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「うちの子の成績、どうやって評価されているんだろう?」 「内申点って高校受験にどれくらい影響するの?」
中学生のお子さんを持つ保護者の方の多くが、このような疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。
内申点は、公立高校受験の合否を左右する非常に重要な要素です。
しかし、その仕組みや計算方法は複雑で、分かりにくいと感じる方も少なくありません。
この記事では、内申点の基礎知識から、評価の決まり方、都道府県ごとの計算方法、そして今日からできる具体的な対策まで、分かりやすく丁寧に解説していきます。
この記事を読めば、内申点に対する不安が解消し、お子さんの高校受験を効果的にサポートする方法が明確になります。
ぜひ最後までお読みください。
記事のポイント
中学の内申点とは?:評定との違いや高校入試での重要性を解説
内申点の決まり方:3つの評価観点や成績会議の実態、地域ごとの計算方法
内申点を上げる方法:「テストの点数」「提出物」「授業態度」など具体的な行動
よくある質問:内申点と当日点の関係や、先生への相談について
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Contents
内申点の付け方がわかる!中学の内申点は高校受験にどう関係するのか?

内申点とは、中学校での学習や生活の記録を数値化したもので、高校入試の合否判定に欠かせない評価項目です。
このセクションでは、内申点の基本から、高校受験でどのように使われるのか、その重要性について解説します。
「内申点と評定の違い」や「当日点との関係」など、多くの保護者の方が抱く疑問にお答えします。
- 内申点と評定の違いをわかりやすく解説
- 公立高校入試における内申点の重要性と使われ方
- 内申点の比率はどれくらい?当日点との関係
内申点と評定の違いをわかりやすく解説
内申点と評定はよく似た言葉ですが、実は全く異なるものです。
内申点とは、正式には「調査書点」と呼ばれ、公立高校入試の際に合否を判定するために使われる点数です。
一方、評定とは、みなさんがよくご存じの通知表に記載される各教科の5段階評価(1~5の数字)のことです。
例えば、通知表に「国語:4、数学:5」と書かれている数字が評定です。
つまり、内申点とは、この評定の数字を各都道府県のルールに沿って合計した点数のことを指すのです。

参考記事:内申点の計算方法は意外に簡単すぐにマスターできます(都立編)
公立高校入試における内申点の重要性と使われ方
公立高校入試において、内申点は非常に重要な役割を果たします。
多くの高校では、入試当日の「学力検査の点数」と「内申点」の合計点で合否を判定するためです。
内申点は、受験生が中学校でどれだけ真面目に学習に取り組み、学校生活を送っていたかを評価する指標となります。
特に推薦入試では、内申点が合否の大部分を占めることも珍しくありません。
内申点が高ければ、入試当日の学力検査で多少点数が低くても合格できる可能性が高まります。

参考記事:英語の偏差値を上げたい中学生はこれを実践するだけ!
内申点の比率はどれくらい?当日点との関係
公立高校入試における内申点の比率は、都道府県や入試形式(一般入試・推薦入試など)によって異なります。
多くの地域では、学力検査と内申点を一定の比率で合計して合否を判定します。
例えば、東京都立高校の一般入試(第一次募集)では、「学力検査700点:内申点300点」の合計1,000点、プラス、スピーキングテストの20点を加算して、1,020満点で評価されます。
これは比率でいうと「学力検査7:内申点」に相当します。
ただし、この比率は地域や入試方式によって異なるため、志望校のある都道府県の教育委員会や、各高校の公式ホームページで最新の入試情報を確認することが大切です。
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内申点の付け方!3つの評価観点と評定の出し方で決まる!

「定期テストの点数は良いのに、なぜか内申点が低い…」と悩んでいる方もいるかもしれません。
実は、内申点の元となる評定は、定期テストの点数だけで決まるわけではありません。
ここでは、2021年度から始まった新しい評価基準である「3つの観点」と、評定がどのように決まるのかについて詳しく解説します。
- 評定の決まり方(観点別評価とは?)
- 観点①:知識・技能(テスト成績)
- 観点②:思考・判断・表現(レポート・発表など)
- 観点③:主体的に学習に取り組む態度(授業態度・提出物)
- 成績会議とは?教科担任以外も内申点を調整している?
- 「贔屓されてる?」と感じる評価の誤解と真実
評定の決まり方(観点別評価とは?)
評定は、文部科学省が定める「観点別学習状況の評価」という基準に基づいて決定されます。
これは、生徒の学習状況を「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から総合的に評価する仕組みです。
それぞれの観点は、A・B・Cの3段階で評価され、その組み合わせによって最終的な評定(5段階)が決まります。
つまり、テストの点数だけでなく、授業への参加姿勢や提出物の内容も、評定に大きく影響するということです。

観点①:知識・技能(テスト成績)
知識・技能(テスト成績)の観点は、学習内容をどれだけ正確に理解し、身につけているかを評価するものです。
具体的には、定期テストや小テストの点数が主な評価対象となります。
テストで良い点数を取ることは、この観点の評価を上げる上で最も分かりやすい方法です。
しかし、単に暗記するだけでなく、問題の意図を理解して解答する力が求められます。
定期テストの成績を安定して維持することが、内申点アップの基本です。

観点②:思考・判断・表現(レポート・発表など)
思考・判断・表現(レポート・発表など)の観点は、身につけた知識や技能を、どれだけ活用できるかを評価します。
例えば、実験結果を分析してレポートを作成したり、自分の意見をグループで発表したりといった活動が評価の対象になります。
単純な暗記だけでは評価が上がりにくい部分です。
授業中の発言や発表に積極的に参加したり、レポートを丁寧に作成したりすることで、この観点の評価を上げることができます。

観点③:主体的に学習に取り組む態度(授業態度・提出物)
主体的に学習に取り組む態度(授業態度・提出物)の観点は、生徒の学習に対する意欲や粘り強さを評価するものです。
具体的には、授業中の挙手や発言、ノートの取り方、課題や提出物を期限内に丁寧に出しているかなどが評価対象になります。
たとえば、分からない問題があっても諦めずに取り組んだり、先生に質問したりする姿勢も評価されます。
「授業に真面目に取り組んでいるか」という態度が、この観点の評価に直結します。

成績会議とは?教科担任以外も内申点を調整している?
「内申点は教科担任の先生一人で決めているのでは?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
しかし、多くの学校では、学年主任や学級担任、各教科の先生が集まる「成績会議」で最終的な評定が決定されます。
成績会議では、特定の先生の評価に偏りがないか、学年全体のバランスが取れているかなどを話し合い、調整が行われるため、評価の公平性や透明性が保たれていると言えます。
※すべての学校で同じ形式が取られているわけではありません。

「贔屓されてる?」と感じる評価の誤解と真実
「あの生徒は先生に気に入られているから内申点が高いのでは?」と、不公平さを感じる保護者の方もいるかもしれません。
内申点の評価は、あくまで「観点別評価」という明確な基準に基づいて行われます。
先生は、授業中の発言内容、提出物の質、定期テストの成績など、客観的な事実をもとに評価しています。
不公平だと感じることがあっても、それは評価基準を満たしていない部分があるだけかもしれません。
まずは、お子さんの学校生活を振り返ることが大切です。
参考記事:高校受験で志望校が決まらない中3生!行きたい高校がない場合を解決
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【地域別】内申点の計算方法と評定の使われ方

内申点の計算方法は、都道府県によって大きく異なります。
同じ点数でも、住んでいる地域によって内申点に大きな差が出ることがあります。こ
のセクションでは、内申点の計算の対象となる教科や学年、そして都立高校を例にした「換算内申」の計算方法について具体的に解説します。
- 9教科(主要5+副教科4)が対象となる理由
- 都道府県によって異なる計算ルールと対象学年
- 副教科が2倍!? 都立高校の「換算内申」の計算例
- 内申点と調査書点の換算方法(都道府県別例あり)
- 便利な内申点自動計算サイトを活用しよう
9教科(主要5+副教科4)が対象となる理由
内申点の対象となるのは、国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科だけでなく、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の副教科(実技4教科)も含まれます。
これは、高校側が受験生の学力だけでなく、幅広い分野での学習意欲や学校生活への取り組み姿勢を総合的に評価したいと考えているためです。
副教科の成績をおろそかにすると、内申点で大きく不利になる可能性があります。

参考記事:実技4教科内申点の上げ方!体育・美術・音楽・技術家庭の内申の付け方を解説
都道府県によって異なる計算ルールと対象学年
内申点の計算方法は、都道府県によって大きく3つのパターンに分かれます。
- 中学3年生の成績のみ:東京都、神奈川県など
- 中学2年生と中学3年生の成績:埼玉県、千葉県など
- 中学1年生から中学3年生までの全学年の成績:北海道、宮城県、広島県など
例えば、東京都では中3の成績のみが対象ですが、埼玉県では中1・中2の成績も内申点に影響します。
いつから内申点対策を始めるべきかは、お住まいの地域によって異なります。

副教科が2倍!? 都立高校の「換算内申」の計算例
多くの公立高校では、単純な合計点だけでなく、特定の教科に重み付けをして計算する「換算内申」を使います。
たとえば、東京都立高校の一般入試では、実技4教科の評定を2倍にして計算します。
- 計算式:主要5教科の合計点 +(実技4教科の合計点 × 2)
例えば、主要5教科がオール4(合計20点)、実技4教科がオール4(合計16点)だった場合、換算内申は20 + (16 × 2) = 52点となります。
実技教科の評定が2倍になるため、副教科の成績は非常に重要です。

参考記事:都立入試の内申点(調査書点)を300点に換算する計算方法をわかりやすく解説
内申点と調査書点の換算方法(都道府県別例あり)
都道府県によっては、この換算内申をさらに高校入試で使われる「調査書点」に変換します。
例えば、東京都では、65点満点の換算内申を300点満点に換算します。
計算式は「換算内申 ÷ 65 × 300」です。
この換算方法も都道府県によって異なるため、必ず確認しましょう。

便利な内申点自動計算サイトを活用しよう
「計算が複雑で難しい」と感じた方もご安心ください。
インターネット上には、評定を入力するだけで、お住まいの地域の換算内申を自動で計算してくれる「内申点自動計算サイト」が数多く存在します。
これらのサイトを活用すれば、現在の自分の内申点がどれくらいかを簡単に把握できます。
ただし、最新の情報に対応しているか確認してから利用するようにしましょう。
参考記事:【中学生】オンライン塾ランキングおすすめ20選!月謝が安い+高校受験対策
「テストの点は良いのに内申が低い…」よくある原因と対策

「うちの子は定期テストでいつも高得点を取っているのに、なぜか内申点が上がらないんです…」というお悩みはよく耳にします。
これには必ず原因があります。
このセクションでは、テストの点数以外の部分で評価が下がってしまうよくある原因と、その具体的な対策について解説します。
- 提出物・ノート・発言が評価に与える影響
- 「真面目にやってるのに低い」と感じた時のチェックポイント
- 評定を上げるには何を改善すべきか?教師目線で考える
提出物・ノート・発言が評価に与える影響
内申点が低い原因の一つに、提出物や授業への取り組み方があります。
テストの点数が良くても、提出物の期限を守らなかったり、ノートが乱雑だったりすると、「主体的に学習に取り組む態度」の観点で評価が下がってしまうためです。
授業中に発言が少ないと、「思考・判断・表現」の観点でも評価されにくくなります。

「真面目にやってるのに低い」と感じた時のチェックポイント
「真面目にやっているはずなのに…」と感じる場合、評価されているポイントがずれている可能性があります。
- 提出物:ただ出すだけでなく、丁寧さや内容の充実度も評価されていますか?
- ノート:ただ板書を写すだけでなく、自分の考えやポイントをメモするなど工夫していますか?
- 授業態度:積極的に挙手・発言していますか?先生の目を見て話を聞いていますか?
このようなポイントをチェックしてみましょう。
「真面目さ」が先生に伝わっていないのかもしれません。

評定を上げるには何を改善すべきか?教師目線で考える
教師の目線で考えると、評定を上げるために改善すべき点は明確です。
それは、「テストの点数だけでなく、日々の学習態度も評価の対象である」ということを理解することです。
例えば、定期テストで80点を取っていても、提出物を期限までに出さない生徒と、定期テストで70点でも、毎回丁寧に提出物を出し、授業態度も積極的な生徒であれば、後者の方が高い評価を得る可能性があります。
内申点を上げるためにできる具体的な4つの行動

内申点を上げるためには、日々の学校生活での行動が非常に重要です。
ここでは、今日からすぐに始められる4つの具体的な行動を解説します。
これらの行動を継続することで、着実に内申点アップに繋がります。
- 定期テストの点数を安定して取る
- 提出物は「期限・丁寧さ・見やすさ」で勝負
- 授業中の挙手・質問・ノートなどで主体性を見せる
- 副教科の成績にも真剣に向き合う
定期テストの点数を安定して取る
内申点アップの基本は、定期テストで安定して高得点を取ることです。テストは、「知識・技能」の観点で最も重要な評価指標となります。
テスト範囲を早めに把握し、計画的に勉強を進めることで、高得点を目指すことが可能です。
目安としては、各教科で80点以上を目標にすると良いでしょう。
- テスト2週間前から毎日少しずつ復習し、暗記を分散させる
- 学校のワーク・プリントを何度も解き直し、満点を目指す
- 間違えた問題をノートにまとめて「間違い直しノート」を作る
- 教科ごとの出題傾向を分析し、重点単元を重点的に対策する

提出物は「期限・丁寧さ・見やすさ」で勝負
提出物は、「期限を守って出すこと」が最低条件です。
それに加えて、丁寧な字で書く、内容をしっかりまとめる、見やすく工夫するといった努力も評価に繋がります。
期限を守らないと、それだけで評価が大きく下がってしまう可能性があるため、注意が必要です。
- 提出期限を必ず守り、遅れないことを徹底する
- ノートやワークに定規や色ペンを使い、見やすく整える
- 空欄を残さず、できるだけ自力で全て記入する
- 自主的にコメントや工夫を加える(例:メモ欄やイラスト)

授業中の挙手・質問・ノートなどで主体性を見せる
授業中は、先生の話を聞くだけでなく、積極的に挙手して発言したり、質問をしたりすることで、「主体的に学習に取り組む態度」をアピールできます。
板書をただ写すだけでなく、先生が話したポイントをメモしたり、自分なりの考えを書き加えたりするのも有効です。
- 毎時間1回以上、挙手や発言のチャンスを作るよう意識する
- 分からないことはその場で質問し、学ぶ姿勢を見せる
- ノートを丁寧に取り、先生の話も書き残す習慣をつける
- 授業前後に先生へ挨拶やちょっとした相談を積極的に行う

副教科の成績にも真剣に向き合う
副教科(実技4教科)は、主要5教科と同様に内申点に影響します。
都道府県によっては、副教科の評定が2倍になることもあります。
テスト対策だけでなく、実技や作品制作にも真剣に向き合い、期限内に課題を提出するようにしましょう。
- 実技は全力で取り組み、積極的な姿勢をアピールする
- 音楽や美術では作品の丁寧さや独自性を意識する
- 保健体育や技術家庭の筆記テストにもきちんと対策する
- 副教科の提出物(レポートや作品)は期限厳守&丁寧に作成
これらを地道に実行すれば、観点別評価すべてで良い印象を与えやすくなり、評定=内申点アップにつながります。
内申点 vs 当日点:本当に大切なのはどっち?

高校受験では、「内申点」と「当日点」のどちらがより重要なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
このセクションでは、学校によって異なる内申点の比重や、入試形式ごとの重要性について解説します。
- 学校別に異なる比率と評価軸(例:都立高校=7:3)
- 推薦入試・併願優遇では内申が特に重要になる理由
- 実例紹介:内申点が低くても当日点で合格したケース
学校別に異なる比率と評価軸(例:都立高校=7:3)
都立高校では、「当日点:内申点=7:3」の比率で合否を判定します。
学校によって比率は異なります。
例えば、進学校では当日点の比重が高く、内申点の比重が低い傾向があります。
一方、中堅校や専門系の学校では、内申点の比重が高くなることもあります。
志望校の比率を確認し、どちらに力を入れるべきか戦略を立てることが大切です。

推薦入試・併願優遇では内申が特に重要になる理由
推薦入試や私立高校の「併願優遇」制度を利用する場合、内申点が非常に重要になります。
推薦入試では、内申点に加えて面接や小論文などで合否が判定されることが多く、学力検査がない場合もあります。
推薦基準や併願優遇の基準として、内申点の最低ラインが定められていることがほとんどです。

実例紹介:内申点が低くても当日点で合格したケース
「内申点が低くても、当日点で挽回して合格した」という話を聞いたことがあるかもしれません。
これは事実ですが、かなりの努力が必要です。
例えば、内申点の比重が「7:3」の場合、内申点が低い分、当日点では他の受験生よりも高い点数を取らなければなりません。
内申点が低いからといって諦める必要はありませんが、それ以上に当日の学力検査で高得点を取ることが不可欠となります。
中学生の内申点の付け方に関するよくある質問【Q&A】

内申点の付け方に関するよくある質問を紹介します。
- 内申点はいつから高校受験に影響しますか?
- 内申点はどれくらいの点数なら高いと言える?
- 副教科の成績はどれくらい重視される?
- 欠席日数は内申点に影響する?
- 内申点のことで先生に相談しても大丈夫?
- 中学校の内申点の出し方は?
- 内申点がオール3だと偏差値50に到達しますか?
- 中学校で何日休んだら内申点が下がる?
- 中学生でオール4だと偏差値はいくつですか?
Q1. 内申点はいつから高校受験に影響しますか?
都道府県によって評価の対象となる学年が異なります。
- 中3のみを評価対象とする地域: 東京都、神奈川県、大阪府など
- 中2と中3の2学年が対象: 埼玉県、千葉県など
- 中1〜中3すべてが対象: 北海道、宮城県、広島県など
したがって、お住まいの地域が「中1から内申点に含まれる」場合は、入学直後から内申対策が必要です。
推薦入試では中1〜中3の学年評定平均を出すこともあるため、中1から丁寧な積み重ねが大切です。

Q2. 内申点はどれくらいの点数なら高いと言えますか?
内申点は9教科×5=45点満点で評価されます。
- 36点以上(平均4)…「高い」水準
- 40点以上(平均4.4)…難関校でも通用するレベル
- 45点(オール5)…ほぼ満点、トップ層
必要な内申点は志望校のレベルによって異なります。
例えば、都立のトップ校では40点以上が目安になる一方、偏差値50前後の高校では30点前後でも合格可能です。
重要なのは、「その高校に必要な目標内申点」を把握することです。

Q3. 副教科の成績はどれくらい重視される?
副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)は、地域によっては主要教科よりも重く扱われます。
例:東京都立高校(一般入試)では、以下のように計算されます。
主要5教科の評定合計 + 副教科の評定合計×2⇒ 副教科は「2倍」評価
つまり、副教科の「4」は主要教科の「8」と同じ価値になるため、苦手だからと軽視すると内申点が大きく下がるリスクがあります。
副教科の提出物・授業態度・実技テストにも真剣に取り組むことが必須です。

Q4. 欠席日数は内申点に影響しますか?
基本的には、欠席日数だけで評定が下がることはありません。
- 定期的に欠席が多いと「授業参加の意欲が低い」と判断される
- 成績会議では、「評価に値する情報が足りない」と見なされることも
調査書には「欠席日数」が明記されるため、30日以上の欠席があると高校によっては審議対象になる可能性があります。
やむを得ない事情がある場合は、医師の診断書や保護者の説明書を用意するなど、きちんとフォローしましょう。

Q5. 内申点のことで先生に相談しても大丈夫?
もちろん大丈夫です。
むしろ積極的に相談することで、本人の改善意欲が伝わり、前向きな評価につながる可能性があります。
【相談のポイント】
- 「どうすれば評価を上げられるか」具体的に聞く
- 提出物の質や授業態度について客観的なフィードバックをもらう
- 保護者からの相談でもOK(面談時や連絡帳などで)
先生は「やる気のある生徒」を応援したい気持ちがあります。
前向きな相談は評価にプラスになる可能性が高いです。

Q6. 中学校の内申点の出し方は?
基本的な内申点の出し方は、各教科の評定(1〜5)をすべて合計する方法です。
【例えば】
- 評定合計 36点 → 平均4
- 評定合計 27点 → 平均3(オール3)
ただし、入試で使う「調査書点」は、都道府県によって重み付け(換算)されることがあります。
【例えば】
- 副教科を2倍にする(例:東京都)
- 評定平均×学年別係数をかける(例:千葉県)
志望校のある地域の「換算内申」ルールを調べることが大切です。

Q7. 内申点がオール3だと偏差値50に到達しますか?
偏差値と内申点は直接的な関係はありませんが、目安として、
- オール3(評定27点)=平均的な内申
- 偏差値50前後の高校では、学力検査次第で十分合格可能
推薦入試や併願優遇では「内申点の基準」が決まっていることもあるため、内申点が足りないと出願できないケースもあります。
学力と内申のバランスを考えることが大切です。
※内申点と偏差値は評価の尺度が異なるため、直接換算することはできません。内申点は中学校での日々の学習成果を示す相対評価であり、偏差値は模試などを受けた集団の中での学力的な位置を示す指標です。一般的に、内申点がオール3(平均的な成績)の場合、偏差値50前後の高校が目標の一つとなることが多いですが、これはあくまで目安であり、最終的な合否は当日の学力検査の点数との合計で決まります。

Q8. 中学校で何日休んだら内申点が下がる?
明確な基準は公表されていませんが、30日以上欠席があると注意が必要と言われています。
- 年間5日以内 → 一般的に問題なし
- 10〜20日 → 場合によっては理由の説明を求められることも
- 30日以上 → 調査書に記載され、合否審議対象になる可能性あり
理由が明確(病気・家庭の事情など)であり、学校と連携していれば大きな問題にはなりにくいですが、日頃の出席・提出とのセットで評価される点に注意しましょう。

Q9. 中学生でオール4だと偏差値はいくつですか?
オール4(9教科合計36点)は、一般的にクラスや学年の中でも上位に入る成績とされています。
内申点と偏差値は評価の基準が異なるため、正確に換算はできませんが、模試での偏差値の目安としては55〜60程度の学力層に該当する可能性があります。
このくらいの成績があれば、多くの公立高校の中堅〜上位校や、私立高校の推薦・併願基準に届く可能性も十分にあります。
ただし、入試では「内申点」と「当日のテスト(学力検査)」の両方が使われるため、どちらか一方だけではなく、バランスよく対策することが大切です。
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まとめ:【中学の内申点の付け方を解説】高校受験対策!内申点と評定を上げる方法

この記事のまとめと内申点アップのためのチェックリスト
この記事では、中学の内申点の仕組みや重要性、具体的な対策方法について解説しました。内申点を上げるためには、日々の地道な努力が不可欠です。
中学生の内申点の付け方がわかる!
ポイント
内申点(調査書点)は、文部科学省が定める3つの観点に基づいて、各教科ごとに先生が評価を行い、決められます。
評価の基準は全国で共通ですが、具体的な採点の方法や重視するポイントは、学校や教科によって少しずつ異なる場合があります。
内申点は、主に次の3つの観点から総合的に評価されます。
- 知識・技能
→ 授業で学んだ内容をしっかり理解し、基本的な知識や技能を身につけているかどうか。定期テストや小テストが主な評価対象です。 - 思考・判断・表現
→ 学んだ知識を使って自分で考え、意見をまとめて発表したり、レポートにまとめたりできるかどうか。授業中の話し合いや課題提出も関係します。 - 主体的に学習に取り組む態度
→ 授業への参加意欲、課題の提出状況、発言や挙手、出席状況などから、学習にどれだけ前向きに取り組んでいるかが見られます。
この3つの観点を意識して学校生活を送ることが、内申点アップの近道です。以下のようなことを日ごろから意識して取り組みましょう。
【内申点を上げるために心がけたい行動】
- 授業にはしっかり出席し、遅刻や早退をしない
- 先生の話をよく聞き、メモやノートを丁寧に取る
- 習ったことはその日のうちに復習する
- 定期テスト前は計画的に勉強し、ワークやプリントを何度も解く
- わからないことはそのままにせず、先生や友達に質問する
- 宿題や課題は期限を守って、丁寧に仕上げる
- 課題には自分の考えや意見も加えて、工夫を見せる
- 学校行事や委員会活動にも真面目に取り組む
- 発表やレポートでは、自分の考えをはっきり伝えるように意識する
このような日々の努力が、先生からの評価につながり、最終的に内申点に反映されます。
内申点は入試だけでなく、「ふだんのがんばりを見てもらうチャンス」でもあります。コツコツ取り組むことが大切です。
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