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定時制高校ってどんなところ?
定時制高校の授業は?
定時制高校の入学後ってどんな?
今回は、定時制高校について説明します。

定時制高校って気になりませんか?
実は、今回紹介する「定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】を読めば、定時制高校について理解できます。
この記事では、定時制高校の入試や単位について具体的に紹介しています。
記事を読み終わると、定時制高校のことがわかる内容になっています。
読み終えるとわかること
定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】
定時制高校に通っている人の特長
入学後の定時制高校
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Contents
定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】


定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
- 定時制高校とは
- 定時制高校の入学試験
- 定時制高校の生徒数
定時制高校とは
定時制高校の発足は1948年、当時は中学卒業後に就職する学生が多く、全日制の高校に通いたくても通えない学生への受け皿として始まりました。
定時制高校とはもともと、日中働きに出ているなどの理由で全日制高校に通えない人が高校教育を受けるために創設された制度です。
なお、2019年度の全国の定時制課程の高等学校の総数は、639校(うち単置校が168校、全日制併置校が471校)である。
定時制高校には、普通科、専門学科(農業・工業・商業・情報・併合・産業)及び総合学科の学校があります。
また、昼間に学べる学校もあれば、夜間に学べる学校もあり、単位の修得方法によって学年制、単位制という違いもあります。
毎日登校が必要となっていますが、1日の授業時間が4時間程度と短い学校が多いのが特徴。
夕方から始まる学校が多く、仕事をしながらでも通学することが可能。
いろんなタイプの学校がある中で、自分に合った学校を選ぶためには、事前にどういう学校か、十分確認し、理解しておくことが大切です。
定時制高校の入学試験
定時制高校へ入学するためには、入学試験を受けなければなりません。
自治体によって異なりますが、一般的には学力試験と面接で合否が判定されています。
学力試験の科目は、国語・数学・英語の3科目が主流で、作文や理科・社会の試験を実施している高校もあれば、作文と面接だけで合否が判定される高校もあります。
いずれにしても定時制高校に入学するためには、何かしらの試験があることを覚えておいてください。
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定時制高校の生徒数


高等学校の生徒数(令和元年度)
(出典)文部科学省「学校基本統計」
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定時制高校に通っている人の特長


定時制高校に通っている人についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
- 定時制高校に通っている人の特長
- 定時制高校を卒業するためには
- 定時制高校の進路
定時制高校に通っている人の特長
定時制高校に通っている生徒の理由は、さまざまですが代表的な理由についてまとめてみました。
全日制過程に進学できなかった人 | 学業不振で全日制の高校に受からなかった人。 希望の高校に全て落ちた人。 家庭の事情。 |
全日制の高校に馴染めなかった人 | 全日制の高校に通っていたけれど馴染めなかった。 不登校になってしまった。 |
転校・編入してくる人 | 単位不足から全日制の高校からの転校・編入者など。 |
高卒資格を得るため | 中学卒業後に社会に出たけど、高校卒業の資格を得るために入学。 |

定時制高校を卒業するためには
定時制高校は1日の授業時間が短いため、定時制高校を卒業するためには、4年の学年制を基本としていました。
しかし、定時制高校を卒業するための条件が変わり、「必要な単位を取得」もしくは「3年間以上在籍すること」が条件。
かつては定時制高校を卒業するためには、単位をすべて取得するのに4年間かかるのが一般的とされていまが、近年は3年間で卒業できるシステムを用意している学校もあります。
単位制であれば、卒業に必要な74単位以上を修得すればいいので、1日に多くの授業に出席するなどして勉強の密度を上げることで、3年の卒業が可能に。
定時制高校は学業に頑張れば3年で卒業することも可能です。
定時制高校の進路状況
東京都の令和2年度の定時制高校の卒業後の進路についてまとめてみました。
進学率が46.8%と半数近くの卒業生が進学しているのが特徴です。
人数 | 割合 | |
進学者数 | 503 | 18.7% |
専修学校等 | 759 | 28.1% |
就職者 | 1,028 | 38.1% |
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入学後の定時制高校


入学後の定時制高校についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
- 単位制高校(定時制過程)
- 定時制高校の学校生活
- 定時制高校へ転入できる時期
- 定時制高校へ編入できる時期
単位制高校(定時制過程)
定時制高校には、大きく分けて「学年制」と「単位制」の2種類の学校があります。
「学年制」とは、学年ごとに必要な単位を取得しなければ上の学年に進級できない制度です。
もちろん、出席日数や定期テストの点数が足りない場合は赤点となり、進級できずに留年になることもあります。
「単位制」とは、高校卒業までに必要な単位数を取得して卒業できる制度です。
単位が取れていない場合は、卒業できません。
単位制高校(定時制課程)は、誰でも、必要に応じて高校教育が受けられるようにすることを目的としています。
他の高校での在学期間及び修得単位も累積加算して、3年以上高校に在学し、所定の単位を修得すれば、卒業資格が得られます。
定時制高校の学校生活
定時制高校は全日制高校と同じように毎日通学します。
授業の他に、ホームルームの時間が設けられていたり、授業後には生徒会活動や部活動などの海外活動も。
部活動については、定時制高校の全国大会が開かれる大会もあり、放課後の部活を通じて友情を深め、高校生活の思い出を作れます。
全日制の高校と同じように、クラスメイトと一緒に過ごして、高校生活を満喫できます。
定時制高校へ転入できる時期
転入とは、現在まだ他の高校に在籍している生徒が、別の高校に入学することで、「転校」と同じです。
転入では空白期間があかないため、同級生と同じタイミングで卒業を目指すことも可能ですが、転入できるのは、志望する学校で補欠募集をしているときに限られます。
定時制高校に欠員がないときは、転入できません。
全日制高校から定時制高校への転入は、原則として同じ学科でのみ可能です。
例えば、普通科なら普通科、工業科なら工業科への転入となります。
定時制高校へ編入できる時期
高校を中退し、改めて高校へ再入学することを編入といいます。
転入と同じく、定時制高校が補欠募集をしていないときは編入できません。
編入できる時期は、編入先の学校の新年度からになります。
編入の場合は、中退したときの学年に応じて学年が決まりますが、単位未習得の場合には同じ学年をやり直すこともあります。
いずれにしても、補欠募集しているかどうかによって、転入と編入が可能となります。
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まとめ:定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】


最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回の記事、「定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】」は参考になりましたでしょうか?
定時制高校について理解しました。

以上、定時制高校とは?入試や単位について【これを読めば定時制高校がわかる】でした。
まとめ
定時制高校とは?入試や単位について理解する。
定時制高校に通っている人の特長。
入学後の定時制高校。