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「通知表の評定を3年分そのまま足せばよいのか」「中3の成績だけで計算するのか」と迷っていませんか。
香川県の内申点は、中1・中2・中3の評定が対象で、中3は主要5教科を2倍、実技4教科を4倍して計算します。
ここを取り違えると、実際の持ち点と大きくずれることがあります。
この記事では、220点満点の計算手順、オール3・オール4の点数、家庭で起こりやすい計算ミスを具体例とともに解説します。
内申点33などの数字だけで合否を決めず、模試や過去問、志望校の選抜内容と合わせて判断する方法も確認していきましょう。
記事のポイント
- 香川県の内申点は中1から3年間が対象で満点220点
- 中3は主要5教科が2倍で実技4教科が4倍になる
- 3年間の単純足し算や中3のみの計算ミスに注意
- 内申点だけでなく当日の学力検査点と合わせて判断
要チェック
香川県の内申点は220点満点|学年別の計算方法

香川県の公式な選抜資料では「調査書点」と呼ばれていますが、一般には「内申点」として知られています。
ここでは通称の内申点として説明します。満点は220点で、学年ごとに計算方法が異なります。▶香川県教育委員会「公立高校入試」
- 香川県の内申点は220点満点
- 中1から中3の3年間すべてが対象
- 中3は5教科2倍で実技4教科4倍
中1・中2・中3の評定が計算対象になる
進路相談では、「中3から本気を出せば間に合うか」という質問を受けることがあります。
ポイント
香川県の内申点は、中1・中2・中3の3年間すべての評定が対象です。
香川県の内申点は中1から3年間すべての成績が対象となるため、中3の成績だけで計算すると実際の持ち点と大きくずれてしまう点に注意しましょう。
中1・中2の評定はすでに確定しており、後から変更はできません。
まずはこの事実を落ち着いて受け止めることが、正確な計算の出発点になります。
中1・中2の評定を含めずに計算すると、実際の内申点よりも大きくずれた数字が出てしまいます。通知表は3年分すべてを手元に用意してから計算を始めてください。

中1・中2は9教科の評定を合計する
中1と中2は、主要教科と実技教科の扱いに差がありません。
9教科すべてを同じ倍率で合計します。
| 学年 | 対象教科数 | 1教科の満点 | 倍率 | 学年の満点 |
|---|---|---|---|---|
| 中1 | 9教科 | 5点 | 1倍 | 45点 |
| 中2 | 9教科 | 5点 | 1倍 | 45点 |
国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科は、中1・中2の段階ではすべて同じ重みで扱われます。
中1・中2の段階では、実技4教科も主要5教科と同じ重みで計算されます。実技4教科も同様に重要であることを念頭に置いて合計しましょう。
9教科の評定をそのまま足し合わせてください。
中3は5教科を2倍・実技4教科を4倍する
中3になると計算方法が大きく変わります。
主要5教科の評定合計を2倍、実技4教科の評定合計を4倍してから合計します。
計算式は次の通りです。
ポイント
主要5教科:評定合計 × 2
実技4教科:評定合計 × 4
この2つを足したものが中3の得点(130点満点)
例えば主要5教科の評定合計が20(平均4)、
実技4教科の評定合計が16(平均4)の場合、
20×2+16×4=40+64=104点になります。
指導現場で見落とされやすいのが、この実技4教科の倍率です。
中3では実技4教科だけで満点80点分あり、主要5教科の満点50点分より大きくなります。

3学年の点数を合計して調査書点を算出する
最後に、中1(45点満点)+中2(45点満点)+中3(130点満点)を合計すると、220点満点の内申点になります。
手順を整理すると次の3ステップです。
- 中1の通知表から9教科の評定を合計する
- 中2の通知表から9教科の評定を合計する
- 中3の主要5教科合計×2と実技4教科合計×4を足し、中1・中2の合計と合わせる
この手順で、通知表をもとにした内申点の計算結果が出せます。
使用する評定の時期については、中学校の進路資料で最終確認してください。
香川県の内申点自動計算ツール
中1・中2・中3の通知表の評定を入力すると、香川県の計算方法に基づいて 220点満点の内申点を計算します。
中1・中2:9教科の評定をそのまま合計
中3:主要5教科を2倍、実技4教科を4倍
計算結果
― 点/220点
※このツールは通知表の評定をもとにした簡易計算用です。 実際の出願や受験校の判断では、中学校から配布される進路資料や、 香川県教育委員会が公表する受検年度の選抜要綱をご確認ください。
中3で内申点をしっかり伸ばすなら「オンライン個別指導」も選択肢
香川県の内申点アップで最も効果的なのは、学校の「定期テスト」で点数を引き上げることです。
1教科でも評価が上がれば調査書点は大きく伸びます。
家庭で間違えやすい内申点計算の3つの落とし穴

計算式自体は難しくありませんが、家庭で計算した結果と実際の内申点が食い違うケースがあります。
よくある3つの失敗パターンを確認します。
- 中3の評定だけで計算しない
- 3年間の評定を単純足し算しない
- 中3の実技4教科の4倍率を忘れない
【失敗例1】中3の評定だけで計算してしまう
進路相談では、中3の通知表だけで内申点を計算していたケースがあります。
香川県では中1・中2の評定も含めるため、3年分を分けて確認してください。
中1・中2の評定を含めずに計算すると、全体の約41%にあたる90点分が抜け落ちます。
実際の点数より大幅に低く、あるいは高く見積もってしまう原因になります。
計算を始める前に、中1・中2・中3、3年分の通知表をすべて手元にそろえてください。

【失敗例2】3年間の評定を単純に足してしまう
もう一つ見られるのが、9教科×5段階×3学年をそのまま単純加算してしまうケースです。
この計算だと135点満点という誤った基準になってしまいます。
香川県方式では、中3だけ主要5教科が2倍、実技4教科が4倍になる特殊な計算が入ります。
単純な足し算では正しい220点満点の数字には届きません。
中1・中2は単純合計、中3だけ倍率をかける、という違いを分けて意識することが計算ミスを防ぐ分かれ目になります。

【失敗例3】実技4教科を5教科と同じ倍率にする
中3の計算で見落とされやすいのが、実技4教科の倍率です。
主要5教科と同じ2倍で計算してしまう間違いが起きやすいポイントです。
実技4教科は4倍のため、評定が1違うだけで4点分の差になります。
主要教科の1違い(2点分)より影響が大きくなります。
このため、主要5教科がオール3でも実技4教科がオール4であれば、逆に主要5教科オール4・実技4教科オール3のパターンより合計点が高くなることもあります。
計算後は、主要教科と実技教科を別々に見直してください。

香川県で配点比重が大きい「実技4教科の内申点の付け方と評価基準」を押さえておくと、ペーパーテスト以外の評価ポイントが見えてきます。
計算に使う評定は学校の資料で確認する
「3学期の成績は入るのか」「いつ時点の評定が対象なのか」という質問も、進路相談で受けることがあります。
対象となる評定の時期は、学年や年度によって公式な案内が変わることがあります。
ここで一律に断定することはできません。
学期の扱いは、中学校から配布される進路資料と、香川県教育委員会が発表する令和9年度の選抜要綱を照合して確認してください。
【早見表】オール3・オール4・オール5は何点?

自分の通知表がオール3やオール4に近い場合、実際に何点になるのか気になる方は多いはずです。
表は横にスクロールできます。まず合計点を確認し、必要に応じて学年別の内訳を見てください。
- オール3は132点でオール4は176点
- オール5は満点の220点になる
- 実技4教科の評定アップが影響大
オール3は132点・オール4は176点になる
すべての評定が3、あるいはすべて4だった場合の点数を、学年ごとの計算式とあわせて整理します。
| 評定 | 中1 | 中2 | 中3 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| オール3 | 27点 | 27点 | 78点 | 132点 |
| オール4 | 36点 | 36点 | 104点 | 176点 |
中3部分の計算式は、
オール3の場合(5×3×2)+(4×3×4)=30+48=78点、
オール4の場合(5×4×2)+(4×4×4)=40+64=104点です。
自分の通知表がこの2つの基準のどちらに近いかを見比べると、大まかな位置づけをつかみやすくなります。
オール5は220点満点になる
ポイント
すべて評定5の場合は、中1が45点、中2が45点、中3が130点で、合計220点の満点になります。
満点との差を確認することで、自分の内申点があとどれくらいの評定アップで伸びるのかを具体的にイメージしやすくなります。
満点との差だけを見て一喜一憂する必要はありません。
次に、実際に評定がばらついている場合の計算例を見てみます。
5教科と実技4教科の評定が違う場合の計算例
実際の通知表は、主要教科と実技教科の評定が同じとは限りません。評定にばらつきがある場合の計算例を見てみます。
| パターン | 中3の計算式 | 中3の点数 | 合計内申点(中1・中2オール3の場合) |
|---|---|---|---|
| 主要5教科4・実技4教科3 | (5×4×2)+(4×3×4) =40+48 | 88点 | 142点 |
| 主要5教科3・実技4教科4 | (5×3×2)+(4×4×4) =30+64 | 94点 | 148点 |
主要教科が4でも実技4教科が3の場合より、主要教科が3でも実技4教科が4の場合のほうが、中3部分の点数が高くなります。
実技4教科の倍率が高いという構造上、実技4教科の評定を上げることは内申点全体への影響が大きいと言えます。
とはいえ実技4教科は技能や継続的な取り組みが評価されるため、短期間で簡単に評定が上がるものではありません。
授業でのパフォーマンスや提出物の精度を、日頃から積み重ねる姿勢が現実的な対策になります。
自分の持ち点が分かったら、「中学生の内申点平均や偏差値との相関、合格の目安」も確認し、全国的な基準の中でどの位置にいるかを把握しておくと安心です。
香川県の内申点33やオール3・4をどう判断すればよいか

内申点の数字が出たあと、その点数をどう受け止めればよいか分からず不安になる保護者もいます。
判断の考え方を整理します。
- 内申点33だけで合否は決まらない
- オール4でも合格確定ではない
- 当日の学力検査点と合わせて判断
内申点33だけで合否は判断できない
「内申点33では志望校は厳しいか」という相談を受けることがあります。
内申点33という数字だけでは、実際の状況を正しく判断できません。
同じ33でも、中3の実技4教科で高い評定を取っている場合と、中1の評定が低いために33になっている場合とでは、220点満点に換算した実際の内申点は変わってきます。
数字単体を「危険」「安全」と決めつけず、まず学年別・教科別の計算に立ち返り、自分の通知表を正確に換算し直してください。

オール4でも合格が決まるわけではない
「オール4を取っていれば安心か」という質問も、進路相談で出てくることがあります。
内申点はあくまで選抜資料の一部です。香川県の一般選抜では調査書点(220点)と学力検査点(250点)を同等に扱う方針が示されています。
内申点が高くても、当日の学力検査の結果次第で結果は変わります。
内申点だけで合格を確信するのではなく、当日点に向けた準備も並行して進めてください。

学力検査・面接・選抜内容と合わせて考える
香川県の一般選抜は、調査書、学力検査、面接、適性検査などの資料をもとに、各高校が総合的に判断する仕組みです。
内申点と学力検査点を単純に足しただけで合否が決まるものではありません。
相関表(内申点と学力検査の点数を縦軸・横軸にして、合否ラインを判断するための表)など複数の資料をもとに、総合的な判定が行われます。
内申点だけで合否を断定することはできません。
志望校が実際にどのような資料を重視しているかは、最新年度の公式な選抜要綱や学校説明の場で確認してください。

模試や過去問から学力検査の課題を確認する
内申点が確定したあとに大切なのは、機械的に必要な当日点を逆算することではありません。
模試や過去問を通じて、実際の得点力を確認することです。
内申点を確認した後は、模試や過去問の結果を見ながら、得点を伸ばす必要がある教科を整理します。
内申点の数字だけで志望校を決めないことが判断の分かれ目です。
テストの点数と評定が一致しないときの確認点

「テストで高得点を取っているのに評定が上がらない」という相談も、進路相談で受けることがあります。
原因を分けて確認していきます。
- 定期テスト点数だけで評定は決まらない
- 課題の提出期限や内容を見直す
- 授業中の態度や取り組みも評価対象
定期テストの得点だけで評定は決まらない
通知表の評定は、定期テストの点数だけで決まるわけではありません。
知識・技能、思考・判断・表現、主体的に学習に取り組む態度という3つの観点から総合的に評価されます。
定期テストは主にこのうちの一部を測るものです。
テストで高得点を取っていても、他の観点の評価が伴っていなければ、評定4や5には届きにくくなります。
評定が伸び悩んでいる場合は、テストの点数以外に何を見直せばよいのか、次の項目で確認します。

定期テストの点数以外の部分で評定を伸ばす具体策については、「中学生向けの内申点の上げ方と評価の仕組み」で詳しく整理しています。
課題の指示・間違い直し・振り返りを確認する
提出物は、期限を守って出しているかどうかだけで評価されるとは限りません。
指導現場では、提出物の中身まであわせて確認するようアドバイスしています。
| 確認項目 | 見直すポイント |
|---|---|
| 提出期限 | 提出期限を守り、見直す時間を確保できているか |
| 課題の指示 | 出された指示をすべて満たしているか |
| 間違い直し | 解き直しの跡が具体的に残っているか |
| 振り返り | 自分の課題や改善策を自分の言葉で書けているか |
期限を守っているだけで安心せず、指示への対応や振り返りの中身まで見直すことが、評定を確認するうえでの判断基準になります。
授業中に求められた活動への取り組みを見直す
定期テストや提出物以外にも、授業中のグループワークや発表、実験・実技への取り組みが評価対象になっている場合があります。
授業中の発言回数だけでなく、課題への取り組み方、振り返り、話し合いや実技で求められた活動なども評価材料になる場合があります。
評価の具体的な基準は教科や学校によって異なります。
学校が示している評価計画を、担当の先生に確認してみてください。
内申点を計算した後に確認する4つの判断基準

計算結果を書き留めたら、次の4項目を一つずつ確認してください。
- □ 中1〜中3の3学年、各9教科をすべて含めて計算できているか
- □ 中3の主要5教科に2倍を掛けているか
- □ 中3の実技4教科に4倍を掛けているか
- □ 内申点だけで志望校を決めず、模試や過去問、選抜内容もあわせて確認したか
この4項目のうち一つでも抜けていると、実際の内申点とずれた数字を前提に志望校を検討してしまう可能性があります。
中3の主要5教科に2倍、実技4教科に4倍を掛けたか、式をもう一度見直してください。
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【Q&A】香川県の内申点の計算に関するよくある質問

内申点の計算方法や志望校選びで、保護者や受験生からよく寄せられる質問をまとめました。
気になる疑問や不安を解決し、今後の対策に役立ててください。
Q.中1・中2の低い評定は今から変えられますか
すでに確定した中1・中2の評定を、後から変更することはできません。
この事実は受け止める必要があります。
一方で、内申点全体のうち中3の配点は130点分あり、全体の半分以上を占めます。当日の学力検査も250点分あります。
過去の評定は変えられませんが、それだけで志望校を変更する必要があるとは限りません。
現在の内申点を計算し、模試や過去問の結果と並べてから判断してください。

Q.内申点計算サイトの結果は信用できますか
インターネット上には内申点を自動計算できるサイトも存在します。
手早く目安を確認できる点は便利です。
ツールによっては中3の実技4教科4倍という香川県特有の倍率に対応していなかったり、対応年度が古いままになっていたりすることがあります。
ツールを使う場合も、計算ロジックが香川県の最新の方式に対応しているかを自分の目で確認してから、目安として活用してください。

Q.高校別の内申点ボーダーは信用できますか
「〇〇高校は内申点何点必要か」という質問も受けますが、香川県教育委員会が学校別の合格ボーダーラインを公式に発表している事実はありません。
インターネット上で見かける学校別の数値は、非公式な目安にすぎません。
インターネット上の学校別の数値は非公式な目安にすぎないため、それだけを基準に志望校を判断するのは避けた方が無難です。
高校別の明確な公式ボーダーラインは公表されていません。
志望校の選抜方法や過去の傾向を参考にしながら、学力検査に向けた対策を進めてください。

Q.欠席や特別活動の記録も選抜資料になりますか
調査書には、学習の記録(内申点220点)以外にも、出欠の記録や特別活動の記録が含まれています。
これらは内申点そのものの点数には含まれませんが、選抜資料の一部として学校に送付されます。
扱い方の詳細については、公式な選抜要綱の範囲で確認する必要があります。
内申点の計算とあわせて、調査書全体にどのような記録が含まれているのかも、学校を通じて確認しておくと安心です。
学力評価以外の「高校受験における部活や諸活動の内申書(調査書)への評価ルール」についても理解を深めておくと、調査書全体を意識した受検準備が整います。
まとめ:香川県の内申点計算方法|オール3・4の持ち点とミスしやすい落とし穴

香川県の内申点計算で重要なポイント
ポイント
香川県の内申点は、中1・中2・中3の3年間すべてが対象で、満点は220点です。
中1・中2は9教科を単純合計し、中3だけ主要5教科を2倍、実技4教科を4倍して計算します。
家庭でよくある計算ミスは、中3だけで計算してしまうこと、3年分を単純加算してしまうこと、実技4教科の倍率を見落とすことの3つです。
計算後は、対象学年・倍率・最新の公式資料という観点で見直してください。
迷ったときの判断基準と次の行動
内申点33やオール4といった数字は、それ単体で合否を判断できるものではありません。
香川県の一般選抜では、調査書点と学力検査点を同等に扱い、相関表なども用いて総合的に判定が行われます。
内申点を計算できたら、次は模試や過去問で学力検査の課題を確認し、提出物や授業への取り組みも見直す段階です。
中3評定の対象時期など、年度によって扱いが変わる部分は、最新の公式な選抜要綱で必ず確認してください。
執筆者プロフィール

※この記事は、進路アドバイザー資格を持つ朝倉美緒が執筆しています。高校受験や学校選び、内申点対策に関する知識をもとに、進路選びに役立つ情報を記事に反映しています。
朝倉美緒は、高校受験や学校選び、内申点対策について、生徒や保護者の進路相談に役立つ情報をわかりやすく整理・解説しています。
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