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都立入試の英語で、長文に時間がかかり、最後まで解き切れないと焦っていませんか。
時間配分や解く順番を変えても改善しない場合、原因は単語・熟語、英文法、読む速度、設問処理のどこかにあります。
多くの受験生が長文問題だけを繰り返しますが、基礎不足を残したままでは読解速度も正答率も安定しません。
この記事では、過去問を使った失点原因の見分け方、単語・熟語から立て直す学習順序、大問別の対策と時間配分を解説します。
まず、自分がどこで止まっているのかを確認しましょう。
記事のポイント
- 過去問は点数より時間が止まった原因の診断に使う
- 単語と文法を固めてから長文に進むのが最短ルート
- 50分を無駄なく使い切る大問別の配分目安がわかる
- 原因に合わせた勉強法で長文の時間切れを解消できる
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都立入試英語の対策は「失点原因の診断」から始める

過去問を解いても最後まで終わらず、焦りだけが募っていませんか。
時間配分を変える前に、何が原因で手が止まっているのかを確認しましょう。
- 最初の過去問は点数より途中経過の診断で解く
- 時間不足の原因を語彙や文法など4つに切り分ける
- 診断結果に合わせて単語や文法へ戻って学習する
最初の過去問は合格点ではなく診断のために解く
秋の時点で基礎が終わっていなくても、一度時間を計って過去問を解いてみることをおすすめします。
このときに見るのは、点数だけではありません。
どの大問で、どの処理につまずいたかが重要です。
指導現場では、過去問の得点だけを見て一喜一憂し、どこで時間を失ったかを振り返らないまま、次の演習へ進んでしまう生徒が見られました。
結果だけでなく途中経過を確認すると、次に何をやり直すべきかが見えてきます。
過去問を解いたら、大問ごとにかかった時間と、手が止まった箇所をメモに残してください。

在の学力や基礎の定着度に応じた都立高校入試の過去問を解き始めるタイミングや適正な開始時期については、こちらの解説も合わせて確認してみてください。
語彙・文法・読解・設問処理の原因を見極める
長文に時間がかかる原因は、時間配分だけとは限りません。
読んでいる途中で単語や熟語の意味が分からず、何度も立ち止まっている場合もあります。
時間配分を変える前に、次の症状に当てはまるものがないか確認してみましょう。
□ 単語の意味がパッと浮かばない
→ 単語・熟語の暗記へ戻る
□ 主語と動詞の関係や文のつながりを見失う
→ 英文法を復習する
□ 単語も文法も分かるが、読むのが遅い
→ 長文演習で読む量を増やす
□ 選択肢の絞り込みで本文と何度も往復する
→ 設問処理を練習する
時間配分を変えても改善しない場合は、時間の使い方ではなく、別の処理段階につまずいている可能性があります。

失点原因から次に取り組む勉強を決める
原因が分かったら、どこまで学習を戻すかを判断します。
長文が苦手だからといって、長文問題だけを繰り返すのは避けたい勉強法です。
判断の目安を整理します。
| 状況 | 戻るべき学習 |
|---|---|
| 知らない単語・熟語が多い | 単語・熟語の暗記からやり直す |
| 一文の構造が理解できない | 英文法の復習からやり直す |
| 単語も文法も分かるが読むのが遅い | 長文演習で読む量を増やす |
| 語彙・文法・速度に問題はないが選択肢で迷う | 設問処理の練習に絞る |
基礎が不足している場合は、単語・熟語、英文法、長文読解、リスニングの順に戻るのが、指導現場での基本的な考え方です。
特に最初の段階では、単語と熟語の暗記を優先します。
長文の量を増やす前に、自分がどの段階で止まっているのかを確認してください。
都立入試英語の出題傾向と時間配分

出題構成と時間の使い方を把握しておくと、大問別の対策を立てやすくなります。
なお、ここで扱うのは都立高校の共通問題です。
日比谷高校や西高校などの自校作成問題校とは、出題形式が異なります。
- 共通問題の構成や傾向を事前に把握しておく
- 平均点だけでなく得点分布や正答率も確認する
- 筆記約40分で解く配分を作り基礎固め後に調整する
大問構成と出題傾向
近年の共通問題は、大問1から大問4までの構成です。
年度分析では、総小問数が23問程度、問題全体の英単語数が約1,650語前後とされる年度もあります。
ただし、設問数や英文量は年度によって変わるため、固定された公式基準ではありません。
構成を整理すると、次のようになります。
| 大問 | 内容 | 求められる力 |
|---|---|---|
| 大問1 | リスニング | 音声を聞き取る力、要点を整理する力 |
| 大問2 | 資料読解・Eメール・英作文 | 情報を対応させる力、英文を書く力 |
| 大問3 | 対話文読解 | 人物の発言や考えの変化を追う力 |
| 大問4 | 物語文・説明文の長文読解 | 長い英文を正確に読み進める力 |
大問4は英文量が多く、時間不足が起こりやすい大問です。
すべての大問に同じ時間を使うのではなく、自分が時間を失いやすいところを過去問で確認しておきましょう。
過去の平均点と英語の難易度
| 入試年度 | 英語平均点 | (参考)5教科合計平均 |
|---|---|---|
| 令和8年度(2026年) | 61.2点 | 323.1点 |
| 令和7年度(2025年) | 63.7点 | 318.2点 |
| 令和6年度(2024年) | 66.9点 | 326.8点 |
| 令和5年度(2023年) | 62.8点 | 316.2点 |
| 令和4年度(2022年) | 61.1点 | 299.5点 |
東京都教育委員会の調査によると、英語の平均点は令和7年度が63.7点、令和8年度が61.2点でした。
年度によって問題の難易度や平均点は変わります。
また、平均点だけでは、どの得点帯に受験生が多いかまでは分かりません。
自分の目標点との差を判断する際は、東京都教育委員会が公表している得点分布や、大問別・小問別の正答率も合わせて確認しましょう。
正答率を確認すると、自分が落としてはいけない基本問題と、正答率の低い問題を分けて考えやすくなります。
▶令和8年東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査
大問ごとの時間配分の目安
都立入試英語の試験時間は50分で、最初にリスニングが行われます。
リスニングには10分程度かかることが多いため、その後の筆記問題を約40分で処理する想定で練習しておくとよいでしょう。
以下は、過去問演習で自分の配分を作るための参考目安です。
| 大問 | 出題内容 | 目安時間 | 注意すべきポイント |
|---|---|---|---|
| 大問2 | 資料読解・英作文 | 約10〜12分 | 英作文の時間を残し、資料は必要な情報を中心に読む |
| 大問3 | 対話文読解 | 約12〜15分 | 人物ごとの発言や考えを追いながら読む |
| 大問4 | 長文読解 | 約15分 | 段落と設問の対応を確認しながら進める |
| 見直し | マークシート・英作文の確認 | 約2分 | 大文字・小文字やピリオド、マークのずれを確認する |
読解速度は、1分間に100語前後が一つの参考として示されることがあります。
ただし、読んだ英文の内容を理解できなければ、数字だけを達成しても得点にはつながりません。
※時間配分と読解速度は、東京都教育委員会が定めた公式基準ではありません。過去問演習で自分の配分を作るための参考目安です。
時間配分は、単語や文法などの基礎を確認したあとに調整します。
基礎が不足したまま時間配分だけを練習しても、長文の途中で止まる原因は解消しません。
問題1対策|リスニングで確実に得点する

リスニングでは、放送が始まる前の準備と、聞き逃したあとの切り替えが重要です。
- 放送前の時間に選択肢を読んで内容を予測する
- 1問聞き逃しても焦らず次の音声へ切り替える
- 音声とスクリプトで聞けない原因を切り分ける
放送前に選択肢を確認する
放送が始まる直前や指示文が流れている時間を使い、選択肢を先に確認します。
先に選択肢を読んでおくと、人物、場所、時間、行動など、何を聞き取ればよいかを予測しやすくなります。
何も確認せずに放送を待つと、音声を聞きながら選択肢も読むことになり、処理の負担が大きくなります。
普段の演習でも、音声が流れる前に選択肢へ目を通す習慣をつけておきましょう。

一度聞き逃しても最後まで聞き切る
一つの設問を聞き逃しても、そこで気持ちを引きずらないことが大切です。
記述式の設問で一部を聞き逃した場合も、その設問だけに意識を残さず、次の音声へ切り替えます。
聞き取れた情報はメモに残し、放送後に答えをまとめてください。
聞き逃した直後に焦ると、その後の設問にも影響します。
一問にこだわりすぎず、次の音声へ意識を戻す練習を、過去問や模擬問題で行っておきましょう。

解き直しでは聞けない原因を確認する
過去問の復習では、聞き取れなかった原因を音声と英文(放送文)の両方で確認します。
音そのものが聞き取れなかったのか、英文を読んでも意味が分からなかったのかでは、必要な対策が異なります。
- 音は聞こえるが意味が分からない→ 単語・熟語の知識を確認する
- 英文は読めるが音声では聞き取れない→ 発音や音のつながり、英語のリズムに慣れる
- 英文を読んでも意味が分からない→ 語彙と英文法まで戻る
「なんとなく聞き取れなかった」で終わらせず、どの段階で理解できなかったかを分けてください。
そのうえで、英文(原稿)を見ながら音声を聞き、音読して復習します。
配点や具体的な対策手順については、都立高校入試の英語スピーキングテスト(ESAT-J)の内容と対策をまとめた記事も参考にしてください。
問題2対策|図表・会話・英作文で失点しない

大問2は情報量が多く見えますが、設問に必要な情報を選んで読むことで、時間を使いすぎるのを防げます。
- 資料問題は設問の条件を先に確認して探す
- 会話文は時制を整理して全体の流れを意識する
- 条件英作文は自信のある簡単な英文で構成する
図表は必要な情報を対応させる
広告やスケジュール表などの資料問題では、最初から全文を細かく読み込む必要はありません。
設問が求めている条件を確認し、日時、料金、場所、制限事項など、必要な情報を資料の中から探します。
資料全体を丁寧に読んでから設問へ進むと、必要のない情報にも時間を使ってしまいます。
設問を確認してから資料に目を移す順番を、過去問演習で試してみましょう。

会話文は流れを意識して読む
Eメールや会話文では、一文ずつ日本語に直すことより、全体の流れを追うことを優先します。
誰が送ったメールなのか、過去の出来事と今後の予定がどうつながっているのかを整理しながら読みます。
時制を取り違えると、内容一致問題で誤答につながりやすくなります。
「すでに起きたこと」「今の状況」「これからすること」を分けて読むと、話の流れを整理しやすくなります。

英作文は簡単な英文で確実に伝える
条件英作文は12点分あり、大問2の中でも配点の大きい設問です。
東京都教育委員会は、年度ごとに参考資料として英作文の「採点のポイント」を公表しています。
条件英作文では、問題文で指定された文数を守り、質問への答えと理由を含め、前後につながる内容にすることが大切です。
解答後は、次の3点を確認してください。
| 確認項目 | 見直す内容 |
|---|---|
| 文数 | 指定された三つの英文になっているか |
| 内容 | 質問への答えと理由が含まれているか |
| 表記 | 大文字・綴り・時制・ピリオドに誤りがないか |
難しい表現に挑戦して文法や綴りを間違えるより、自信を持って正しく書ける単語と文法で、内容を伝える方が安全です。
普段の練習でも、質問に答える文、理由を説明する文、内容を補う文というように、三つの英文でまとまりを作る練習を重ねましょう。
▶【東京都教育委員会】令和8年度学力検査問題・正答表・採点のポイント
問題3対策|対話文読解で時間を使いすぎない

対話文では、人物の発言や考えの変化を追えるかどうかが、設問を解くときの手掛かりになります。
- 登場人物の発言や考えの変化を整理して読む
- 本文中の該当する一文に印を付けて根拠にする
- 消去法を活用して設問で迷う時間を減らす
人物の考えの変化を整理する
対話文には、問題提起、気づき、意見の変化、結論という流れが含まれることがあります。
誰が最初にどう考え、対話を通じて何に気づいたのかを意識しながら読みます。
登場人物が複数いる場合は、人物ごとの意見を短くメモしてもよいでしょう。
漠然と最後まで読んでから設問へ戻ると、誰の発言だったか分からなくなり、本文を探し直す時間が増えてしまいます。

根拠となる英文を探して解く
内容一致や適文挿入の設問では、感覚で選ばず、本文中の根拠を確認します。
選択肢では、本文の内容が別の表現に言い換えられていることがあります。
同じ単語が使われているかではなく、伝えている内容が一致しているかを確認してください。
解答の根拠となった一文に印をつけておくと、復習時にも判断の過程を振り返れます。

設問で迷う時間を減らす
選択肢の細かい表現に迷い、時間を使いすぎる生徒も見られます。
迷ったときは、次の点を確認してください。
- □ 本文に書かれていない情報が加えられていないか
- □ 本文よりも強く言い切る内容になっていないか
- □ 本文の内容が別の表現に言い換えられていないか
ただし、「必ず」「絶対に」という言葉があるだけで、すべて誤りになるわけではありません。
本文の内容と一致しているかを基準に判断します。
30秒ほど考えても根拠を絞れない場合は、問題に印を付けて一度離れ、残りの設問へ進む方法もあります。
※30秒は公式の基準ではありません。過去問演習で考え込みすぎるのを防ぐための参考目安です。
問題4対策|長文読解で最後まで解き切る

大問4は英文量が多く、時間不足が起こりやすい大問です。
途中で止まる回数を減らせるかどうかが、最後まで解き切るためのポイントになります。
- 単語と熟語を先に固めて読む途中の停止を減らす
- 複雑な一文を正しく読むため英文法を復習する
- 段落ごとに対応する設問をその都度処理する
単語・熟語を固めて読む停止回数を減らす
長文が苦手な生徒ほど、長文問題だけを繰り返して演習量を増やそうとする傾向があります。
単語や熟語が不足したまま長文を解き続けると、読むたびに意味を調べることになり、読解速度は上がりにくくなります。
指導現場でも、長文演習ばかりを繰り返して伸び悩む生徒が見られました。
そのような場合は、長文から一度離れ、単語・熟語や英文法を固め直します。
単語の意味がすぐに浮かばなければ、速読を意識しても、文章の途中で何度も止まってしまいます。
過去問で意味が分からなかった単語・熟語や、教科書、高校入試向け単語帳に載っている基本語から確認してください。

英文法を復習して一文を正確に読む
主語と動詞の関係や、単語同士の修飾関係をつかめないと、一文の意味が曖昧になります。
一文の構造でつまずく場合は、長文の量を増やす前に、理解できなかった文で使われている文法を復習してください。
関係代名詞、分詞、後置修飾などが含まれる文は長くなりやすいため、どの語がどの語を説明しているのかを確認します。
返り読みを無理に禁止する必要はありません。最初は正確に構造を確認し、慣れてきたら英語の語順に沿って意味を取る練習へ進みましょう。

本文と設問を往復しすぎない
全文を読み終えてからすべての設問を解こうとすると、内容の記憶が曖昧になり、該当箇所を本文から探し直す時間が増える場合があります。
本文と設問の往復が多い人は、次の読み方を試してみてください。
- 一つの段落を読んだら、対応する設問がないか確認する
- 設問の根拠になりそうな英文へ印をつける
- 答えが見つからない問題に時間を使いすぎない
過去問では、段落を読み終えた時点で対応する設問を確認する方法も試し、自分に合うか確かめましょう。
問題冊子の設問配置によっては、先に設問を確認した方が解きやすい場合もあります。
読み方を一つに固定せず、過去問で時間と正答率を比べることが大切です。
都立入試英語で点数が伸びない人の共通点

勉強を続けているのに点数が伸びない場合は、学習内容が今の弱点と合っているかを確認してください。
- 語彙や文法の土台がないまま長文だけを重ねる
- 英文を理解できる語彙がないまま速読を練習する
- 基礎を無視して解く順番やテクニックに頼る
長文問題だけを繰り返している
長文が苦手だからという理由で、長文問題集だけを解き続けている状態です。
演習量を増やせば読めるようになると考えがちですが、語彙や文法が不足していると、量をこなしても頭打ちになりやすくなります。
指導現場では、長文で時間が足りなくなる生徒に対し、単語・熟語、英文法、長文読解、リスニングの順に戻って指導していました。
長文の量を増やす前に、読むための前提となる語彙や文法が足りているかを確認しましょう。

単語や熟語を覚えないまま速読を練習している
単語や熟語を覚えないまま、視線を速く動かす練習だけを行っている状態です。
語彙力が不足したまま速く読もうとすると、分からない部分を想像で補うことになり、選択肢の判断も不安定になります。
読む速さは、英文の意味を理解できることが前提です。
過去問で何度も意味を確認した単語がある場合は、速く読む練習より先に、その単語を覚え直してください。

時間配分や裏ワザだけで解決しようとしている
解く順番を変える、難しい問題を飛ばすといった工夫だけで、時間不足を解決しようとするケースです。
時間配分や解答テクニックは、本番で自分の力を発揮するための調整手段です。
単語の意味や英文の構造が分からない状態では、解く順番を変えても、正答を選べるようになるわけではありません。
基礎学習と試験中のテクニックは、それぞれ役割が異なります。
まず基礎を固め、その後に過去問で時間の使い方を調整しましょう。
受検全体の学習計画については、都立高校入試全体の教科別勉強法や内申点対策の総合ガイドで全体の流れを確認しておきましょう。
保護者ができる都立入試英語のサポート

家庭でのサポートでは、点数だけでなく、どこで手が止まったかに目を向けることが大切です。
- 点数で叱らず長文のどこで止まったかを聞く
- わからない単語に印をつけ親子で原因を整理する
点数より長文で止まった理由を聞く
過去問の点数だけを見て叱るのではなく、長文のどこで手が止まったのかを聞いてみてください。
子どもは「難しくて解けなかった」と一括りに話しがちですが、その中身は語彙、文法、読む速度、設問処理に分けられます。
「何点だったか」だけでなく、「どの文で止まったか」「何が分からなかったか」を一緒に確認すると、次に取り組む勉強を決めやすくなります。

単語・文法・読解のどこで止まったか確認する
家庭でもできる簡単な確認方法があります。
長文の中で意味が分からなかった単語に印をつけ、その数と内容を一緒に確認してください。
- 印が多い→ 単語・熟語の暗記が不足している可能性がある
- 印は少ないが一文の意味を説明できない→ 英文法や文構造の理解に課題がある可能性がある
- 単語も文法も分かるが時間がかかる→ 読む速度や設問処理を練習する段階
保護者が英文を詳しく解説できなくても、どの段階で止まったかを一緒に整理することはできます。
過去問を解いたあとは、点数だけで終わらせず、止まった箇所を確認する時間を設けましょう。
お子様の状況に合った都立高校受験に強いオンライン塾や個別指導塾の選び方を参考に、適切な学習環境を整えてみてください。
【Q&A】都立入試英語の対策に関するよくある質問

都立入試英語の対策で受験生や保護者から寄せられるよくある疑問をまとめました。
英検の扱いや直前期の学習、過去問の活用法など、不安や悩みの解消にお役立てください。
Q.都立高校を第一志望とする場合、英検は一般入試で有利になりますか
都立高校の一般入試では、英検の級を一律に調査書点へ加算する制度はありません。
学校や選抜方式によって扱いが異なる可能性があるため、志望校の募集要項や東京都教育委員会が公表する最新年度の案内を確認してください。
英検の学習を通じて身につけた語彙力や文法力は、共通問題の読解にも役立ちます。
英検の面接練習で培う、質問を聞いて英語で答える経験は、スピーキングへの抵抗を減らす点で役立ちます。
英検とESAT-Jでは出題形式が異なるため、ESAT-J専用の練習も必要です。
ESAT-Jの評価は、都立高校入試の総合得点に換算して加えられます。
受験年度の実施方法と得点の扱いは、東京都教育委員会の最新案内で確認してください。

Q.直前期から単語・熟語に戻っても間に合いますか
語彙の定着には時間がかかりますが、直前期であっても、必要な基礎に戻る意味はあります。
長文をやみくもに解き続けるより、過去問で意味が分からなかった単語・熟語や、教科書、高校入試向け単語帳の基本語を覚え直した方が、読む途中で止まる回数を減らせる可能性があります。
残された期間が短い場合は、新しい単語帳へ広く手を出すのではなく、すでに使っている教材と過去問で間違えた語句を優先してください。

Q.過去問は何年分解けばよいですか
年数だけを決めるより、1年分ごとに「どこで時間を失ったか」を確認する使い方を優先します。
同じ原因で失点や時間切れが繰り返される場合は、次の年度へ進む前に、該当分野の基礎を復習してください。
過去問の年数を増やしても、分からない単語や文法を放置したままでは、同じところで止まりやすくなります。
解いた年数だけでなく、失点原因を修正できたかまで確認することが大切です。

Q.時間配分は全員同じでよいですか
全員が同じ時間配分を目指す必要はありません。
読解速度や得意な大問によって、時間をかける場所は変わります。
提示した時間配分は、過去問演習を始めるための参考目安です。
実際に解いた時間と正答率を記録し、得意な大問では少し時間を短くする、英作文や長文に時間を残すなど、自分に合う形へ調整してください。
難しい設問を後回しにする場合も、どの問題を飛ばすかを本番で初めて決めるのではなく、過去問演習の中で試しておきましょう。
まとめ:【2027年版】都立入試英語の対策|時間配分と長文で失点しない勉強法

都立入試英語対策の重要ポイント
- 時間不足の原因は、時間配分だけでなく、語彙・文法・読解速度・設問処理のどこかにある
- 長文が苦手でも、長文問題だけを繰り返すのは避ける
- 基礎が不足している場合は、単語・熟語、英文法、長文読解、リスニングの順に戻る
- 時間配分や解答テクニックは、基礎を固めたあとに過去問で調整する
迷ったら失点原因から勉強を決めよう
過去問で時間が足りなかったとき、最初に時間配分を見直したくなるのは自然なことです。
ただし、時間配分を変えても改善しない場合は、語彙や文法の不足によって、長文の途中で何度も止まっている可能性があります。
過去問を合否判定だけに使わず、どこで時間を失ったかを見つける診断材料として活用してください。
基礎固めと知識定着を加速させる次のステップ
都立高校入試では理科だけでなく、英語・数学・国語・社会も教科ごとに出題傾向や対策が異なります。
5教科全体の得点力を高めたい方は、各教科の対策記事もあわせて確認してみてください。
執筆者プロフィール

※この記事は、英語・国語・社会の指導経験が豊富な桐生智花が執筆しています。学習塾で小学生・中学生の定期テスト対策や高校受験指導に携わった経験をもとに、現場で培った知見を記事に反映しています。
桐生智花は、学習塾で小学生・中学生に英語・国語・社会を指導してきました。定期テスト対策や高校受験指導の経験をもとに、暗記だけに頼らない「理解して伸ばす」学習法をわかりやすく解説しています。
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