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都立高校推薦の小論文・作文は、志望校によって検査時間や字数、出題形式が異なります。
過去問を見つけても、「どこを確認すればいいのか」「どう練習し、どう直せばいいのか」で迷う受験生は少なくありません。
この記事では、志望校の公式情報の確認から、過去問の分析、答案作成、添削、書き直しまで、対策の進め方を順番に解説します。
都内の個別指導塾で教室長として都立推薦の作文・小論文対策に携わり、実際の答案を確認してきた経験も交えながら説明します。
記事のポイント
- 志望校ごとの出題形式と確認ポイントがわかる
- 過去問を使った練習の順番がわかる
- よくある答案の失敗と直し方がわかる
- 模範解答に頼らない見直し方がわかる
都立高校推薦の小論文・作文対策は志望校確認から始める

都立推薦の小論文・作文対策は、一般的な書き方を覚える前に「自分の志望校では何が課されるのか」を調べるところから始めます。
対策の流れは、次の6段階です。
- 志望校の条件を確認する
- 過去問を入手して設問を分析する
- 構成メモを作る
- 答案を書く
- 添削・自己点検をする
- 同じ問題を書き直し、別年度を本番条件で解く
教室長として指導していたときも、作文の参考書を先に進めるのではなく、志望校の過去の出題内容、時間、字数、形式を確認してから練習に入っていました。
小論文・作文だけでなく、調査書や面接を含めて都立推薦で何が評価されるのか確認したい方は、都立推薦に受かる子の特徴|内申・面接・作文はどう見られる?で詳しく解説しています。
東京都教育委員会と志望校公式サイトを確認する
確認する情報源は、「東京都教育委員会」と「志望校の公式サイト」の2つです。
東京都教育委員会は、推薦選抜で実施された小論文・作文について、学校別のテーマや検査時間、字数などを年度ごとに公開しています。令和8年度分も2026年7月29日に公表済みです。東京都教育委員会
学校公式サイトでは、実際の問題用紙や解答用紙、評価の観点まで公開している場合があります。
例えば、国際高校は令和6〜8年度の推薦入試小論文について、問題と解答用紙を公開しています。
駒場高校や立川高校も令和8年度の推薦検査問題を公開しています。
東京都立国際高等学校
東京都立駒場高等学校
東京都立立川高等学校
東京都教育委員会の一覧で全体像を確認し、そのあと志望校公式サイトで実問題まで探す。
この順番で調べると、テーマ名だけでは分からない設問条件まで把握できます。
時間・字数・出題形式を確認する
検査時間や字数、小問の数は学校によって異なります。
例えば深川高校の令和8年度推薦作文は50分・600字です。学校公式サイトでは、令和6〜8年度のテーマも公開されています。都立深川高校
竹早高校の入学者選抜概要では、小論文は50分で、複数の文章・表・グラフなどを読み取って論述する形式とされています。
過去の資料では、合計600字程度を目安とする構成も示されています。都立竹早高校「入学者選抜概要」
同じ「都立推薦の小論文・作文」でも、600字を1問で書く場合と、資料を読みながら複数の設問に答える場合では練習方法が変わります。
過去年度の形式を参考にしつつ、受検年度の条件は必ず最新の公式資料で確かめてください。
公開校では評価の観点も確認する
学校によっては、小論文・作文の「評価の観点」を公表しています。
桜町高校では、小論文について「与えられた資料を適切に読むことができる力」「問われていることを的確に把握できる力」「自分の意見を適切な日本語で表現できる力」を評価の観点として示しています。
昭和高校も、思考力・判断力、表現力を評価観点として示し、注意点として「問題の意図に正対しているか」を確認するよう案内しています。
これは東京都全校共通の採点基準ではありません。
志望校が評価の観点を公表していれば、その学校の公式情報を優先してください。
公開していない場合は、後述する「問い・具体性・論理・指定条件」の4項目を自己点検の軸として使います。
令和9年度の実施方法は学校ごとに確認する
令和9年度(2027年度)の東京都立高校入学者選抜実施要綱・同細目は、2026年9月17日に東京都教育委員会から公表されています。東京都教育委員会
推薦に基づく選抜の日程は次のとおりです。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| インターネット上の入力開始 | 2026年12月18日 |
| 入学願書受付 | 2027年1月8日〜18日 |
| 検査実施 | 2027年1月26日・27日 |
| 合格発表 | 2027年2月2日 |
日程だけでなく、受検する学校が小論文・作文のどちらを実施するのか、面接などとどのように組み合わせるのかも確認してください。
小論文・作文対策の前に、都立推薦を受けるための条件や出願までの流れを確認したい方は、都立高校の推薦をもらうには?推薦基準・条件と出願までの流れで詳しく解説しています。
都立高校推薦の過去問・テーマから出題タイプを分析する

過去問は「今年も同じテーマが出る」と予想するためではありません。
見るべきなのは、どんな資料を読ませ、何を考えさせ、どの条件で書かせる学校なのかです。
東京都教育委員会の過去テーマから傾向を見る
令和8年度の実際のテーマを見ると、学校ごとの差が分かります。
例えば深川高校では、本文中の「新しいルールが生成していく場面に、参加していく力」とは何かを考え、本文に即して自分の具体的な経験を含めて600字で述べる作文が出題されました。
この問題で注目したいのは、テーマ名そのものではありません。
「本文を読む」「言葉の意味を考える」「自分の経験を入れる」という複数の要求が、一つの設問に入っていることです。
東京都教育委員会の令和8年度一覧では、学校ごとに異なるテーマ・条件がまとめられています。
最新テーマを確認したら、「次も同じ内容が出る」と覚えるのではなく、「何をさせる問題なのか」を分析してください。
志望校公式の実問題から設問条件を読み取る
実問題を入手できたら、最初にテーマではなく「指示」を探します。
設問には、例えば次のような条件が含まれます。
- 本文の内容に即して書く
- 資料を踏まえて書く
- 具体的な経験を入れる
- 複数の観点について答える
- 高校生活でどう生かすかを書く
テーマについて立派なことを書いても、指定された条件を落としていれば、設問に対する答案としては不十分です。
過去問を開いたら、「何について書くか」だけでなく「何を必ず入れるのか」まで印を付けてください。
課題文・グラフ・自己表現型で対策を変える
以下の3分類は東京都教育委員会の公式分類ではなく、過去問を分析しやすくするために本記事で整理したものです。
| 出題タイプ | 最初に見る場所 | 答案で必要なこと | 練習方法 |
|---|---|---|---|
| 課題文型 | 筆者の主張、設問の指定語 | 課題文の理解+自分の考え・経験 | 筆者の意見と自分の意見を分けてメモする |
| グラフ・資料型 | タイトル、単位、数値の変化 | 客観的な読み取り+考察 | 事実と自分の解釈を分けて書く |
| 自己表現・テーマ型 | 言葉の意味、指定条件 | 自分の考え+具体的経験 | 抽象的なテーマを身近な経験へ落とす |
グラフ・資料型では、いきなり意見を書かないことが大切です。
「数値から事実として分かること」と「そこから自分が考えたこと」を分けます。
課題文型では、筆者の考えを自分の意見のように書かないよう注意してください。
小論文と作文の違いは必要な範囲だけ理解する
一般に作文は自分の経験や感じたことを中心に書き、小論文は根拠を示しながら自分の主張を論理的に組み立てます。
都立推薦では名称だけで判断しない方が安全です。
「作文」でも理由や論理的な説明を求める場合があります。「小論文」でも自分の経験を盛り込むよう指示される場合があります。
「これは作文だから感想を書けばよい」と考えるのではなく、実際の設問文から要求を読み取ってください。
過去問を使って小論文・作文の書き方を身につける

出題形式を把握したら、実際に書きます。
ここで大切なのは、原稿用紙にすぐ書き始めないことです。
最初に設問の条件と答える内容を整理する
教室長時代、生徒に確認させていたのが「問いの語尾」です。
例えば、
- 「説明しなさい」
- 「理由を述べなさい」
- 「あなたの考えを書きなさい」
- 「具体的な方法を提案しなさい」
では、求められる答えが違います。
「具体的な方法」を聞かれているのに、「大切だと思います」という感想だけを書いても答えになりません。
問いの語尾に線を引き、その横に「何を答える問題か」を一言でメモしてください。
「具体的な経験を含める」などの指定条件があれば、別に書き出しておきます。
主張・理由・具体例・結論を構成メモにする
次に、答案の骨組みを作ります。
最低限、次の4つをメモしてください。
| 構成要素 | 内容 |
|---|---|
| 主張 | 自分は何を答えるのか |
| 理由 | なぜそう考えるのか |
| 具体例 | 何を根拠にするのか |
| 結論 | 最後に何を伝えるのか |
実際の指導では、構成を決めずに書き始めた結果、途中で材料がなくなったり、最初と最後で主張が変わったりする答案を何度も見てきました。
長い下書きを作る必要はありません。
原稿用紙へ移る前に、4つの要素がつながっているかを見るだけでも、途中の迷いを減らせます。
具体例は出来事・行動・考え・学びまで書く
「部活動を頑張りました」だけでは、具体例としてはまだ浅い状態です。
教室では、身近な経験を次の4段階まで掘り下げていました。
「出来事 → 行動 → 考え → 学び」
例えば、
「文化祭の準備で意見が割れた」
↓
「自分が両方の案を紙にまとめた」
↓
「感情ではなく共通点を探した方がよいと考えた」
↓
「相手の意見を整理してから話し合う大切さを学んだ」
ここまで書けば、その生徒が何を考えて動いたのかが見えてきます。
目立った実績を探すより、自分が実際に判断して行動した場面を掘り起こしてください。
志望校の時間・字数に合わせて練習する
都立高校全体で共通の時間配分が決まっているわけではありません。
50分で1題を書く学校と、複数の設問や資料読解を含む学校では、必要な時間配分が違います。
まずは時間を気にせず1本書き、「設問を読む」「構成を考える」「本文を書く」「見直す」に何分かかるか測ってください。
その後、志望校の制限時間内に収めるよう調整します。
最初から「構成10分・本文35分・見直し5分」と固定するのではなく、実際の問題形式に合わせて決めることが重要です。
元教室長が実際の答案で見た3つの失敗と直し方

ここでは、都立推薦対策で実際に答案を見てきた中で、繰り返し確認した3つのつまずきを紹介します。
以下の文章例は、実際の生徒答案を転載したものではなく、現場で見た傾向をもとに本記事用に作成した解答例です。
問いに十分答えず感想だけで終わる
「地域づくりのための具体的な施策と、その理由を述べなさい」という設問があったとします。
悪い例
「地域で高齢者を支え合うことは大切だと思います。私も困っている人を見かけたら助けたいです。」
問題は、文章の上手・下手ではありません。
設問は「具体的な施策」と「理由」を求めていますが、この答案には施策がありません。
改善例(本記事作成の解答例)
「高齢者が孤立しにくい地域にするため、中学生と高齢者が定期的に交流できる場を設けることを提案します。顔を合わせる機会が増えれば、日頃から声をかけやすい関係を作れるからです。例えば地域センターで月1回、交流会や学習会を開く方法が考えられます。」
模範解答として覚える必要はありません。
「施策を聞かれたら施策を書く」「理由を聞かれたら理由を書く」という対応関係を見てください。
具体例が抽象的で本人の行動が見えない
次によく見たのが、「みんなで頑張った」で終わる答案です。
例えば、
「部活動でみんなで協力しました。話し合いを重ねて絆を深めました。」
これでは、本人が何を考え、何をしたのかが分かりません。
「練習方法について意見が割れたとき、私は〜を提案した」のように、自分の役割と具体的な行動まで書きます。
現場での指導では、経験の大きさを競うのではなく、「何が起きたか」「どう考えたか」「どう行動したか」「何を学んだか」を具体化することを重視していました。
構成なしで書き始め途中で内容が崩れる
3つ目は、書き始めたときの主張と、最後の結論が変わってしまう答案です。
例えば冒頭では「AIを積極的に活用すべきだ」と書いたのに、途中から問題点ばかり書き、最後に「AIに頼るべきではない」と結んでしまうケースです。
反対意見や課題を書くこと自体は問題ではありません。
最初の主張との関係を整理する必要があります。
構成メモに、
「主張 → 理由 → 課題 → 課題への対応 → 結論」
まで書いておけば、途中で別の方向へ進んでいないか確認できます。
都立推薦の模範解答・解答例を答案改善に使う方法

「公式の模範解答が見つからないので、何を正解にすればいいか分からない」という相談は、指導現場でもありました。
模範解答探しで止まるより、解答例から「設問への答え方」を学ぶ方が実践的です。
公式の模範解答がない場合の確認基準
東京都教育委員会の推薦テーマ一覧には、小論文・作文の模範解答は掲載されていません。
各校の公開内容は異なります。
例えば国際高校は、推薦小論文について問題と解答用紙を公開していますが、同じページ上で「模範解答」として掲載されているのは英語学力検査の方です。
「都立高校には公式模範解答が一切ない」と全校一律には考えず、志望校公式サイトを確認してください。
本記事で示している答案は、東京都や学校が公表した模範解答ではなく、本記事用の「解答例」です。
模範解答・解答例は論理の流れを確認する
解答例を読むときは、言い回しより骨組みを見ます。
見るポイントは次の4つです。
- 最初に何を主張しているか
- どんな理由を置いているか
- どの具体例で支えているか
- 最後の結論が最初の主張につながっているか
資料問題なら、「どの数値を使ったか」も見てください。
解答例の文章をそのまま覚えても、テーマが変われば使えません。
設問が変わっても使えるのは、文章ではなく「考えを組み立てる順番」です。
悪い例と改善例を比べて直すポイントを理解する
自分の答案と解答例を比べるときは、「こちらの方が文章が上手」と漠然と判断しないでください。
次の4項目で比べます。
- 問いに答えているか
- 自分の具体的な行動が書かれているか
- 最初の主張と最後の結論がつながっているか
- 字数や指定条件を満たしているか
前章の失敗例も、この4項目で確認できます。
模範解答に似せることより、自分の答案のどこが欠けているのかを特定するために解答例を使ってください。
特別な実績がなくても身近な経験から書ける
「生徒会役員でもなく、大会実績もないので書くことがありません」という相談もありました。
題材は、係活動、授業、学校行事、部活動、家庭での役割、日々の学習などから探せます。
指導では、華やかな経験かどうかではなく、
「何が起きたか → どう考えたか → どう行動したか → 何を学んだか」
まで具体化できる経験を探していました。
「特別な実績がなくても必ず高く評価される」という意味ではありません。
書く材料がないと思ったときに、身近な経験を答案へ変えるための方法です。
過去問は添削して終わらず書き直して完成度を上げる

過去問対策は、採点や添削を受けたところで終わりではありません。
教室では、指摘された点を同じ問題でもう一度書き直し、その後に別年度の問題へ進ませていました。
1回目は設問分析と構成を重視して書く
最初の1本から本番時間内に書くことだけを目標にすると、設問分析や構成が曖昧なままになることがあります。
初期段階では、まず、
「何を聞かれているか」
「何を必ず入れるか」
「どういう順番で書くか」
を丁寧に確認してください。
書き方の手順が固まってから、制限時間を意識した練習へ移ります。
添削では問い・具体性・論理を優先して見る
添削では、誤字脱字だけでなく内容面を見てもらってください。
特に確認したいのは、
- 問いに答えているか
- 自分の行動が具体的か
- 主張から結論まで論理がつながっているか
の3点です。
これは東京都全校共通の公式採点基準ではなく、私が実際の答案を確認するときに重視していた軸です。
志望校が公式の評価観点を公表している場合は、そちらを優先してください。
同じ問題を書き直して改善点を反映する
添削後に次の過去問へ進む前に、同じ問題をもう一度書いてください。
教室では、赤字を読んで終わりにはせず、「指摘された部分を自分の文章で直せるか」まで確認していました。
例えば「具体例が抽象的」と指摘されたら、同じ答案に本人の行動を追加して書き直します。
「問いからずれている」と言われたら、構成メモから作り直します。
過去問を何題解いたかより、「指摘された弱点を次の答案で直せたか」を見てください。
別年度を本番条件で解いて再現性を確認する
書き直しが終わったら、別年度の問題を本番と同じ条件で解きます。
ここで確認するのは、前の問題で直したことを、初めて見るテーマでも使えるかどうかです。
再び問いからずれたなら、設問分析へ戻ります。
書き切れなかったなら、構成や時間配分を見直します。
「書く→直す→別問題で試す」を繰り返すことで、自分の弱点が見えやすくなります。
都立高校推薦の小論文・作文対策チェックリスト

過去問を解く前と、答案を書いた後では見る場所が違います。
次のチェック項目を使い、何となく演習を繰り返す状態を避けてください。
過去問を解く前に確認する項目
過去問を開いたら、書き始める前にチェックします。
| 確認項目 | チェック | 確認内容・メモ |
|---|---|---|
| 年度 | □ | |
| 検査時間 | □ | |
| 字数 | □ | |
| 設問数 | □ | |
| 課題文・グラフ・資料の有無 | □ | |
| 設問の指定条件 | □ | |
| 解答用紙や下書き欄の有無 | □ |
東京都教育委員会の一覧だけでは実問題や解答用紙まで分からない場合があります。
志望校が公開していれば、学校公式サイトも合わせて見てください。
答案を書いた後に確認する4項目
書き終わった答案は、次の4項目で確認します。
- 問いの語尾・指定条件に答えているか
- 自分自身の行動や体験が具体的か
- 最初の主張と最後の結論が一貫しているか
- 字数・段落・原稿用紙の基本条件を満たしているか
1〜3は、教室長時代に実際の答案で見ていた「問いとのズレ」「具体性不足」「構成崩れ」をもとに整理したものです。
学校が評価観点を公表している場合は、この4項目だけでなく、公式の観点も加えてください。
直前期は新しい問題より弱点の修正を優先する
直前になると、「もっと違う問題も解かなければ」と不安になりやすくなります。
ただ、新しい問題へ次々進むより、これまで添削された答案を見返し、自分が何を繰り返し間違えたかを確認する方がよい場合があります。
例えば、
「具体例がいつも抽象的」
「結論が問いに対応しない」
「書き始めるまでに時間がかかる」
といった自分の癖を一つずつ確認します。
都立高校推薦の小論文・作文対策Q&A

最後に、本文を読んだ後に残りやすい疑問を整理します。
Q. 過去問は何年分取り組めばよいですか?
A. 「必ず○年分」と固定する必要はありません。
まず直近数年を見て、形式や字数が変わっていないかを確認してください。
そのうえで、添削と書き直しまで終えられる範囲を優先します。5年分を一度ずつ書くより、少ない年度でも「書く→直す→別問題で試す」まで進める方が、本記事の対策方法には合っています。
Q. 添削してくれる人がいない場合はどうしますか?
A. まず学校の先生など、答案を読んでもらえる人がいないか相談してください。
すぐに添削を受けられない場合は、本記事の4項目を使って自己点検します。
一度書いた直後ではなく、少し時間を空けて読み返すのも一つの方法です。
声に出して読むと、「理由が急に変わっている」「この一文がなくても意味が通る」といった箇所に気づくことがあります。
自分では気づきにくい弱点もあるため、可能であれば第三者にも見てもらってください。
Q. 入試直前は何を優先して見直せばよいですか?
A. 新しい知識を増やすより、書き直し済みの答案と自分の弱点を優先します。
特に前日〜数日前なら、
- 問いを読み違えやすくないか
- 具体例が抽象的になっていないか
- 結論が最初の主張とつながっているか
- 志望校の検査時間・字数を間違えていないか
を確認してください。
直前に初めて見るテーマがうまく書けず、不安だけが増えるなら、これまで直してきた答案へ戻る方が落ち着いて確認できます。
Q. 過去問と同じテーマが出るとは限りませんか?
A. はい。同じテーマが出るとは限りません。
過去問の目的はテーマの暗記ではなく、志望校の問題形式に慣れることです。
「設問条件を分解する→構成を作る→具体例を入れる→結論までつなぐ」という手順を身につけておけば、テーマが変わっても使えます。
過去問では「何が出たか」だけでなく、「どう答えさせる問題だったか」を見てください。
自分だけで答案の弱点を見つけにくい場合は、小論文・作文の添削を相談できる先生を探す方法もあります。
公式サイトで講師を検索して、
自分に合う先生を選べます!
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まとめ:都立高校推薦「小論文・作文」対策

都立推薦の小論文・作文対策で重要なポイント
都立高校推薦の小論文・作文対策は、一般的な書き方を覚えるところから始めるのではありません。
志望校の公式情報を調べ、検査時間・字数・形式を確認し、実際の過去問で設問条件を分析します。
答案を書いたら、
「問いとのズレ」
「具体性不足」
「構成崩れ」
を中心に見直します。
添削を受けた後は、そのまま次の過去問へ進まず、同じ問題を書き直してください。
迷ったら志望校の公式情報と過去問へ戻る
何から手を付ければよいか分からなくなったら、次の順番に戻ります。
「志望校公式情報 → 過去問 → 設問条件 → 構成メモ → 答案 → 添削・自己点検 → 書き直し」
志望校の直近の検査時間・字数・問題形式を調べてください。
次に過去問を1本選び、問いの語尾と指定条件に印を付けてから書きます。
書き終えたら4項目で見直し、直すべき点が見つかったら同じ問題をもう一度書く。
この一連の流れを、自分の志望校の過去問で繰り返していくことが、都立高校推薦の小論文・作文対策の基本です。
執筆者プロフィール

※この記事は、進路アドバイザー検定(大学新聞社・進路アドバイザー検定委員会)を2021年11月に取得した編集員、朝倉美緒が執筆しています。高校受験や学校選び、内申点対策に関する知識をもとに、進路選びに役立つ情報を記事に反映しています。
朝倉美緒は、高校受験や学校選び、内申点対策について、生徒や保護者の進路相談に役立つ情報をわかりやすく整理・解説しています。
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