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都立高校受験の塾選びで迷う一番の理由は、「都立に強い」とうたう塾があまりに多く、違いが見えにくいことだと思います。
結論から言うと、都立に強いかどうかは塾名や合格者数では決まりません。
志望校の入試方式に合った指導があるか、そして通う予定の校舎がその指導を実際に運用しているかで決まります。
この記事では、通塾型5塾とオンライン5塾の計10塾を、料金例・指導形式・都立対策・向いている人で比較しました。
順位を付けるのではなく、志望校が共通問題校か自校作成校か、内申を優先するかといった目的別に、候補を2〜3塾へ絞る形にしています。
競合塾の調査で私が見てきた7つの基準と、体験授業・面談で使える3つの質問もまとめました。
※料金や実績は各塾の公式情報にもとづく目安です。学年・科目数・週の回数・校舎・時期によって変わり、各社で条件が異なるため単純に比べることはできません。
申し込み前に公式サイトや校舎で最新の内容を確かめてください。
記事のポイント
- 都立受験に強い塾10選を比較
- 志望校に合う塾の選び方がわかる
- 校舎選びで見る7つの基準
- 体験・面談で聞きたい3つの質問
都立高校受験に強い塾おすすめ10選を比較

通塾型5塾とオンライン5塾を、指導形式・都立対策・料金例で並べます。
順位ではなく特徴の違いを見て、自分の志望校と目的に近い候補を探すための章です。
通塾型おすすめ5塾を比較
同じ「都立対応」でも、自校作成校向けの専用対策を公式に打ち出している塾と、学校別の定期テスト対策や個別対応が中心の塾に分かれます。次の表で、その違いと料金例を並べました。
| 塾名 | 形式 | 都立対策の特徴 | 内申・定期テスト対策 | 自校作成問題への対応 | 料金例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 森塾 |
個別指導 先生1人に生徒2人まで |
基礎・標準の定着から高校受験対策まで対応 | 通っている中学校に合わせた定期テスト対策。教科書準拠教材を活用 | 公式サイトでは自校作成問題に特化した専用対策を確認できないため、志望校名を伝えて校舎へ確認 |
月額11,700円〜 ※首都圏・週1回・月3回の場合 |
基礎固めと定期テスト・内申対策を重視したい人 |
| ena |
集団指導 3科・5科コースなど |
都立高校受験に対応。難関都立を目指す最高水準コースなども設置 | 5教科の受験対策に対応。通常授業や各種講座を通じて都立受験に備える | 自校作成校・難関都立を対象としたコースあり。設置状況や具体的な対策内容は校舎・講座ごとに確認 |
月額18,260円〜41,800円 ※2026年度本科・中1〜中3の3科・5科。模試教材費別 |
都立高校を第一志望に、集団授業で受験対策を進めたい人 |
| 東京個別指導学院 |
個別指導 1対1・1対2 |
地域・志望校に合わせた個別の高校受験対策 | 定期テスト・内申対策に対応。理科・社会のサポート講座なども用意 | 志望校に合わせた個別対応。自校作成問題への具体的な対応内容は通塾予定の教室で確認 |
要問い合わせ ※学年・科目・受講回数などにより異なる |
部活と両立しながら、苦手科目や志望校対策を個別に進めたい人 |
| 個別教室のトライ | 完全1対1の個別指導 | 志望校の出題傾向と現在の学力に合わせた個別カリキュラム | 定期テスト・内申点対策に対応 | 志望校別の入試対策に対応。自校作成問題の過去問・記述添削の進め方は教室で確認 |
要問い合わせ ※地域・学年・受講回数・学習プランなどにより異なる |
1対1で苦手対策と志望校対策を進めたい人 |
| 個別指導WAM |
個別指導 コース・校舎により異なる |
公立高校入試対策と、地域・志望校に合わせた個別カリキュラム | 通っている中学校の進度・テスト傾向に合わせた定期テスト対策 | 都立高校への対応例はあるが、自校作成問題の専用対策は校舎ごとに確認 |
中1・中2:週1回8,000円〜 中3:週1回8,800円〜 ※40分コース。地域などにより異なる |
学校別の定期テスト対策と高校受験対策を個別に進めたい人 |
表の見どころは、enaが自校作成校向けの専用講座を用意している一方、森塾とWAMは学校別の定期テスト対策や内申の底上げが軸になっている点です。
東京個別指導学院とトライは個別対応で志望校に合わせる型で、対応の深さは校舎や講師で変わります。
料金例は、授業時間・週の回数・科目数・学年の条件が塾ごとに異なります。
入会金や教材費、季節講習などが別にかかる場合もあるため、同じ条件に揃えた見積もりを取って比べます。
オンラインおすすめ5塾を比較
通塾が難しい場合や、近くに志望校向けの対策ができる塾がない場合の選択肢として、オンライン5塾を並べます。
「都立専用の対策」まで公式に確認できる範囲は塾によって違うため、その区別も表に入れました。
| 塾名 | 指導形式 | 都立受験への対応 | 講師・管理体制 | 料金例 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| トウコベ | オンライン個別指導 | 高校受験に対応。都立高校の自校作成問題に特化した専用カリキュラムは公式サイトでは確認できないため、志望校名を伝えて事前確認 | 東大生を中心とした講師による個別指導。毎週の学習計画・宿題管理、24時間LINE質問、オンライン自習室などを用意 | 受講時間・学年などにより異なるため要確認 | 自宅で個別指導を受けながら、家庭学習の計画・管理までサポートしてほしい人 |
| そら塾 |
オンライン個別指導 先生1人に生徒2人まで |
高校受験対策に対応。教科書に沿った定期テスト対策も実施。自校作成問題に特化した専用対策は公式サイトでは確認できない | オンライン個別指導に加えて映像授業も利用可能。学校の授業・定期テスト対策を自宅で進められる |
月額7,800円〜 ※中1・中2、週1回・80分の場合 |
費用を抑えながら、自宅で定期テスト対策と高校受験対策を進めたい人 |
| オンライン家庭教師WAM |
オンライン個別指導 1対1〜1対2 |
国公立高校受験対策に対応。生徒ごとのカリキュラムで指導。自校作成問題に特化した専用対策は公式サイトでは確認できない | 全国の講師による双方向型の個別指導。週1回・1科目から受講でき、40分・90分から選択可能 |
中3:月額8,400円〜(40分) 月額16,800円〜(90分) ※週1回・月4回 |
部活などで通塾時間を取りにくく、自宅で個別の高校受験対策を受けたい人 |
| トライのオンライン個別指導塾 |
オンライン個別指導 完全1対1 |
高校受験・定期テスト・内申点対策に対応。志望校の過去問なども使える。自校作成問題への具体的な対応は事前確認 | 専任教師によるマンツーマン指導。教育プランナーのフォローや学習管理アプリ、AI教材なども利用可能 |
月額17,600円〜 ※中学生・60分×月4回の場合 |
1対1で苦手対策と志望校対策を進めながら、家庭学習も管理してほしい人 |
| マナリンク |
オンライン個別指導 講師・コースを選択 |
高校受験向けコースあり。都立高校への対応範囲は講師・コースごとに異なるため、志望校名を伝えて確認 | 科目・学年・目的などから講師を検索し、プロフィールや指導内容を比較して選べる |
中学生:月額16,000円〜20,000円が目安 ※講師・コースにより異なる |
講師の経歴や指導方針を比較し、志望校や苦手科目に合う先生を自分で選びたい人 |
トウコベとマナリンクは、組織として都立専用の対策を持つタイプではありません。
トウコベは記述の添削力、マナリンクは講師選びで都立対応を作る仕組みなので、体験の場で志望校名を伝え、過去問の扱いと添削の頻度を尋ねる必要があります。
そら塾は教科書準拠の基礎固めが中心で、都立専用の入試対策塾とは区別して考えるのが自然です。
料金例は、指導時間・回数・学年・別途費用の条件が塾ごとに違います。金額の大小だけで優劣は決められません。
目的別に候補を2~3塾へ絞る
10塾すべてを体験するのは現実的ではありません。
次の早見マップで、目的から候補を2〜3塾に減らします。
「公式情報で対応を確認できる」塾と「校舎・講師への個別確認が要る」塾を分けているので、後者は面談での質問が前提になります。
| 目的 | 候補にしやすい塾 | 入塾前に確認したいこと |
|---|---|---|
| 自校作成校を目指す | ena/個別教室のトライ/トライのオンライン個別指導塾/東京個別指導学院/トウコベ/マナリンク | enaは自校作成・共通問題を分けた都立対策を確認しやすい。個別指導・オンライン型は、志望校名を伝えて過去問演習や記述添削への対応を確認 |
| 内申・定期テストを上げたい | 森塾/個別指導WAM/そら塾/オンライン家庭教師WAM/東京個別指導学院 | 学校別・教科書準拠などの定期テスト対策を確認。自分の中学校のテスト傾向や提出物まで対応できるかは校舎・担当者へ確認 |
| 苦手単元を個別に戻したい | 東京個別指導学院/個別教室のトライ/個別指導WAM/トライのオンライン個別指導塾 | 個別指導でも指導形式や対応範囲は異なる。どの単元まで戻るか、受験対策とどう両立するかを確認 |
| 通塾せず自宅で受けたい | トウコベ/そら塾/オンライン家庭教師WAM/トライのオンライン個別指導塾/マナリンク | 都立専用対策の有無だけでなく、志望校別の過去問対策、内申対策、授業外の学習管理まで対応できるかを確認 |
例えば「共通問題校が第一志望で、通知表に3が並んでいる」なら、内申・定期テスト系から2塾、個別対応の塾から1塾を選んで体験する、という絞り方が考えられます。
ここから先の章では、志望校の型や内申の重みを整理し、体験時に見るべき点まで掘り下げます。
都立高校受験の塾は志望校・目的で選ぶ

塾選びの出発点は、志望校がどの入試方式かと、今の内申・学力との距離です。
この章では、共通問題校と自校作成校の違い、志望校未定のときの考え方を整理します。
共通問題校と自校作成校で候補を変える
東京都教育委員会の発表では、令和9年度(2027年度)入試で国語・数学・英語の3教科に自校作成問題を使う学校は10校です。
進学指導重点校の日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立の7校と、進学重視型単位制高校の新宿・墨田川・国分寺の3校にあたります。
これに加えて、国際高校が英語のみ自校作成問題を実施し、合計11校です。理科と社会は全校で共通問題になります。
私が東京都内の競合調査で見てきた項目の一つが、共通問題と自校作成問題の指導を塾内で分けているかどうかでした。
「都立対応」の一言で済ませず、自校作成校が志望なら独自の過去問演習と記述の添削体制を、共通問題校が志望なら基礎・標準問題を落とさない演習体制を、それぞれ見ます。
求められる機能が違うので、同じ塾が両方に合うとは限りません。
志望校未定なら内申・5教科対策を重視
志望校が決まっていない段階では、私なら内申と定期テストの土台づくりを先に見ます。
第一志望を絞れていない場合は、塾を決める前に候補校を整理しておくと、必要な対策を比較しやすくなります。
都立高校の選び方・決め方|候補校を比較して第一志望を決める方法で、候補校を絞る手順を解説しています。
都立入試の調査書点は中学3年の成績が対象で、実技教科の比重が大きいためです。
都立高校の一般入試では、学力検査と調査書点を7:3で扱う学校の場合、学力検査700点・調査書点300点にESAT-J20点を加え、1020点満点で算出します。
令和9年度(2027年度)入試には、7:3と10:0の両方で算出し、高い方を選考に用いる方式を実施する学校もあります。
志望校の最新の選抜方法は、東京都教育委員会の資料で確認してください。
7:3の学校では、換算内申と調査書点を次の式で出します。
- 換算内申(65点満点)=主要5教科の評定×1+実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の評定×2
- 調査書点(300点満点)=換算内申÷65×300
自分の通知表から換算内申・調査書点を確認したい方は、内申点を300点に自動で計算|45点→65点→300点の換算方法を解説の自動計算ツールを利用してください。
都立高校受験に強い通塾型おすすめ5塾

ここからは通塾型5塾を1塾ずつ見ていきます。
特徴と料金例、向いている人・他の選択肢を検討したほうがよい人、そして校舎で尋ねたい点を、公式情報をもとに整理します。
森塾|学校別の定期テスト・内申対策

| 項目 | 森塾の基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 |
| 指導形式 | 個別指導(先生1人に生徒2人まで) |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会 |
| 主な特徴 | 定期テスト対策・成績保証制度 |
| 授業料 | 月額11,700円〜 ※首都圏・週1回・月3回の場合 |
森塾は、先生1人に生徒2人までの個別指導で、教科書準拠テキスト「フォレスタ」を使います。
中学校ごとの定期テスト対策と基礎固めが軸で、定期テスト+20点を目指す成績保証制度もあります。
適用には入塾時の点数などの条件があるため、対象になるかは事前に聞いておく点です。
料金例は月額11,700円〜(週1回・月3回の目安)で、講習費などを含めた総額は校舎の見積もりで確かめます。
自校作成問題については、公式サイトでは特化した対策を確認できません。
- 向いている人:学校の授業内容を基礎から固め、定期テストの点数アップと内申対策を重視したい人
- 他の選択肢を検討したほうがよい人:自校作成校が第一志望で、専用の過去問演習や記述添削を求める人
- 校舎で尋ねたい点:自分の中学校の定期テストにどう対応しているか
ena|都立高校受験・志望校別対策

| 項目 | enaの基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 |
| 指導形式 | 少人数の集団指導 |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会 |
| 主な特徴 | 都立高校対策・志望校別特訓・定期テスト対策 |
| 授業料 | 月額18,260円〜41,800円 ※学年・コースにより異なる |
enaは集団指導で、最高水準コースなどの発展コース、進学指導重点校向けの志望校別対策、自校作成校向けの専用講座と添削演習を用意しています。
料金例は、2026年度本科の中1〜中3で月額18,260円〜41,800円です。
学年・受講科目によって異なり、模試教材費は別途かかります。
2026年度入試の進学指導重点校7校の合格者実績は、日比谷71名、西52名、国立62名、戸山59名、青山54名、立川43名、八王子東36名で、合計377名です。
この数字は全社合算です。
集計範囲がどこまでか、どの校舎・クラスの生徒が中心かは、数字だけでは分かりません。
- 向いている人:進学指導重点校などの難関都立を目指し、志望校別の対策を集団授業で受けたい人
- 他の選択肢を検討したほうがよい人:苦手単元まで戻って自分のペースで学びたい人や、1対1の個別指導を重視したい人
- 校舎で尋ねたい点:通塾予定の校舎に志望校別のコースがあるか、自分の学力で入れるクラスはどこか
東京個別指導学院|個別カリキュラムで受験対策

| 項目 | 東京個別指導学院の基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 |
| 指導形式 | 個別指導(1対1・1対2) |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会 |
| 主な特徴 | 志望校別の個別プラン・定期テスト・内申対策 |
| 授業料 | 学年・科目・受講回数などにより異なるため要問い合わせ |
東京個別指導学院は、1対1または1対2の個別指導です。
ベネッセグループの情報を活用した学校別対策と、担当講師の指名・変更の仕組みがあり、通塾スケジュールの自由度も特徴になっています。
授業料は、学年・科目・受講回数などによって異なるため、通塾予定の教室で見積もりを確認します。
個別指導は、5教科をすべて受けると費用が上がりやすい点に注意が必要です。
都立対策の中身は、校舎・担当講師によって差が出ます。
- 向いている人:部活動と両立しながら、弱点単元や内申対策を個別に補強したい人
- 他の選択肢を検討したほうがよい人:自分で学習計画を進められ、最小限の費用で5教科をまんべんなくカバーしたい人
- 校舎で尋ねたい点:通塾予定の教室で、志望校レベルの指導経験がある講師が担当できるか
個別教室のトライ|個別指導と学習計画

個別教室のトライは完全1対1の個別指導で、専任の教育プランナー(教室長)が学習計画を作り、AI学習診断も使います。
志望校別の入試対策に対応しています。自校作成校を目指す場合は、志望校名を伝え、過去問演習や記述添削をどのように進めるか教室で確認しましょう。
授業料は地域・学年・受講回数・学習プランなどによって異なるため、入塾前に見積もりを確認します。
1対1で質問しながら学びたい人にとっては、検討しやすい指導形式です。
具体的な学習計画やサポートの進め方は、入塾前の面談で確認しておきましょう。
志望校と現在の学力を伝え、誰が計画を作り、どの頻度で進捗を確認・修正するのかまで聞くと比較しやすくなります。
- 向いている人:志望校対策と学習習慣の管理を、まとめて任せたい人
- 他の選択肢を検討したほうがよい人:自発的に計画を実行でき、費用を抑えたい人
- 校舎で尋ねたい点:教育プランナーが自分の中学校と志望校をどこまで把握しているか、自習環境の運用
個別指導WAM|学校別対策と個別指導

個別指導WAMは、公立中学生を対象に、地域の中学校のテスト傾向に合わせた指導を打ち出しています。
成績保証制度は、入塾時60点未満なら+20点、60点以上なら80点以上を目標に、届かなければ3か月分の授業料が免除される仕組みです。
受講回数や欠席・宿題忘れの回数など所定の条件があり、入塾すれば成績が上がることを約束するものではありません。
料金例は40分コースの場合、中1・中2が週1回8,000円〜、中3が週1回8,800円〜です。
地域などによって料金が異なるため、詳しくは通塾予定の校舎で確認します。
自校作成問題については、公式サイトでは特化した対策を確認できないため、志望校名を伝えて校舎に問い合わせます。
校舎ごとの差が出やすい塾なので、通う教室の実態を個別に見る必要があります。
- 向いている人:学校別の定期テスト対策と内申対策を個別に進めたい公立中学生
- 他の選択肢を検討したほうがよい人:自校作成校が第一志望で、専用対策の有無を校舎で確かめられない人
- 校舎で尋ねたい点:その教室の志望校対応、成績保証の適用条件
都立高校受験に対応するオンライン5塾

オンラインは、都立受験の塾選びで残る選択肢の一つです。
5塾それぞれの指導の中身と、都立への対応をどこまで公式に言えるかを分けて紹介します。
トウコベ|東大生講師のオンライン個別指導

| 項目 | トウコベの基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生・浪人生 |
| 指導形式 | オンライン個別指導 |
| 対応科目 | 1科目から受講可能 |
| 主な特徴 | 難関大生講師による個別指導・学習計画・24時間LINE質問対応 |
| 授業料 | 受講時間・学年などにより異なるため要確認 |
トウコベは、東大生を中心とした講師との完全マンツーマンのオンライン指導です。
専任の学習プランナーが家庭学習の計画を作り、24時間LINEで質問できます。
授業料は受講時間や学年などによって異なるため、最新の料金は無料相談時に確認します。
週1回60分なら月額約24,000円が目安です。
東大生を中心とした講師による個別指導に加え、毎週の学習計画や宿題管理、24時間LINEでの質問対応など、自宅学習を支える仕組みがあります。
都立専用のカリキュラムがあるかどうかは公式情報から確認できません。
志望校名を伝えたうえで、過去問の扱い方と添削の頻度を尋ねる必要があります。
そら塾|教科書準拠のオンライン個別指導

| 項目 | そら塾の基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 |
| 指導形式 | オンライン個別指導(先生1人に生徒2人まで) |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会 |
| 主な特徴 | 教科書準拠の定期テスト対策・映像授業 |
| 授業料 | 月額7,800円〜 ※中1・中2、週1回・80分の場合 |
そら塾は、教科書準拠のテキストを使った、先生1人に生徒2人のオンライン個別指導です。
目標は定期テスト+20点で、月謝のほかに月額システム管理費1,320円がかかります。
月謝は学年やコースで変わるため、公式の料金表で確かめます。
公式サイトでは、自校作成問題専用の対策を確認できません。
都立専用の入試対策塾とは区別して考えたほうがよく、自宅で定期テスト対策を完結させたい家庭や、費用を抑えたい家庭に向きます。
志望校が自校作成校の場合は、専用対策のある塾や教材との組み合わせも選択肢になります。
オンライン家庭教師WAM|個別カリキュラム

| 項目 | オンライン家庭教師WAMの基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 中学1年生〜中学3年生 |
| 指導形式 | オンライン個別指導(1対1〜1対2) |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会 |
| 主な特徴 | 高校受験対策・定期テスト対策・個別カリキュラム |
| 授業料 | 月額7,600円〜 ※中1・中2、40分・週1回(月4回) |
オンライン家庭教師WAMは、専用のシステムを使ったオンライン個別指導で、通塾型WAMの指導ノウハウを自宅で受けられます。
料金は40分コースが月額8,400円〜、90分コースが16,800円〜(中3の場合)です。
学校の進度に合わせた定期テスト対策が中心で、自校作成問題に特化した対策は公式サイトでは確認できません。
部活で帰宅が遅い生徒は、短時間で集中する40分コースから始め、必要になれば90分コースへ切り替える使い方ができます。
成績保証をオンラインで受けるには適用条件が別にある場合があるため、申し込みの前に条件を書面などで確かめます。
トライのオンライン個別指導塾|個別受験対策

| 項目 | トライのオンライン個別指導塾の基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
| 指導形式 | オンライン個別指導(完全1対1) |
| 対応科目 | 中学生の主要5教科に対応 |
| 主な特徴 | 完全マンツーマン指導・教育プランナーによる学習サポート |
| 授業料 | 受講内容・コースなどにより異なるため要問い合わせ |
トライのオンライン個別指導塾は、1対1の双方向授業で、講師はプロ講師と難関大生講師から選べます。
教育プランナーが進捗を管理し、映像授業やオンライン自習室も併用できます。
料金は60分・月4回で月額17,600円〜です。
授業では志望校の過去問なども利用できます。自校作成校を目指す場合は、過去問演習や記述添削にどこまで対応できるか、担当講師や教育プランナーへ事前に確認しましょう。
通塾型のトライとの違いは、教室ではなく自宅で受ける点と、自習の場がオンラインになる点です。
料金表示の条件が違うため、通塾型と金額だけで比べず、同じ科目数・回数に揃えた見積もりで見比べる形が現実的です。
マナリンク|講師を選べるオンライン指導

| 項目 | マナリンクの基本情報 |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生・浪人生など |
| 指導形式 | オンライン個別指導(講師指名制) |
| 対応科目 | 英語・数学・国語・理科・社会など ※講師による |
| 主な特徴 | 講師のプロフィール・指導内容を比較して選べる |
| 授業料 | 中学生は月額16,000円〜20,000円が目安 ※講師・コースにより異なる |
マナリンクは、家庭側が講師を指名するプラットフォームです。
科目・志望校の種別・指導方針で講師を探せ、自己紹介動画を事前に見られます。
指導コースと料金は講師ごとに違い、月額の目安は約16,000円〜20,000円台(コース別)です。
都立高校への対応範囲は講師・コースごとに異なるため、志望校や必要な対策に合う講師を選ぶことが重要です。
探し方は、志望校の種別で絞り込み、プロフィールと動画で都立入試の指導経験を見て、体験授業で志望校の過去問をどう扱うかを尋ねる、という流れです。
講師との相性も含めて選べる反面、選ぶ手間は家庭側にかかります。
都立対策に限定せず、1対1のオンライン指導を中心に比較したい場合は、中学生向けオンライン家庭教師おすすめ10選|1対1指導・講師・サポートを比較で、講師・指導形式・学習サポートの違いを比較しています。
競合調査25年以上で見る塾選び7つの基準

大手個別指導塾の出店開発で、私は競合塾の料金・指導形態・対象学年・サポート体制を調べてきました。
その中で、自習席の管理状況、学区内の中学校の情報の蓄積、講師の固定・交代ルールも見ています。
東京都内では、都立入試への対応も調査の対象でした。ここでは、その視点を保護者が使える7つの基準にまとめます。
志望校の入試問題に対応できるか
確認すること:志望校が共通問題校か自校作成校かを決めたうえで、塾がその方式に合わせて指導を分けているか。
なぜ重要か:必要な対策が違うため、「都立対応」という看板だけでは、自校作成校向けの記述指導や過去問の添削があるか分かりません。私は東京都内の競合調査で、共通問題と自校作成問題の指導分離を調べていました。
確認方法:志望校名を伝えて、コース編成と過去問の扱い方を聞きます。自校作成校なら添削の頻度と担当者、共通問題校なら基礎・標準問題の演習量と取りこぼしを防ぐ仕組みが答えの中心になります。
自分の中学校の内申対策があるか
確認すること:「定期テスト対策あり」の中身が、自分の中学校に合わせたものかどうか。
なぜ重要か:調査書点は中学3年の成績で決まり、実技4教科は評定が2倍に換算されます。競合調査では、近隣中学校ごとの定期テスト傾向やワーク提出時期の情報を蓄積しているかを見ており、副教科を含む内申対策への関与も調べていました。
確認方法:中学校名を出して、直近の定期テストの傾向、ワークや提出物の締切、副教科にどこまで関わるかを尋ねます。「定期テスト対策あり」の表示だけで決めると、自分の中学校への対応が薄い塾に当たる可能性もあります。
推薦入試・ESAT-Jに対応できるか
確認すること:推薦入試を受ける、またはESAT-Jの対策が必要な場合に、塾に対応する体制があるか。
なぜ重要か:ESAT-Jは20点満点で、A=20点、B=16点、C=12点、D=8点、E=4点、F=0点と、1段階ごとに4点の差が付きます。推薦では、総合成績に占める調査書点の割合の上限が50%までと定められ、面接・小論文(作文)・実技検査などの内容と配点は学校ごとに異なります。
確認方法:スピーキングの練習機会、推薦向けの小論文・面接の添削体制を聞きます。私も東京都内の競合調査でESAT-Jや推薦への対応体制を調べていました。必要な受験生は、実施内容を東京都教育委員会の最新資料で確かめたうえで質問します。
ESAT-Jで実際に何を練習する必要があるのか確認してから塾の対応内容を比較したい方は、都立高校入試の英語スピーキング対策|ESAT-Jの採点基準と勉強法で詳しく解説しています。
合格実績は通う校舎まで確認する
確認すること:合格実績の集計範囲と、通う予定の校舎の実績。
なぜ重要か:競合調査では、旗艦校や選抜クラスに実績が集中し、全社合算の数字と地域の校舎の実態が一致しないケースを確認してきました。全社で「日比谷○名」とあっても、近所の校舎も同じ状況とは限りません。全社実績だけで決めるのは、典型的な読み違いです。
確認方法:その校舎から直近1〜3年で、志望校レベルを何名受験し、何名が進学したかを聞きます。実績の集計にテスト生や講習生が含まれるかも、あわせて尋ねます。
自習室は管理方法まで確認する
確認すること:自習室の有無ではなく、運用の仕組み。
なぜ重要か:私は競合調査で、自習席の管理状況を見てきました。空き教室を開放しているだけの自習室と、座席管理や質問対応まで運用された自習環境とでは、中身に差があります。「自習室完備」の表示だけでは、その差は分かりません。
確認方法:席の予約や指定の有無、見回りや私語への対応、質問に答えるスタッフの配置を聞きます。可能なら、体験の日に実際の自習室の様子を見せてもらいます。自宅の学習で足りる生徒もいるため、自分に自習室が必要かも合わせて考えます。
宿題・質問など授業外管理を確認する
確認すること:授業がない日の学習を、塾がどう管理しているか。
なぜ重要か:授業は週に数回でも、宿題や自習の時間のほうが長くなります。私なら、宿題の量よりも、出したあとの扱いを見ます。
確認方法:宿題は丸付けだけで終わるのか、解き直しまで見るのか。週間の学習計画表はあるか。質問はLINEなどで受け付けるのか、自習室で受けるのか。こうした流れを言葉で説明できるかが分かれ目です。「手厚くサポートします」という言い方だけで終わる場合は、運用が決まっていない可能性も考えます。
授業そのものより、毎日の学習計画・進捗確認・遅れた場合の計画修正まで任せたい場合は、中学生向けコーチング塾8選|学習管理・料金・教科指導を比較で、学習管理の範囲を比較しています。
教室長・担当講師の体制を確認する
確認すること:教室長の地域情報の蓄積、講師の配置、担当制と交代のルール。
なぜ重要か:同じブランドでも、教室長・講師配置・地域情報の蓄積によって教室ごとの差が出ることを、競合調査で確認してきました。立地によって講師を確保しやすい教室と難しい教室があることも見ています。
確認方法:教室長が近隣の中学校の傾向をどこまで把握しているか、担当講師は固定か、相性が合わないときの交代ルールはどうかを聞きます。ただし、教室長の在任年数や講師の固定だけで指導力や成績向上が決まるわけではありません。固定制が合う生徒もいれば、交代できるほうが合う生徒もいます。
体験授業・入塾面談で確認したい3つの質問

パンフレットでは各塾が似た表現で並ぶため、面談での質問が決め手になります。
この章では、質問の文言、期待したい答え、注意したい曖昧な答えの3点を整理します。
「自分の中学校にどう対応しますか?」
中学校名を具体的に伝えたうえで尋ねます。
- 期待したい答え:直近の定期テストの傾向、学校ワークの範囲や提出時期、副教科の扱いなどを、その中学校に即して説明できる。過去のテストを保管しているなど、資料の裏付けがある。
- 注意したい曖昧な答え:「どの学校にも対応しています」「定期テスト対策は万全です」といった一般的な言葉だけで、学校名と結びついた話が出てこない。
「対応あり」と答える塾は多いため、学校名を出したときに話がどこまで具体的になるかが見どころです。
答えに詰まったとしても、その場で優劣を決めず、他の質問との組み合わせで見ます。
「この校舎の都立受験実績は?」
全社の数字ではなく、通う予定の校舎について尋ねます。
- 期待したい答え:直近1〜3年で、志望校レベル(共通問題の上位校か自校作成校か)を何名受験し、何名が進学したかを、その校舎の数字で答えられる。志望校帯を指導した講師がいるかも説明できる。
- 注意したい曖昧な答え:「全体で○○名合格しています」と全社の実績だけを示す、「たくさん合格しています」と数字を出さない。
校舎の実績が少なくても、それだけで指導が弱いとは言い切れません。
そもそも志望校レベルの受験生が少ない場合もあるため、答えの背景まで聞きます。
「授業外の学習をどう管理しますか?」
宿題・自習・質問対応の流れを、順に説明してもらいます。
- 期待したい答え:週間の計画表の有無、宿題の解き直しまで見る仕組み、自習室での質問ルールなどを、運用として話せる。
- 注意したい曖昧な答え:「手厚くサポートします」「いつでも質問できます」といった言葉だけで、誰がどう対応するのかが出てこない。
同じ質問を複数の塾にぶつけると、答えの具体性の差が見えてきます。
【Q&A】都立高校受験の塾選びでよくある質問

読後に残りやすい3つの不安に答えます。
本文で説明した内容は繰り返さず、結論と判断の条件を示します。
Q. 都立高校は塾なしでも合格を目指せる?
A. 塾なしでも合格を目指すことは可能です。
共通問題校か自校作成校かだけで、塾の必要性を一律に判断することはできません。
自分で学習計画を立て、学校の成績を管理し、志望校に必要な過去問演習まで進められるなら、塾を利用しない選択肢もあります。
自校作成問題の記述添削、苦手科目の立て直し、学習計画の管理などを自力で進めるのが難しい場合は、塾や家庭教師を利用する方法があります。
塾が必要かどうかは、「現在の内申・学力と志望校との差」と「自分だけでは管理・対策しにくい部分は何か」で判断しましょう。
塾を利用するか迷っている場合は、まず都立入試に必要な勉強を自分で進められるか確認してみましょう。
都立高校入試対策は何から始める?5教科の勉強法と進め方で、5教科・過去問を含めた受験勉強の進め方を解説しています。
Q. 都立高校受験の塾はいつから通う?
A. 「中2から」「中3から」と学年だけで決めるのではなく、現在の学力・内申と志望校との差から判断します。
学校の授業についていけておらず、中1・中2範囲に積み残しがある場合は、受験学年になる前から立て直すほうが学習時間を確保できます。
学校の学習を自分で進められていて、志望校との差も大きくない場合は、必要な受験対策が具体化してから塾を利用する方法もあります。
「何年生から通うか」よりも、「現在の課題を自力で解決できるか」「志望校に必要な対策を自分で進められるか」で考えることが大切です。
Q. オンライン塾だけでも都立受験できる?
A. 条件が合えば、オンライン塾だけでも対応できます。
自宅で集中できる環境があり、志望校の出題区分(共通問題か自校作成か)に合う講師を選べることが前提です。
近隣に自校作成対策のできる塾がない地域や、部活で帰宅が遅い生徒には有力な選択肢になります。
対面の自習室のような強制力や、地域の中学校の内申情報が入りにくい面があります。
外部模試を自分で申し込んで受け、学校の定期テスト情報は講師に共有するなど、家庭側で補う工夫が要ります。
都立対策だけでなく、指導形式・学習管理・質問対応なども含めてオンライン塾全体から比較したい場合は、中学生向けオンライン塾おすすめ15選|塾調査25年の視点で比較で比較しています。
まとめ|都立高校受験の塾は校舎まで比較する

都立に強い塾は、ブランドや合格者数ではなく、志望校への対応と通う校舎の運用で見分けます。
最後に、重要な点と次の行動を整理します。
都立高校受験の塾選びで重要なポイント
この記事でお伝えした判断軸は、次の4点に集約できます。
- 志望校への対応:共通問題校か自校作成校かで、必要な指導が違う。令和9年度(2027年度)入試は自校作成校が10校+国際高校の11校
- 内申対策:学力検査と調査書点を7:3で扱う学校では調査書点が300点で、実技4教科は評定が2倍換算。志望校の選抜方法は最新の公式資料で確かめ、自分の中学校に合わせた対策があるかを見る
- 校舎の実績:全社の合計ではなく、通う予定の校舎の志望校レベルの受験・進学実績を見る
- 授業外の管理:自習室や宿題は、有無ではなく運用の仕組みを見る
料金や口コミ、知名度は判断材料の一部ですが、それだけで優劣を決める基準にはなりません。
私自身は、塾名よりも通う校舎の実態を先に見ます。
迷ったら2~3校の体験・面談で確認する
候補は、目的別の早見マップで2〜3塾に絞ります。
そのうえで、パンフレットやWebだけで1校に決めず、実際に体験授業か面談へ足を運びます。
各校に同じ3つの質問を投げると、答えの具体性が比べられます。
「自分の中学校にどう対応しますか」「この校舎の都立受験実績は」「授業外の学習をどう管理しますか」の3つです。
お子さん自身が通いたいと感じるか、講師や教室の雰囲気が合うかも見ておきます。
答えが具体的で、お子さんとの相性もよい塾が、その家庭にとっての候補になります。
まだ志望校が決まっていない場合は、内申と定期テストの対策から相談できる塾を選び、志望校が絞れた時点で方針を見直す進め方でも構いません。
執筆者プロフィール

芹沢隆臣は、大手個別指導塾の出店開発チームに25年以上在籍し、全国800教室以上の新規開校をサポートしてきました。FP2級・宅地建物取引士の資格を活かし、塾の料金やサービス内容、契約条件などを客観的に比較・分析し、読者が後悔しない塾選びに役立つ情報をわかりやすく解説しています。
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