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「子どもに英語を教えたいけれど、どう教えればいいのか分からない」
「英語が苦手になってしまい、家庭で何をサポートすればいいのか悩んでいる」
このような悩みを持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。
実は、中学生の英語は正しい順番と教え方を知るだけで、理解度が大きく変わります。
英単語・文法・音読の順番で学習を進めることで、家庭でも無理なく英語力を伸ばすことができます。
この記事では、27年以上教育業界に携わり、学習塾での指導経験がある「塾オンラインドットコム編集部」が、中学生への英語の教え方を分かりやすく解説します。
- 英語が苦手になる原因
- 中学生に英語を教える正しい順番
- 親ができる7つのサポート方法
- 学年別の英語の教え方
家庭で今日から実践できる方法を、具体例とともに紹介します。
記事のポイント
英語が苦手な原因は3つに絞られる
教える順番は「英単語→文法→音読」が鉄則
親は教えるより「環境づくり」が最大の役割
壊滅的な状態でも中1の基礎に戻れば必ず改善できる
Contents
英語が苦手な中学生の教え方|まず知っておきたい親目線の基本

子どもの英語の成績が下がったとき、「どう教えればいいのか分からない」と悩む保護者は非常に多いです。
大切なのは、勉強法を押しつけるのではなく、子どもの「つまずき」に合った教え方を知ることです。
- 親に必要なのは英語力より「教え方」の知識
- 勉強法より子どものつまずきに合った関わり方が重要
- 英語が苦手な親でも学習環境を整えれば十分サポートできる
「勉強法」より「教え方」が大切な理由
中学生への英語サポートで重要なのは、勉強法より「教え方」です。
勉強法とは「何を・どう学ぶか」という学習者本人の手法です。
教え方とは「親がどう関わるか・どう伝えるか」という支援者側の行動です。
塾で多くの中学生を指導してきましたが、英語が苦手な生徒は、勉強の量が足りないのではなく、教わり方が合っていないケースがほとんどです。
親が正しい教え方を知ることで、子どもは安心して英語に取り組めるようになります。
子どもの理解度に合わせた関わり方が、英語の成績アップへの近道です。

親が英語が苦手でも教えられるのか
親が英語に自信がなくても、中学生に英語を教えることは十分できます。
中学英語の指導で親に求められるのは、英語の専門知識ではありません。
子どもの「つまずき箇所を見つける力」と「学習環境を整える力」です。親が英語を完璧に教えられなくても、以下のことができれば十分です。
- 毎日の学習習慣をつくる
- 子どもが間違えても責めない
- 分からない問題は一緒に調べる姿勢を見せる
英語の専門家でなくても、子どもの学習を支える「伴走者」として関わることが最も大切です。
なぜ中学生は英語が苦手になるのか|よくある3つの原因

英語が苦手な中学生には、つまずきに共通したパターンがあります。
原因を正しく把握することが、家庭での英語サポートの第一歩です。原因を知らずに勉強量だけ増やしても、成績はなかなか上がりません。
| 原因 | 具体的な状態 | 解決方法 |
|---|---|---|
| 英単語不足 | 単語が分からず英文が読めない | 1日5〜10語の暗記を継続する |
| 文法理解不足 | be動詞・一般動詞が混乱している | 中1文法の基礎に戻って復習する |
| 勉強順番ミス | 長文→単語など逆の順番で学習している | 英単語→文法→音読の順番を守る |
英単語が覚えられず語彙が足りない
英単語の語彙不足は、英語が苦手になる最も多い原因のひとつです。
中学英語では、3年間で約1,600〜1,800語の英単語を習得する必要があります。
英単語が分からなければ、文法を理解しても英文を読むことができません。
中学1年生の段階で英単語の暗記が遅れると、2年生・3年生になるにつれて理解度の差がどんどん広がります。
英単語の暗記が苦手な生徒の多くは、「ノートに何度も書くだけ」という方法をとっています。
書くだけの暗記は記憶への定着率が低く、時間をかけても覚えられない原因になります。

英語が苦手になる中学生の多くは、単語量が不足しています。
文法の基本ルールが理解できていない
文法の基本が理解できていないまま進むと、英語の学習全体がつまずく原因になります。
中学英語の文法は、中1で学ぶbe動詞・一般動詞が基礎になります。
英語の基礎が理解できていないまま中2・中3の内容に進むと、どこで間違えているのかが分からなくなります。
英語の文法は積み上げ式で学ぶ科目です。中1の基礎が土台になるため、中1でのつまずきを早めに解消することが重要です。

文法の全体像を理解すると、英語の苦手意識は大きく改善します。
勉強の順番が間違っている
英語が苦手な中学生の多くは、勉強の順番が正しくないことが原因で成績が上がらない状態になっています。
英語は「英単語→文法→音読」の順番で学ぶことが我々の指導経験上、最も効果が出やすい順番です
英単語を知らないまま文法問題を解いたり、文法を理解しないまま長文読解を進めたりすると、何をやっても成果が出ません。
勉強の順番を整えるだけで、同じ学習時間でも理解度が大きく変わります。

▶文部科学省:中学校学習指導要領(外国語)
中学生に英語を教える正しい順番

英語が苦手な中学生には、英単語→文法→音読の順番で教える方法が最も効果的です。
順番を守ることで、理解が積み上がりやすくなります。
順番を飛ばして教えると、子どもが途中で混乱しやすくなります。
| 順番 | やること | 目安時間 |
|---|---|---|
| ① 英単語 | 教科書の単語を声に出しながら暗記する | 10〜15分 |
| ② 文法理解 | 例文を使って文法ルールを確認する | 10〜20分 |
| ③ 音読 | 教科書の例文を声に出して読む | 5〜10分 |
ステップ① 英単語を覚える
最初に取り組むべきは英単語の暗記です。
英単語は、英語学習の土台です。英単語が分からなければ、文法の説明も英文の意味も理解できません。
まずは教科書に出てくる英単語から覚えることを優先してください。
英単語を覚えるときは、以下の3つをセットで行うと記憶に定着しやすくなります。
- 目で単語を見る
- 声に出して読む
- ノートに1回書く
1日に覚える英単語の数は、5〜10語が目安です。
毎日少しずつ続けることが、英単語定着への近道です。
【学習塾経験者からのアドバイス】
塾で多くの生徒を見てきましたが、英単語を早く覚えるコツは、書く前に必ず「正しく発音すること」です。
手で書くだけの作業よりも、自分の声で音を確認するほうが、脳に記憶が残りやすくなるからです。
実際に、単語を何度も書き写していた生徒に「3回唱えてから1回書く」手順を徹底させたところ、翌週のテストの点数が明らかに上がりました。
書く回数を増やすことよりも、まずは正しい音を口に出す工程を優先してください。

効率よく単語を覚えるには、単語帳を使うのがおすすめです。
ステップ② 文法の基本ルールを理解する
英単語をある程度覚えたら、次は文法の基本を学ぶステップです。
中学英語の文法で最初に押さえるべき内容は以下のとおりです。
- 英語の語順(主語→動詞→その他)
- be動詞(am・is・are)の使い方
- 一般動詞との違い
文法を教えるときは、教科書の例文を使って説明することが効果的です。
難しい専門用語を使わず、具体的な例文を見せながら教えてください。

ステップ③ 例文と音読で英語を定着させる
英単語と文法を学んだあとは、例文の音読で知識を定着させるステップです。
音読は、英語を「読む・聞く・話す」を同時にトレーニングできる学習法です。
教科書の例文を1日3〜5文、声に出して読む習慣をつけることで、文法の知識が自然と身につきます。
毎日5分の音読を習慣にすることが、英語力向上の基本です。
音読とリスニングを組み合わせることで、英語は一気に理解しやすくなります。
中学1年生の英語の教え方|最初のつまずきポイントと解決法

中学1年生の英語でつまずく生徒の多くは、英語の語順とbe動詞・一般動詞の区別で混乱しています。
中1英語の基礎は、中2・中3の英語学習すべての土台になります。
中1のつまずきを早期に解消することが、英語の成績向上において最も重要です。
- 英語の基本語順「主語→動詞→その他」を最初に理解させる
- be動詞は主語との組み合わせを表で確認させると定着しやすい
- 「1つの文に動詞は1つだけ」のルールでbe動詞と一般動詞の混同を防ぐ
英語の語順のルールをまず身につける
英語を正しく理解するための最初のステップは、英語の語順のルールを覚えることです。
日本語と英語では、文の組み立て方が異なります。
日本語は「私は/テニスを/します」という語順ですが、英語は「I(主語)/play(動詞)/tennis(その他)」という語順になります。
英語の基本語順は「主語→動詞→その他」です。
語順のルールを最初に理解させることで、その後の文法学習がスムーズに進みます。

be動詞の基本を正しく理解させる
be動詞(am・is・are)は、中学英語で最初につまずきやすい文法項目です。
be動詞は「〜です・〜にいる」という意味を表します。主語によって使う形が変わります。
- 主語がIのとき → am
- 主語がyouまたは複数のとき → are
- 主語が自分でも相手でもない1人・1つのとき → is
be動詞を教えるときは、「主語とbe動詞の組み合わせ」を表にして視覚的に確認させると理解しやすくなります。
教科書の例文を使いながら、繰り返し練習させてください。

一般動詞との違いを丁寧に整理する
be動詞と一般動詞の違いを正しく区別させることは、中1英語における最大の関門です。
まず教えるべきは、「今習っている基本の文では、be動詞と一般動詞をセットで使うことはない」というルールです。
- 正しい例:I play tennis.(一般動詞のみ)
- 正しい例:I am a student.(be動詞のみ)
- 誤りの例:I am play tennis.(両方入っている)
「1つの文にメインの動詞は1つだけ」と繰り返し確認させてください。
もちろん、学年が上がると「進行形(be動詞+ing)」のように両方が登場する特殊な形も出てきます。
英語が苦手な子の多くは、この基本の使い分けができないまま応用に進んで混乱しています。
「am/is/are」と「play/study」を混ぜないという基本を徹底させることが、中1英語のつまずきを防ぐ最も効果的な方法です。
中学生に英語を教えるときに大切な7つのコツ

英語が苦手な中学生への教え方には、成績を伸ばすための共通したコツがあります。
中学生指導の経験から、家庭で実践しやすい7つのコツをまとめました。
| コツ | ポイント |
|---|---|
| ① 順番を守る | 英単語→文法→音読の順番で教える |
| ② 音読習慣 | 毎日5〜10分、教科書を声に出して読む |
| ③ 単語暗記 | 1日5〜10語を毎日継続する |
| ④ 例文で理解 | 文法は例文を使ってイメージで覚えさせる |
| ⑤ 短時間集中 | 25分学習・5分休憩のサイクルで行う |
| ⑥ 具体的に褒める | 結果ではなく努力のプロセスを評価する |
| ⑦ 責めない | 間違いを責めず安心して学べる環境をつくる |
コツ① 勉強の順番を守って教える
英語の勉強は「英単語→文法→音読」の順番を守ることが最も重要です。
順番を守らずに進めると、子どもが途中で理解できなくなります。
英単語が分からない状態で文法を教えても、例文の意味が分からず理解が進みません。
英単語を覚えてから、文法の説明に進むことを徹底してください。

コツ② 教科書の音読を毎日の習慣にする
教科書の音読を毎日続けることで、英語の語順と文法が自然に身につきます。
音読は、声に出すことで英語のリズムと語順を体で覚えられる学習法です。
1日5〜10分、教科書の本文を声に出して読む習慣をつけることを目標にしてください。
音読は毎日続けることで効果が出ます。週に1〜2回では定着しません。

コツ③ 英単語は毎日少しずつ積み上げる
英単語の暗記は、1日5〜10語を毎日続ける方法が最も効果的です。
1日に大量の英単語を覚えようとすると、記憶への定着率が下がります。
毎日少ない量を継続することで、英単語は長期的に記憶に残ります。
英単語を覚えるときは、「目で見る・声に出す・1回書く」の3セットを1単語ごとに行ってください。

コツ④ 文法は例文でイメージさせる
文法を教えるときは、必ず例文をセットにして説明することが大切です。
「be動詞は主語と補語をつなぐ」という説明だけでは、中学生には理解しにくいです。
「I am Ken.(私はケンです)」という具体的な例文を使い、文の構造を視覚的に確認させることが効果的です。
例文は教科書に載っているものをそのまま使うことで、定期テスト対策にもなります。

コツ⑤ 勉強時間を短く区切って集中させる
英語の家庭学習は、25分学習・5分休憩のサイクルで行うことが効果的です。
長時間机に向かっていても、集中力が切れた状態では学習効果がほとんどありません。
勉強時間を25分に区切り、5分間休憩するサイクルを繰り返すことで、集中力を保ちながら学習できます。
1日の英語学習時間の目安は、30〜50分です。

コツ⑥ できたことを具体的に褒める
子どもが英語を正しく理解できたときは、具体的な言葉で褒めることが大切です。
「すごいね」という漠然とした褒め方より、「be動詞の使い方が完璧に分かってきたね」という具体的な褒め方が、子どものやる気を高めます。
結果(テストの点数)ではなく、子どもが取り組んだプロセスと行動の変化を褒めることで、英語への自信が育ちます。

コツ⑦ 間違いを責めず安心して学べる環境をつくる
子どもが間違えたときに責めることは、英語への苦手意識をさらに強める原因になります。
「なぜこんな問題が分からないの」という言葉は、子どもの自信を大きく傷つけます。
間違えたときは「どこで間違えたか一緒に確認しよう」という声かけに変えることが大切です。
間違いを安心して受け止められる環境が、子どもが英語に積極的に取り組む土台になります。
【学習塾経験者からのアドバイス】
家庭学習を長く続けるためには、親御さんは間違いを指摘せず、勉強したこと自体を認めてあげてください。
間違いを厳しく注意されると、子供は英語そのものを避けるようになり、学習時間が減ってしまうからです。
家でミスを指摘されてやる気を失っていた生徒も、親御さんが「今日も頑張ったね」という声掛けに変えただけで、自ら机に向かう時間が3倍に増えました。
まず学習量を確保するには、子供が安心して勉強できる環境を作ることが何より大切です。
【学年別】中学生への英語の教え方ポイント

中学英語は学年ごとに学ぶ内容が大きく変わるため、学年に合った教え方をすることが重要です。
| 学年 | 主な学習内容 | 親のサポートポイント |
|---|---|---|
| 中学1年生 | 語順・be動詞・一般動詞 | 基礎理解を最優先にする |
| 中学2年生 | 不定詞・比較・助動詞 | 新しい文法ごとに例文で確認する |
| 中学3年生 | 現在完了・関係代名詞・長文 | 中1・中2の文法を復習しながら長文対策を進める |
中学1年生|英語の基礎を固める段階
中1英語の目標は、英語学習の土台となる基礎を確実に固めることです。
中1で学ぶ主な内容は以下のとおりです。
- アルファベットと英語の発音
- be動詞(am・is・are)
- 一般動詞(play・study・haveなど)
- 英語の基本語順(主語→動詞→その他)
- 疑問文・否定文のつくり方
この時期にbe動詞と一般動詞の区別をしっかり理解させることが、中2以降の学習をスムーズにする最重要ポイントです。
中1英語でつまずいた場合は、早めに基礎に戻って復習することを優先してください。

中学2年生|文法理解を深める段階
中2英語は、中1で学んだ基礎の上に新しい文法が積み重なる学年です。
中2で学ぶ主な文法内容は以下のとおりです。
- 不定詞(to+動詞の原形)
- 動名詞(動詞のing形)
- 比較(〜より・最も〜)
- 受け身(〜される)
- 助動詞(must・should・willなど)
中2の文法は種類が増え、混乱する生徒が多くなります。
新しい文法を学ぶたびに、教科書の例文を使って確認する習慣をつけることが大切です。

中学3年生|長文読解と高校入試を見据えた仕上げ
中3英語は、高校入試に向けた応用力を高める学年です。
中3で学ぶ主な内容は以下のとおりです。
- 現在完了形(have+過去分詞)
- 関係代名詞(who・which・that)
- 長文読解
- リスニング対策
中3では、長文読解とリスニングの比重が大きくなります。
中1・中2の文法が理解できていないと長文が読めないため、苦手な文法単元は中3になる前に復習しておくことが重要です。
英語が全くできない・壊滅的な中学生への教え方

英語の成績が壊滅的な状態でも、正しい手順で取り組めば成績は必ず改善できます。
焦って応用問題や長文読解から始めることは逆効果です。
基礎に戻ることが、最短の回復ルートです。
英語が壊滅的な場合の立て直し手順は以下のとおりです。
- 中1英語の基礎に戻る
- 英単語と例文をセットで覚える
- 音読習慣を毎日つくる
- 必要に応じて塾・家庭教師を検討する
中1英語の基礎まで戻って復習する
英語が全くできない中学生への教え方の第一歩は、中1英語の基礎に戻ることです。
中2・中3の内容が分からない場合、ほとんどのケースで中1英語の基礎に穴があります。
現在の学年に関係なく、中1で学ぶbe動詞・一般動詞・英語の語順から復習を始めてください。
中1の教科書や問題集を使って、基礎を確認することが効果的です。

英単語と例文をセットで覚えさせる
英語が全くできない状態からの回復には、英単語を例文とセットで覚える方法が効果的です。
英単語だけを単体で暗記しても、英文の中での使い方が分かりません。
「I play tennis every day.」のような短い例文の中で英単語を覚えることで、語彙と文法を同時に身につけることができます。
1日3〜5文の例文を「目で見る・声に出す・書く」の3セットで繰り返してください。

音読とリスニングを毎日取り入れる
音読とリスニングを毎日の習慣にすることで、英語の基礎力が着実に上がります。
音読は、英語の語順・発音・文法を同時にトレーニングできる最も効率的な学習法です。
リスニングは、教科書の音声を聞きながら教科書本文を目で追う方法から始めてください。
1日5〜10分の音読とリスニングを毎日続けることを目標にしてください。

必要に応じて塾・家庭教師を検討する
英語が全くできない状態が長期間続いている場合は、塾や家庭教師への相談を検討してください。
家庭での英語サポートには限界があります。
中1英語の基礎から丁寧に指導してくれる個別指導塾や家庭教師を活用することで、短期間での成績回復が期待できます。
塾を選ぶときは、中学英語の基礎から対応できる個別指導を選ぶことが重要です。
中学生がやってはいけない英語のNG勉強法

英語の成績が上がらない中学生の多くは、効果の低い勉強法を続けています。
NG勉強法を続けても成績は上がりません。正しい学習方法への切り替えが、成績アップへの近道です。
| NG勉強法 | 問題点 | 改善方法 |
|---|---|---|
| 単語を書くだけの暗記 | 音が覚えられず定着率が低い | 音読+書くをセットにする |
| 文法理解なしの問題演習 | 正誤の理由が理解できない | 例文で文法を理解してから解く |
| 長時間の詰め込み学習 | 集中力が切れ学習効果がゼロになる | 毎日30〜50分を継続する |
単語を書くだけの暗記
英単語をノートに何度も書くだけの暗記は、時間がかかるわりに定着率が低い勉強法です。
書くだけの暗記では、英単語の音(発音)が頭に入りません。
英単語は「目で見る・声に出す・1回書く」の3セットで覚えることで、記憶への定着率が大きく上がります。
同じ単語を10回書くより、3セットを3日間繰り返す方が効果的です。

文法を理解せずに問題集を解く
文法のルールを理解しないまま問題集を解くことは、英語の成績が上がらない典型的なNG勉強法です。
文法を理解していない状態で問題集を解いても、正解と不正解の理由が分かりません。
まず教科書の例文を使って文法ルールを理解してから、問題集で練習する順番を守ることが大切です。

長時間の詰め込み学習
1日に2〜3時間以上の英語学習を一気に行う詰め込み学習は、中学生には逆効果です。
長時間の学習は集中力が途中で切れ、学習効果が大きく下がります。
英語の家庭学習は、1日30〜50分を毎日続ける方が、週末にまとめて学習するよりも効果的です。
毎日継続できる量を設定することが、英語力向上の基本です。
家庭でできる中学英語の勉強サポート

家庭での英語サポートは、勉強内容を教えることだけではありません。
学習習慣・学習環境・学習ツールの3つを整えることが、子どもの英語力を伸ばす重要な役割です。
家庭サポートで大切な3つのポイントは以下のとおりです。▶文部科学省:家庭の教育力の向上
- 学習時間を毎日固定する
- スマートフォンを学習中は遠ざける
- 毎日の音読を家庭のルールにする
英語学習の習慣をつくる環境づくり
英語の家庭学習を続けるためには、毎日勉強できる環境と時間を決めることが最初のステップです。
勉強する時間帯は、毎日同じ時間に設定することで習慣化しやすくなります。
「夕食後の20時から20時30分は英語の時間」と決めるだけで、毎日の学習が自然に継続できます。
スマートフォンやゲームを学習中は別室に置くルールを家族で決めることも効果的です。

学習ノートの使い方を整える
英語のノートを正しく使うことで、復習の効率が大きく上がります。
英語ノートの使い方として効果的なのは以下のとおりです。
- 左ページに英語の例文、右ページに日本語訳を書く
- 間違えた問題に赤ペンで印をつけ、繰り返し見直す
- 新しく覚えた英単語を日付とともに書き留める
ノートは「書きっぱなし」にせず、翌日・3日後・1週間後に見直す習慣をつけることで、学習内容の定着率が上がります。

英語アプリ・おすすめ教材を活用する
英語アプリや教材を活用することで、家庭での英語学習をより効果的に進められます。
英語学習で活用しやすいツールは以下のとおりです。
- 英単語アプリ「mikan」:音声付きで英単語を短時間で覚えられるアプリ
- 「くもんの中学英文法」:中学英語の文法を基礎から丁寧に解説した参考書
- 「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」(学研):中1英語の基礎から復習できる問題集
- 「スタディサプリ」:動画授業で文法の解説が分かりやすい学習サービス
アプリは英単語の音声を聞きながら学べるため、書くだけの暗記より定着率が高いです。
まずは学校の教科書に対応した教材から始めることをおすすめします。
進研ゼミ中学講座(ベネッセ)
進研ゼミ中学講座は、中学生向けの通信教育サービスで、英語のリスニング対策にも対応しています。教科書に対応した教材と音声教材が用意されており、定期テスト対策と高校入試対策の両方に活用できます。英語のリスニング問題や音声教材を使った学習を通して、英語の聞き取り力を段階的に伸ばすことができます。
すらら
すららは、オンラインで学習できるデジタル教材です。アニメーション形式の授業で英語の文法や読解を学びながら、リスニング問題にも取り組むことができます。AIを活用した学習サポート機能があり、生徒の理解度に合わせて問題を出題するため、英語が苦手な中学生でも基礎から学習を進めやすい教材です。
スマイルゼミ(中学生コース)
スマイルゼミは、専用タブレットを使って学習する通信教育サービスです。英語のリスニング問題や音声教材が用意されており、タブレットで音声を聞きながら問題演習を行うことができます。英語の発音やリスニング問題を繰り返し練習できるため、高校受験の英語リスニング対策として活用できます。
教材選びで迷った場合は、こちらの記事も参考にしてください。
【Q&A】親が中学生に英語を教えるときによくある質問

親が中学生に英語を教えるときは、勉強時間や教材選び、教え方など多くの疑問が出てきます。
ここでは、保護者から特によく寄せられる質問とその答えを分かりやすくまとめました。
Q. 1日にどれくらい勉強させればいいですか?
A.中学生の英語の家庭学習時間の目安は、1日30〜50分です。
長時間まとめて勉強するより、毎日30〜50分を継続する方が学習効果は高くなります。
英単語の暗記に10〜15分、教科書の音読に5〜10分、文法問題の練習に15〜20分というように、内容を分けて取り組むことが効果的です。
定期テスト前の2週間は、1日60〜90分を目安に増やしてください。

Q. 親が英語が苦手でも教えられますか?
A.親が英語に自信がなくても、中学生への英語サポートは十分できます。
親が英語を教えることよりも、毎日の学習習慣をつくること・子どもが安心して勉強できる環境を整えること・子どものつまずき箇所を一緒に確認することの方が、成績アップに大きく影響します。
親が分からない問題は「一緒に調べよう」という姿勢が、子どもの学習意欲を育てます。
【学習塾経験者からのアドバイス】
親御さんが英語を教えられないことは、実は子供の理解を深めるチャンスになります。
習った内容を誰かに説明することで、自分の中の知識が整理されて記憶に定着するからです。
塾の面談で「教えずに質問役に徹してください」と伝えたご家庭では、子供が自分で調べて親に説明するようになり、成績が大きく伸びたケースも有りました。
親が答えを教えるよりも、子供に説明を任せるほうが、学習効果は確実に高まります。

Q. 英語が苦手な子におすすめの教材・アプリは?
A. 英語が苦手な中学生には、以下の通信教育やデジタル教材が非常に効果的です。
英語が苦手な段階では、自習用の問題集よりも「プロの解説」や「自動添削機能」がある教材を選ぶのが成功の近道です。
| 教材名 | 特徴・おすすめの理由 |
| すらら | 無学年方式で、中1の最初や小学校英語まで遡って学習できる。AIが苦手な原因を特定してくれるため、英語が壊滅的な子に最適。 |
| 進研ゼミ中学講座 | 教科書準拠で、学校の定期テスト対策に強い。プロ講師のオンラインライブ授業もあり、つまずきやすい文法も動画で理解できる。 |
| スマイルゼミ | 専用タブレットで「聞く・話す・読む・書く」がバランスよく学べる。音声機能が充実しており、英単語の正しい発音が自然に身につく。 |
英語の苦手意識が強い場合は、一人で問題集を解かせるのではなく、こうした「視覚と音」で学べるデジタル教材を活用し、基礎から少しずつ成功体験を積ませることが最も重要です。

Q. 中1のつまずきから立て直すにはどのくらいかかりますか?
A.中1英語の基礎から丁寧に取り組めば、2〜3か月で定期テストの点数に変化が出始めます。
毎日30〜50分の学習を継続した場合の目安は以下のとおりです。
- 1か月目:英単語と基本例文が定着し始める
- 2か月目:be動詞・一般動詞の理解が固まる
- 3か月目:定期テストの点数に変化が出始める
ただし、中1のつまずき期間が長いほど回復に時間がかかります。
気づいた段階で早めに取り組むことが重要です。
家庭学習だけで難しい場合は、塾や家庭教師を検討する家庭も少なくありません。
オンライン塾
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まとめ|中学生の英語は正しい教え方で大きく伸びる

この記事では、中学生への英語の教え方について解説しました。重要なポイントを以下にまとめます。
- 英語が苦手な原因は、英単語不足・文法理解不足・勉強順番ミスの3つが多い
- 教える順番は「英単語→文法→音読」を守ることが最も重要
- 中1英語のbe動詞・一般動詞・語順の理解が、すべての土台になる
- 7つのコツの中でも特に重要なのは「順番を守る」「具体的に褒める」「責めない」の3つ
- 壊滅的な状態でも、中1の基礎に戻ることで必ず改善できる
- NG勉強法(書くだけの暗記・詰め込み学習)はすぐにやめる
- 親は英語の専門家でなくていい。学習環境を整えて伴走することが最大の役割
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】

【執筆・監修】塾オンラインドットコム編集部
塾オンラインドットコム編集部は、学習塾業界で27年以上の指導経験を持つ専門家が中心となって運営しています。これまでに800以上の教室を調査・分析し、オンライン塾の運営経験も持つ実務家チームです。記事は、公式サイト・最新パンフレット・担当者取材などの一次情報を確認のうえ執筆し、必要に応じて内容を更新しています。小学生・中学生とその保護者が安心して判断できるよう、不安をあおらず、事実を整理する編集方針を大切にしています。(※情報確認基準:2026年2月時点)
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