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中学英語の発音問題は、「ルールとパターン」を知っていれば、初めて見る単語でも見分けられるようになります。
高校入試の英語では、母音の長さ・子音の違い・アクセントの位置などを問う発音問題がほぼ毎年出題されています。
難しそうに見える分野ですが、実は出題パターンはある程度決まっており、ポイントを押さえて練習すれば確実に得点できる問題でもあります。
この記事では、中学生でも理解できるように、英語の発音問題の見分け方をやさしく解説します。
高校入試でよく出る発音ルールや暗記パターンもまとめているので、英語が苦手な人でも効率よく対策できます。
読み終えるとわかること
中学英語:発音の重要性
中学英語:発音問題への取り組み方
発音問題の見分け方
発音記号について
中学英語:発音の練習法
Contents
中学英語|発音問題の見分け方【高校入試の頻出ルール】

「英語の発音問題が苦手…」と悩む中学生は多いのではないでしょうか。
このセクションでは、中学英語における発音の重要性や、多くの日本人が発音でつまずく原因を解説します。
発音をマスターすることで、英語のリスニング力やスピーキング力も向上し、英語学習が楽しくなるでしょう。
- 入試の頻出分野でありパターンを知れば確実に得点できる
- 正しい発音はリスニングやスピーキングの土台になる
中学英語:発音の重要性について
中学英語の発音は、英語学習の土台となる重要な要素です。
正しい発音が身についていないと、以下のような問題が発生します。
- リスニング力の低下
正しい発音が理解できていないと、聞き取ることが難しくなります。英語の音声は日本語とは異なる特徴を持っているため、特に中学生は聞き取りに苦労する傾向があります。
- スピーキング力の低下
正しい発音で話せないことは、相手に誤解を与えたり、コミュニケーションを妨げたりする可能性があります。自信を持って英語を話すためには、正しい発音が不可欠です。
- 発音矯正の難しさ
悪い発音習慣が身についてしまうと、後から矯正するのが難しくなります。特に中学生は発音習得の敏感な時期であるため、正しい発音を身につけることが重要です。
- 英語学習への苦手意識
発音に苦手意識があると、英語学習全体へのモチベーションが低下してしまう可能性があります。
正しい発音は、英語学習の効率を高め、将来の英語力にも大きく影響します。
中学英語の段階から正しい発音を意識して学習することが重要です。

【学習塾現場の経験】
発音を「後回し」にする生徒ほど、中3のリスニング得点率が停滞する傾向があります。
個別指導塾での現場経験上、発音記号と音をセットで覚えた生徒は、単語暗記のスピードが平均して2倍以上早くなるという傾向が見受けられました。
日本人の英語学習における発音の課題
日本人にとって、英語の発音は学習における大きな課題の一つです。
以下に、主な課題と克服のためのヒントをまとめました。
- 音声体系の違い
日本語と英語は、発音の基礎となる音声体系が大きく異なります。日本語は母音と子音の数が少なく、音節構造もシンプルです。一方、英語は母音と子音の種類が多く、音節構造も複雑です。
- リズムとストレス
日本語は、一つひとつの音をほぼ同じ長さで発音するリズムを持っています。これを「拍(モーラ)タイミング」と呼びます。一方、英語は強く読む部分と弱く読む部分がはっきりしていて、この強弱のリズムが意味や自然な発音に大きく影響します。
- 連結音
英語では、単語と単語が繋がって発音される連結音が頻繁に起こります。日本語には連結音がないため、日本人にとって聞き取りや発音が難しいポイントです。
- 発音記号の認識不足
英語の発音を正確に理解するためには、発音記号の知識が不可欠です。しかし、日本の英語教育では発音記号の指導が十分ではない場合が多く、多くの学生が正しい発音記号を知りません。
- 練習不足
正しい発音を身につけるには、繰り返し練習することが重要です。しかし、多くの学生は発音練習に十分な時間を割いていません。
【克服のためのヒント】
- 音声体系の違いを理解する
- リズムとストレスを意識する
- 連結音を練習する
- 発音記号を学ぶ
- 積極的に発音練習に取り組む
正しい発音は、英語学習の効率を高め、将来の英語力にも大きく影響します。
日本人の英語学習における発音の課題を理解し、克服するためのヒントを参考に、積極的に発音練習に取り組みましょう。
中学生の皆さん、そして英語学習者のみなさまの英語力向上が少しでも進むことを願っています。
日本人の多くが英語の発音を苦手に感じるのは、音の違いだけでなく英語学習の基礎理解が不足している場合もあります。
中学生が英語を苦手に感じる原因については、こちらの記事で詳しく解説しています。
日本語と英語の発音の違い

日本語と英語では、発音の仕組みが大きく異なります。
この違いを理解することが、英語の発音を上達させるための第一歩です。
このセクションでは、日本語と英語の音の違いを詳しく解説します。
日本語と英語の発音には、以下のような違いがあります。
- 音の数
・日本語は、5つの母音(あ・い・う・え・お)と、およそ15種類の子音で成り立っています。子音の数え方は学者や分析方法によって少し違いますが、英語に比べると種類が少ないのが特徴です。
・英語には約24種類の子音があります。
※母音の数は地域の違いで変わり、イギリス英語ではおよそ20種類、アメリカ英語では14〜16種類が使われています。
- 音の長さ
・日本語はすべての音節がほぼ同じ長さで発音されます。
・英語は音節によって長さが異なり、強勢のある音節が長く発音されます。
- リズム
・日本語は拍節言語で、音節の数が一定のリズムを生み出します。
・英語はストレス言語で、強勢のある音節とそうでない音節の組み合わせでリズムを生み出します。
- イントネーション
・日本語は文末で音調が上がり、疑問文や感動文ではさらに高く上がります。Yes/No疑問文は上昇が多い。陳述文は通常下降。『か』があると上昇は必須ではない
・英語は文全体で音調が変化し、情報や感情を表します。
- 発声
・日本語は息を吐きながら発音する「無声音」が多いです。
・英語は息を吐きながら声帯を振動させて発音する『有声音』が多いです。※英語は呼気(吐く息)で発話。『有声音』は声帯が振動する音。
- 口の形
・日本語は口をあまり開けずに発音する音が多いです。
・英語は口を大きく開いたり、唇を丸めたりして発音する音が多いです。
これらの違いが、中学生にとって英語の発音を難しくしている原因の一つです。
中学生の英語:発音問題の見分け方のコツ5つ

英語の発音問題を解くには、いくつかのコツがあります。
このセクションでは、母音の長短、子音の発音、アクセントの位置、リスニング、そして発音記号の理解という、5つの見分け方のコツを解説します。
5つのコツを掴むことで、発音問題の正答率を上げることができるでしょう。
- 母音の長さの違いを区別して聞き分ける
- 日本語にはない子音の正しい口の形を意識する
- 単語の中で強く発音するアクセントの位置を把握する
発音の見分け方のコツ①母音の長短
英語には、短く発音する「短母音」と、長く伸ばして発音する「長母音」があります。
発音問題では、スペルが似ていても音の長さが異なる単語を選ばせる問題が頻出です。
例)
・短母音:ship (船) 「i」、cat (猫):「kæt」、run (走る):「rʌn」
・長母音:sheep (羊) 「iː」、beat (打つ):「biːt」、food (食べ物):「fuːd」
短母音と長母音は、英語における母音の発音の長さの違いを指します。
注意点 :「note」などの「アルファベット読み」をする音は、学校のフォニックス学習では「長母音」と呼ぶことがありますが、発音記号上は 「oʊ / nəʊt 」となり、二重母音に分類されます。テストで「伸ばす音か、音が変化する音か」を問われた際は、この記事の後半にある「二重母音表」も参考にしてください。
音の長さ
・短母音:短く、一瞬で発音される母音です。日本語の「あ、い、う、え、お」に近い発音です。
・長母音:長く、伸ばして発音される母音です。日本語の「あー、イー、ウー、エー、オー」に近い発音です。
発音記号
・短母音:1つの母音字で表されます。
・長母音
母音字の後に二重母音(ai, ei, oi, ou, au)が続く場合。
母音字の後に黙字(e)が続く場合。
母音字が子音字に挟まれた場合。(ただし、例外もあります。)

【学習塾経験者からのアドバイス】
指導現場で、偏差値60付近で足踏みする生徒の共通点は、「ship」と「sheep」のような母音の長短の区別が曖昧なことでした。
これまでに指導した生徒を分析すると、「母音の微差」に気づけるかどうかが、入試の最初の5点を確実に拾えるかどうかの分かれ道です。
発音の見分け方のコツ②子音の発音
英語には、日本語にはない子音の発音があります。
英語の子音(しいん)は、母音以外の音であり、声を出す際に舌や唇を使って出す音を指します。
日本語の子音と比べて種類が多く、発音方法も複雑なのが特徴です。
発音問題では、これらの子音を正しく発音できているかどうかを問う問題が出題されます。
例)
th: /θ/ (「think」の th の音)
v: /v/ (「voice」の v の音)
z: /z/ (「zoo」の z の音)
これらの問題の見分け方として、以下の方法が有効です。
・正しい口の形と舌の位置を意識する
各子音を発音する際に、正しい口の形と舌の位置を意識することが重要です。鏡を見ながら発音したり、自分の口の形を写真や動画で確認したりするのも効果的です。
・類似する音と聞き比べる
例えば、/θ/ と /ð/ のような、発音が似ている子音同士を聞き比べることで、それぞれの音の違いをより明確に認識することができます。
英語の歌や音声を聞き流す
英語の歌や音声を聞き流すことで、自然と英語の子音の発音に慣れることができます。

発音の見分け方のコツ③単語のアクセント
英語には、アクセントと呼ばれる、単語の中で強く発音する音節があります。
発音問題では、単語のアクセントの位置を正しく認識できているかどうかを問う問題が出題されます。
例)
accent (アクセント):最初の音節にアクセントがある
banana (バナナ):2番目の音節にアクセントがある
necessary (必要な):1番目の音節にアクセントがある
これらの問題を克服するには、以下の方法が有効です。
アクセント記号を覚える
多くの英語の辞書には、単語のアクセント記号が記載されています。アクセント記号を覚えることで、単語のアクセントの位置をある程度推測することができます。
英語の歌や音声を聞き取る
英語の歌や音声を聞き取り、単語のアクセントの位置を意識的に聞き取るようにしましょう。
シャドーイングをする
英語の音声を聞きながら、影のように後を追って発音するシャドーイングという練習方法も効果的です。

発音の見分け方のコツ④リスニング練習
ネイティブスピーカーの発音を聞くことで、音の違いやアクセントを自然に身につけることができます。
・教材やリソースを利用する:英語のYouTube、映画などを利用して、ネイティブの発音に慣れましょう。
・リピート練習:聞いた音を繰り返し発音することで、耳と口が慣れてきます。

発音を理解すると、英語の音が聞き取りやすくなります。
リスニング対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
発音の見分け方のコツ⑤発音記号の理解
発音記号は、英語の発音を正確に理解し、正しく発音するための重要なツールです。
発音記号を理解することで、知らない単語の発音を辞書などで確認し、自分で正しく発音できるようになります。
発音記号を理解することは、英語の正確な発音を身につけるための基本です。
発音記号をしっかり覚え、辞書や発音練習アプリを活用して練習を続けることで、自然で正しい英語の発音ができるようになります。
これらの方法を組み合わせて練習することで、英語の発音問題をより簡単に見分けられるようになります。
中学生向け:発音問題の暗記用パターン表(完全版)

中学英語のテストや入試でよく出る「発音問題」を、パターンごとに整理しました。
この表を暗記するだけで、定期テストや入試の発音問題はほぼカバーできます。
| 発音パターン | 読み方 | 代表例 | よくある例外・注意点 |
|---|---|---|---|
| al, au, aw, -ough | 「オー」と伸ばす | walk, because, saw, brought | abroad(オー)、though(オウ) |
| o, oa, ow | 「オウ」 | old, only, boat, show | abroad(オー)、broad(オー) |
| ar | 「アー」と伸ばす | car, start | war(ウォー)、warm(ウォーム) |
| ir, ur, er, or, ear | 「アー」に近いこもった音(ɚ/ɜː) | bird, her, work, early | ear=「イア」hear, year, ear / heart=「アー」 |
| o, u, ou | 「アとオの間」 | some, cut, country | spoke=「オウ」、put=「ウ」、busy=「イ」、out=「アウ」 |
| a | 「アとエの間」 | apple, hat | what=「ワ」、father=「アー」 |
| ai | 「エイ」 | rain, train, main | said=「セッド」 |
| ea | 「イー」 | eat, teacher, clean | head=「エ」、great=「エイ」、heart=「アー」 |
| oo | 「ウー」 | food, school, too | book=「ウ」、blood=「ア」 |
| ow | 「アウ」 | now, down | show=「オウ」、snow=「オウ」 |
| ou | 「アウ」 | house, about | country=「ア」、soup=「ウー」、though=「オウ」 |
| ch | 「チ」 | chair, cheese | school=「ク」、chef=「シ」 |
| th | 「θ:舌を出す無声音(ス)」 | think, math | that=「ð:ザ」 |
| ph | 「フ」 | photo, phone | – |
| gh | 発音しない/「フ」 | night, high / enough, laugh | ghost=「ゴ」 |
| qu | 「クワ」 | queen, question | – |
まずは「頻出パターン」だけ覚え、例外はよく出る単語だけに絞りましょう。
1日5単語でも繰り返せば、入試までに無理なく暗記できます。
中学英語:発音問題への取り組み方

中学英語の発音問題は、英語学習の基礎固めとして非常に重要です。
正しい発音を身につけることで、リスニング力やスピーキング力向上はもちろん、英語学習全体の効率化にもつながります。
以下、中学英語の発音問題への具体的な対処法をご紹介します。
- まずは国際的な音声記号である発音記号を理解する
- お手本を真似して実際に声を出す練習を繰り返す
- 過去問を解いて実際の出題形式や傾向に慣れる
発音記号を学ぶ
まずは、英語の発音を正確に理解するために、発音記号を学びましょう。発音記号は、国際的に統一された音声記号であり、それぞれの記号が特定の音を表します。
【発音記号の学習方法】
- 発音記号表を見ながら、音声を聞き、口の形や舌の位置を確認する。
- 発音記号を使って、単語や文を発音してみる。
- 発音記号に関するアプリやウェブサイトを利用する。

発音記号を理解するには、単語の意味やスペルと一緒に覚えることが重要です。
英単語の効率的な覚え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
音声を聞き、発音を真似する
正しい発音を身につけるためには、実際に音声を聞き、口の形や舌の位置を真似ることが重要です。
【音声の聞き取り方】
- 英語の音声を繰り返し聴き、耳を慣らす。
- シャドーイングやリピーティングなどの練習方法を取り入れる。
- 英語の発音矯正の動画や音声を利用する。

発音練習を繰り返す
発音記号を学び、音声を聞き取ったら、実際に発音練習を積み重ねましょう。
【発音練習方法】
- 単語や文を声に出して読む。
- 発音矯正アプリやウェブサイトを利用する。
- 英語の発音矯正のレッスンを受ける。

英語の過去問を解く
過去問を解くことで、実際にどのような発音問題が出題されるのかを知ることができます。
【過去問の解き方】
- 問題文をよく読み、何を問われているのか理解する。
- 発音記号を見ながら、解答を選ぶ。
- わからない問題は、辞書や参考書で調べる。

発音問題だけでなく、高校入試では文法問題も多く出題されます。
高校入試でよく出る英文法は、こちらで一覧にまとめています。
積極的に英語を使う
実際に英語を使うことで、発音だけでなく、英語全体に対する自信がつきます。
【英語を使う方法】
- 英語で話せる友達を作る。
- オンライン英会話サービスを利用する。
- 英語で書かれた文章を読んだり、映画を見たりする。
中学英語の発音問題は、努力すれば必ず克服できます。
上記の取り組み方を参考に、日々の学習に取り組んでください。
中学英語の発音の基礎:母音

英語の発音は、母音の理解から始まります。
このセクションでは、母音の種類(短母音、長母音、二重母音)を解説し、それぞれの発音記号をまとめた表をご紹介します。
- 短母音と長母音、二重母音の3つの違いを理解する
- 日本語の「あいうえお」とのわずかな音の差に注意する
- 長母音は音をしっかりと伸ばして発音する
母音・短母音・長母音・二重母音とは
・母音
日本語でいう「あいうえお」にあたる音です。英語では、12~20個の母音があると言われています。
・短母音
1つの音節の中で短く発音される母音です。日本語の「あいうえお」に近い発音のものが多いです。
・長母音
1つの音節の中で長く発音される母音です。日本語にはない音なので、練習が必要です。
・二重母音
2つの母音が組み合わさって発音される音です。日本語にはない音なので、練習が必要です。

発音記号表:短母音
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い |
| ɪ | イとエの中間 | ship | イよりも口を横に開く |
| ɛ | エ | bed | エよりも口を横に開く |
| æ | アとエの中間 | cat | アとエの中間の口の形で発音 |
| ʌ | アとオの中間 | but | 口をあまり開けずに、短くアと発音 |
| ɒ | オ | hot | オよりも口を横に開く |
短母音の練習方法としては、単語を短く発音するのがポイントです。

発音記号表:長母音
発音記号表:長母音(Long vowels)
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い |
|---|---|---|---|
| iː | イー | sheep | イーよりも口を横に開く |
| uː | ウー | blue | ウーを強めに伸ばす |
| ɑː | アー | car | 日本語の「ア」より口を大きく開ける |
| ɔː | オー | law | 日本語の「オ」より唇を丸めて発音 |
| ɜː | アー(曖昧な伸びる音) | bird | 舌を中央に置き、こもった音 |
長母音の練習方法としては、単語を長く伸ばして発音するのがポイントです。

発音記号表:二重母音
発音記号表:二重母音(Diphthongs)
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い |
|---|---|---|---|
| eɪ | エイ | day | エからイに滑らかに移る |
| aɪ | アイ | time | アからイに滑らかに移る |
| oʊ | オウ | boat | オからウに滑らかに移る |
| aʊ | アウ | house | アからウに滑らかに移る |
| ɔɪ | オイ | toy | オからイに滑らかに移る |
二重母音の練習方法としては、「アイよりも口を横に開く」ことを意識しましょう。
中学英語発音の基礎:子音編

母音と並んで、子音の発音も英語学習の重要な要素です。
このセクションでは、子音の種類(無声音、有声音、鼻音、半母音)を解説し、それぞれの発音記号をまとめた表をご紹介します。
- 声帯を震わせる有声音と震わせない無声音を区別する
- 鼻から抜ける音や半母音など24種類の音がある
- 鏡で舌の位置を確認しながら正しい音を作る
子音・無声音・有声音・鼻音・半母音とは
・子音
母音以外の音です。英語では、24個の子音があると言われています。
・無声音
声帯を振動させずに発音される子音です。日本語にも多くの有声音がある。
・有声音
声帯を振動させて発音される子音です。日本語の「ん」や「ら行」は有声音です。
・鼻音
鼻腔から息を出しながら発音される子音です。日本語の「ん」や「ま行」、「な行」は鼻音です。
・半母音
母音に似た発音を持つ子音です。日本語の「や」、「ゆ」、「よ」は半母音です。

発音記号表:無声音
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い | 練習方法 |
| p | プ | pen | 無声音である | 息を強く出す |
| t | ト | ten | 無声音である | 息を強く出す |
| k | ク | cat | 無声音である | 息を強く出す |
| f | フ | fish | 無声音である | 息を強く出す |
| s | ス | sun | 無声音である | 息を強く出す |
| ʃ | シュ | ship | 無声音である | 息を強く出す |
| h | ハ | hat | 無声音である | 息を強く出す |

発音記号表:有声音
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い | 練習方法 |
| b | ブ | bed | 有声音である | 声帯を振動させる |
| d | ド | dog | 有声音である | 声帯を振動させる |
| g | グ | good | 有声音である | 声帯を振動させる |
| v | ヴ | van | 有声音である | 声帯を振動させる |
| z | ヅ | zoo | 有声音である | 声帯を振動させる |
| ʒ | ジュ | measure | 有声音である | 声帯を振動させる |

発音記号表:鼻音
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い | 練習方法 |
| m | ム | man | 鼻から息を出す | 鼻を閉じて発音 |
| n | ン | nest | 鼻から息を出す | 鼻を閉じて発音 |
| ŋ | ング | ring | 鼻から息を出す | 鼻を閉じて発音 |

発音記号表:半母音
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い | 練習方法 |
| w | ゥ | wet | 唇を丸めて発音 | 唇を丸めて発音 |
| j | ィ | yes | 舌を前に出して発音 | 舌を前に出して発音 |

発音記号表:その他
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い | 練習方法 |
| l | ル | leg | 舌先を上の歯茎に当てる | 舌先を上の歯茎に当てる |
| r | ル | red | 舌先を後ろに巻き上げる | 舌先を後ろに巻き上げる |
中学英語発音の基礎:二重母音

英語には、母音が二つ組み合わさった「二重母音」という発音があります。
このセクションでは、二重母音の発音記号をまとめた表をご紹介します。
二重母音は、2つの母音が組み合わさって発音される音です。
日本語にはない音なので、練習が必要です。
二重母音の発音のコツ
- 1つ目の母音から2つ目の母音へ、滑らかに口の形を変えていく。
- それぞれの母音をしっかり発音する。
- 単語を長く伸ばして発音する。
日本語の発音と比較しながら、英語の二重母音の発音記号を理解しましょう。
| 発音記号 | 日本語に近い発音 | 例 | 日本語との違い |
| aɪ | アイ | buy | アイよりも口を横に開く |
| aʊ | アウ | house | アウよりも口を横に開く |
| ɔɪ | オイ | toy | オイよりも口を横に開く |
| eɪ | エイ | say | エイよりも口を横に開く |
| oʊ | オウ | go | オウよりも口を横に開く |
二重母音の練習方法としては、単語を長く伸ばして発音してください。
中学英語:発音の練習法

発音を上達させるためには、正しい練習法を知ることが大切です。
このセクションでは、音声を聞きながら真似をする「シャドーイング」、聞いた音声を復唱する「リピーティング」、そして発音矯正アプリやウェブサイトの活用といった、効果的な発音練習法を解説します。
- 音声を影のように追いかけて発音するシャドーイングを行う
- 自分の発音を録音して客観的に確認する
- アプリやサイトを活用して毎日少しずつ継続する
シャドーイング
英語の音声を聞き、影のように後を追って発音する練習方法です。
イントネーションやリズムも真似することで、より自然な発音が身につきます。
最初はゆっくりとしたスピードで練習し、徐々にスピードを上げていきましょう。

リピーティング
英語の音声を短単位で区切り、繰り返し発音する練習方法です。
1文ずつ、1単語ずつなど、自分のレベルに合わせて区切って練習しましょう。
発音記号を見ながら練習すると、より効果的です。

発音矯正アプリやウェブサイトを利用する
発音矯正アプリやウェブサイトには、様々な発音練習機能が搭載されています。
自分の発音を録音して、ネイティブスピーカーの発音と比較することができます。
発音記号や口の形なども確認できるので、より効果的に練習できます。
その他、発音練習をする際のポイント
- 毎日少しずつでもいいので、継続することが大切です。
- 完璧を目指さずに、まずは楽しく練習することが大切です。
- 自分の発音を録音して、客観的に聞くことも効果的です。
- ネイティブスピーカーの発音をよく聞いて、真似してみましょう。
- 発音に関する書籍やウェブサイトも活用しましょう。
これらの練習方法を組み合わせることで、より効果的に発音を習得することができます。
ぜひ、自分に合った方法を見つけて、発音練習に取り組んでください!
発音の練習は、英語全体の勉強の流れの中で行うと効果的です。
英語の勉強を何から始めるべきかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
英語:発音問題の見分け方!中学生によくある質問【Q&A】

英語の発音に関して、中学生が抱く疑問は尽きません。
このセクションでは、「chの発音の見分け方」「RとLの発音の違い」「発音が難しい単語の練習法」といった、よくある質問に分かりやすく回答します。
- chやOWなど同じスペルでも音が違う単語に警戒する
- 配点は小さくても入試の合否を分ける貴重な得点源になる
- 難しい単語はゆっくり正確に繰り返して口に馴染ませる
Q.発音問題は入試でどれくらい出る?
A.中学入試や高校入試では、英語の発音問題がほぼ毎年のように出題されます。
特に高校入試では「母音や子音の違い」「アクセントの位置」「同じつづりで異なる発音の単語」などが定番で、1~2問程度が配点されることが多いです。
一見すると小さな点数ですが、合否に直結する重要な得点源です。
逆に言えば、発音問題はパターンを暗記しておけば確実に得点できる分野でもあります。
定期テストや入試直前の短期対策にも向いているため、必ず押さえておきましょう。

Q.英語のchの発音の見分け方は?
A.英語の「ch」には主に3種類の発音があります。
- /tʃ/(チの音)
例:chocolate(チョコレート)、chair(椅子) - /k/(カ行の音)
例:chorus(コーラス)、school(スクール) - /ʃ/(シの音、フランス語由来の単語に多い)
例:chef(シェフ)、champagne(シャンパン)
このように「ch」の発音は単語によって異なり、完全なルールはありません。
そのため、よく使われる単語を例ごとに覚えることが効果的です。

Q.英語で最も強く発音するところは?
A.英語では「強勢」と呼ばれる、特に強く発音する部分があります。
単語には必ず1つの強く発音される音節があり、これを「ストレス」と呼びます。
たとえば「banana」では真ん中の「na」が強く発音されます。
ストレスの位置を正しく理解することで、自然な英語の発音に近づけます。

Q.英語の子音の見分け方は?
A.英語には多くの子音があり、口や舌の位置、声の出し方によって異なります。
たとえば「p」と「b」は似ていますが、「p」は無声音で「b」は有声音です。
また、「s」と「z」も同様に「s」は無声音、「z」は有声音です。音の違いを耳で聞き分け、口の形を確認することで区別する練習が有効です。

Q.OWの発音とyの発音の違いは?
A.「OW」の発音には、「アウ」(cow)や「オウ」(grow)など2種類があり、単語によって使い分けられます。
一方、「y」は、半母音(日本語の「ヤ行」に近い音:yes)や、母音の「アイ」(cry)などの音として使われます。
それぞれ発音する際の口の形や音の役割(母音か、母音をつなぐ半母音か)が異なるため、具体的な単語を使って違いを練習することが効果的です。
特に、y が語頭に来るか語末に来るかで音が大きく変わる点に注目しましょう。

Q.英語の「R」と「L」の発音はどう違うのですか?
A.「R」と「L」は日本語にはない音なので、発音が難しいと感じることが多いです。
「R」は舌を上あごに触れずに巻き込む感じで発音し、「run」や「red」などの単語で使います。
一方、「L」は舌の先を軽く上あごに触れて発音し、「light」や「look」などの単語で使います。
鏡で舌の動きを確認しながら練習すると効果的です。

Q.発音が難しい単語はどうやって練習すればよいですか?
A.まず、ゆっくりと正確に発音することを意識しましょう。
発音の仕方を確認するために、オンライン辞書や音声付きの教材を活用すると便利です。
また、声に出して何度も繰り返すことが重要です。
特に発音が難しい単語は、意味を覚えながら実際の会話や文章に取り入れて使うことで、自然と発音が向上します。
【学習塾現場からのアドバイス】
発音問題が出題される県において、志望校に合格する生徒の多くがこの設問を確実に得点源にしているということです。
現場の指導経験から断言できるのは、発音問題は決して「センス」や「耳の良さ」といった実力の差ではなく、頻出パターンの「対策の有無」だけで合否を分ける1点が決まる、極めて投資対効果(コスパ)の良い分野であるということです。
発音問題の練習問題

ここでは、中学生の英語でよく出る発音問題の例題を紹介します。
実際の高校入試でも、単語の発音の違いを見分ける問題がよく出題されます。
次の単語の下線部の発音が異なるものを選びなさい。
- name
- game
- have
- late
【答え】1. have
name /neɪm/
game /ɡeɪm/
late /leɪt/
これらは「a」が /eɪ/(エイ)と発音されますが、have は /hæv/ で「ア」と「エ」の間の音になります。
このように、同じつづりでも発音が異なる単語を見分ける問題は高校入試でもよく出題されます。
今回紹介した発音パターンを覚えておくと、発音問題の正答率を上げることができます。
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まとめ:中学英語|発音問題の見分け方【高校入試の頻出ルール】

中学生の英語の発音問題は、難しく見えても「よく出るパターン」を理解すれば見分けられるようになります。
高校入試でも、母音の長さ・子音の違い・アクセントの位置など、基本的なルールから出題されることがほとんどです。
この記事では、中学生向けに英語の発音問題の見分け方を、発音ルールや暗記パターンとあわせて解説しました。
発音問題は、パターンを覚えて練習問題を解くだけで得点源にできる分野です。
まずは今回紹介した「発音問題の見分け方」と「頻出パターン」を確認し、例題や過去問で練習してみてください。
発音の仕組みが理解できるようになると、リスニング力や英語全体の理解も自然と伸びていきます。
発音やリスニングは家庭学習でも改善できますが、基礎が抜けている場合は一人で立て直すのが難しいケースもあります。
英語の成績が下がると通知表の評価(内申点)にも影響します。
「塾に通うべきか迷っている」という場合は、こちらの記事で整理しています。
執筆者プロフィール
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【執筆・監修】塾オンラインドットコム編集部
塾オンラインドットコム編集部は、学習塾業界で27年以上の指導経験を持つ専門家が中心となって運営しています。これまでに800以上の教室を調査・分析し、オンライン塾の運営経験も持つ実務家チームです。記事は、公式サイト・最新パンフレット・担当者取材などの一次情報を確認のうえ執筆し、必要に応じて内容を更新しています。小学生・中学生とその保護者が安心して判断できるよう、不安をあおらず、事実を整理する編集方針を大切にしています。(※情報確認基準:2026年2月時点)
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