「小学生の速さ問題を解決!親が教える方法」で詳しく確認できます。

分数は計算手順だけでなく意味も確認する
分数の掛け算や割り算は、手順だけでも計算できる場合があります。
そのため、
「割り算だから逆数を掛ける」
までは覚えていても、文章題になると何を計算すればよいかわからない生徒がいます。
指導現場でも、分数の計算方法は覚えているのに、その意味を説明できず、割合や図形の応用で止まるケースがありました。
答えだけでなく、
「この計算で何を求めている?」
まで確認してください。
小1から戻らず必要な単元だけ復習する手順

つまずきの原因が見えたら、必要な単元まで戻ります。
基本は、解けない小6の問題から一つずつ前提知識をたどる方法です。
つまずき単元別 さかのぼり早見表
| 小6で手が止まっている単元 | 最初に確認すること(つまずきの原因) | ピンポイントで戻るべき前提単元 | 家庭での確認・問いかけのコツ |
|---|---|---|---|
| 割合・比 | 「もとにする量(1にあたる大きさ)」がどれか理解できているか | 小5: 割合・単位量あたりの大きさ 小4: 割り算の考え方 |
「この問題で、もとになっている量(1)はどれ?」と聞いてみる |
| 速さ・道のり・時間 | 公式(はじき)の丸暗記にならず、3つの数量関係を整理できているか | 小5: 速さ・単位量あたりの大きさ 小4: 割り算 |
「1時間(1分)あたりに進む道のりはどれ?」と確認する |
| 比例・反比例 | 表やグラフから、2つの量の変化の関係(2倍、3倍…)を読み取れているか | 小5: 簡単な比例、表の読み取り | 表を見ながら「片方が2倍になったら、もう片方はどう変わる?」と聞く |
| 分数の掛け算・割り算 | なぜその計算(逆数を掛ける等)になるのか、意味を理解できているか | 小5: 分数の足し算・引き算、約分・通分 小4: 割り算 |
「計算手順」だけでなく「この計算で何を求めているか」を説明させる |
| 拡大図・縮図/円の面積 | 求める部分の対応する辺・角や、公式の意味を理解できているか | 小5: 合同な図形、小数・分数の四則演算 | 問題文や図の分かっている数値に丸囲みや色分けをさせる |
解けない問題から前提単元を一つずつたどる
例えば、小6で比を使う問題が解けないとします。
比そのものだけを何度も練習するのではなく、
比がわからない
↓
割合の考え方はわかるか
↓
単位量あたりの大きさはわかるか
↓
分数・割り算はできるか
というように確認します。
戻る範囲は、次の2パターンで考えるとわかりやすいでしょう。
- 小数・分数の計算はでき、特定単元だけ止まる→ 関連する前提単元だけ戻る
- 小5の複数の基礎単元で続けて止まる→ 小5の主要単元を広めに確認する
「何年生まで戻るか」を最初に決める必要はありません。
解けない場所から一つずつ原因をたどった結果、必要な範囲まで戻ると考えてください。

小6の割合を使う問題から小4・小5へ戻った指導例
葛城健吾の指導では、小6で割合を使う問題に手が止まっていた生徒に、小5の「単位量あたりの大きさ」や分数、小4の割り算まで戻った例があります。
最初に確認したのは、「1にあたる大きさ」が何かわかるかどうかでした。
線分図も使いながら関連する単元に絞って復習したところ、2〜3週間ほどで割合の立式ができるようになりました。
ただし、これは一人の生徒の指導例です。
理解度や家庭学習の頻度によって必要な期間は異なります。
参考にしたいのは「2〜3週間」という数字ではなく、小1からすべて戻らず、原因につながる部分に絞ったことです。

復習できたら必ず小6の問題へ戻る
前の学年の単元が解けるようになっても、そこで復習を終わらせません。
最初につまずいた問題へ戻ります。
例えば、
小5の単位量を復習する
↓
理解できたか確認する
↓
最初に解けなかった小6の問題へ戻る
という流れです。
葛城健吾の指導でも、小4・小5の内容へ戻ったあと、必ず元の小6の問題へ再挑戦していました。
戻り学習のゴールは、前の学年の問題を解くことではなく、今の学年の問題を理解できるようになることです。
家庭で小学6年生の算数を教えるときの声かけ

家庭で教えるときは、答えを教えることより、どこで止まっているかを見つける質問が役立ちます。
指導現場で保護者へ伝えていた声かけも紹介します。
「公式にあてはめて」より数字の意味を聞く
親が答え方を知っていると、つい最短の解き方を教えたくなります。
しかし、式を先に教えると、子どもがどこまで理解していたのかわからなくなります。
次のように質問を変えてみてください。
| 避けたい声かけ | 代わりに聞く言葉 | 確認できること |
|---|---|---|
| 「公式にあてはめて」 | 「この数字は何を表している?」 | 数字の意味 |
| 「なんでわからないの?」 | 「どこまでは分かった?」 | 手が止まった場所 |
| 「消してやり直して」 | 「途中の図や式は残しておこう」 | 間違えた過程 |
答えを教えるより先に、子どもが何を考えていたのか聞いてみてください。
「どこまで分かった?」で止まる場所を探す
問題を前に固まっている子へ、
「なんでわからないの?」
と聞いても、原因はなかなか見つかりません。
代わりに、
「どこまでは分かった?」
と聞きます。
「数字の意味まではわかる」
「図にはできるけど式がわからない」
と答えられれば、次に確認する場所が見えてきます。
正解・不正解だけを見るのではなく、どこまで自分で考えられたかを確認してください。

途中の図や式は消さず考えた跡を残す
間違えた式や図は、つまずきを探す材料になります。
すぐに消してしまうと、
- どの数字を取り違えたのか
- どの段階で考え方が変わったのか
- どの計算で間違えたのか
がわからなくなります。
きれいなノートを作ることより、考えた跡を残すことを優先してみてください。

同じ間違いが続くなら戻る場所を見直す
同じ問題を繰り返しても、同じ場所で間違えることがあります。
その場合、問題数を増やす前に、戻る場所が浅くないか確認します。
例えば割合を使う問題で何度も止まるなら、割合の問題だけを続けるのではなく、「1にあたる量」を考える単位量まで戻った方がよい場合があります。
同じミスが続く=練習不足とは限りません。
前提となる考え方まで戻れているかを確認してください。
【Q&A】小学6年生の算数勉強法でよくある質問

小6算数の家庭学習で、保護者からよく寄せられる疑問をまとめました。
復習範囲の決め方や学習アプリの活用法、教え方に困った時の対処法など、不安や悩みを解消するポイントを回答します。
Q.小学5年生まで戻る必要があるのはどんな場合?
原則は、苦手につながる単元だけ戻ります。
ただし、
- 小数の掛け算・割り算
- 分数の足し算・引き算
- 単位量あたりの大きさ
など、小5の複数の基礎単元で続けて手が止まる場合は、小5の主要単元を広めに確認する方法もあります。
逆に、計算はできていて、比や速さを使う特定の問題だけ解けないなら、必要な前提単元まで戻る方が効率的です。

Q.小学6年生向け勉強アプリは苦手克服に使える?
苦手な単元を見つけたり、必要な範囲へ戻ったりする補助として使えます。
例えばRISU算数は無学年制で、理解度に合わせて前の単元へ戻って復習でき、間違えた問題などを再出題する仕組みがあります。
進研ゼミ小学講座やスマイルゼミにも、診断結果や間違いに応じて復習につなげる機能があります。
ただし、アプリだけですべてを判断できるとは限りません。
「なぜその式にしたの?」
「この数字は何を表している?」
と説明させる部分は、家庭でも確認したいところです。
アプリはつまずきを見つける補助として使い、子どもの考え方も合わせて見てください。
Q.計算ドリルを増やすべきなのはどんな場合?
計算ドリルを優先するのは、4段階診断の「①計算」で手が止まる場合です。
例えば、
- 小数の割り算で何度も間違える
- 分数の通分ができない
- 約分を忘れる
といった場合は、該当部分の計算練習を増やします。
数値の意味や数量関係、立式で止まっているなら、計算問題を増やすより、その原因に合った練習を優先してください。

計算の正確さやスピードを高めるために最適な教材を選びたい場合は、「小学生の計算力を伸ばすおすすめ計算ドリル15選」からお子さまに合う一冊を探してみましょう。
Q.家庭で原因を見つけられないときはどうする?
家庭で確認しても、
「どこで止まっているかわからない」
「教えようとすると親子で言い合いになる」
ということもあります。
その場合は、家庭だけで解決しようとせず、学校の先生や塾、家庭教師など第三者へ相談する方法もあります。
特に、
- 何度戻っても同じところで止まる
- 複数の単元でつまずいている
- 親子で勉強すると毎回ぶつかる
といった状態なら、第三者に答案や途中式を見てもらうことで原因を整理しやすくなります。
親だけではつまずきの原因特定が難しい場合や教え方に限界を感じたときは、マンツーマンで学習診断と指導を行ってくれる「小学生向けおすすめオンライン家庭教師ランキング」を活用するのも一案です。
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まとめ:小学6年生の算数勉強法|どこで手が止まるか見抜くつまずき診断手順

記事の重要ポイント
小学6年生の算数が苦手になっても、小1から全部やり直す必要があるとは限りません。
最初に確認するのは、
- 計算できるか
- 数字の意味がわかるか
- 数量関係を図や表にできるか
- なぜその式になるか説明できるか
の4段階です。
つまずいた場所がわかったら、そこにつながる前提単元だけ戻ります。
割合・速さは主に小5、比・比例・反比例は小6で扱う内容ですが、これらは互いにつながっています。
小6でつまずいた原因が、前学年の割合・単位量・小数・分数などにあることもあります。
迷ったときの判断基準と次の行動
何から始めればよいかわからない場合は、今日の家庭学習で次の2点だけ確認してみてください。
①小数の割り算や分数の通分・約分を正確にできるか
ここで止まるなら、必要な計算まで戻ります。
②文章題の内容を図や表へ書き出せるか
計算はできてもここで止まるなら、計算練習より情報整理を優先します。
「何年生から全部やり直すか」を先に決める必要はありません。
今解けない問題から原因をたどり、必要な単元だけ戻る。
この順番で確認すると、小学6年生の算数で何を勉強すればよいかを絞り込みやすくなります。
執筆者プロフィール

※この記事は、算数・数学・理科の指導経験が豊富な葛城健吾が執筆しています。学習塾での指導経験をもとに、教育現場の知見を記事に反映しています。
葛城健吾は、学習塾で小学生・中学生を対象に、算数・数学・理科を指導してきました。基礎から応用まで「なぜそうなるのか」を大切にした指導を得意としています。
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