
「※この記事には一部PRが含まれます」
算数の中でも割合は、文章題や応用問題になると多くの小学生がつまずく単元です。
本記事では、学習塾で小学生から浪人生まで幅広く指導してきた経験を活かし、割合の求め方を基礎から応用まで丁寧に解説します。
3つの公式の使い分け、用語の見分け方、実生活への応用、段階別練習法などを網羅し、家庭学習に役立つ即実践アクションも紹介します。
教室長時代の成功事例や、他塾の指導法比較も含め、信頼性の高い情報としてお届けします。
今日からお子さんの学びを一歩前進させましょう。
記事の後半には、割合を簡単に理解できる、タブレット学習教材も紹介していますので、参考にしてください。
ポイント
割合を理解するための基礎と3つの要素の関係
3つの公式でマスターする割合の求め方
用語の見分け方と間違えやすいポイントの回避法
実生活や家庭学習で活かせる割合の練習法
おすすめ塾
講師のほとんどが東大・東大院生
しかも、圧倒的低価格を実現した!
オンライン個別指導
部活が忙しい生徒にも対応!
自宅で勉強できるから、集中力UP!
成績アップの近道!
30日間の返金保証制度も安心!

\トウコベの資料をダウンロード/
↓↓↓
トウコベの公式HPをチェック!
参考記事:【トウコベ】口コミ・評判を徹底解説!知っておきたい口コミの真実
Contents
割合の求め方をわかりやすく解説!3つの公式で完璧マスター

割合は、物と物の関係性を客観的に捉える上で非常に重要な考え方です。
このセクションでは、まず割合の基本的な考え方を掴み、3つの要素がどのように関係し合っているかを図を使って視覚的に理解する方法を解説していきます。
- 割合とは何かをやさしく説明
- 「もとにする量」「比べられる量」「割合」の関係を図で理解する
割合とは何かをやさしく説明
割合とは、全体に対してどれくらいの大きさかを表す数値です。
例えばテストで80点を取った場合、その80点は100点満点に対してどれくらいなのかを示すのが割合です。
計算式にすると「比べられる量 ÷ もとにする量」=割合となります。
割合は小数(0.8)、分数(8/10)、百分率(80%)と、複数の表し方がありますが、本質は同じです。
私が教えていた小学生でも、「80点は全体の何割?」と聞くより、「80点は100点のうちどれくらい?」と聞いたほうが理解が早い傾向がありました。
具体的な場面を想像できる問いかけを心がけることで、小学生は自然と割合を自分の言葉で説明できるようになります。

「もとにする量」「比べられる量」「割合」の関係を図で理解する
割合の3要素は、「く・も・わ」の図を使うと理解が進みます。
上に「比べられる量」、下に「もとにする量」と「割合」を置くと、かけ算と割り算の関係が一目でわかります。
【「もとにする量」「比べられる量」「割合」を図で理解する】

この表の使い方は、例えば「比べられる量」を求める場合は、比べられる量を手で隠して、「もとにする量」☓「割合」となります。
「もとにする量」を求める場合は、もとにする量を手で隠して、「比べられる量」÷「割合」となります。
「割合」を求める場合は、割合を手で隠して、「比べられる量」÷「もとにする量」となります。
「く・も・わ」と覚える有名な図です。
比べられる量 = もとにする量と比べている部分の量
もとにする量 = 基準となる全体の量(全体の100%)
割合 = もとにする量に対して、比べられる量がどれくらいの大きさか
例えば、比べられる量が80、もとにする量が100の場合、「わりあい」を手で隠すと、80÷100=0.8(80%)です。
もとにする量100、割合0.8なら100×0.8=80になります。
私の塾では、図をノートの表紙裏に貼って毎回確認させる方法を取り入れました。
これにより、「何をもとに計算するのか」が明確になり、問題文を読んだ瞬間に正しい公式を選べる生徒が増えました。
図による可視化は、暗記頼みの学習からの脱却に非常に効果的です。
参考記事:東大先生は怪しい!口コミ・評判の真実とは?驚きの調査結果を解説
割合の求め方をわかりやすく理解する3つの公式

割合の問題は、基本的にこの3つの公式を使い分けるだけで解くことができます。
公式を丸暗記するのではなく、それぞれの公式がどのような状況で使われるのかを理解することが大切です。
- もとにする量 × 割合 = 比べる量
- 比べる量 ÷ もとにする量 = 割合
- 比べる量 ÷ 割合 = もとにする量
もとにする量 × 割合 = 比べる量
この公式は、全体(もとにする量)から一部(比べる量)を求めたいときに使います。
例えば、定価500円のノートを2割引で買う場合、500×0.2=100円が割引額です。
この計算は「全体の中の一部分の大きさ」を求めるのに適しています。
塾で指導する際は、まず「もとにする量」をしっかり特定させる練習から入ります。
実際、ここを間違えてしまうと計算が正しくても答えは不正解になるため、何度も「もとにする量はどれ?」と口頭で確認するようにしていました。
特に買い物やレシピの材料など、生活場面での例題を用いると小学生はスムーズに理解できます。

比べる量 ÷ もとにする量 = 割合
この公式は、全体に対する部分の割合を知りたいときに使います。
例えば、クラス40人中18人が女子なら、18÷40=0.45(45%)です。
授業では「割合は比べる量÷もとにする量」という形を何度も繰り返し、自然に口に出せるように指導します。
私の経験では、公式を忘れがちな小学生でも、「全体に対してどれくらい?」と自分に問いかける習慣を身につけると、式が自然と出てくるようになります。
百分率や小数への変換も同時に練習し、「45%=0.45=$\frac{45}{100}$」という関係を理解させると、後の単元にもつながります。

比べる量 ÷ 割合 = もとにする量
この公式は、部分の大きさと割合から全体を求めたいときに使います。
例えば、セールで1,200円は定価の80%の場合、1,200÷0.8=1,500円が定価です。
多くの小学生は「割引前の値段を求める逆算」に苦手意識を持っていますが、割合を理解する「く・も・わ」の図を使うと、割る位置が明確になります。
私が担当したクラスでも、初めは逆算を避ける生徒が多かったのですが、「く÷わ=も」という形を何度も声に出して確認するうちに、自信を持って計算できるようになりました。
特に実生活で使える例題(セール、料理の分量、地図の縮尺など)を多く取り入れると、学習意欲も高まります。
割合の用語を見分けるコツと覚え方

「もとにする量」「比べられる量」という言葉が、文章問題になるとどれがどれだか分からなくなるという小学生の声は、私が指導してきた中で非常に多く聞かれました。
ここでは、この混乱を避けるための見分け方のコツと、公式を定着させるための覚え方を紹介します。
- 比べられる量と比べる量・もとにする量の見分け方
- ゴロ合わせやイメージ図で覚える割合の公式
- 間違えやすい表現とその回避方法
比べられる量と比べる量・もとにする量の見分け方
文章問題では、「〜に対して」「〜のうち」が出てきたら、その後に続く数がもとにする量であることが多いです。
例えば「全校生徒のうち、男子は60人」という場合、「全校生徒」がもとにする量、「男子60人」が比べる量です。
また、「〜の」「〜は」という助詞に注目することで、どれがどの量かを簡単に見分けることができます。
- 「〜の」 の前にある数字は、「もとにする量」であることが多いです。
- 「〜は」 の前にある数字は、「比べる量」であることが多いです。
ただし、例外も存在するため、文章全体を読んで、どちらが基準(全体)なのかを考えることが最も重要です。
塾では、この判別練習を繰り返し行いました。
最初は図を描きながら整理し、慣れてきたら頭の中で素早く判定できるようにします。
誤答の多くは、基準と比較対象を逆にしてしまうことにあります。
基準(もとにする量)を最初に決めてから計算するというルールを徹底することが、間違い防止の第一歩です。

参考記事:算数の文章問題を解くコツを完全マスター!答え方のポイントを例題で解説
ゴロ合わせやイメージ図で覚える割合の公式
公式の暗記には、「く・も・わ」の図が有効ですが、それに加えてゴロ合わせを使うと記憶がより定着します。
例えば「くもわけ」(く=も×わける)と覚えたりして、図と結びつけたりします。
私が教えていた生徒の中には、「く=も×わ」を「くまわす」と覚えている小学生もいました。
先程の「く・も・わ」の図を色分けしてノートに貼ると視覚的にも理解しやすくなります。
こうした遊び心を取り入れた覚え方は、低学年や算数が苦手な子にも有効です。

間違えやすい表現とその回避方法
割合問題で頻出する誤解は、「〜%増える」と「〜%になる」の混同です。
前者は増加分を表し、後者は全体を含んだ割合です。
例えば「100円の品物が20%増える」は120円になりますが、「20%になる」は20円です。
この違いを理解させるために、私は授業で必ず図や数直線を使いました。
「割引後の価格」「増加後の人数」など、問題文の時系列も注意が必要です。
生徒には「いつの時点の数字か」を口頭で確認させ、言葉の意味を図や式に変換する習慣をつけると、読み間違いによるミスが大幅に減ります。
割合の計算方法と手順

割合の問題を解く際には、計算の手順を理解することが大切です。
手順を確立することで、「どこから手をつけていいか分からない」という状態から抜け出すことができます。
- 割合計算の流れをステップごとに解説
- 小数・分数・百分率の変換の仕方
- 割合の求め方を簡単にする計算の工夫
割合計算の流れをステップごとに解説
割合計算は次の流れで行います。
- もとにする量を探す(問題文で「全体」にあたる数を特定)
- 求めるものを確認(比べる量か割合か、もとにする量か)
- 公式を選ぶ(く=も×わ、わ=く÷も、も=く÷わ)
- 数字を代入して計算
例えば、「クラス40人のうち18人が女子。女子の割合は?」では、全体40がもとにする量、女子18が比べる量、求めるのは割合なので「わ=く÷も」を使います。
こうした手順を毎回確認する習慣をつければ、ケアレスミスは大きく減ります。

参考記事:中学生になる前にやっておくこと|算数編|小学生が復習する単元!
小数・分数・百分率の変換の仕方
- 百分率から小数:「%」の記号を消して100で割る(例:30% → 0.3)
- 小数から百分率:小数点以下の数字を100倍する(例:0.75 → 75%)
- 分数から小数:分子 ÷ 分母で計算する(例:$\frac{2}{5}$ → 0.4)
割合の表し方は小数、分数、百分率の3種類があります。
0.8=$\frac{8}{10}$=80%のように、相互に変換できることが重要です。
授業では、1つの数を3つの形に同時に書き換える練習をしました。
例えば「$\frac{2}{5}$」を小数に直すと0.4、百分率で40%になります。
この変換に慣れておくと、テストで単位の指定があっても焦らず対応できます。
生活の中でも「5割引は0.5」「消費税10%は0.1」など瞬時に変換できると、計算スピードが格段に上がります。

割合の求め方を簡単にする計算の工夫
割合計算は必ずしも筆算を使う必要はありません。
倍数や約分を利用すれば暗算で解ける問題も多いです。
例えば「60%は?」と聞かれたら「半分(50%)+1割(10%)」と分けて計算できます。
私の塾では「楽に解ける方法も正解」というルールを設け、暗算テクニックを積極的に共有しました。
こうすることで、計算スピードだけでなく、数字への柔軟な感覚も養われます。
工夫する力は応用問題にも直結するため、家庭学習でも取り入れることをおすすめします。
レベル別:割合の練習問題集

ここでは、お子さんの現在の習熟度に合わせて段階的に挑戦できる、レベル別の練習問題を用意しました。
これらの問題は、塾で実際に生徒に解いてもらっていたもので、割合を定着させるための有効なドリルとなります。
- 初級:数字の小さい基本問題
- 中級:文章問題での割合計算
- 上級:逆算や複合問題に挑戦
初級:数字の小さい基本問題
初級問題は、計算方法に集中するためのステップです。
例えば「20は100の何%?」や「100の30%は?」など、数字を小さくして理解に専念できるようにします。
塾では、まずこの段階で「く・も・わ」の図を見ながら式を立てる練習を徹底しました。
慣れてきたら数字を少しずつ大きくし、暗算で答えられるようにします。
この段階で大切なのは、計算の正確さよりも公式の選び方を間違えないことです。
家庭学習でも、毎日5問程度の小テスト形式で続けると効果的です。
例題)初級:数字の小さい基本問題
- お菓子が10個あります。そのうち3個を食べました。食べたお菓子は、全体のお菓子に対して何割ですか?
- 答え:3割
- 解説:割合を求める公式「比べる量 ÷ もとにする量 = 割合」を使います。 食べたお菓子(比べる量)は3個、全体のお菓子(もとにする量)は10個なので、3 ÷ 10 = 0.3 となります。 小数「0.3」は、割合では「3割」と表します。
- 100円の鉛筆が20%引きのセール中です。割引された金額はいくらになりますか?
- 答え:20円
- 解説:比べる量を求める公式「もとにする量 × 割合 = 比べる量」を使います。 鉛筆の元の値段(もとにする量)は100円、割引の割合は20%(小数に直すと0.2)なので、100 × 0.2 = 20 となります。 割引された金額が20円なので、実際に支払う金額は、100 - 20 = 80円になりますね。
- テストで60点を取りました。この点数は、満点の8割にあたります。テストの満点は何点ですか?
- 答え:75点
- 解説:もとにする量を求める公式「比べる量 ÷ 割合 = もとにする量」を使います。 取った点数(比べる量)は60点、割合は8割(小数に直すと0.8)なので、60 ÷ 0.8 = 75 となります。 テストの満点は75点だったことがわかります。
これらの問題は、割合の3つの公式を正しく理解し、使い分けるための基礎的な練習となります。
ぜひ、お子さんと一緒に挑戦して、公式を定着させてください。

中級:文章問題での割合計算
中級問題は、数字だけでなく文章を読んでもとにする量や比べる量を特定する練習が中心です。
例えば「クラス40人中18人が女子。この割合は?」や「定価1,500円のシャツが2割引。値引き額はいくら?」などです。
文章問題は基準となる数を間違えやすいため、問題文に線を引きながら整理させます。
授業では必ず「この問題のもとにする量は?」と声に出して確認させ、慣れるまでは図や表を使って視覚的に整理する方法を指導しました。
この習慣がつくと、高学年や中学生になってからも文章題に強くなります。
例題)中級:文章問題での割合計算
- ある学校の全校生徒は450人です。そのうち、徒歩で通学している生徒が全体の40%を占めています。徒歩で通学している生徒は何人いますか?
- 答え:180人
- 解説:「もとにする量 × 割合 = 比べる量」の公式を使います。 全校生徒(もとにする量)が450人、割合が40%(小数にすると0.4)なので、 450 × 0.4 = 180 となります。
- お店で1,500円のシャツがセールで1,200円になっていました。このシャツは、何%引きになっていましたか?
- 答え:20%引き
- 解説:まず、割引された金額(比べる量)を求めます。 1,500円 - 1,200円 = 300円 次に、「比べる量 ÷ もとにする量 = 割合」の公式を使います。 割引額(比べる量)が300円、元の値段(もとにする量)が1,500円なので、 300 ÷ 1,500 = 0.2 となります。 小数「0.2」は百分率に直すと20%なので、20%引きとなります。
- ペットボトルのお茶が、全体の2割にあたる100mLだけ残っています。このペットボトルに入っていたお茶は、元々何mL入っていましたか?
- 答え:500mL
- 解説:「比べる量 ÷ 割合 = もとにする量」の公式を使います。 残っているお茶の量(比べる量)が100mL、割合が2割(小数にすると0.2)なので、 100 ÷ 0.2 = 500 となります。
これらの問題は、文章の中からどの数字をどの公式に当てはめるかを判断する練習に最適です。
お子さんがつまずいたら、どの部分が「もとにする量」なのかを一緒に考えてあげると良いでしょう。

上級:逆算や複合問題に挑戦
上級問題は、逆算や複数の割合を組み合わせる応用力を養います。
例えば「セールで1,200円は定価の80%です。
定価はいくら?」や「Aさんの貯金はBさんの1.2倍で、Bさんは10万円。Aさんはいくら?」といった問題です。
逆算が苦手な小学生は多いですが、「く・も・わ」の図で割る位置を確認すればミスが減ります。
複合問題では1つ目の計算結果を次のもとにする量として扱う練習をさせます。
私の経験では、上級問題をクリアできると学校のテストはもちろん、模試でも安定して高得点を取れるようになります。
例題)上級:逆算や複合問題に挑戦
- ある商品のセールで、定価の20%引きの値段が2,400円でした。この商品の定価はいくらですか?
- 答え:3,000円
- 解説:「比べる量 ÷ 割合 = もとにする量」の公式を使います。定価(もとにする量)の20%引きなので、支払った金額2,400円は、定価の「1 - 0.2 = 0.8」にあたります。 比べる量2,400円 ÷ 割合0.8 = 3,000円。
- Aさんは2,000円のお小遣いを持っています。そのうち20%を本代に使い、残ったお金の半分を貯金しました。Aさんが貯金した金額はいくらですか?
- 答え:800円
- 解説:2段階の計算が必要です。まず、本代に使った金額を求めます。 2,000円 × 0.2 = 400円 次に、残ったお金を求めます。 2,000円 - 400円 = 1,600円 最後に、残ったお金の半分を計算します。 1,600円 ÷ 2 = 800円。
- あるテストで、クラス全体の上位10%に入る生徒は5人でした。このクラスの生徒数は、全体の何%にあたりますか?
- 答え:この問題は解答できません。
- 解説:この問題文には、クラス全体の生徒数の情報が不足しています。この情報がなければ、全体の何%にあたるかを計算することは不可能です。これは、応用問題でよくある「必要な情報が欠けている」パターンです。
実生活で使える割合の例

割合は、算数の学習だけでなく、私たちの日常生活にも深く関わっています。
このことを知ることで、お子さんは「なぜ割合を勉強するのか?」という疑問を解消し、学習意欲を高めることができます。
- セールや割引計算での割合の求め方
- テストの得点やレシピの中の割合活用
セールや割引計算での割合の求め方
スーパーやショッピングモールのセール表示は、割合学習の最高の教材です。
例えば「定価1,500円の商品が20%OFF」とあれば、1,500×0.2=300円が割引額、1,500−300=1,200円が販売価格です。
授業では、実際のチラシを持参して計算練習を行いました。
生徒からは「本当に使える計算だ!」と好評で、特に割引後の価格を即答できるようになると達成感が得られます。
消費税の計算も同時に練習でき、家族との買い物中にも「この値段だと税込みいくら?」と会話が弾むようになった生徒も多くいました。

参考記事:【必見】算数が得意になる方法!親のサポートで算数嫌いを克服
テストの得点やレシピの中の割合活用
テスト結果も割合の宝庫です。
例えば「50問中45問正解」は45÷50=0.9(90%)です。
これを習慣的に計算させることで、自分の実力を数値で把握する力が育ちます。
家庭科や料理の場面でも割合は大活躍します。
レシピで「4人分」を「3人分」に変える場合は、材料を$\frac{3}{4}$にします。
例えば砂糖が200gなら、200×0.75=150gです。
こうした生活場面の活用例は、授業ノートの最後に「生活での割合コーナー」としてまとめさせると、子どもたちが自分で事例を探すようになり、学びが日常に溶け込みます。
割合が苦手な小学生へのサポート方法

私が多くの生徒を見てきた中で、小学生が割合を苦手とするのには必ず理由があります。
その原因を特定し、適切なサポートをすることで、必ず克服することができます。
- 割合を難しいと感じる原因と克服法
- 家庭での割合の教え方の順序とポイント
- 子どもの理解度を確認するチェックリスト
割合を難しいと感じる原因と克服法
原因は大きく3つに分けられます。
- もとにする量の混同…文章中で基準が変わると混乱する
- 公式の選び間違い…「く・も・わ」の使い分けができない
- 割合の意味理解不足…単なる暗記に終わっている
克服には、基準を特定する練習を繰り返すことが有効です。
私の塾では、1問ごとに「もとにする量は何?」と口頭で答えさせ、間違えたらすぐ修正しました。
生活例(買い物・料理・テスト結果)を使うことで意味が腹落ちしやすくなり、自然と公式も選べるようになります。

参考記事:小学6年生│算数の勉強法│親が算数を教えるコツを知ると成績アップ
家庭での割合の教え方の順序とポイント
家庭では、まず子どもが興味を持つ題材を使いましょう。
例えば好きなお菓子の割引や、ゲームの勝率などです。
順序としては、①身近な例で割合の意味を理解させる → ②図「く・も・わ」で位置関係を確認 → ③簡単な数字で計算練習 → ④文章問題に挑戦、という流れです。
短時間でも毎日繰り返すことで、理解が深まります。
保護者が「これ何割?」と日常会話で問いかけると、自然な復習になります。

子どもの理解度を確認するチェックリスト
理解度を測るには、テストだけでなく生活場面で割合を使えるかを確認します。
チェック項目の例は以下の通りです。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
割引表示から販売価格を計算できる | セールや割引の%から、販売価格を正しく計算できる |
テストの得点率を自分で計算できる | 得点 ÷ 満点 で割合を求め、%表示に変換できる |
材料を割合で増減できる | レシピの分量を人数や比率に応じて調整できる |
逆算で元の量を求められる | 割合と一部の量から、もとにする量を正しく求められる |
これらが全てスムーズにできれば、割合の単元は定着していると判断できます。
私の経験上、この段階に達した子は次の「百分率」や「比」もスムーズに学べます。
家庭学習に役立つタブレット学習教材と学習法

割合の学習を効率的に進めるために、ご家庭で利用できるさまざまな教材があります。
私が長年調査・分析してきた他塾の情報も踏まえて、公平な視点からおすすめの教材をご紹介します。
タブレット学習教材名 | 月謝 | 特長 |
進研ゼミ:小学講座 | 小学1年生:3,250円〜 | ベネッセが提供している、タブレット学習教材。小学生の利用者数No.1。 |
すらら | 小中コース 8,800円〜 | AI×アダプティブラーニング「すらら」、マナブをサポートする最先端学習システム。小学生から高校生まで、国・数・理・社・英の5教科を学習できるICT教材 |
スマイルゼミ | 3,630円〜 | 「まなぶ」「みまもる」「たのしむ」の3つのバランスを大切にして、勉強したい気持ちを逃さない。 |
デキタス | 小学生:3,960円 | 授業も聴けて、問題も解け、かつWEBでのサービス。小学校1年生〜中学校3年生まで、全科目に対応 |
RISU算数 | 1か月あたりの平均クリアステージ数に応じて段階的に利用料が変動 | 75%のお子様が、学年より上のステージを先取り! 1人1人に“ピッタリなレベルの問題”が出るから「100点があたりまえ」になる! |
進研ゼミ:小学講座

【小学生利用者NO.1!進研ゼミ基本情報】
進研ゼミ小学生講座公式ホームページ | https://sho.benesse.co.jp/ |
月謝 | 【月謝例】 小学1年生:3,250円〜 |
対応科目・コース | 国語、算数、理科、社会、英語 |
学習機能 | 教科書対応のテキストで、予習も復習もバッチリ! お使いの教科書に合わせたテキストなので、予習はもちろん復習にも効率的に |
管理機能 | AIのレッスン提案で迷わない実力に合わせて学習スタート 学習達成後のごほうびでやる気が続く |
サポート体制 | 月1回、赤ペン先生がお子さま一人ひとりを添削し、丁寧に指導。担任制なので、毎回同じ先生に提出する楽しみがうまれ、毎月の学習の仕上げとしてしっかり取り組めます。 |
\小学生の利用者NO.1の通信教育/
安心して利用できる
↓↓↓
進研ゼミ小学講座の公式サイトをチェック
すらら:無学年方式オンライン教材

「すらら」はおすすめタブレット学習教材
すららの公式ホームページ | https://daysurala.jp/ |
受講費用の安さ | ■入会金 ・小中・中高5教科コース:7,700円 ・小中・中高3教科、小学4教科コース:11,000円 ■3教科(国・数・英)コースの月謝例 ・小中コース・中高コース 月額:8,800円〜 小学1年生~中学3年生までの3教科(国・数・英)の範囲が学び放題 |
対応科目・コース | 4教科(国・数・理・社)コース 5教科(国・数・理・社・英)コース 無学年方式で中学英語も先取り学習できる |
学習機能 | キャラクターによるレクチャーからドリル機能が充実 「すらら」は読み解くだけではなく、見て、聞いて学べる |
管理機能 | 「すらら」はAI搭載型ドリルだから自分のつまずきポイントがわかる! |
サポート体制 | 学習習慣の身に付け方を始めとした学習に関する悩みや、基礎学力、成績を上げるための学習設計をサポートします。 |
当サイトで人気No.1の通信教材!
是非!すららを選択肢の一つに
↓↓↓
すららの公式サイトをチェックする!
スマイルゼミ:最適な学びが継続するタブレット教材

【スマイルゼミ】
スマイルゼミの公式ホームページ | https://smile-zemi.jp/ |
お手軽な受講費用 | 【小学1年生】月謝例 <標準クラス> ・3,630円:12か月一括払い/月あたり |
対応科目・コース | 国語・算数・理科・社会はもちろんのこと、英語やプログラミングも1年生から学習できる |
学習機能 | アニメーションによる解説で公式の持つ意味を正しく理解できる 手をついて書ける学習専用タブレットを使用 |
管理機能 | スマイルゼミのタブレットは、利用時間を「1日〇時間」という形で制限可能 |
サポート体制 | 全額返金保証制度あり |
小学生の学びが継続するタブレット
\返金保証制度あり/
↓↓↓
スマイルゼミの公式HPはこちらから
小学生に最適なタブレット教材:デキタス

中学生におすすめ!デキタスの基本情報
デキタスの公式サイト | デキタスの公式サイト |
料金 | 中学生:5,280円〜 |
対応科目・コース | 国語、数学、英語、理科、地理、歴史、公民、国文法、英語検定 |
学習機能 | ポップなキャラクター&わくわくする授業! |
管理機能 | テストモード搭載 |
サポート体制 | 学習結果は表・グラフ・カレンダー等でひと目で確認することができます。 |
無料体験の有無 | 無料体験実施中 |
教科書の内容を確実に理解
資料請求はこちらから
↓↓↓
デキタスの公式サイトをチェック!
RISU算数:タブレット算数学習+個別フォロー

RISU算数で計算問題が得意に!
RISU算数公式ホームページ | https://www.risu-japan.com/ |
安心の月謝体系 | 1か月あたりの平均クリアステージ数に応じて段階的に利用料が変動 1.0未満:0円 1.0以上~1.3未満:1,000円(税込1,100円) 1.3以上~1.5未満:1,500円(税込1,650円) 1.5以上~2.0未満:3,000円(税込3,300円) 2.0以上~2.5未満:5,000円(税込5,500円) 2.5以上~3.0未満:7,000円(税込7,700円) |
対応科目・コース | 算数・英語 |
学習機能 | RISUでは、お子様1人1人のデータを分析し、ピッタリの問題とレッスン動画を配信。 復習する部分を自動出題することで、むやみやたらに全部の問題を何度もやり直すことなく、的確に地に足の着いた学習ができる |
管理機能 | マイページで学習状況をチェック |
サポート体制 | ・24時間365日スタッフへ相談可能 ・難関大生のトップチューターがデータ分析をもとに学習状況をフォロー(ビデオ解説など) |
算数で全国1位が続出の通信教材
算数・数学が得意になる
↓↓↓
RISU算数の公式サイトをチェックする!
無料プリントやワークシートの活用法
インターネット上には、小学生向けの割合プリントやワークシートが豊富にあります。
無料教材のメリットは、必要なレベルやテーマだけを選んでダウンロードできることです。
例えば、初級では「数字が小さい計算問題」、中級では「簡単な文章題」、上級では「逆算や複合問題」と段階的に選べます。
家庭では、1日1〜2枚を目安に解き、間違えた問題は翌日に再挑戦させると定着が早まります。
私の塾では、家庭学習用にプリントを1週間分まとめて配布し、保護者にも「間違えたらその場で解き直し」をお願いしていました。
小学生の割合をわかりやすく解説に関するよくある質問

割合に関するよくある質問を紹介します。
- 小学生が割合を簡単に覚える方法はありますか?
- 割合は小学何年生で勉強するの?
- 小学生でも分かるパーセントとは?
- 割合の求め方は?
小学生が割合を簡単に覚える方法はありますか?
割合を簡単に覚えるコツは、生活の中の身近な例を使って何度も繰り返すことです。
いきなり公式から入ると覚えにくく、意味が分からないまま暗記してしまう小学生が多いので、まずは体験や実感を通して割合のイメージを作ります。
例えば、好きなお菓子が20%引きになった場合の値段や、テストでの得点率を計算してみるなどです。
その後、「く・も・わ」の図を使って、く=比べる量、も=もとにする量、わ=割合という位置関係を覚えます。
計算問題を初級→中級→上級の順に段階的に練習することで、自然と使いこなせるようになります。
私の塾では、1日5分の割引計算クイズや得点率クイズを毎日出し、習慣化させることで、ほとんどの生徒が数週間でスムーズに公式を使えるようになりました。

割合は小学何年生で勉強するの?
学校の学習指導要領では、割合は小学校5年生の算数で本格的に登場します。
ただし、4年生の終わりごろから「比べる量」「もとにする量」の考え方に触れ始め、6年生では百分率や歩合、単位量あたりの大きさなどに発展します。
つまり、5年生が中心ですが、4〜6年生にかけて段階的に学ぶ単元です。
現場の感覚では、割合に入る前の分数・小数の理解度が高いほどスムーズに学べます。
逆に分数の通分や小数の計算に不安があると、割合の学習でつまずくことが多いです。
そのため、保護者は5年生になる前に、分数・小数の計算練習をしておくと良いでしょう。
中学数学の比・比例・関数にも直結するため、小学生のうちにしっかり定着させることが重要です。

小学生でも分かるパーセントとは?
パーセントとは、全体を100としたときの割合を表す数です。
記号「%」で表し、1%は全体の100分の1を意味します。
例えば、テストで80点を取った場合、80÷100=0.8=80%となります。
パーセントの考え方は、割合の表現方法の一つで、小数や分数と同じ内容を別の形で表しているだけです。
小学生に教えるときは、「100を基準にしたときの比べ方」と説明すると理解しやすいです。
例えば「リンゴが100円→20円値引き=20%引き」や「50問中40問正解=80%正解」というように、生活や学校での例を出すと定着が早まります。
10%=0.1、25%=0.25のように、小数との変換練習も合わせて行うと、中学以降の学習でも困らなくなります。

割合の求め方は?
割合の求め方は、基本的に比べる量 ÷ もとにする量で計算します。
公式としては「割合=く÷も」で、「く」は比べる量、「も」はもとにする量です。
例えば、40人中18人が女子の場合、18÷40=0.45=45%です。
この公式を使いこなすためには、まず文章の中から「全体(もとにする量)」と「一部(比べる量)」を正確に見つけることが重要です。
私は授業で必ず「もとはどれ?くはどれ?」と確認させ、慣れてきたら頭の中で「く・も・わ」の図を思い浮かべて公式を選ばせていました。
もとにする量や比べる量が分数や小数の場合でも同じ計算ができるように、小数・分数・百分率の変換練習も並行して行うと、応用力が格段にアップします。
東大生家庭教師
現役の東大生が指導するオンライン家庭教師!
当サイト人気ランキングTOP3
第1位:東大生によるオンライン個別指導トウコベ
※講師のほとんどが現役東大生!しかも、圧倒的な低価格を実現!安心の返金保証制度で生徒の成績アップをサポートします。
第2位:オンライン家庭教師「東大先生」
※当サイトで人気の東大生によるオンライン家庭教師!講師全員が現役東大生・東大院生!資料請求で勉強が変わること間違いなし!
第3位:オンライン東大家庭教師友の会
※東大生をはじめとする難関大生がマンツーマンでオンライン指導!講師の2人に一人が厳しい採用基準を突破した現役東大生!
まとめ:【小学生の算数】割合の求め方をわかりやすく解説!3つの公式でどんな問題もスッキリ解決

割合は小学生算数の中でも、生活や将来の学習に直結する重要単元です。
「もとにする量」「比べる量」「割合」の関係を理解し、3つの公式(く=も×わ、わ=く÷も、も=く÷わ)を正しく使い分けられるようになれば、多くの問題は解けます。
大切なのは、公式暗記だけでなく、文章から基準となる「もとにする量」を正確に見つけることです。
割引計算やテストの得点率、レシピの分量調整など、実生活の中で割合を活用する習慣をつけると、学んだ内容が自然と定着します。
苦手意識を持たせないために、初級→中級→上級と段階的に学習し、成功体験を積ませることが効果的です。
割合を定着させるための復習習慣
割合は、一度理解しても使わなければ忘れてしまいます。
私の経験上、指導で効果を実感したのは、短時間・高頻度の復習です。
1日5〜10分で構わないので、毎日1〜2問の割合問題に触れる習慣をつけましょう。
特におすすめは、生活の中で保護者が「この値引き、何割引き?」や「この得点率は?」と声をかけることです。
これにより、子どもは机上の学習だけでなく、実生活でも割合を使う力を身につけられます。
間違えた問題はその日のうちに解き直す「即時復習」を徹底すると、定着率が大幅に向上します。
次に学ぶべき「百分率」と「比」へのつなげ方
割合の次は、百分率と比の学習へ進みます。
百分率は割合を100を基準に表す方法で、消費税や割引、統計データの理解にも不可欠です。
比は2つの数量の関係を簡単に表す方法で、地図の縮尺やレシピの分量調整などに活用されます。
割合の理解がしっかりしていれば、この2つはスムーズに習得できます。
授業でも、割合→百分率→比の順で指導することで、生徒たちは自然に概念をつなげて理解できました。
家庭でも、例えば「80点は何%?」「赤と青の比が2:3なら、割合にすると?」といったつなぎ問題を出すと効果的です。
小学生の勉強法の紹介
参考にしてください。
おすすめ記事