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歴史のノートを作っているのに、テストになると人物名や出来事、年号がうまく結びつかない。
そんな悩みを持っていませんか?
友達や先輩のノートを見ると、イラストが多い人もいれば、色分けを工夫している人もいて、「結局どのまとめ方が正解なの?」と迷ってしまう中学生は少なくありません。
実は、歴史ノートはきれいに作ることよりも、テスト前に見返して説明できることの方が大切です。
この記事では、人物・出来事・年号をバラバラにせず整理する方法や、年表の使い方、3色ノートのルールをわかりやすく解説します。
ノートを作って終わりにしないための工夫や、学校ワークの間違いを活かしたノートの育て方も紹介します。
読み終わる頃には、「何を書けばいいかわからない」という迷いが減り、自分に合った歴史ノートの作り方が見えてくるはずです。
今日から、見た目を整えるためのノートではなく、テストで説明できるようになるためのノート作りを始めてみましょう。
記事のポイント
- きれいさより閉じて説明できる流れが大切
- ワークを解いて間違えた問題をノートに足す
- 色分けは赤青黒の3色だけで迷わず見返す
- 1ページ15分以内でテスト用の道具に育てる
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Contents
中学生の歴史ノートは説明力で点に変える最初の基準

歴史ノートをどう作ればよいか迷ったとき、多くの中学生はまず「上手な人のノートを見てみよう」と考えます。
でも、その先に意外な落とし穴があります。
まずは、点数につながるノートの本当の基準を確認しましょう。
- 他人の見た目を真似するノート作りは逆効果
- ノートを作品にせず点数に変える心構え
- 説明できずに止まる場所にハテナ印をつける
先輩ノートを真似する前に説明できるか見る
「先輩のノートを何人か見せてもらったら、みんな全然違うんです。イラストが上手な人もいるし、図でまとめている人もいるし、字が汚くても点数が高い人もいて、結局どれを真似すればいいのかわからなくなりました」と相談してきた中2の生徒がいました。
ノート自体はとても丁寧でしたが、テスト前に話を聞くと「鎌倉幕府ができたのは覚えたけど、なぜ武士の政治になったのかは説明できない」と止まってしまいました。
このケースからわかることがあります。
真似するべきは見た目ではなく、ノートを閉じても説明できる状態にある点です。
SNSには、きれいな歴史ノートがたくさんあります。
でも、見た目だけでは「本人が説明できるノートか」まではわかりません。
歴史ノートを評価する最初の基準は、「そのノートを閉じた状態で、歴史の流れを自分の言葉で説明できるか」に置きましょう。

きれいなノートで止まる生徒の共通点
ノートを作品のように仕上げることに満足してしまう生徒には、いくつかの共通点が見られます。
教科書の文字を丁寧に写したり、人物の似顔絵や建物のイラストを細かく描いたりして、1ページに40分以上かけてしまうケースです。
手を動かして「勉強した気分」にはなりますが、ノートを閉じた瞬間に内容を説明できないことが多いのです。
このタイプの生徒に共通しているのは、「なぜその出来事が起きたのか」「その結果、社会はどう変わったのか」を書けていないという点です。
きれいに書ける力は決して悪いことではありません。
ただ、テスト前に使えるノートにするためには、見た目を整える時間を、「原因と結果をつなげる」ことに使う必要があります。

原因と結果をつなげる歴史ノートの型
歴史のテストで点数を取るために、ノートに残すべき情報には型があります。
「原因 → 出来事 → 結果」の3要素を1セットで書くのが基本です。
例えば鎌倉幕府の成立であれば、「平氏が武士として政治の実権を握り力を強めた(原因)→ 源氏が挙兵して争いが起きた(出来事)→ 源頼朝が征夷大将軍となり武家政権が始まった(結果)」と流れでつなげます。
複雑な因果関係の図を描く必要はありません。1つの出来事から生じた結果を矢印でつなぐだけで十分です。
シンプルにつなぐことで、テスト前に見返したときにも内容がすぐ頭に入ってきます。

人物・出来事・年号をバラバラにしない整理法

歴史のノートで陥りやすいのが、人物名・出来事・年号をそれぞれ別々に覚えようとすることです。
この章では、3つの情報を1つにつなげて整理する方法を説明します。
まず、何をどう書けばよいかを確認しましょう。
| 書くこと | 点につながりにくい例 | 点につながる例 |
|---|---|---|
| 人物 | 豊臣秀吉 | キリスト教を警戒した人 |
| 出来事 | バテレン追放令 | キリスト教の広がりを防ぐ |
| 理由 | なし | 支配に影響が出るため |
| 結果 | なし | 貿易は続けた |
人物名だけで終えず、何をした人かまで書くのが、点数につながるノートの第一歩です。
人物名だけで終えず何をした人か書く
「豊臣秀吉」とノートに書いて、横に「バテレン追放令」と書いただけで終わっていませんか。
その書き方では、テストで「バテレン追放令の目的を答えなさい」という問いに対応できません。
人物名を書いたら、その人が「なぜその行動をとったのか」まで一言で追加する習慣をつけましょう。
例えば、豊臣秀吉とバテレン追放令。ノートには、「キリスト教は警戒。でも貿易は続けたい」と短く書けば十分です。
完璧な文章にしなくて構いません。「〜のため」という一言メモで伝わります。
この習慣が定着すると、人物名を見ただけでその人の役割と意図が思い出せるようになります。

出来事の理由を青で一言だけ足す
3色ノートで使う青ペンの役割は、「出来事の理由や背景を一言で書き足す色」です。
授業中や教科書を読んでいるとき、まず黒ペン(または鉛筆)で出来事の大まかな流れを書いておきます。
そのあと、「なぜこれが起きたのか」がわかったタイミングで、余白に青ペンで短く理由を追加します。
例えば「織田信長が楽市楽座を行った」という事実を黒で書いておき、横の余白に青で「商工業を活発にして城下町を繁栄させるため」と足す形です。
授業中に一気に完成させようとしなくて大丈夫です。
最初は大まかな流れだけ書いておき、理由は後から追加するスタイルの方が、ノートを育てやすくなります。

結果と変化を横に残して流れにする
「歴史の流れ」という言葉はよく聞きますが、ノートに「流れ」をどう残せばよいかわからない、という声も多くあります。
シンプルな方法は、出来事の右横に「その後どうなったか」を一言追加することです。
例えば「大化の改新」なら、右横に「豪族の土地と人民が天皇のものになり、中央集権的な国づくりが進んだ」と短く書きます。
時間的な推移が横の流れとして目に入るようになり、出来事同士の前後関係が感覚的にわかってきます。

年号は全部でなく順番理解にしぼる
歴史のノートに年号をびっしり並べることに、多くの時間を使っていませんか。
すべての年号を正確に覚えることは、テスト対策として効率が良いとは言えません。
まず優先すべきは「どちらが先に起きたか」という順番の理解です。
鎌倉時代→室町時代→戦国時代→江戸時代という大きな流れを先につかんでおき、その中に出来事を当てはめていく方が、記述式問題にも対応しやすくなります。
特に間違えやすい年号や、順番を取り違えやすい出来事だけをノートに残しておくと、テスト前の見直しでも役立てやすくなります。

年表は暗記表ではなく流れを見る図解にする

教科書の年表をそのままノートに写すだけでは、かけた時間のわりに点につながりにくくなります。
年表は「覚えるためのリスト」ではなく、「出来事の前後関係を確認する図解」として使う方が、点数につながりやすくなります。
- 細かい西暦より時代の大枠の順番を先に押さえる
- 人物と出来事と場所を1行にセットでまとめる
- 過去のミスや曖昧な部分を絞り込んだ短い年表
- 1つの結果から次の出来事を引き起こす矢印図解
細かい年号より時代の順番を先に見る
年表を作るとき、最初にやるべきことは細かい西暦を書き込むことではありません。
時代の大枠の順番を先に押さえることから始めましょう。
鎌倉時代から室町時代への変わり目に、どのような政治勢力の交代があったのかを先に理解します。
そのうえで、その時期の重要な出来事を当てはめていくと、「なぜこの出来事がこのタイミングで起きたのか」が見えてきます。

人物・出来事・場所を一行でセット化
年表の1行には、「人物・出来事・場所(または政権)」を一緒に書くのがおすすめです。
「源頼朝・征夷大将軍就任・鎌倉」のように、1行にセットで書いておくと、バラバラに覚えていた情報が1つのかたまりとして頭に入りやすくなります。
テスト前に見返したとき、必要な情報が1行でそろっているので確認が早くなります。

テスト前に見返せる短い年表へ削る
テスト前に役立つのは、すべての出来事が網羅された長い年表ではありません。
自分が過去に間違えた問題や、因果関係が曖昧な部分だけを絞り込んだ、短い年表です。
最初からコンパクトな年表を作ろうとするのではなく、学校ワークを解きながら「ここが怪しかった」という箇所を年表に追加していくイメージで育てていきましょう。

矢印で原因と結果のつながりを見える形にする
年表に矢印(→)を書き込むだけで、出来事がつながる様子がわかるようになります。
例えば「開国 → 金銀交換比率の問題 → 金貨の流出 → 物価の上昇 → 庶民の生活苦」というように、矢印でつないでいくと、1つの出来事が次の出来事を引き起こす流れが見えてきます。
複雑な図解を作る必要はなく、矢印と短いメモだけで十分です。
3色ノートで重要語句と理由を迷わず見返す

ノートに使う色が増えるほど、どの色がどの意味なのかわからなくなります。
まずは3色の役割を確認しましょう。
| 色 | 役割 | 書く内容 |
|---|---|---|
| 赤 | 重要語句 | 人物・事件名・用語 |
| 青 | 理由・背景 | なぜ起きたか |
| 黒 | 流れ | 出来事の大まかな流れ |
赤・青・黒の3色に役割を絞ることで、テスト前の見返しが速くなります。
この表を頭に入れたうえで、各色の使い方を詳しく見ていきましょう。
赤は重要語句だけにしぼって使う
赤ペンやマーカーは、「テストで問われる重要語句」だけに使います。「楽市楽座」「バテレン追放令」「五・一五事件」など、一問一答や空欄補充で問われる語句を赤で書いておくと、赤シートで隠して再確認しやすくなります。
重要に見えるものすべてに赤を使ってしまうと、かえって「どこが本当に大切か」がわかりにくくなります。
テストに直結する語句だけに絞るのが使いどころです。

青は理由と背景を書き足す色にする
青ペンは、「なぜ起きたか」「目的は何か」「どんな背景があったか」を書き足す色です。
出来事の黒い記述の横や下の余白に、青で一言追加します。
「青を見れば理由がわかる」という状態をノート全体で統一すると、テスト前に「この出来事の理由って何だったっけ」と焦ったとき、青い部分だけを追って確認できるようになります。

黒は流れを短く残す本文にする
黒ペン(または鉛筆)の役割は、出来事の流れを短い一言メモでつなぐことです。
教科書の文章をそのまま写すのではなく、「〇〇が〜した」という最小限の主語と述語で書くのが基本です。
例えば「織田信長が安土城下に楽市楽座の令を出した」といった一文を大まかな流れとして書き、その周辺を赤と青で補強する形です。
丸写しをやめて自分の言葉で短く書くことで、読んだそばから頭に入りやすくなります。

1ページ15分で止める時間ルール
1ページの作成にかける時間は15分以内を目安にしましょう。
時間を決めることで、イラストを描いたり文字を飾ったりすることに時間を使いすぎるのを防げます。
「15分以内に人物・出来事・理由・結果の4つを書く」というルールが、ノートをテスト前に使える道具に保つための基準になります。
15分では書き足りないと感じた部分は、学校ワークを解いた後に追加する余白として空けておきましょう。
意味ない歴史ノートになる失敗を先に防ぐ

「ノートまとめは意味がない」と言われることがありますが、意味がないのではなく、点数につながりにくい使い方になっているケースがほとんどです。よくある失敗パターンを先に知っておきましょう。
点数につながりにくいノートには、次のような共通点があります。
- 教科書を丸写ししている
- 年号だけを並べている
- イラストに時間をかけすぎている
- 学校ワークを解いていない
それぞれ、何が問題になるかを確認していきます。
教科書を丸写しして満足する危険
教科書の文章をノートに書き写している間、脳はほとんど考えていない状態にあります。
手を動かして「勉強した気分」にはなりますが、ノートを閉じた瞬間に内容を説明できないという状態が起きやすくなります。
丸写しを避けるには、教科書を一度読んでから、ノートには「自分の言葉で短くまとめた一言」を書くようにしましょう。
完璧な文章にしなくて構いません。「〇〇 → △△のため → □□になった」という大まかな流れだけでも、丸写しよりずっと力がつきます。

年号だけ並べて流れを失う原因
年号を縦に並べることだけに集中したノートは、「なぜその出来事がその順番で起きたのか」がわからなくなります。
これは、定期テストの記述問題で特に失点しやすいパターンです。
年号を並べるときは、必ず横に「出来事の名前」と「短い理由」をセットで書く習慣をつけましょう。
「どの出来事がどの出来事の前にあって、なぜその順番になったのかを説明できる状態」の方が、点数に直結します。

作るだけで学校ワークを解かない罠
「歴史ノートまとめは意味ないって聞いたので、もう作らない方がいいですか」と不安そうに聞いてきた生徒がいました。
テスト前に3時間かけて年表を作っていましたが、学校ワークを一度も解き直していなかったのです。
ノートには年号がきれいに並んでいたのに、「大化の改新の目的は?」と聞くと答えられませんでした。
ノートまとめ自体が問題なのではなく、「ノートを作って終わり」という順番に問題があります。
まず学校ワークを解く。間違えた問題をノートに戻す。
この順番に変えるだけで、ノート作りで満足して終わる状態はかなり改善されます。

イラスト化で時間を使いすぎる注意点
歴史上の人物の似顔絵や建物のイラストを細かく描くことは、見た目に楽しい作業ですが、定期テスト対策として考えるとかけた時間のわりに点につながりにくくなります。
イラストで整理すること自体は理解を助ける場合もあります。
ただ、使うとすれば簡単な矢印や相関図に留め、精密な描写には時間をかけないのが現実的な選択です。
残りの時間を学校ワークの演習に回す方が、点数への近道になります。
間違いを集めて育てるノートに変える手順

ノートは先に完成させるものではなく、間違いを足して育てるものです。
学校ワークを解いた後に間違いを追加していくことで、テスト前に使える情報が詰まった一冊になります。
- 完璧な完成形を求めずワークを先に解く順番
- 人物名と原因と年号のミス傾向に分ける追加法
- 責めるためではなく直す場所を示すハテナ印
最初から完成形を作らない順番
多くの生徒は「先に完璧なノートを作ってから、問題を解く」という順番をとります。
この順番だと、ノートを作る段階で時間を使い切ってしまいやすくなります。
おすすめの順番は次のとおりです。
| 順番 | やること |
|---|---|
| ① | 黒ペンで大まかな流れだけ書く(余白を多めに空ける) |
| ② | 学校ワークを解く |
| ③ | 間違えた問題をノートに追加する |
| ④ | テスト前に青・赤で補強する |
最初から完成させようとせず、余白を意識的に空けておくことがポイントです。
人物・原因・年号ミスに分けて追加する
学校ワークを解いて間違えたとき、その内容を次の3種類に分けてノートに追加しましょう。
| ミスの種類 | ノートに追加すること |
|---|---|
| 人物名ミス | 正しい人物名と、したこと |
| 原因ミス | なぜ起きたか |
| 年号ミス | 前後の出来事 |
人物名・用語ミスは、赤ペンで正しい語句を大きく書き込み、赤シートで隠して再確認できるようにします。
原因・記述ミスは、青ペンで「〜のため」という短い一言で書き足します。「なぜ起きたか」が書けなかった場所に追加するイメージです。
年号・順番ミスは、前後関係を示す矢印や、順番整理のメモを付け足します。「どちらが先か」を確認したうえで書き直しましょう。
この3種類に分けるだけで、ノートが弱点を集めた一冊になっていきます。
説明できない所に小さく?印をつける
自分でノートを見返していて「ここ、説明できないな」と感じた場所には、赤ペンで大きくバツをつけるのではなく、鉛筆で小さく「?」マークを書き添えましょう。
この「?」は、できない印ではありません。
次に直せば点数に変わる場所です。
テスト前の数日間に、「?」のついた部分だけを重点的に見直すことができます。
間違えた自分を責めるためではなく、次に直す場所を見つけるためにつけると考えると、ノートを開く気持ちも変わってきます。

ノートを閉じて30秒で流れを説明する復習

ノートをながめて「読んだ気」になる復習から、ノートを閉じて「話す」復習に変えると、歴史の流れが頭に定着しやすくなります。
- ながめるだけの勉強から口で話すトレーニング
- 3つの段階に当てはめて大まかなストーリーを話す
- 途中で言葉が詰まった部分をノートを開いて直す
見るだけ復習から話す復習へ変える
ノートを繰り返し読むだけの復習は、目で追っている間は「覚えた気」になりやすいですが、実際にテストで問われると言葉が出てこないことが多くなります。
ノートを閉じて、30秒で流れを話してみる練習を取り入れましょう。
タイマーを30秒にセットして、1テーマの流れを口で説明するだけです。
特別な道具も場所も必要ありません。

短い流れで歴史を説明する型を作る
口頭説明の練習には、次のような型を使ってみてください。
[段階1]:もともと、〇〇という状況があった。 [段階2]:そこで、△△という出来事が起きた。 [段階3]:その結果、社会は□□という状態に変わった。
鎌倉幕府の成立に当てはめると、「平氏が武士として政治の実権を握り力を強めていた。
源氏が挙兵して争いが起きた。勝利した源頼朝が鎌倉に武家政権を開いた」という流れになります。
最初は「平氏が力を持つ→源氏との争い→鎌倉幕府」という短い大まかな流れだけで十分です。
短く言えるようになったら、少しずつ理由を足していきましょう。

言えない部分をノートへ戻して直す
30秒説明の途中で言葉が詰まった部分は、脳がまだ定着していないサインです。
詰まったら、そこでノートを開いて該当箇所を確認します。青ペンで「詰まった原因」を一言書き足しておくと、次に見返したときに「ここが弱かった」とすぐわかります。
言えない部分が見つかることは、勉強が足りないのではなく、「次に何を直せばよいか」がはっきりしたということです。
保護者はノートの見た目で理解度を決めない

お子さんの歴史ノートを見て、「字が汚い」「余白だらけ」と感じることがあるかもしれません。
でも、ノートの見た目と歴史の理解度は必ずしも一致しません。
- 字の乱雑さではなく説明できるかどうかで見る
- なんで起きたの?と家庭で理由を問いかける型
- うまく答えられなくても責めずに一緒に確認する
汚いノートでも理解は確認できる
字が乱雑で、矢印や一言メモが散らばっているようなノートでも、それをもとにお子さんが「なぜこの事件が起きたのか」を筋道立てて説明できるなら、歴史の因果関係は理解できています。
反対に、きれいに整理されたノートでも、閉じた状態で何も説明できなければ、テスト前に使える知識にはなっていません。
見るべきポイントは、見た目のきれいさではなく「説明できるかどうか」です。

理由と結果を聞く声かけの型を使う
お子さんがノートを見せてくれたとき、「きれいに書けたね」で終わらせず、次のような質問を一つだけ投げかけてみてください。
「この出来事、なんで起きたの?」 「その後、社会はどう変わったの?」
叱責ではなく、純粋に「教えてほしい」という姿勢で聞くのがポイントです。
この問いに答えようとする中で、お子さんはノートに書いた情報を自分の言葉で引き出す練習ができます。

責めずに説明を引き出す見守り方
説明を求めたとき、お子さんがうまく答えられないことがあります。
そのときに「なんでこんなことも言えないの」と責めると、歴史への苦手意識が強まりやすくなります。
詰まったら、「そっか、じゃあノートで確認してみよう」と声をかけて、ノートを開いて一緒に確認する流れに持っていきましょう。
自分でノートを確認して「あ、ここに書いてあった」と気づく流れ自体が、記憶の定着につながります。
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【Q&A】中学生の歴史ノートのまとめ方に関する質問

ここでは、中学生の歴史ノートのまとめ方について、よくある質問や周辺の疑問に答えます。
中1最初の対策から受験への活かし方まで、解説しますので日々の家庭学習の参考にしてください。
Q.中1の歴史ノートは何から始める?
中1で歴史を始めるときは、細かい年号や人物の詳細よりも先に、時代の順番と各時代の政治体制の変化を大まかに押さえることから始めましょう。
縄文・弥生・古墳・飛鳥・奈良・平安・鎌倉…という時代の流れを、まず1枚のシンプルな年表に書いてみます。
そこに「どんな人が中心になって政治をしていたか」を一言ずつ追加するだけで、歴史の大きな流れができあがります。
流れができてから、細部を埋めていくのがおすすめです。

Q.まとめノートは意味ないと言われる理由は?
「ノートまとめは意味がない」という声は、「ノートを作って終わりにするやり方が点数につながりにくい」というケースが多く見られます。
作ること自体が問題なのではなく、作る順番が逆になっていることが原因です。
「先にノートをきれいに仕上げる → 問題を解かないまま終わる」という流れが、点数につながりにくいノートまとめになっています。
まず学校ワークを解き、間違えた部分をノートに追加する順番に変えると、同じノートまとめでもテスト対策として役立つようになります。

Q.年表の正しい作り方はどうすればいい?
年表は「年号を覚えるためのリスト」ではなく、「出来事の順番を整理するための図解」として作りましょう。
作り方は、まず時代の大枠を横や縦に並べ、重要な出来事を「人物・出来事名・短い理由」のセットで書き込みます。
そこに矢印で因果関係を示すと、流れが見える年表になります。
最初から細かく作ろうとせず、学校ワークの間違いを追加しながら育てる形が実用的です。

Q.小学生や高校生も同じ作り方でよい?
基本的な考え方(原因→出来事→結果をつなげる、色を3色に絞る、閉じて説明できるか確認する)は、小学生・高校生にも応用できます。
ただし、求められる知識の深さや問題の形式が異なります。
中学生の定期テスト・高校受験を前提にした場合は、この記事で紹介した方法がそのまま使いやすいでしょう。
高校生はさらに因果関係の背景(経済・外交・文化の絡み合い)まで掘り下げる必要が出てきます。

Q.受験勉強にも使える歴史ノートなのか?
高校受験においても、歴史の出来事を「なぜ起きたか・その後どうなったか」という流れで説明できる力は直接点数につながります。
この記事で紹介した「間違いを追加して育てるノート」「30秒説明トレーニング」は、定期テストだけでなく受験勉強の土台としても使えます。
大量の問題を解くための体力をつける前段階として、説明できる状態を先に作っておくことが、受験期になって大きな差を生むことがあります。
まとめ:中学生の歴史ノートのまとめ方|年表・人物を理解する3色ノート【図解あり】

説明できる道具へ変える小さな行動
友達や先輩のノートと見比べて、「自分のノートでは足りないのかもしれない」と不安になったことがあるかもしれません。
でも、ノートの形が人によって違うのは当然で、見た目に正解はありません。
大切なのは、そのノートを閉じたときに、自分が説明できるかどうかです。
今日からできることを、まとめておきます。
- 1ページ15分以内で作る
- 色は赤・青・黒の3色だけ
- 人物・出来事・理由・結果を書く
- ノートを閉じて30秒で説明する
- 言えない所に「?」をつける
全部いっぺんにやらなくて大丈夫です。
まず次の歴史の授業のノートで、15分のルールだけ試してみましょう。書き終えたら、ノートを閉じて30秒で流れを言葉にしてみてください。
全部言えなくて構いません。止まった場所が、次に直す場所になります。
きれいに作り上げることよりも、「テスト前の自分がこれを見れば説明できる」という道具を育てていくことが、歴史ノートの本当のゴールです。
保護者のみなさまへ。
お子さんのノートの字が汚かったり、余白が多かったりしても、「この出来事、なんで起きたか説明してみて」という一言で、理解度はすぐに確認できます。説明できたときは、ノートのきれいさではなく「説明できたこと」を一緒に喜んでください。それだけで、お子さんが歴史ノートを「テスト前の道具」として使い続ける気持ちを、長く支えることができます。
中学生の歴史ノートのまとめ方を解説した執筆者のプロフィール

※この記事は、英語・国語・社会の指導経験が豊富な桐生智花が監修しています。学習塾で小学生・中学生の定期テスト対策や高校受験指導に携わった経験をもとに、実践的な学習法をわかりやすく発信しています。
桐生智花は、学習塾で小学生・中学生に英語・国語・社会を指導してきました。定期テスト対策や高校受験指導の経験をもとに、暗記だけに頼らない「理解して伸ばす」学習法を発信しています。
塾オンラインドットコム:公式サイト、公式Instagram
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